インプラント後8年、痛みと上部構造の固定法及び材質
相談者:
く〜うさん (50歳:男性)
投稿日時:2019-02-15 15:12:42
過去に相談して回答頂いた後に、6番7番の連結上部構造を6番を現状で使用する為に二分割に切断し7番側上部構造を壊して外して仮歯にて1カ月強痛みもなく過ごしてます。
現在7番上部構造の固定方法及び材質についての回答お願いします。
1、スクリュー固定のデメリットとして人口歯根(中間部品ではなく)の折れる可能性が有り(接着固定ですとセメントが衝撃を吸収して折れない)撤去にて大学病院などで骨を削って撤去が必要。
上部構造を外す際ネジを緩める工具を使用する為大きく開口する必要がある(老いた時に対応出来るか)。
2、材質についてですがジルコニアボンド及びコバルトボンドとはどのような材質でしょうか。
単に母材の違いでセラミックで色調調整するような材質でしょうか?
多忙かと思いますが何卒ご回答お願いします。
現在7番上部構造の固定方法及び材質についての回答お願いします。
1、スクリュー固定のデメリットとして人口歯根(中間部品ではなく)の折れる可能性が有り(接着固定ですとセメントが衝撃を吸収して折れない)撤去にて大学病院などで骨を削って撤去が必要。
上部構造を外す際ネジを緩める工具を使用する為大きく開口する必要がある(老いた時に対応出来るか)。
2、材質についてですがジルコニアボンド及びコバルトボンドとはどのような材質でしょうか。
単に母材の違いでセラミックで色調調整するような材質でしょうか?
多忙かと思いますが何卒ご回答お願いします。
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2019-02-15 23:01:06
>接着固定ですとセメントが衝撃を吸収して折れない
初耳です。
百歩譲ってセメントに弾力が有ったとして、仮にセメントの厚み全てが圧縮したとしても、天然歯の生理的動揺の量までを緩衝することは不可能ですから、折れ難い、ましてや折れないなどということは、あり得ません。
そもそも昨今は、残留セメントを回避するなどの理由から、スクリュー固定が主流かと思います。
>ジルコニアボンド及びコバルトボンドとはどのような材質でしょうか
一般的な呼称ではありませんから、その施設だけの呼び名のように思います。
担当医に直接お尋ねください。
初耳です。
百歩譲ってセメントに弾力が有ったとして、仮にセメントの厚み全てが圧縮したとしても、天然歯の生理的動揺の量までを緩衝することは不可能ですから、折れ難い、ましてや折れないなどということは、あり得ません。
そもそも昨今は、残留セメントを回避するなどの理由から、スクリュー固定が主流かと思います。
>ジルコニアボンド及びコバルトボンドとはどのような材質でしょうか
一般的な呼称ではありませんから、その施設だけの呼び名のように思います。
担当医に直接お尋ねください。
回答2
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2019-02-16 08:53:12
く〜うさんこんにちは。
7番上部構造の固定方法及び材質について
1)スクリュー固定のデメリットとして人工歯根の折れる可能性は、セメント固定と比較して多いとは思いません。
また、撤去であれば、折れなければ簡単に除去できるキットがありますが、折れた場合はインプラントの径よりも大きい丸いドリルで骨を削って撤去が出来ます。
大学病院でなくてもこのバーをお持ちになっている場所では難しくありません。
上部構造を外す際ネジを緩める工具を使用する為大きく開口する必要があるとありますが、そもそもセットできるのであれば、除去も難しくないと思います。
老いてもお口の開口量が大きく変わるものではないと思います。
2)材質についてですがジルコニアボンド及びコバルトボンドとはどおそらくジルコニアまたはコバルトの上にセラミックを盛っている意味のような気がします。
最近ではジルコニアにカラーリング程度の方が強度があり奥歯には使用されることが多いと思います。
7番上部構造の固定方法及び材質について
1)スクリュー固定のデメリットとして人工歯根の折れる可能性は、セメント固定と比較して多いとは思いません。
また、撤去であれば、折れなければ簡単に除去できるキットがありますが、折れた場合はインプラントの径よりも大きい丸いドリルで骨を削って撤去が出来ます。
大学病院でなくてもこのバーをお持ちになっている場所では難しくありません。
上部構造を外す際ネジを緩める工具を使用する為大きく開口する必要があるとありますが、そもそもセットできるのであれば、除去も難しくないと思います。
老いてもお口の開口量が大きく変わるものではないと思います。
2)材質についてですがジルコニアボンド及びコバルトボンドとはどおそらくジルコニアまたはコバルトの上にセラミックを盛っている意味のような気がします。
最近ではジルコニアにカラーリング程度の方が強度があり奥歯には使用されることが多いと思います。
回答3
アキバ歯科 矯正歯科(港区六本木)の秋馬です。
回答日時:2019-02-16 13:00:04
こんにちは。
>1、スクリュー固定のデメリットとして人口歯根(中間部品ではなく)の折れる可能性が有り(接着固定ですとセメントが衝撃を吸収して折れない)撤去にて大学病院などで骨を削って撤去が必要。
中間部品とはインプラントの土台(アバットメント)のことかと思いますが、人工歯根(インプラント本体)が折れる可能性には固定方法は関係ないと考えられます。
インプラント体の形状で、インプラント本体と土台で別にできているもの(2ピースタイプ)、インプラント本体と土台が一体でできているもの(1ピースタイプ)では一体のもののほうが折れにくいと言えます。
上部構造を外す際ネジを緩める工具を使用する為大きく開口する必要がある(老いた時に対応出来るか)。
スクリュー固定でもセメント固定でも開口は必要です。
老いたときに通常の日常生活が過ごせる状態であれば開口も問題ないことがほとんどかと思います。
>2、材質についてですがジルコニアボンド及びコバルトボンドとはどのような材質でしょうか。
>単に母材の違いでセラミックで色調調整するような材質でしょうか?
加藤先生のお答えのように、ジルコニアのフレーム(主構造となる塊)に陶材(セラミック)を盛りつけたもの、コバルトのフレーム(主構造となる塊)に陶材(セラミック)を盛りつけたものの事をいいているのだと思います。
以前、日本ではセラミッククラウンは金属のフレームに陶材を盛りつけたものをメタルボンドと呼んでいたのでその影響を受けているのかと思います。
コバルトは金属アレルギーの原因の代表的な金属ですので私は使用しません。
>1、スクリュー固定のデメリットとして人口歯根(中間部品ではなく)の折れる可能性が有り(接着固定ですとセメントが衝撃を吸収して折れない)撤去にて大学病院などで骨を削って撤去が必要。
中間部品とはインプラントの土台(アバットメント)のことかと思いますが、人工歯根(インプラント本体)が折れる可能性には固定方法は関係ないと考えられます。
インプラント体の形状で、インプラント本体と土台で別にできているもの(2ピースタイプ)、インプラント本体と土台が一体でできているもの(1ピースタイプ)では一体のもののほうが折れにくいと言えます。
上部構造を外す際ネジを緩める工具を使用する為大きく開口する必要がある(老いた時に対応出来るか)。
スクリュー固定でもセメント固定でも開口は必要です。
老いたときに通常の日常生活が過ごせる状態であれば開口も問題ないことがほとんどかと思います。
>2、材質についてですがジルコニアボンド及びコバルトボンドとはどのような材質でしょうか。
>単に母材の違いでセラミックで色調調整するような材質でしょうか?
加藤先生のお答えのように、ジルコニアのフレーム(主構造となる塊)に陶材(セラミック)を盛りつけたもの、コバルトのフレーム(主構造となる塊)に陶材(セラミック)を盛りつけたものの事をいいているのだと思います。
以前、日本ではセラミッククラウンは金属のフレームに陶材を盛りつけたものをメタルボンドと呼んでいたのでその影響を受けているのかと思います。
コバルトは金属アレルギーの原因の代表的な金属ですので私は使用しません。
相談者からの返信
相談者:
く〜うさん
返信日時:2019-02-20 15:09:08
回答4
相談者からの返信
相談者:
く〜うさん
返信日時:2019-02-21 13:51:39
回答5
歯科医師の松山です。
回答日時:2019-02-21 20:55:08
7番は、直径4,8 長さ8ミリということですね。
それならば、フィクスチュァーとしては、十分に近いと言えます。
インプラントの型取りですが、骨の中に埋まっている状態を移し取って近隣の歯、歯肉、隣接するフィクスチュァーとの位置的相対関係を精密に再現しなければなりません。
トランスファー印象というのですが、じつはテクニックエラーが起きやすく、それを意識してもミスしやすいものです。
隣接するフィクスチュァーとの位置的相対関係としましたが、片方は正しい位置で、もう片方がずれた状態で再現されたらどうでしょう。
づれたほうは、「仮着固定」でセメントに隙間ができやすく取れやすいということが、想像できますか。
「数回7番のみが外れ噛噛む度に痛む(浮いて状態から戻る」も起きえるでしょう。
この狂いが数ミクロンでも問題と感じています。
上記は、あなたの感じたことを受け取っただけですから、当てはまるかどうかは分かりません。
それならば、フィクスチュァーとしては、十分に近いと言えます。
インプラントの型取りですが、骨の中に埋まっている状態を移し取って近隣の歯、歯肉、隣接するフィクスチュァーとの位置的相対関係を精密に再現しなければなりません。
トランスファー印象というのですが、じつはテクニックエラーが起きやすく、それを意識してもミスしやすいものです。
隣接するフィクスチュァーとの位置的相対関係としましたが、片方は正しい位置で、もう片方がずれた状態で再現されたらどうでしょう。
づれたほうは、「仮着固定」でセメントに隙間ができやすく取れやすいということが、想像できますか。
「数回7番のみが外れ噛噛む度に痛む(浮いて状態から戻る」も起きえるでしょう。
この狂いが数ミクロンでも問題と感じています。
上記は、あなたの感じたことを受け取っただけですから、当てはまるかどうかは分かりません。
相談者からの返信
相談者:
く〜うさん
返信日時:2019-02-28 09:53:46
先生方ご回答有難うございます。
また進展があり疑問に思いましたら再度相談させて頂きます。
また進展があり疑問に思いましたら再度相談させて頂きます。
タイトル | インプラント後8年、痛みと上部構造の固定法及び材質 |
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質問者 | く〜うさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 50歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | インプラント治療法 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。