上前歯の隣接面の穴と白濁の治療方法 (イギリス)

相談者: らとなさん (43歳:女性)
投稿日時:2019-03-26 22:59:49
ご回答頂ける歯医者様、誠にありがとうございます。


前歯隣接面に黒っぽい穴と、穴の周辺に白濁があります。

特に痛みもなかったのですが、今日、冷たい飲み物を飲んだら、少ししみるような気がして、3週間後の予約を明日に早めて頂きました。


そこで質問なのですが、穴と白濁がセットになっている虫歯の場合、白濁の部分も全て削る治療になるのか、もしくは白濁を残して穴の部分だけ削ったら、白濁は自然治癒する可能性もあるのでしょうか。

前歯なので審美的なことを気にしており、できれば白濁もなくしたいのですが、どのような治療をすれば、白濁部分まで綺麗になるでしょうか。


どうぞ宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2019-03-26 23:40:21
らとな さん

こんばんは。
審美的な部分も、前歯部ですから気になりますよね。
結論から先に言いますと、削ってもらった方が良いと思います。

なぜかと言いますと、う蝕虫歯)が進行中のかただからです。
治療をどのように行うかは、もちろん問題の大きさにもより異なりますが、今現在の疾患のリスクが大きいか小さいかにもよります。

その際に、「人」としてのう蝕に罹患するリスクや「歯」としてのう蝕罹患リスクを考えて、どのように治療するのか決定します。



らとな さんは、上の前歯にあるう蝕に白濁があり、かつ穴が開いているわけですから、それを別の言葉で言い換えると、「活動的な治療必要な虫歯が歯と歯の間にある」となります。

もちろん、白濁の部分をご自身でも気にされないのであれば、そのまま残して頂いて、そのかわりにブラッシングを世界で1番よくしていけば良くなるかもしれません。
(毎日1日2回丁寧にブラッシングした後フッ化物ジェルをつけておきます)


もともと、上の顎の前には普通は虫歯はできません。
さらに成人以降は虫歯は起こりにくい時期です。

この状況を考えても、らとな さんは「虫歯が進行中のリスクが高い人」と診断できるわけです。
そういう人に白濁病変を残すということは、それが大きくなりやすい!ということになります。

ですから、ここは仕方ないですが、一度すっきりと削って頂いて、そのかわりに、二度と虫歯を作らない努力にかける方が得策と思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: らとなさん
返信日時:2019-03-28 05:35:44
宮下 裕志 先生

ご丁寧なお返事を頂きまして、本当にありがとうございました^^

先生からアドバイスを頂くまでは、白い部分まで削るのを不安に思っていたのですが、スッキリと心配が解消できたので、白い部分を削って頂くようにお願いしました。

定期健診は半年に一度の予定だったのに、前回の検診から9か月後に行ってしまい、虫歯の発見が遅れてしまったことも反省しています。

これからはちゃんと半年に1度、診て頂いて、自己管理する意識も高めたいと思います。


イギリス在住なので、日本の優秀な先生からお話が伺えるのは、とっても嬉しいです。

詳しくアドバイスを頂きまして、本当にありがとうございました^^



タイトル 上前歯の隣接面の穴と白濁の治療方法 (イギリス)
質問者 らとなさん
地域 非公開
年齢 43歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
イギリス
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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