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タイトル 上顎洞内底部は少しの肥厚があってもおかしいものなのか?
相談者 -ふみ-
年齢 48 歳
性別 男性
地域 非公開
職業 非公開

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質問 - -ふみ- 2025/10/21(Tue) 20:17
回答1 - Dr.ふなちゃん 2025/10/21(Tue) 22:42
返信1 - -ふみ- 2025/10/26(Sun) 06:23
回答2 - 柴田 (評価3.9) 2025/10/26(Sun) 07:36
返信2 - -ふみ- 2025/10/28(Tue) 23:18
回答3 - タカタ 2025/10/31(Fri) 18:59
返信3 - -ふみ- 2025/11/02(Sun) 19:22
回答4 - 柴田 (評価3.9) 2025/11/02(Sun) 22:00
返信4 - -ふみ- 2025/11/05(Wed) 10:45
返信5 - -ふみ- 2025/11/09(Sun) 07:59

  過去の質問 1 - 2025/12/06(Sat) 22:42 - [写真あり] 上顎洞内底部は少しの肥厚があっても…
  過去の質問 2 - 2025/09/07(Sun) 21:25 - ご報告と質問/ガッタパーチャの方式について、レジ…
  過去の質問 他51件


質問 -ふみ- 2025/10/21(Tue) 20:17

ご回答のご対応くださっている先生方いつもありがとうございます。

今回の質問は、「上顎洞内底部は少しの肥厚があってもおかしいものなのか?」です。

左上6番歯で、添付画像のCTのように、上顎洞内底部で粘膜の肥厚が少し見られます。

この歯は、遠心に深いう蝕がありましたが、初回の治療で貼り付けたCRに隙間があったため、最近CRの貼り替えを行い、残存歯質にはう蝕も軟化象牙質もないことを確認の上、隙間なくCRを充填してもらいました。
CT画像を根尖付近まで進めると、添付画像の左下のように、遠心口蓋側根の根尖からつながるように肥厚が現れます。
このような状態より質問です。

1)上顎洞内底部は少しの肥厚があってもおかしいものなのでしょうか?肥厚以外でこういう部分があったりしますか?

2)肥厚の原因は、当初の処置前の時の歯の雑菌が上顎洞内に入ってしまったままになっていることが考えられるでしょうか? また、それは自然に死滅してなくなりますか?

3)歯が原因で、肥厚が発生しているならば、歯髄を通って少しの雑菌が上顎洞に侵入し、歯髄そのものの炎症は回復したと考えられるでしょうか?

4)痛みがなければ治療する方法はなく、痛みが出てきた時は歯髄炎でRCTになると考えてよろしいでしょうか?

上顎洞内のCT画像も添付させてもらいます。今回対象の左上6番は、上顎洞内のCT画像では向かって右側になります。向かって左側の大きな肥厚は右上5番歯によるものです。

よろしくお願い申し上げます。

画像1CT-20250120-20左上6番遠心CR隙間粘膜肥厚-5.jpg 画像2CT-20250120-11右上5番上顎洞内上から.jpg
回答1 Dr.ふなちゃん 2025/10/21(Tue) 22:42

船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。

こんにちは。白と黒の世界を想像で何かな?と判別を試みるのがレントゲンの読影なので、せっかくC Tに映っているのですから静止画ではなくて断層を移動しながら説明を受けられると良いのではないかと思いました。

特に役立つのが左右の差ですから、左上6番と同じような部位を右上でも確認してもらい対比しながら考えてもらい推測の説明を受けられるのが効率的ではないかと思いました。

結局、断片で相談されても情報量は限られますから、せっかく撮影されたものがあるのですからより多くの情報から可能性を担当の歯科医か、もしその歯科医を頼りなく感じられたならば放射線科の歯科医にも見てもらい解説してもらう方が良いと思います。読影の専門家に当たると思います。
返信1 -ふみ- 2025/10/26(Sun) 06:23

>船橋先生

いつもありがとうございます。
かしこまりました。
一連の治療が1年がかりで終了しましたので、この件については痛みがないため当面歯科医院へ行く予定はないのですが、行くことがあればその時に尋ねてみます。

左右の比較は、他方が上顎洞に大きな肥厚があるためできるのかはわかりませんがしてもらいます。


1年がかりで、複数箇所の治療があり、転院そして歯科医院巡りをたくさんしてようやく、きっちりとした治療をしていただける歯科医院をみつけ治療を完了させることができました。歯チャンネルでも何度も相談させていただき、先生方のご意見をたくさんいただき治療の方向性の参考にさせていただきました。感謝しています。ありがとうございました。
歯については、自力回復がないので、カリエスのみならず、年齢的に今後は割れる等も発生すると思いますのでまた相談させていただくことがあると思います。その時はまたよろしくお願い申し上げます。
回答2 柴田 (評価3.9) 2025/10/26(Sun) 07:36

顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。

CTは細かいむし歯の診断には不向きですが、おおよその傾向は分かると思います。

左上6番に関してはむし歯治療をした時点からすでに歯髄炎、歯髄壊死、歯髄壊疽への道がスタートしている可能性があると思います。

今後は定期的な通院を行い、歯髄の生死の判断を繰り返すことをお勧めします。
返信2 -ふみ- 2025/10/28(Tue) 23:18

>柴田先生

いつもコメントありがとうございます。
歯髄の異常が強くなってくると痛みが出てくるでしょうし、痛みがない時に何か手を打つという判断にはならないでしょうから、やはり痛みが出てから治療開始になるのではないでしょうか。
歯髄の生死の判断を繰り返す通院は必要ですね。
回答3 タカタ 2025/10/31(Fri) 18:59

高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。

1)上顎洞内底部は少しの肥厚があってもおかしいものなのでしょうか?肥厚以外でこういう部分があったりしますか?

本来は肥厚していませんが、粘液貯留嚢胞といって、良性の嚢胞ができていると似たような映り方になることがありますし、風邪を引いたり花粉症があっても似たような像になることがあります。


2)肥厚の原因は、当初の処置前の時の歯の雑菌が上顎洞内に入ってしまったままになっていることが考えられるでしょうか? また、それは自然に死滅してなくなりますか?

歯の神経が死ぬような感染があれば当然上顎洞の粘膜の肥厚はおきますが、神経が死んでいなくても虫歯があれば虫歯の細菌から出される内毒素が根の奥に到達して炎症を起こす場合もあります。
現状が、進行形の病態なのか、治りつつあるのかがわからないので、数ヶ月後のCTを見れば何かアドバイスできるかもしれません

3)歯が原因で、肥厚が発生しているならば、歯髄を通って少しの雑菌が上顎洞に侵入し、歯髄そのものの炎症は回復したと考えられるでしょうか?

はい 

4)痛みがなければ治療する方法はなく、痛みが出てきた時は歯髄炎でRCTになると考えてよろしいでしょうか?

残念ながら歯髄炎で痛みが出ることは稀です。
ほとんどの方は痛みを伴わずに歯髄が壊死してしまいますので、定期的に診てもらっておくことが重要です
返信3 -ふみ- 2025/11/02(Sun) 19:22

>高田先生

お返事ありがとうございます。

1)他にも考えられる原因があるのですね。わかりやすくありがとございます。

2)・3)隙間だらけで貼り付けられていたCRが写ったCT画像と、そのCRを除去した状態の写真を添付します。CTでは、回転させた角度によっては、歯髄直接CRが貼り付いているようにも見えるため、露髄を恐れて治療を受けてくれない歯科医院も多くありました。最終、治療を受けてくれた歯科医院でその隙間だらけのCRを除去してみると、遠心部分で穴は深いが、象牙質も硬くて露髄はしていない状態でした。ただ、最初の切削時にう蝕検知薬はしているでしょうけど、検知薬の反応なしに、象牙細管を通じて雑菌が歯髄に侵入している可能性はあるかもしれません。

4)感染歯髄の場合は、壊死するまでは痛みが出ると思います。壊死状態になると痛みはなくなりますが、そこから壊疽になればまた痛みや他に歯茎から膿が出る等の症状が出ていつしか何かのサインは出るように思うのですがどうでしょうか? 今まで、この歯について耐えれない程の激痛を感じたことはありませんが、それでいくと、今のところ歯髄は大丈夫と思っていけるでしょうか。


今後については、3〜6ヶ月毎にCTを撮影して上顎洞のこの肥厚を観察していく必要がありますね。
ありがとうございます。

画像1CT-20250120-17左上6番遠心CR隙間-4.jpg 画像2り替え2古いCR除去後2S3.jpg
回答4 柴田 (評価3.9) 2025/11/02(Sun) 22:00

顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。

画像2たとかなり充填が難しい症例だと思います。

それは遠心の残っている歯質が歯肉縁下に入り込んでいるようにみえるからです。

>今後については、3〜6ヶ月毎にCTを撮影して上顎洞のこの肥厚を観察

まずはEPTや冷温診やデンタルが良いと思います。さすがにCTはそこまでの頻度で必要ないと思います。肥厚はあくまでも結果ですので、原因となりうる歯髄の生死の判断が優先すると思います
返信4 -ふみ- 2025/11/05(Wed) 10:45

>柴田先生

いつもありがとうございます。
そうでございますね。
初回もCRでしてまして、そして、今回もこの歯は一応治療完了させたのですがCRでしてもらいました。
やはり、底が光重合が届きにくいため、CRを少しずつ充填して光重合の積層でやっていってました。
担当医は、歯質側はしっかり接着ができるが、遠心(外側)はCRだとピッタリのコンタクトを寄せ詰めすることはできないとおっしゃってました。そこは仕方ないです。でも、やり替え前は歯間の隙間もありましたが今回は違う医院で丁寧にしていただきました。
私自身、インレーが好きではなく、ほとんどCRでお願いしてます。もちろんコンタクトをピッタリさせるためにはインレーの方がいいのですが、歯質という固体にインレーという固体を薄く塗布した接着剤を挟んでくっつけるということは、剥がれるかもしれませんし、隙間ができてくるかもしれませんし、接着剤が溶けてきて雑菌が侵入するかもしれないと考えるからです。

今のCRはプラスチックに陶器の粒子を混ぜ込んでいるので、ハイブリッドレジンインレーと素材そのものは変わらないということもありCRでお願いしてます。

今回については、既に歯髄が少しでもダメージを受けている可能性も考えられそうだったので、いくら保険で安くインレーができるとはいえ、再治療でインレーを取り除くことになるともったいないのもありCRの選択をしました。


3〜6ヶ月毎にCTはたしかにそこまで必要ないですね。
CTは1年に一度程度でいけますね。
書いていただいたように、EPT・冷温診・デンタルにより歯髄の生死を確認することが優先ですね。ありがとうございます。
返信5 -ふみ- 2025/11/09(Sun) 07:59

この質問分については、今後長く経過観察とし、定期的にデンタル撮影等をしていきたいと思います。

質問板はこれにて解決として完了いたします。
ありがとうございました。

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