再石灰化とフッ素洗口液のタイミング

相談者: 妖怪流し目じじいさん (38歳:男性)
投稿日時:2021-02-28 22:10:54
食後に口腔内pHが中性に戻ったあとフッ素が存在していると数十分から1時間は「再石灰化」で歯の表面にフッ素が取り込まれると確実に言えると思います。
(正常な唾液、歯である場合)

では仮に3時間後でも同程度に、8時間後では取り込まれる量が減少したりほぼゼロになったりするのでしょうか?

なぜこのことが気になるかというとフッ素洗口をするタイミングを知りたいからです。
(食後か就寝前か)


フッ素は他には虫歯菌の酸の産生を抑える、再石灰化を促進する働きがあるそうなので、食後に行うのが最適かと考えたのですが、多くの場合「就寝前」に行うように推奨されています。

これは就寝直前の食事は想定していないと考えられますので、「就寝中も(仮に食後の5時間後でも)、酸の産生と再石灰化が有意に行われている」からということですか?


通常の歯磨き程度ではやり残しの歯垢などが虫歯のリスクとして存在しているために、食後、何時間経とうが就寝中も同様にリスクがあるということもできるとはおもいますが。
(でも口腔内pHは中性ですから小さい溝とか歯間などの部分のみですかね。)


ご意見お待ちしております。


相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 妖怪流し目じじいさん
返信日時:2021-02-28 22:26:51
ちなみに一部の小中学校などで集団的にフッ素洗口を行って虫歯リスクを下げているのは知っています。

必ずしも食後ではなく食前以外ならいつでもよいとされているようで、「食後」以外の時間帯だとそもそも口腔内に糖分がなくpHが中性、酸の産生抑制、再石灰化促進、歯質強化をする条件が成立しないのでは?と思ってしまいますが、どのようなメカニズムが働いてるのか謎です。
回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-02-28 22:51:35
フッ素洗口は食後にお茶を飲むようなイメージで粘膜にフッ化物が貯留するので、いつでなければならないというものではありません。


詳しくは、こちらにまとめて書いてありますから読んでみてください。

https://www.pref.iwate.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/003/029/fluoride_rinse_manual.pdf

わかりやすいと思います。




タイトル 再石灰化とフッ素洗口液のタイミング
質問者 妖怪流し目じじいさん
地域 非公開
年齢 38歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ フッ素
歯磨きに関する疑問
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
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