虫歯でない銀歯をセラミックか金歯に交換希望したら歯科医に断られた
相談者:
iroha-wさん (37歳:男性)
投稿日時:2018-11-19 14:58:27
現在、私の口腔内には恥ずかしながら銀歯が全15箇所も存在しております。
恐らく古いもので10年近く前に取り付けた銀歯もあるかと思います。
様々な歯科医のホームページ等を拝見し素人なりに調べてみたのですが銀歯より保険外の被せ物の方が見栄えだけてなく2次虫歯になりにくくアレルギー等も少ないため健康的であるとわかりました。
お金がかかるのは理解しておりますが、将来のことを考えると費用をかけても良いと私は考えております。
そこで実際に歯科医院(保険適用)へ相談したところ上記の内容は理解はできるが、虫歯で無い限り銀歯を外す際にもとの健康な天然の歯も多少削ってしまうためことはしたくないと断られてしまいました。
そこで質問なのですがやはり銀歯の下に虫歯が見られないと銀歯を取らないというのはセオリーだと考えますでしょうか。
また、医院によっては銀歯の下に虫歯が無くとも天然の歯を削るリスクはありますが銀歯を取り除き保険外の被せ物を取り付けてくれる医院も存在すると思いますでしょうか。
こういう歯科医はあまりお勧めできないでしょうか?
恐らく古いもので10年近く前に取り付けた銀歯もあるかと思います。
様々な歯科医のホームページ等を拝見し素人なりに調べてみたのですが銀歯より保険外の被せ物の方が見栄えだけてなく2次虫歯になりにくくアレルギー等も少ないため健康的であるとわかりました。
お金がかかるのは理解しておりますが、将来のことを考えると費用をかけても良いと私は考えております。
そこで実際に歯科医院(保険適用)へ相談したところ上記の内容は理解はできるが、虫歯で無い限り銀歯を外す際にもとの健康な天然の歯も多少削ってしまうためことはしたくないと断られてしまいました。
そこで質問なのですがやはり銀歯の下に虫歯が見られないと銀歯を取らないというのはセオリーだと考えますでしょうか。
また、医院によっては銀歯の下に虫歯が無くとも天然の歯を削るリスクはありますが銀歯を取り除き保険外の被せ物を取り付けてくれる医院も存在すると思いますでしょうか。
こういう歯科医はあまりお勧めできないでしょうか?
[過去のご相談]
回答1
坂寄歯科医院(茨城県取手市藤代)の三木です。
回答日時:2018-11-19 15:21:14
iroha-wさん、こんにちは。
>やはり銀歯の下に虫歯が見られないと銀歯を取らないというのはセオリーだと考えますでしょうか。
先生の考え方に大きく左右されるところだと思います。
私も基本的には説明された通り、
「上記の内容は理解はできるが、虫歯で無い限り銀歯を外す際に、もとの健康な天然の歯も多少削ってしまうためことはしたくない」
という考えです。
ただし、虫歯ではなくとも、すでに金属アレルギーを含め、花粉症などの各種アレルギーをお持ちの場合は歯科での金属アレルギー発症リスクがありますので、患者さんからの希望があれば虫歯でなくとも処置に入ることはあります。
>こういう歯科医はあまりお勧めできないでしょうか?
上記の通り、先生の考え方に左右されますので、一概にお勧めできないというわけではありません。
(ただし、セラミック矯正などは別で、お勧めは出来ませんが)
我々歯科医師は患者さんの健康を常に考えていますが、その中でも優先順位や治療の得意不得意により、先生によって治療方針や考え方が大きく異なります。
例えば、何よりも金属アレルギーの発症が患者さんの為に良くないと考えている方であれば、割と率先してセラミックへの置換を行うでしょうし、逆にそういったリスクの低いものよりも、健康な歯を削る方が害が大きいと考えられている方はセラミックへの置換は積極的には行わないでしょう。
ご参考程度にしていただければと思います。
>やはり銀歯の下に虫歯が見られないと銀歯を取らないというのはセオリーだと考えますでしょうか。
先生の考え方に大きく左右されるところだと思います。
私も基本的には説明された通り、
「上記の内容は理解はできるが、虫歯で無い限り銀歯を外す際に、もとの健康な天然の歯も多少削ってしまうためことはしたくない」
という考えです。
ただし、虫歯ではなくとも、すでに金属アレルギーを含め、花粉症などの各種アレルギーをお持ちの場合は歯科での金属アレルギー発症リスクがありますので、患者さんからの希望があれば虫歯でなくとも処置に入ることはあります。
>こういう歯科医はあまりお勧めできないでしょうか?
上記の通り、先生の考え方に左右されますので、一概にお勧めできないというわけではありません。
(ただし、セラミック矯正などは別で、お勧めは出来ませんが)
我々歯科医師は患者さんの健康を常に考えていますが、その中でも優先順位や治療の得意不得意により、先生によって治療方針や考え方が大きく異なります。
例えば、何よりも金属アレルギーの発症が患者さんの為に良くないと考えている方であれば、割と率先してセラミックへの置換を行うでしょうし、逆にそういったリスクの低いものよりも、健康な歯を削る方が害が大きいと考えられている方はセラミックへの置換は積極的には行わないでしょう。
ご参考程度にしていただければと思います。
回答2
クレア歯科クリニック(杉並区阿佐谷北)の平岡です。
回答日時:2018-11-19 22:50:39
iroha-wさん、こんばんは。
表題からは、セラミックか金歯に変更とありますが、質問からは、「見栄えだけでなく」とあり、セラミックにかえることを第一に考えているのでしょうか?
それによっても意見は変わってくる気がします。
ちなみに私の場合は、今が銀歯でセラミックに変えるというのなら、慎重に考えた方がよいと思います。
金に変えるのならやることに「あまり損は無い」かなと思います。
金属から金属なら、形成量はそんなに多くないので。
ちなみに、虫歯のない歯(虫歯が確認できない歯)を再治療することに関しては、私も必要ないし、積極的にやらないほうがよいと思いますが、以下のことも事実です。
@視診でもX線でも、銀歯のかぶせものの中の虫歯を見つけることはほぼ不可能。つめものなら慎重に観察すれば見つかる可能性はあるが…
A問題のみつけられなかった「保険の」銀歯(被せ物やつめもの)を外してみたら、中に虫歯があったという確率は意外と高い。
ご参考になれば幸いです。
表題からは、セラミックか金歯に変更とありますが、質問からは、「見栄えだけでなく」とあり、セラミックにかえることを第一に考えているのでしょうか?
それによっても意見は変わってくる気がします。
ちなみに私の場合は、今が銀歯でセラミックに変えるというのなら、慎重に考えた方がよいと思います。
金に変えるのならやることに「あまり損は無い」かなと思います。
金属から金属なら、形成量はそんなに多くないので。
ちなみに、虫歯のない歯(虫歯が確認できない歯)を再治療することに関しては、私も必要ないし、積極的にやらないほうがよいと思いますが、以下のことも事実です。
@視診でもX線でも、銀歯のかぶせものの中の虫歯を見つけることはほぼ不可能。つめものなら慎重に観察すれば見つかる可能性はあるが…
A問題のみつけられなかった「保険の」銀歯(被せ物やつめもの)を外してみたら、中に虫歯があったという確率は意外と高い。
ご参考になれば幸いです。
回答3
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2018-11-20 08:36:53
ご相談ありがとうございます。
>銀歯の下に虫歯が見られないと銀歯を取らないというのはセオリーだと考えますでしょうか。
それも一つの考えです。
はっきり病気とわかってから治療を始める考えです。
一方では、将来の歯と心身の健康を考え、確実な治療で安心して暮らしたいという目的で行うこともあり得ます。
今までの治療が単なる穴埋めの考えであり、決して生涯の健康を目指していないのであれば必ず問題を起こすからです。
ギンバを外してみれば、
ほとんどが虫歯の取り残しがあった、あるいは虫歯の再発を防ぐ設計がなかったなんて当たり前だからです。
虫歯の取り残しの検査や、再発予防の検査をしていないようです。
また、日本だけのギンバの成分には世界では決して使われないような、原料代が安いけれども有毒有害な物質があり、体の抵抗力が弱れば危険で、環境汚染もおこします。
これは悪くなる前に先手を打つという、本来の予防の考えです。
健康や環境の自然を失うと決して元の戻せないからです。
予防とは、歯磨きやクリーニングだけでは意味がありません。
虫歯にしないという一次予防
悪化させないという二次予防
最悪の崩壊を避けるという三次予防があり、
今回のことは立派な二次予防にあたるからです。
昔から、世界ではこれらを戦略的予防と呼んで、医科から始まり歯科でも推奨されています。
>医院によっては銀歯の下に虫歯が無くとも天然の歯を削るリスクはあります
とても大きなリスクがあります。
仮に無傷の歯であれば、それを守り一生歯を残すことはそれほど難しくありませんが、一度でも削ってしまうととても困難を伴います。
何故ならば、エナメル質が極めて複雑かつ巧妙に、生涯の健康を守っているからです。
とても貴重なそのエナメル質を削り取り、それに置き換えた人工物は、自然の状態と同じ働きをすることは決してできないからです。
ましてやくりかえし削ることは困難を深めます。
奥歯の意味
歯には咬合と咀嚼、あるいは顔などの美しさという心身の健康を守る働きが重要であり、奥歯を削ることにより、一生の心身の健康に大きく影響してしまいます。
とりわけ今回は本数が多いため、慎重な検査・診断・記録の健康保全計画とインフォームド・コンセント・メインテナンスが不可欠で、大掛かりな治療となるからです。
>保険外の被せ物を取り付けてくれる医院も存在すると思いますでしょうか。
当院では、もしご希望があれば積極的に行っております。
何故ならば、仮に1本でも安易に治療して最悪な事態に陥っている人たちはたくさんいらっしゃいます。
痛くない歯を治療したら、
痛くなって困るとか、よく噛めなくなったとか、生活に支障が出たとか、抜髄どころか結局抜歯されたとか、精神状態までも普通でなくなってしまったとか、という方たちが世の中に絶えないからです。
健康とは失ってから、その有り難みが良く分かります。
少しでもそうならないように早めに予防したいと考えているからです。
予防
よく噛めることが歯の抜歯を防ぎ、認知症・がん・寝たきり・骨粗鬆症・肺炎・不眠・うつ病・成績不振を予防することが証明されています。
歯科医院とは予防に特化した専門家です。
消防士が火を消し、人命を助けるように。
>銀歯の下に虫歯が見られないと銀歯を取らないというのはセオリーだと考えますでしょうか。
それも一つの考えです。
はっきり病気とわかってから治療を始める考えです。
一方では、将来の歯と心身の健康を考え、確実な治療で安心して暮らしたいという目的で行うこともあり得ます。
今までの治療が単なる穴埋めの考えであり、決して生涯の健康を目指していないのであれば必ず問題を起こすからです。
ギンバを外してみれば、
ほとんどが虫歯の取り残しがあった、あるいは虫歯の再発を防ぐ設計がなかったなんて当たり前だからです。
虫歯の取り残しの検査や、再発予防の検査をしていないようです。
また、日本だけのギンバの成分には世界では決して使われないような、原料代が安いけれども有毒有害な物質があり、体の抵抗力が弱れば危険で、環境汚染もおこします。
これは悪くなる前に先手を打つという、本来の予防の考えです。
健康や環境の自然を失うと決して元の戻せないからです。
予防とは、歯磨きやクリーニングだけでは意味がありません。
虫歯にしないという一次予防
悪化させないという二次予防
最悪の崩壊を避けるという三次予防があり、
今回のことは立派な二次予防にあたるからです。
昔から、世界ではこれらを戦略的予防と呼んで、医科から始まり歯科でも推奨されています。
>医院によっては銀歯の下に虫歯が無くとも天然の歯を削るリスクはあります
とても大きなリスクがあります。
仮に無傷の歯であれば、それを守り一生歯を残すことはそれほど難しくありませんが、一度でも削ってしまうととても困難を伴います。
何故ならば、エナメル質が極めて複雑かつ巧妙に、生涯の健康を守っているからです。
とても貴重なそのエナメル質を削り取り、それに置き換えた人工物は、自然の状態と同じ働きをすることは決してできないからです。
ましてやくりかえし削ることは困難を深めます。
奥歯の意味
歯には咬合と咀嚼、あるいは顔などの美しさという心身の健康を守る働きが重要であり、奥歯を削ることにより、一生の心身の健康に大きく影響してしまいます。
とりわけ今回は本数が多いため、慎重な検査・診断・記録の健康保全計画とインフォームド・コンセント・メインテナンスが不可欠で、大掛かりな治療となるからです。
>保険外の被せ物を取り付けてくれる医院も存在すると思いますでしょうか。
当院では、もしご希望があれば積極的に行っております。
何故ならば、仮に1本でも安易に治療して最悪な事態に陥っている人たちはたくさんいらっしゃいます。
痛くない歯を治療したら、
痛くなって困るとか、よく噛めなくなったとか、生活に支障が出たとか、抜髄どころか結局抜歯されたとか、精神状態までも普通でなくなってしまったとか、という方たちが世の中に絶えないからです。
健康とは失ってから、その有り難みが良く分かります。
少しでもそうならないように早めに予防したいと考えているからです。
予防
よく噛めることが歯の抜歯を防ぎ、認知症・がん・寝たきり・骨粗鬆症・肺炎・不眠・うつ病・成績不振を予防することが証明されています。
歯科医院とは予防に特化した専門家です。
消防士が火を消し、人命を助けるように。
回答4
高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。
回答日時:2018-11-20 09:24:45
保険医療制度のルールを言いますと、
「銀歯の下に虫歯が存在しないと除去できません」
殆どの歯科医院では除去の際に「銀歯の不適合・虫歯」の病名を付けているのですが、外してみないと虫歯である確定診断ができないため厳密には
「銀歯の不適合・虫歯の疑い」
の状態で除去しています。これは、実は規則に反する行為なんです。
おそらく、その担当医の先生はそこを厳密に考えておられる方で、
「明らかな虫歯が確認できない状態では除去の対象ではない」
と、考えておられるのでしょう。
また、銀歯の平均的な寿命が5〜7年と言われる中で15年も使えていて、内部に虫歯の可能性が低いのであれば、わざわざ除去をして、当時の銀歯治療よりもクオリティの高い治療を提供できなかった場合のリスクヘッジをしているのだとも言えます。
ただ
素材的にあまりお勧めできない材料ですし、長期的に使う意味では不安のある材料ですから、除去してやり直すことに意義はあると思います。
私の場合は、開業依頼この14年 すべての歯において金ではなくセラミックを用いております。
金でもセラミックでもいいと思いますが、セラミックですべての歯を治す方が難しいので、そっちの方がやりがいがあるだけです
「銀歯の下に虫歯が存在しないと除去できません」
殆どの歯科医院では除去の際に「銀歯の不適合・虫歯」の病名を付けているのですが、外してみないと虫歯である確定診断ができないため厳密には
「銀歯の不適合・虫歯の疑い」
の状態で除去しています。これは、実は規則に反する行為なんです。
おそらく、その担当医の先生はそこを厳密に考えておられる方で、
「明らかな虫歯が確認できない状態では除去の対象ではない」
と、考えておられるのでしょう。
また、銀歯の平均的な寿命が5〜7年と言われる中で15年も使えていて、内部に虫歯の可能性が低いのであれば、わざわざ除去をして、当時の銀歯治療よりもクオリティの高い治療を提供できなかった場合のリスクヘッジをしているのだとも言えます。
ただ
素材的にあまりお勧めできない材料ですし、長期的に使う意味では不安のある材料ですから、除去してやり直すことに意義はあると思います。
私の場合は、開業依頼この14年 すべての歯において金ではなくセラミックを用いております。
金でもセラミックでもいいと思いますが、セラミックですべての歯を治す方が難しいので、そっちの方がやりがいがあるだけです
回答5
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2018-11-20 10:47:21
因みに、銀歯を外す際に元の天然の健康な歯を多少とも削る可能性はほとんどゼロに近いと思いますよ。
(治療時間が充分でない場合を除いて)
(治療時間が充分でない場合を除いて)
相談者からの返信
相談者:
iroha-wさん
返信日時:2018-11-20 13:55:19
タイトル | 虫歯でない銀歯をセラミックか金歯に交換希望したら歯科医に断られた |
---|---|
質問者 | iroha-wさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 37歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | 詰め物、インレーその他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。