7歳児、第二乳臼歯が6歳臼歯に押されて抜けてしまった

相談者: こころうさん (7歳:女性)
投稿日時:2020-11-10 22:43:19
7歳の小1の子供です。
現在、上と下の前歯乳歯はすでに抜けて、したから永久歯が生えています。下の歯の6歳臼歯も生えており、上の歯の片側の臼歯も生えてきたのですが、もう片方はなかなか生えてこない状態でした。

そんな中、上の臼歯が生えてきていない側にある第二乳臼歯が抜けてしまいました。
たぶん6才臼歯が重なって生えてきて、押される形で抜けてしまったんだと思います。
調べると、第二乳臼歯が抜けるのは11才前後と書いてあり、かなり早いことに心配しています。
ちなみに、乳歯の段階で隙間なく生えており、永久歯になったら叢生になりそうな感じがしていました。

早く抜けることでどんな弊害がありますか?

7才ですが、今できる治療はあるのでしょうか?

歯科受診の前に知識を得たいです、先生方の考えを教えてください。


回答 回答1
  • 回答者
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2020-11-10 23:20:32
こころうさん、こんにちは。

>たぶん6才臼歯が重なって生えてきて、押される形で抜けてしまったんだと思います。

実際にそうであるのかどうか、しっかり診てもらいましょう。
歯の位置を確認するためにレントゲン写真などを撮影する必要があるかもしれません。

バンドループなどで保隙する場合もあるでしょうが、実際の状況や永久歯の数をレントゲン写真で確認してもらう必要があると思います。


> 歯科受診の前に知識を得たいです

受診すれば実際に診察し診断があり、しっかりと説明をしてもらえると思います。
インターネット上の相談はあくまで一般論ですから、その点は留意し、主治医としっかりコミュニケーションをお取りになるのが得策かなと思います。

お大事にしてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: こころうさん
返信日時:2020-11-10 23:33:58
滝野先生

お忙しい中コメントありがとうございます。

家の近くに何軒か矯正歯科専門のところがありホームページを見ると、矯正のほとんどは保険外になることは理解していましたが、金額が想像以上に高く、驚愕しております。

歯科によって、矯正の金額にかなり幅があるように感じるのですが、自由診療でも、矯正歯科ではこのような治療はだいたいこれくらい、と相場はないものなのでしょうか?
同じ内容でも歯科によって、数十万円単位で金額が違ってくることはザラなんでしょうか?
歯科治療は買い物ではないですが、車など高額な買い物をするときはいくつか候補をみくらべて決定しますが、歯科治療では、同じようにいくつか矯正歯科を受診して、治療方針と見積もりを出してもらってから受診先を決めることは失礼にあたりますか?
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: こころうさん
返信日時:2020-11-11 07:16:25
何度もすみません。
最初に受診する歯科矯正の専門歯科がよいのでしょうか?
それとも一般歯科が良いのでしょうか?
虫歯になったことのないまだ小さい子供のためかかりつけ医はいないです。

第二乳臼歯が早期脱落した際は、今後の永久歯のことを考えて、器具?をつけて歯のスペースを作ったりすると聞いたのですが、そのような処置は一般歯科でもできるのですか?
また、その処置は保険内でできる処置なのでしょうか?
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2020-11-11 11:49:09
>早く抜けることでどんな弊害がありますか?

6歳臼歯が手前に倒れてくることで5番目の永久歯の生えるスペースがなくなる可能性があります。

>7才ですが、今できる治療はあるのでしょうか?

スペースを確保しておく(保隙)か、すでにスペースが失われつつあるようでしたら再確保(リゲイン)が必要になると考えられます。

>歯科によって、矯正の金額にかなり幅があるように感じるのですが、自由診療でも、矯正歯科ではこのような治療はだいたいこれくらい、と相場はないものなのでしょうか?

特に矯正治療の場合は(かぶせもの1本あたりいくら、というのと違って)患者さんお一人お一人の状態によって必要な処置も異なるため、一律での相場というものは出しにくいと考えられます。

>歯科治療では、同じようにいくつか矯正歯科を受診して、治療方針と見積もりを出してもらってから受診先を決めることは失礼にあたりますか?

特に失礼にはあたらないです。
ただ、相談先を増やしすぎてしまうとかえって迷いすぎて選びきれなくなることはあります。

>最初に受診する歯科は矯正の専門歯科がよいのでしょうか?
>それとも一般歯科が良いのでしょうか?

小児歯科(できれば小児専門)をお勧めします。

>第二乳臼歯が早期脱落した際は、今後の永久歯のことを考えて、器具?をつけて歯のスペースを作ったりすると聞いたのですが、そのような処置は一般歯科でもできるのですか?
>また、その処置は保険内でできる処置なのでしょうか?

保隙(ほげき)処置といいますが、一般歯科ではできるところとできないところがあります。
保隙は条件に当てはまれば保険でできることもあります。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2020-11-11 11:51:59
第二小臼歯の早期脱落でもっとも問題になるのは、第一大臼歯の近心傾斜で、そのために第2小臼歯萌出スペースが不足して、口蓋側にしか出られないという事が生じます。
口蓋側に萌出した小臼歯は、カリエスになりやすく、またかんでいない余計な歯として抜歯されることがしばしばでしょう。

このため、第1大臼歯が近心に傾斜しないように、クラウンループであるとか、リンガルアーチといった装置をつけて近心への移動を防ごうという事が行われます。
一般にこれを行うのは小児歯科であり、また矯正科においても類似の治療を行うという事は可能でしょう。
一般歯科の先生でもこのような治療を行う方はいらっしゃるかもしれませんが、やらないという先生も当然いるのだろうと思います。
その場合は、小児歯科あるいは矯正科の先生をご紹介いただけるものと思います。

まずはかかりつけの先生にご相談いただくのがよろしいのではないでしょうか。

回答 回答4
  • 回答者
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2020-11-11 12:26:51
>虫歯になったことのないまだ小さい子供のためかかりつけ医はいないです。

歯科医院は、虫歯ができた時にいくもの、というのが昭和時代の認識でしたが、現代はそうではありません。
かかりつけ歯科医をみつけ、口腔内全体をしっかり診てもらうと良いと思います。
矯正歯科の選択肢もあるでしょうが、子供の成長と共に口腔内の環境作りや虫歯ができていないかしっかり管理していく必要がありますが、そうしたことにあまり積極的ではない矯正歯科もあるようですから、しっかり歯科医院を選ばれるか、まずは信頼できるかかりつけ歯科医を見つけておかれるのが良いのかなと、個人的には思います。


保隙装置保険適応でできるものもありますが、実際にどのような治療が適しているのかは診察しなければわかりませんので、よく診てもらってください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: こころうさん
返信日時:2020-11-11 18:43:05
先生方、ひとつひとつの疑問に丁寧に答えてくださり、感謝します。
とてもわかりやすかったです。

先生方のアドバイスをもとに本日小児歯科にいってきました。
レントゲンを撮ると第二乳臼歯が脱落したのは6才臼歯の生えてくる位置が本来より前にきていて、それに押されて脱落したとのことでした。
6歳臼歯が横?になって生えてきているようです。
今後隙間を作る装置を使うことになるだろうとのこと。
そこでは矯正治療はしていないため、矯正歯科を後日紹介するとのことでした。
その時に保険でできる保隙装置は使えそうか聞いたところ、紹介先でないとわからないと言われました。

紹介先の矯正歯科でももちろん話しを聞きにいくのですが、その前にまた質問があります…

 保険で使えるらしいクラウンループとハンドループですが、もし適応できる歯の状態であっても、受診する歯科によっては保険外になることはありえますか?
(届出とかの問題ありますかね?)

選んだ歯科によって、同じ治療内容でも自費でしかできないところ、保険でできるところという様に、差があるのは嫌だなと思ったのです。

もちろん、クラウンループとハンドループどちらも適応不可なものだと、自費治療でも納得しますが。

何度も申し訳ないのですが、よろしくお願いします。
回答 回答5
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-11-11 22:31:46
こんにちは。
6番だけの問題では終わらない可能性があるのではないかと想像します。

小児期の矯正治療の相場は35万円くらいではないかと思います。
必要となる装置をつける段階毎に説明が追加され費用が必要になり、出来るだけ小臼歯抜歯しないで済むよう上顎の拡大と下顎の適応を誘導し正常な顎顔面の発育を補助する治療が小児期には行われているように思います。

小児歯科矯正が成長期に終わらなければ、成長後二期治療に進むか?という事を選択されトータルで(小児期の治療を含めて)80万円前後が基準ではないかと思います。

歯の生え変わりは段階毎に進みますから、要の6番の位置に問題があれば他の修正も必要になると想像されておき小児期から成長後まで連続して歯並びに関して診てもらえる歯科医院を選択されておくと、トータルで割安になる事が多いように思います。

参考にしてみて下さい。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2020-11-12 08:30:39
> 保険で使えるらしいクラウンループとハンドループですが、もし適応できる歯の状態であっても、受診する歯科によっては保険外になることはありえますか?
>(届出とかの問題ありますかね?)

症例としての要件を満たしていれば保険で可能です。
届出は必要ありません。

ただ、保隙(クラウンループ・バンドループ)はあくまでも「これ以上隙間が狭くなることを防ぐ」ための装置です。

既に狭くなっている隙間を広げる(6歳臼歯を後ろに起こす)必要があるのであれば残念ながら矯正治療になるため保険適用外です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: こころうさん
返信日時:2020-11-13 11:09:45
ふなちゃん先生
回答ありがとうございます。
実際どれくらいかかるかわからない状態だったので、具体的な金額をきけてありがたいです。

堀先生
いつも詳しく回答に答えていただき感謝します。
とても説明がわかりやすく、堀先生の歯科が近くにあったらよかったです笑
保険のほげき装置はこれ以上隙間が狭くなることを防ぐ、なのですね。
歯が抜けた側のほうの6才臼歯がもう顔を出しており、この状態だと保険適用外でしょうね…
金額面での覚悟が決まりました。

矯正歯科にいくつかいき、子供に最善な治療を選択できたらなとおもいます。

たくさんの先生方に回答に答えていただき、大変力になりました。
この度はありがとうございました!



タイトル 7歳児、第二乳臼歯が6歳臼歯に押されて抜けてしまった
質問者 こころうさん
地域 非公開
年齢 7歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 自然に抜けた
乳歯(子供の歯)が抜けた・抜歯予定
子供の歯列矯正
歯の生え方、生える位置(乳歯・永久歯)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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