神経のない歯にクラウンを被せるかどうか、歯が割れるリスクについて
相談者:
ふあさん (33歳:女性)
投稿日時:2020-10-03 13:48:32
いつもありがとうございます。
現在、前歯2本は神経を抜いて樹脂をつめた状態にあります。(1本は15年以上前、もう1本は最近)
歯が割れるリスクがあるため、クラウンを被せた方が良いという話も聞くのですが、以前に奥歯のクラウンを被せなおした後にすぐ歯根が割れた経験があり(適合していなかった?)、せっかく削る部分が少なく済んでいるのに、逆に被せた事によって割れるリスクも心配です。
最近神経を抜いた歯は、何度も根管治療をやりなおしており、歯根が薄くなっている状態です。
歯の状況や、被せる先生の技術にもよると思うのですが、一般的に、神経のない前歯をクラウンで被せないリスクと、被せたことによるリスクは、どちらの方が高いでしょうか?
よろしくお願い致します。
現在、前歯2本は神経を抜いて樹脂をつめた状態にあります。(1本は15年以上前、もう1本は最近)
歯が割れるリスクがあるため、クラウンを被せた方が良いという話も聞くのですが、以前に奥歯のクラウンを被せなおした後にすぐ歯根が割れた経験があり(適合していなかった?)、せっかく削る部分が少なく済んでいるのに、逆に被せた事によって割れるリスクも心配です。
最近神経を抜いた歯は、何度も根管治療をやりなおしており、歯根が薄くなっている状態です。
歯の状況や、被せる先生の技術にもよると思うのですが、一般的に、神経のない前歯をクラウンで被せないリスクと、被せたことによるリスクは、どちらの方が高いでしょうか?
よろしくお願い致します。
回答1
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2020-10-03 19:33:05
ふあさん、こんにちは。
神経を抜いた歯に詰め物を詰めてあり、被せ物にしたほうが良いかこのままが良いか、迷われているのですね。
現時点で詰め物を入れているということであれば、主治医は詰め物で強度的に問題ないと判断したということではないかと思います。
詰め物の劣化などが起こると隙間から根尖に感染がいってしまうこともありすから、定期検診でしっかり診てもらっておくと良いと思います。
お大事にしてください。
神経を抜いた歯に詰め物を詰めてあり、被せ物にしたほうが良いかこのままが良いか、迷われているのですね。
現時点で詰め物を入れているということであれば、主治医は詰め物で強度的に問題ないと判断したということではないかと思います。
詰め物の劣化などが起こると隙間から根尖に感染がいってしまうこともありすから、定期検診でしっかり診てもらっておくと良いと思います。
お大事にしてください。
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-10-04 09:24:40
こんにちは。
歯の破折には種類があり歯冠部の破折と歯根部の破折、どちらも一気に破折というケースがあると思います。また、歯の欠け、樹脂との繋ぎ目の割れ、樹脂部の割れ、樹脂と樹脂の繋ぎ目の割れもあります。更に繋ぎ目から歯が虫歯になって割れるというケースも多くあります。
繋ぎ目に問題が生じるケースは、素材の耐用年数とお手入れ不足と力の問題です。
歯が大きく割れるのは主に力の問題で、奥歯の噛み合わせが低くなったりなくなった場合や、前歯の歯並びに問題が生じてきた場合や、他の歯が動揺してきた場合等で加齢とともにリスクが高くなる傾向があると思います。
歯を継ぎ接ぎし続けていくと繋ぎ目は複雑化し劣化の進度がまちまちになってくるので見た目も悪くなりますし、どこをどこまで治療したらリスク管理できるのか見当がつかなくなりますから、そろそろ冠にしませんか?と歯科医から勧めることになると思います。
冠にするためには歯をぐるりと削りますから、継ぎ接ぎの歯を削っていると、たまたまある程度の強度でくっついていた樹脂の強度が落ちてポロリと外れてしまう事も生じますし、厚みが薄くなりすぎた歯質が折れる事に繋がることもあります。
歯科医としては出来るだけ徹底的に安全と言われるラインまでは削り落としてしまい、新しい素材に一塊で変えておこうと試みる事になります。
ですから、継ぎ接ぎの歯の歯冠修復を行う際は、ファイバーコアやメタルコアの支台築造を行う事になる事は多いと思います。
破折するリスクがある歯質を人工的に除去して、一塊の人工物に置き換えておけば、しばらくは破折リスクはなくなる筈です。
ポロリとかけたりポロポロだめになるのは無くなりますが、駄目になるときは一気に駄目になる。
そんな感じになりますが、綺麗な見た目に変えることが出来ます。
色々な歯の状態があり、歯科医の技術力も使う材料も違いますから一概には言えませんが、継ぎ接ぎの歯は徐々に見た目が悪くなりますからお掛りになった歯科医によく見てもらって、ご相談に乗ってもらうことが大切かなと思います。
歯の破折には種類があり歯冠部の破折と歯根部の破折、どちらも一気に破折というケースがあると思います。また、歯の欠け、樹脂との繋ぎ目の割れ、樹脂部の割れ、樹脂と樹脂の繋ぎ目の割れもあります。更に繋ぎ目から歯が虫歯になって割れるというケースも多くあります。
繋ぎ目に問題が生じるケースは、素材の耐用年数とお手入れ不足と力の問題です。
歯が大きく割れるのは主に力の問題で、奥歯の噛み合わせが低くなったりなくなった場合や、前歯の歯並びに問題が生じてきた場合や、他の歯が動揺してきた場合等で加齢とともにリスクが高くなる傾向があると思います。
歯を継ぎ接ぎし続けていくと繋ぎ目は複雑化し劣化の進度がまちまちになってくるので見た目も悪くなりますし、どこをどこまで治療したらリスク管理できるのか見当がつかなくなりますから、そろそろ冠にしませんか?と歯科医から勧めることになると思います。
冠にするためには歯をぐるりと削りますから、継ぎ接ぎの歯を削っていると、たまたまある程度の強度でくっついていた樹脂の強度が落ちてポロリと外れてしまう事も生じますし、厚みが薄くなりすぎた歯質が折れる事に繋がることもあります。
歯科医としては出来るだけ徹底的に安全と言われるラインまでは削り落としてしまい、新しい素材に一塊で変えておこうと試みる事になります。
ですから、継ぎ接ぎの歯の歯冠修復を行う際は、ファイバーコアやメタルコアの支台築造を行う事になる事は多いと思います。
破折するリスクがある歯質を人工的に除去して、一塊の人工物に置き換えておけば、しばらくは破折リスクはなくなる筈です。
ポロリとかけたりポロポロだめになるのは無くなりますが、駄目になるときは一気に駄目になる。
そんな感じになりますが、綺麗な見た目に変えることが出来ます。
色々な歯の状態があり、歯科医の技術力も使う材料も違いますから一概には言えませんが、継ぎ接ぎの歯は徐々に見た目が悪くなりますからお掛りになった歯科医によく見てもらって、ご相談に乗ってもらうことが大切かなと思います。
相談者からの返信
相談者:
ふあさん
返信日時:2020-10-10 12:28:38
滝野先生、船橋先生、質問に回答してくださり、誠にありがとうございます。
先生方に教えていただいたことを踏まえて決めていきたいと思います。
ありがとうございました(T_T)
先生方に教えていただいたことを踏まえて決めていきたいと思います。
ありがとうございました(T_T)
タイトル | 神経のない歯にクラウンを被せるかどうか、歯が割れるリスクについて |
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質問者 | ふあさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 33歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | 根管治療後の詰め物・被せ物 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。