セラミッククラウンにした歯の虫歯リスク
相談者:
とんきちさん (34歳:女性)
投稿日時:2021-06-22 08:57:27
虫歯が多く、ほとんどの歯にセラミックの被せ物などをしています。
銀歯よりも再度虫歯になる確率が低いと伺い、治療費はかかりましたが、セラミックを使用していただきました。
被せ物のセラミックでは、セラミックと歯肉の間に少し自分の歯がみえますが、これは普通のことでしょうか?
その少し残っている歯は、ざらついていて、脆そうです。
そこから、虫歯になってしまい、結果的にセラミックにした意味はなくなる可能性は高いでしょうか。
セラミックを使用した歯に対して、虫歯を予防する方法はありますか?
また、マイクロスコープでの治療でしたが、フロスを通すと、セラミックと歯のつなぎめに少し段差を感じます。
これは虫歯もしくは、ぴったり接着していない、接着剤?がはみ出ているなどの可能性が考えられますか?
再治療をした方がいいのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
銀歯よりも再度虫歯になる確率が低いと伺い、治療費はかかりましたが、セラミックを使用していただきました。
被せ物のセラミックでは、セラミックと歯肉の間に少し自分の歯がみえますが、これは普通のことでしょうか?
その少し残っている歯は、ざらついていて、脆そうです。
そこから、虫歯になってしまい、結果的にセラミックにした意味はなくなる可能性は高いでしょうか。
セラミックを使用した歯に対して、虫歯を予防する方法はありますか?
また、マイクロスコープでの治療でしたが、フロスを通すと、セラミックと歯のつなぎめに少し段差を感じます。
これは虫歯もしくは、ぴったり接着していない、接着剤?がはみ出ているなどの可能性が考えられますか?
再治療をした方がいいのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
[過去のご相談]
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-06-23 01:05:56
こんにちは。
セラミックにしたら銀歯より虫歯にならないか?ですが、セラミックは帯電しないので細菌がつきにくいという理由があると思います。
ただ、セラミックも銀歯も虫歯菌の酸には歯とは違い溶けませんから(セラミックの中でも釉薬は経年的に弱くなる事は知られています)虫歯にはなりません。
なるのはご自身の残された歯の部分ですね。
>被せ物のセラミックでは、セラミックと歯肉の間に少し自分の歯がみえますが、これは普通のことでしょうか?
>その少し残っている歯は、ざらついていて、脆そうです。
セラミックの冠を歯や支台にくっつけて外れないようにするには、歯のエナメル質があった方がよくくっつき予後も良い事が知られていますから、エナメル内に冠との繋ぎ目を設定しておくのが良い治療とされています。
象牙質しかないならば歯茎の中に入れるように冠の繋ぎ目をよく設定されるでしょう。
歯面がざらついているのは、困りますから綺麗にざらつきをなくして(磨くなど)歯に汚れがつきにくくしておいてもらった方が良いでしょう。
もしかしたらセメントが取り残されたのかもしれませんが、ここでわかりません。
マイクロを使い治療を受けられたのはよかったですね。
ずっとマイクロを使いダイナミックな治療をするのは難易度が高い治療になります。
とはいえ倍率は低く設定もできます。
気になる部位があれば高拡大で倍率を上げて部位を絞って確認したり治療してもらうと良いかもしれませんね。
また、せっかくですからさらに拡大した画面上でご自身でも確認させてもらうと良いかもしれませんね。
>また、マイクロスコープでの治療でしたが、フロスを通すと、セラミックと歯のつなぎめに少し段差を感じます。
>これは虫歯もしくは、ぴったり接着していない、接着剤?がはみ出ているなどの可能性が考えられますか?
>再治療をした方がいいのでしょうか。
ここもしっかり確認させてもらうと良いでしょう。
段があれば削るか?継ぎ足すか?何らかの処置を追加してスムーズにしてもらうと良いかもしれませんね。
ちなみに段の有無は予後にはあまり関係せず、エナメル質内に冠と歯の繋ぎ目を設定できたかどうかの方が予後に関係するという報告もありますが、最新の報告ではないですからまた変わっているかもしれません。
セラミックにしたら銀歯より虫歯にならないか?ですが、セラミックは帯電しないので細菌がつきにくいという理由があると思います。
ただ、セラミックも銀歯も虫歯菌の酸には歯とは違い溶けませんから(セラミックの中でも釉薬は経年的に弱くなる事は知られています)虫歯にはなりません。
なるのはご自身の残された歯の部分ですね。
>被せ物のセラミックでは、セラミックと歯肉の間に少し自分の歯がみえますが、これは普通のことでしょうか?
>その少し残っている歯は、ざらついていて、脆そうです。
セラミックの冠を歯や支台にくっつけて外れないようにするには、歯のエナメル質があった方がよくくっつき予後も良い事が知られていますから、エナメル内に冠との繋ぎ目を設定しておくのが良い治療とされています。
象牙質しかないならば歯茎の中に入れるように冠の繋ぎ目をよく設定されるでしょう。
歯面がざらついているのは、困りますから綺麗にざらつきをなくして(磨くなど)歯に汚れがつきにくくしておいてもらった方が良いでしょう。
もしかしたらセメントが取り残されたのかもしれませんが、ここでわかりません。
マイクロを使い治療を受けられたのはよかったですね。
ずっとマイクロを使いダイナミックな治療をするのは難易度が高い治療になります。
とはいえ倍率は低く設定もできます。
気になる部位があれば高拡大で倍率を上げて部位を絞って確認したり治療してもらうと良いかもしれませんね。
また、せっかくですからさらに拡大した画面上でご自身でも確認させてもらうと良いかもしれませんね。
>また、マイクロスコープでの治療でしたが、フロスを通すと、セラミックと歯のつなぎめに少し段差を感じます。
>これは虫歯もしくは、ぴったり接着していない、接着剤?がはみ出ているなどの可能性が考えられますか?
>再治療をした方がいいのでしょうか。
ここもしっかり確認させてもらうと良いでしょう。
段があれば削るか?継ぎ足すか?何らかの処置を追加してスムーズにしてもらうと良いかもしれませんね。
ちなみに段の有無は予後にはあまり関係せず、エナメル質内に冠と歯の繋ぎ目を設定できたかどうかの方が予後に関係するという報告もありますが、最新の報告ではないですからまた変わっているかもしれません。
回答2
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2021-06-23 11:19:36
> 虫歯が多く、ほとんどの歯にセラミックの被せ物などをしています。
とんきちさんのお口の中はすごく虫歯になりやすい環境にあったように思います。
改善すべき点を以下に書きます。
食生活としては
・ダラダラ食べをしない、間食をしない、糖分を含む飲料水を飲まない、バナナだけで朝食をすませない、食後にフルーツを食べない
ブラッシングについて
・きちんと時間をかけて行う、高濃度フッ素入歯磨剤をただしく使う、歯科医院できちんと磨けるように指導を受ける
歯科医選び
・正直歯科医にも上手い下手はあると思います。
・下手な歯科医の治療はあまり長持ちしない原因になると思います。
とんきちさんのお口の中はすごく虫歯になりやすい環境にあったように思います。
改善すべき点を以下に書きます。
食生活としては
・ダラダラ食べをしない、間食をしない、糖分を含む飲料水を飲まない、バナナだけで朝食をすませない、食後にフルーツを食べない
ブラッシングについて
・きちんと時間をかけて行う、高濃度フッ素入歯磨剤をただしく使う、歯科医院できちんと磨けるように指導を受ける
歯科医選び
・正直歯科医にも上手い下手はあると思います。
・下手な歯科医の治療はあまり長持ちしない原因になると思います。
相談者からの返信
相談者:
とんきちさん
返信日時:2021-06-25 11:27:35
タイトル | セラミッククラウンにした歯の虫歯リスク |
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質問者 | とんきちさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 34歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
オールセラミック(陶器の被せ物) クラウンの下の虫歯(二次カリエス) 二次カリエス(2次的な虫歯) |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。