神経を治療した歯の保険の白いかぶせ物の耐久性について

相談者: いっしさん (25歳:男性)
投稿日時:2018-10-25 20:54:04
お疲れ様です。

現在奥歯を治療しており、虫歯が深いため神経の治療をして最後にかぶせ物をすると言われました。

数年前から銀色ではなく白い色のかぶせ物も保険が適用されると言われて少し考えています。

虫歯は結構あり銀歯をかぶせている奥歯は既に存在しています。
しかし、白いかぶせ物ができるなら目立たないしそっちにしたいです。


しかし、疑問なのがそれぞれの耐久性です。
一般的に白いかぶせ物の方がもろいのでしょうか。

また、もろいのであればどのような点がもろくどのような衝撃に弱いのでしょうか(熱なども含む)
人それぞれだと思うのですが、それぞれ何年くらい持つのでしょうか(相場)


宜しくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
クレア歯科クリニック(杉並区阿佐谷北)の平岡です。
回答日時:2018-10-25 22:23:25
いっしさん、こんばんは。

何番目の歯のことかわかりませんので、一般論をお話しますね。

金属の歯と白い歯があるとして、どちらも同じ耐久性、同じくらい長持ちするなら、金属を選ぶ人はいるでしょうか?

多分いないですよね?
いっしさんも、できれば白い歯がいいんですよね?


もし白い歯が金属と同じくらい耐久性があり、長持ちする材料だったなら、今ごろ金属の被せ物はなくなっているでしょう。

いろんな要素がありますが、白くすることと長持ちさせたいということは、仮に自費診療まで含めたとしても、
ある程度トレードオフの関係だと思ってください。


歯の長持ちを優先させるなら、保険なら現状では金属冠のほうが無難かと思います。

前歯に近くなればなるほど、審美の要求が強まりますので、そのあたりはご自身がどちらを優先するかでどちらかに妥協することになると思います。


まずは今治療を行っているクリニックさんで、その歯に使える白い材料はなんなのか(たとえばCADCAM冠ができるクリニックとHJCしかできないクリニックがあります)そしてその材料のメリット、デメリットはなんなのかを一度相談なさったら良いと思います。


ご参考になれば幸いです。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2018-10-26 14:17:57
白でも金でも銀でも それぞれ十分に耐久性はあります。

ただ、 神経を取ってしまっている歯の感度 すなわち、 噛んだ時の感触を触知する感度は、神経が残っている歯に比べると1/2以下なので、強い力が加わったことに気づけないことが多いんです。
その結果、 過剰な力が加わると、歯の根が折れたりします。


私たちの医院ではあえて強度の低いセラミックを用いることが多いのですが、その理由は、クラウンの耐久性を下げておくことで、過剰な力が加わった時に歯の根が折れるのではなく、クラウンが割れることで内部の歯を救うことにあります。

白とか黒とか 金とか銀とか ってことが重要なのではなく、歯そのものを長く使うためにどんな硬さのものを選ぶか、非常に重要なことです。


しかし、残念ながら、日本のほとんどの歯医者はそのことの重要性もわかっていないし、それを考慮した緻密な噛み合わせ調整ができる医院も非常に限られています。




タイトル 神経を治療した歯の保険の白いかぶせ物の耐久性について
質問者 いっしさん
地域 非公開
年齢 25歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 保険のクラウン(奥歯:銀歯)
ハイブリッドセラミッククラウン
根管治療後の詰め物・被せ物
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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