[写真あり] メタルボンド:発注より低グレードの金属を使用 (タイ)

相談者:  なりかさん (37歳:女性)
投稿日時:2010-08-06 13:10:33
参考:過去のご相談
〔写真あり〕クラウンに穴を開けて行う再根管治療について (アメリカ)
他多数


お世話になっております。

(過去の相談が、名前で一括検索できませんでしたので、探すことのできた関連のある相談を文中に挿入しました。)

本日はクラウンの作り直し、材質、そして歯科医院との信頼関係につきご意見を拝聴できればと思い投稿します。



15年ほど前に日本で作成したと思われる左下6番(抜髄歯)のメタルボンドクラウンが昨年末にはずれ、再接着しました。

その後今年1月および5月にセラミックが一部欠落し、また、くさび状欠損も生じてきていることから、そろそろ潮時かと、今回ここ数年のかかりつけである当地タイのクリニックでクラウンの作り直しをすることにしました。

セラミック欠落時のご相談:
〔写真あり〕国際移動数日前、左下6番、クラウンの一部が欠けた(タイ)


クラウンの装着後、思うところがあり、かかりつけのクリニックに問い合わせたところ、指定した金属でなかったことが判明しました。

経緯を説明しますと、今回クラウンを最終接着する前に、技巧物を見せてもらう機会がないまま装着の流れになり、見せてくださいと一言お願いしようかと考えたのですが、唾液を脱脂綿で拭き取り準備万端という状況で言い出しにくく。


また、昨年一度このかかりつけのクリニックで左上7番の一部セラミックのゴールドクラウンを作成した時の仕上がりも良いものだったので、まな板の上の鯉状態で歯医者さんを信頼するしかないかと思ったのです。

左上7番のクラウン:
〔写真あり〕インレーの左上7番が欠け、クラウンレングスニング中 (タイ)



今回の左下6番のクラウンの最終接着後、自宅で見てみますと、セラミックの色あわせなどは問題ないようですが、舌側のメタルマージンが殆どなく、それ自体は審美性も高く良いのかもしれないですが、金属部分の材質が全く確認できません。

考え始めると、クラウンを見せないまま接着されたのが不自然なような気がしてきて、ここ数年のかかりつけである歯科医院との信頼関係が崩れるのも不本意ですが、なるべくやんわりと、材質を確認してくれないかとお願いしました。


すると、院長である担当医からの返事は:

・95%金のメタルボンドをラボに注文して、注文書も95%金になっているが、ラボに実際に確認をとってみたところ45%金のものが作られていた。

・長いつきあいのラボであるが、このような間違いは初めてである。

・通常材質をチェックするけれども、今回チェックしなかったのでお詫びする。

・ラボに95%金で作り直すよう注文したので、3週間後(院長の休暇後)に交換したい。
その際の処置は簡単で痛みもない予定。



ここで、歯チャンネルの先生方にご意見を伺いたいのですが。

1)クラウンの交換について:
もう既に代替クラウンは出来てしまっているとは思うのですが…。
クラウンを交換する回数は少ないほど良いという認識なのですが、素材が違うという理由で、交換することによる歯への負担はいかほどのものでしょうか?

もし少なからずも歯に負担を与えてしまうのであれば、歯のことを考えればあえて交換しないで差額を返金してもらうなどの方が良いでしょうか。
代替品を作成したクリニックとラボには嫌がられるかもしれませんが…。

ただ、現在装着されているクラウンが、なにしろ金属部分が目視確認できないため、先方の言うように実際に45%金であるのかも不明な状況なのは確かです。



2)クラウンの材質について:
45%金と95%金のクラウンでは、どの程度良し悪しに差があるものでしょうか。



3)以前作成したクラウンの材質を問い合わせることについて:

今回の件で、昨年作成したゴールドクラウンも、本当に95%金なのか不信感を抱き始めてしまいました。
素人患者としては、黄色っぽい金色なので、沢山金が入っているのだなというぐらいの判断材料しかなく、95%と45%の差がわかるのかどうかも不明です。

つきましては、以前作成したものについても、確認を求めても良いものでしょうか。



あまり喧嘩のようになりたくはないのですが、クリニックかラボが金属素材を実際注文されたものよりも低いグレードのものを使用して利鞘を稼ぐようなことを行っているとしたら、許しがたいものがあります。

今回問い合わせた後の医師の回答が、誠意ある対応のようにもとれますし、一方ややもするとそのような状況に慣れているような印象(気づいた患者には対応することによって悪評の拡大を防ぐなど…)も受けます。


ご意見拝聴できれば幸いに存じます。

長い文章をここまで読んでいただきありがとうございました。
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-08-06 14:13:56
金属の判別はとても難しいと思います。

それとは別に・・・
技術やその他の問題は別として、

>ここ数年のかかりつけである歯科医院との信頼関係が崩れるのも不本意ですが

と書かれているので、新しく主治医を探してみてはいかがでしょうか。

キャンセル料が発生してしまうかもしれませんが、納得のいく形で治療や予防を受けないままでの通院は、その度に不信感が重なり、いつかは大きなストレスになるような気がします。

そのたびに疑心暗鬼になってしまい、歯ちゃんねるに時間とエネルギーをかけるのは、もったいないような気がします。


我々の回答が物事を解決できるとは思えませんし、解決したとしても根本的なことがそのままですと、これからもずーっと同じキモチで過ごさなければなりません。



海外での事情もありますでしょうが、お大事になさってください。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-08-06 15:11:23
なりかさん

ややこしい問題ですね、しかも海外。

金属の材質に関しては、歯科医でも見ただけでは正確には分かりません。

技工を院内ではなく外のラボに発注している場合は、歯科医としてもラボを信用するしかありません。


今回のケースですが・・・

1)2)
現在入っているクラウンに問題が無いのならば、入替える必要は無いと思います。

金の含有率が違うだけでは実際問題としてほとんど差は出ないと思います。
クラウンを外すリスクがあり、新しいクラウンが今より良くなる保証は無いことを考えると、そのままの方が良いと思います。


なりかさんのおっしゃるように差額を返してもらったほうが

・なりかさんは歯に余計なダメージを与えない
・医院側は手間がかからない
・ラボは制作費がかからない

と3者ともにメリットがあります。
ただし、金属の差額は数千円ぐらいにしかならないと思います。

そうするならラボが作ってしまわないよう早めに連絡してあげた方が良いと思います。


3)
医院の対応は誠実そうなので悪意は無いと思いますが、気になるなら確認してもらってください。

・・・とここまでは善意に解釈した場合。



>今回問い合わせた後の医師の回答が、誠意ある対応のようにもとれますし、一方ややもするとそのような状況に慣れているような印象(気づいた患者には対応することによって悪評の拡大を防ぐなど…)も受けます。

そこまでやるとなると、材料の問題だけでなく治療自体がちゃんと行われているのかまで疑わしくなりますね。

金の含有率は色では判断できません。真実は外して元素分析でもしないことには分かりません。
疑い出せばキリがありませんが、そこまでする価値があるかどうかですね。


本当にに粗悪な金属・治療でないことを祈るばかりです。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-08-06 17:31:13
私が不勉強なのかもしれませんが。

金95%の焼付用金属(メタルボンド用金属)があるんでしょうか?
(少なくとも日本にはないような?)


メタルボンドは合金でなければ不可能なため他の金属が混ざっていることが肝心です。
そのため、95%では他の組成が考えにくいです。

また、金属の融点を考えるとこのパーセントではどんなに混ぜても、セラミックを焼き付ける前に溶けてしまうように思います。


ゴールデンゲートシステムやカラーラなどの金の含有量が多い物もありますが88パーセント程度だと思います。

これらのシステムは、低溶陶材を使う特殊な物のためメジャーではありません。



また、ゴールドクラウンの金属も95%と言うのも・・・。
(これも、日本ではないように思います)

私は、依頼されても金95%の金属は使いません。
軟らかすぎるからです。


金の含有量の低すぎるのも精度に問題あるかもしれませんが、結局のところ歯科医技工士の腕にかかってきます。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-08-06 18:14:27
こんにちは。

>金95%の焼付用金属(メタルボンド用金属)があるんでしょうか?

↑同じく・・

ネットで確認したら、90%までは見つけられましたけどね。
一般的によく使用するのって、50-60%とか、それぐらいのイメージですね。


グレードが低いと言えば確かにそうなりますが、適切でないかどうかは別の様な気もしますし、なんだか適当なことを言われてる様な印象も受ける様な受けない様な・・気がしますね。

とりあえず今回は交換までしなくて良いかと思いますよ。


お大事にどうぞ。

回答 回答5
  • 回答者
誠安・瑞石牙医診所(台湾)の王です。
回答日時:2010-08-06 21:22:00
なりかさん


こんばんは。

距離的にタイにより近い台湾からコメント致します。

色々あってご不安とご立腹のようですが、諸先生が言われているように何もかも疑心暗鬼になってしまわれたら、歯科の事に限らず、東南アジア圏はもとよりこの世の中で快適に暮らしていけません。

問題があるところは医院側に正してもらい、対応を求めるべきだとは思いますが、他のことは疑い出したらキリがありませんので、精神衛生上のためにも、ご自身の健康のためにもあまり考え込まない方が良いと思います。



さて、ご質問ですが、

>それ自体は審美性も高く良いのかもしれないですが、金属部分の材質が全く確認できません。

仮に見えたとしても、使用されている金属の組成などは色や感触で識別出来るものではありません。

銅も色では黄色っぽい・金色っぽいんですよ・・・沢山含むと、やはり見た目はゴールド・・・・

それこそ元素分析しなければ分かりません。
なので、患者さんが見分けるのは難しいとしか言えません。


使用している金属チップの商品名を教えて貰うのが一番良いと思うのですが・・・
個人的に、貴金属合金使用時には、患者さんに商品名と組成保証書を添えて差し上げています。
(アメリカ製のものは販売会社から組成保証書が添えられています。それを差上げています。)

そうしますと、患者さんご自身で金属成分を調べる事が出来ます。


まぁ、最終的に云えることは技工士が良心に基づいて作製しているかどうかになりますが・・・・・



>考え始めると、クラウンを見せないまま接着されたのが不自然なような気がしてきて

左上7番の装着時もそうでしたか?
以前からされていなかったとしたら、ただ単にそういう確認を取る習慣がなかっただけなのかもしれません。
単にアバウトな性格の先生なのかもしれませんし。


>素材が違うという理由で、交換することによる歯への負担はいかほどのものでしょうか?

「もう既に代替クラウンは出来てしまっているとは思うのですが…。」という箇所があったのですが、担当の先生がもう製作に入っていると言われたのですか?

交換される場合は、まず現在、最終接着で着けられているものを外さなければなりません。
削って破壊する方法だと思うのですが、その時にマージン・ライン部位は少なからず削られるでしょう。
(何ミリか傷が付く)


以前の型をそのまま使用して新しく出来上がったクラウンのマージン・ラインは、以前のクラウンのものであって、外した時点の土台のマージン・ラインとは多少異なっています。

どこまで、精度を求めるかの問題です。
セメントで無理矢理着けられない事もないのですが、なりかさんはそれで宜しいのでしょうか?


交換されるなら、型取りももう一度最初からやり直された方がいいと思いますが・・・・




>歯のことを考えればあえて交換しないで差額を返金してもらうなどの方が良いでしょうか。
>代替品を作成したクリニックとラボには嫌がられるかもしれませんが…。

個人的な意見ですが、適合状態が良ければ(レントゲンで両側の歯間エリアぐらいのフィット感なら素人の方でも多少は分かるかと)わざわざ交換なさらなくても良いと思います。

差額を返金して頂くほうが三者にとっては一番良い選択なのではないかと思いますよ。



>クラウンの材質について:
>45%金と95%金のクラウンでは、どの程度良し悪しに差があるものでしょうか?

ここ台湾でもAu95%の陶材焼付け金属というものは聞いたことがありません。
(金の延べ棒でもあるまいし・・・・)


歯科で使用されている金属にはざっと、

1 安全性「イオンが溶け出さない、アレルギーが少ない」
2 物性的な耐久性、加工性
3 陶材との結合力
4 価格

こんな要素が必要とされます。


金は単体としては非常に安定した金属ですが、軟らかすぎますので、単独では使えません。
他の金属元素を加え合金として用います。

金の含有量が高ければ高くなるほど、軟らかく、物性的に安定していると云えますが、高すぎるものは咬合圧が長期的にかかると変形していきます。

なので、95%Auを使う先生がいらっしゃる事自体に驚いております・・・



それから、桜田先生が言われているように、セラミックを焼成する温度は約960度ですので、裏づけ金属の液相点(溶解温度)がそれ以上高くありませんと焼成時に金属体が変形し適合が悪くなります。

軟らかすぎるものは咬合圧で金属にたわみが生じ陶材の欠落破損に繋がるとも言われていますし、金の含有量が高ければ良いというわけではないのです。

専門家が試行錯誤の研究で最終的に弾き出されたマックシマムの金含有量があるわけですので、私も渡辺先生と同様、95%ってなんだか適当なことを言われているような印象を受けるような受けないような・・・・


世界的に金の値段が高騰しているこのご時世で、先生と技工士さんが独自で調合されたオリジナルの、斬新な金合金なのかもしれない・・・・・??


参考になさって下さい。


お大事に。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者:  なりかさん
返信日時:2010-08-08 00:47:36
先生方、お忙しいところご回答ありがとうございます。

大野先生のおっしゃるように、新しい主治医を探せれば良いのですが、現実的に選択肢も限られておりまして…。

当該クリニックは外国人患者も多く、料金もタイの中では高く、米国等のデンタルスクール出身や、当地歯科大とかけもちの歯科医が多くいるところで、外国人やタイ人の友人知人も多く通っていることから私も足を運びました。



>杉原先生

専門知識のない患者としては、そういった周辺情報から判断するしかないのですが、たまに学会出席で不在のこともあり研鑽もされているようで、技術的にはそう悪くないのではと思います。

ともあれ、ここにお任せしようと決めてここ数年のかかりつけとして、クラウンレングスニングクラウン2本、抜歯2本、根管治療1本をしてきたクリニックです。


根管治療の時にも既存クラウンの上からアプローチし、クラウンの交換を無理にすすめないなど、良心的に感じることもあり、信頼してきたクリニックだけに、今回のことで、疑心暗鬼と言うよりも、今までの信頼を裏切られたような気持ちになりまして…。

ただその根管治療の奥歯に先日ファイバーポストを入れたのですが、入れた後に突然、

「開けてみたら中が思ったより大きく削られていたからクラウンを新しくした方が良い」

と言われ、次の機会には

「急いで作らなくても大丈夫」

と言われたり、時々ムラがあるというか、やや適当なところもあります。



>王先生

前回の左上7番のクラウン装着の際には、装着前に見せていただきました。
今回は休暇前最後の出勤日だったようで、さっさと片付けようみたいなところがあったのかもしれません。



>桜田先生、渡辺先生、王先生

金の含有率についてのコメントありがとうございます。

そうですね、私も米国で大学病院に通院していた際にあまり金+セラミックというものは聞いたことがありませんでした。

もしかしたら、金のみのクラウン(一番高いもの)の料金で、それより低価格の金配合金属+セラミックを提供されて、あまりそういう考えをしたくないのですが、多少「ぼったくられ」てしまったのかもしれません。

王先生のご提案のように、使用金属の商品名など聞いてみたいと思います。



訴えるですとかそういうことはするつもりはありませんが(もし一外国人の私のような者が訴えても、地元有力タイ人に勝てるはずもありません)、もし何らかの手違いや不正が行われているとしたら、問い合わせる患者もいるということで抑止力のようなものになれば…甘いかもしれませんが。


また、マージンのご指摘、ありがとうございます。
現在装着しているものを破壊して、新しく型どりせずに作成したクラウンを装着するメリットはないようですね。

現在装着しているクラウンの使用金属はまだ不明ですが、フィットは悪くないように感じますので、交換しない方向で話してみたいと思います。
ご参考までに今回装着したクラウンの写真を添付します。


歯ちゃんねるに時間とエネルギー、たしかにそうかもしれませんが、私は歯ちゃんねるで相談することによって歯科治療への理解が深まり、大変ありがたく思っています。

どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
今回も長文で失礼いたしました。


画像1画像1 画像2画像2
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者:  なりかさん
返信日時:2010-08-08 07:54:55
追記ですが、左上7番のクラウンにつき、治療記録(タイに不在中にもし歯科治療が必要な場合に提示できるよう作ってもらったものです)を見ますと、「porcelain fused to 96.3% gold crown」となっていました。

先生方ご指摘のように、クラウンの素材として(左上7番の場合は全面のみセラミック)通常ではあり得ない配合率でしょうか。


あまり考えすぎるのはよくないと思いつつ、実はセラミックでもなく、メタルボンドハイブリッドだったりもするのかと、心配になってきました。

セラミックとハイブリッドは、見た目でわかるものでしょうか。



ともあれ、聞いてみたいと思います。
回答 回答6
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2010-08-08 13:35:02
上の歯並びに問題があるのでしょうか。
舌側咬頭と頬側咬頭の高さが逆になっている気がしますが。

奥は8番ですかね。
であれば。咬合高径の不足したまま進めてしまった可能性が高いと思います。

回答 回答7
  • 回答者
誠安・瑞石牙医診所(台湾)の王です。
回答日時:2010-08-08 15:40:07
こんにちは。


また、ご質問があるようですね・・・・・


>「porcelain fused to 96.3% gold crown」となっていました

くどいようですが、やはり担当医に、使用された合金チップの商品名をお聞きになられた方が適切だと思いますよ。

前回は96.3%で、今回は95%・・・・・・・上下が噛み合わさる歯・・・それも、咬合面は金属ではなく、セラミック・・・・


個人的には、この微妙なパーセンテージの違った金属を使い分けている理由がよく分からないので・・・・・なんともお答えしようがありません・・・・・


メタルボンドセラミックの場合、一般的にセラミックは裏打ちの金属フレーム・コーピングに焼き付けていくのですが、金のほうが酸化膜が出来やすいため、高含量の方が化学的によりセラミックとの結合が良く、剥がれ難いと云われていますので、色調や剥がれ難さ、物性的な安定性面のことを考えますと、高カラットの方が良いとされています。

ただ、前回も申し上げましたように、高すぎると軟らかすぎて変形して使えませんし、加工出来るかどうかも?・・・・


なので、実際に先生にお聞きになられた方が確実かなと思いますよ。



>あまり考えすぎるのはよくないと思いつつ、実はセラミックでもなく、メタルボンドのハイブリッドだったりもするのかと、心配になってきました。
>セラミックとハイブリッドは、見た目でわかるものでしょうか。

そうですね・・・考えすぎるのは良くないと思います。


光沢や色調のグラデーションが微妙に違いますが、一般の方が見分けられるかどうかは分かりません。  

研磨がきちんとしていて光沢もそれなりにあるハイブリッドと、グラデーションがなく艶焼きも適当にしたセラミック・・・・確かに、パッと見では甲乙付け難いところがあるような、ないような・・・・




補足ですが。
松山先生がご指摘されているように、私も咬頭の高さが少し逆のような?・・・感じが致しますし、咬合面のセラミッスクも薄そう?
スペースが足りず、上との咬合関係がそうなっているのでしょうか・・・?

左下2番・3番がかなり磨り減っていらっしゃいますので、なりかさんには、歯軋りか何か習慣的な噛み合せパターンがあるのかな?とも考えています。

個人的には噛み合せの強い方や磨耗の激しい方には、奥歯エリアにはセラミック冠はお勧めしておりません。
(頬側はセラミックにし、せめて噛み合せ部分を金属にして頂くとか)



参考になさって下さい。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者:  なりかさん
返信日時:2010-08-08 20:04:01
松山先生、王先生、ご回答ありがとうございます。

咬頭の高さへのご指摘、気になりましたので、追加で写真を添付させていただきます。

2枚並べているものの左がセラミックが一部欠落した状態の旧クラウン、右側が先日装着した問題のクラウンです。


素人目にはあまり形状も咬合の感触も変わらないような気がいたしますが、もしご指摘のように「咬頭の高さが逆」となると、咬合の不具合で自分でわかるものでしょうか。

歯並びは、一見そんなに悪いようではないと思います。矯正もしていません。
かみ合わせは、ご覧のようにややoverbite気味なのかとは思います。

また、奥歯の高さが元々低めでもあるようで、例えば左上7番はクラウンレングスニングをしないとスペースがとれませんでした。
左上7番のクラウンレングスニングの後、左上6番のメタルボンドの金属部分がやや露出してしまいました。


ちなみに対合歯は、

左上 5番アマルガム充填 6番メタルボンド 7番咬合面は金、前面セラミック

左下 5番レジン充填 6番メタルボンド 7番欠損 8番アマルガム充填

となっております。
左下7番は中学生か高校生の頃に重度の虫歯抜歯後、自然に8番が動いて現在の位置になりました。



ご指摘のように、歯軋り、食い縛り、噛む力の強さは自覚があります。
クラウンの作り直しなどがあり、なかなかしばらく歯形が変わらないという状態にならず、ナイトガードを作れずに来ております。

奥歯は金属クラウンが良いとわかってはおりますが、下の歯はどうしても見た目が気になるためメタルボンドにしています。



今回のクラウンの金属の配合ですが、おそらく96.3%と言っていたものを、適当に95%と言っているのかもしれません。

明日時間をとっていただいたので、相談して来たいと思います。


ご助言感謝しております。

画像1画像1 画像2画像2
回答 回答8
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2010-08-09 13:56:44
下顎の左後方が上方変位しているはずです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者:  なりかさん
返信日時:2010-08-11 13:55:38
お世話になっております。

懸案のクラウンの素材につき、当該クリニックで説明を受けてきましたので、ご報告です。



前回左上7番に使用し、今回左下6番にも使用する筈だったという金含有量の高いというクラウンですが、使用金属はWilliams/Ivoclar Vivadent社のBrite Goldで、Au 96.3% Pt 2.6% Cu <1.0 Sn<1.0 In <1.0 Ir<1.0 Other B, Fe, Mn<1.0で、インレーオンレー、フルメタルクラウン、PFMクラウンに使用できるものだそうです。

ちなみにクラウンの場合は、単独冠のもののみ推奨だそうで、より高い硬度が求められるブリッジには使用しないそうです。


また、左下6番に、今回「間違って」提供されたクラウンの使用金属は、Esteticor PlusでAu 45% Pd 38.9% In 8.6% Ag 5% Ga 1.4% Sn 0.5% Cu 0.4% Ru 0.2%とのことです。
ちなみにセラミックはVita Omegaとのことです。



今回ラボからの保証書のコピーなども開示していただきました。

左上7番は頬側セラミックのゴールドクラウンなのですが、保証書にはFix Inlayとなりセラミックについての表記がなかったり、今回の「手違い」といい、保証書自体大丈夫なのかな?と思わせる部分もありますが。

また、ラボもタイで数少ないISO9001取得のラボだそうです。



また、新しく型どりしないまま、代替クラウンに交換することについて質問しましたところ、マージンは失われないし、使用セメント(シンフォスフェート?)も交換時に歯にダメージを与えるものではないと言われました。

ただ、45%Auのクラウンもそんなに悪いわけではないので、希望すれば作成済みの96.3%Auのものに交換するし、45%のもので保持を希望なら差額を返金するということになりました。差額は日本円換算で1万円強です。



ご意見拝聴できればと思うのですが。

1)全て先方の説明を善意に解釈しますと、上記2種のクラウンの素材は奥歯のPFMクラウンとして問題なさそうなものでしょうか。

2)新しい型取りをしないことを考慮したら、交換をしない方が良さそうでしょうか。


もし何か引っかかるような点がありましたら、伺えれば幸いです。
よろしくお願い申し上げます。

また、松山先生から書き込みのありました、かみ合わせの「お手上げ」のくだりが消去されているようですが、ご自身またはサイト管理者の方が不適切とされたのでしょうか。
消去される前に拝見していたので気になっておりました。
回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2010-08-11 22:10:01
>また、松山先生から書き込みのありました、かみ合わせの「お手上げ」のくだりが消去されているようですが、ご自身またはサイト管理者の方が不適切とされたのでしょうか。

松山先生を含む回答者間で話し合い、掲示板で回答する内容としては適切では無いということで削除させて頂きました。

回答 回答10
  • 回答者
誠安・瑞石牙医診所(台湾)の王です。
回答日時:2010-08-11 23:19:58
なりかさん

こんばんは。

解決されたようで、良かったですね。

さて、また新たなご質問があるようで・・・・


>Williams/Ivoclar Vivadent Au 96.3% Pt 2.6% Cu <1.0 Sn<1.0 In <1.0 Ir<1.0 Other B, Fe, Mn<1.0

念のために、先ほど主人に聞いてみたのですが(彼も歯科医で14年前に6年ほどアメリカの大学付属病院で従事しておりました)、一昔にアメリカでそう云う合金があったと言っていました。

Au98%の合金もあったそうです。

世界的にPt(白金)、Pd(パラジウム)の価格がAu(金)の価格よりも高騰していた時期があり、急場凌ぎに開発された合金だそうです。


ただ、使用に関しては、アメリカでもメジャーではありません。

Pt(白金)とCu(銅)が組成成分として加えられているため、硬度的にある程度引き上げられていますが、強度的にはADA分類のType I soft typeよりも軟らかいため、単冠フルメタルクラウンとしては使用できますが、PFMの場合は、桜田先生がおっしゃっていたように低溶陶材を使わなければなりません。

低溶陶材は高溶陶材よりも割れやすいという事と、前回申し上げましたように、裏打ち金属と陶材の硬度差が激しいと、咬合圧で金属にたわみが生じ陶材の欠落破損に繋がることが分かっていますので、使用されている先生はアメリカでも少数派だと言っております。


一時的な急場凌ぎに開発されたものですので、他のより良い合金が選択できるのなら、特にこのような配合の合金を使用しなくても良いという意味で、欧米でもメジャーな貴金属合金ではないようです。

ただ、生産中止になっておりませんので、少数派ですが、まだ使用されている先生もいらっしゃるそうです。。




>Esteticor Plus Au 45% Pd 38.9% In 8.6% Ag 5% Ga 1.4% Sn 0.5% Cu 0.4% Ru 0.2%


Au含有量が45%以下の場合、腐蝕する可能性があるとされています。

辛うじてAu45%ありますね。

Pd(パラジウム)に対してアレルギーがなければ、金低含有ですが、強度的にADA分類でType III Hard Typeに属しますので、価格、強度、耐久性、加工性、陶材との結合力等を検討した場合、PFMクラウンでの使用は適切だと思いますよ。



>新しく型どりしないまま、代替クラウンに交換することについて質問しましたところ、マージンは失われないし、使用セメント(シンフォスフェート?)も交換時に歯にダメージを与えるものではないと言われました。

確かに、マージンは失われないでしょうね・・・・・ただ、私が指摘しているポイントと、担当の先生がお答えしているポイントは少し違うような・・・接点がないような・・・


試着時の仮接着とは違い、最終接着されているクラウンはドリルで分割しないと外せません。
例えどんなに注意を払って丁寧に分割しても、必ず少なからず傷が付くのです。



前回も申し上げましたが、精度をどこまで求めるかの問題です。

個人的には、交換するのなら型取りも一からやり直したほうが良いと思いますが、また時間と印象材などのコストが掛かりますから、先生側としてはやりたくないという気持ちも分からなくもありません・・・


接着セメントは、クラウンさえ外せば、超音波スケラーで難なく取れますが、問題はがっちり固定されたクラウンをどう外すかで、神業でない限り、ドリルで削った場合は、何処かしらマージンにマイクロ・ティッピングが作られそうなものです・・・・



>シンフォスフェート?

Zinc phosphate cement リン酸亜鉛セメントの事ですね。
商品名でスーパーセメントとネーミングされるほど、粘着性、硬度的に高いセメントです。


念のためですが、下6番は根管治療済みなのですね?


このセメントはリン酸が含まれているため、PH値が低く、歯髄への刺激が懸念されています。
有髄歯には使われていません。




以上の説明を総合的にまとめまして、


>1)全て先方の説明を善意に解釈しますと、上記2種のクラウンの素材は奥歯のPFMクラウンとして問題なさそうなものでしょうか。

96.3%も45%もNoble metal alloy貴金属合金ですので、安全性については問題はないと言えます。

デメリット等は先ほど申し上げました。



>2)新しい型取りをしないことを考慮したら、交換をしない方が良さそうでしょうか。

私の歯ならそうしていると思いますが・・・・
ただ、なりかさんの意向もありますので、ご自分で決められた方が良いと思いますよ。




最後に、ずっと気になっていた事ですが・・・・・

下6番セッティング時に、担当の先生は金属が間違っていた事にお気付きにならなかったのでしょうか・・・?

内圧チェック、フィット度のチェック、咬合調整隣接面のチェックで何度も手にされ目にしている筈なのですが・・・・
23カラッツトの色調は黄金色で、11カラットは銀色で分かりやすそうなもので・・・・・
それさえも見分けられなかったほどお忙しかったのでしょうか。

患者さんに指摘されてから、わざわざラボで確認を取らなければ分からなかったほど、なりかさんの歯にどんな材質を使ったのかもお忘れになっていたのですね・・・・


なりかさんがずっと、ご不安に感じられていたのも肯けます・・・



ご不安もまだ多少あろうかと思いますが、前向きに対処してくれているということですし、ここは信じるしかないと思います。



お大事に。




タイトル [写真あり] メタルボンド:発注より低グレードの金属を使用 (タイ)
質問者  なりかさん
地域 非公開
年齢 37歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ メタルボンド
歯医者への不信感
歯医者への不満・グチ
材料・機材関連
その他(写真あり)
タイ
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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