カラーレスのメタルボンドの予定だが、コアの選択肢を聞かれなかった

相談者: 紅茶さん (42歳:女性)
投稿日時:2011-04-07 16:03:24
⇒参考:過去のご相談
「ブリッジのための審美目的でのGBR」
他多数



いつも御世話になります。

右上3番、根管治療後、土台を入れてクラウンをかぶせる予定でおります。

メタルコアとカラーレスのメタルボンドの組み合わせでいくつもりで治療をすすめていますが、審美的、歯折面からみてどう思われますか?

コアの選択の希望は聞かれず、保険金属の土台という事で型をとりました。

ファイバーコアの方がいいでしょうか?

よろしくお願いします。
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2011-04-07 16:22:34
こんにちは。


ファイバーコアの方がいいでしょうか?

マテリアルの選択に関しましては、残っている健康な歯の量や、噛み合わせ等、口腔内を総合的に診たうえで、判断します。
どちらが良いと、お勧めすることはできません。


審美的、歯折面からみてどう思われますか?

確かにメタルポストは破折が危惧されます。
しかし、先述したように、条件が良ければ問題ないかと私は思います。

審美面に関しては、最終的な被せもの(>カラーレスのメタルボンド)の内面がメタルなので、土台のマテリアルは審美性に影響を与えないと思われます。

参考にされて下さい。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-04-07 16:44:03
そうですね…。

保険金属の土台という事で型をとりました。

クラウンメタルボンドにするという事で合意されているのであれば、「保険のメタルコア」という事にはなりませんね。
「保険と同じ金属を使ったメタルコア」という事ですね(細かい事でスミマセン)。


審美的、歯折面からみてどう思われますか?
ファイバーコアの方がいいでしょうか?

審美面に関しては稲垣先生も書かれているようにメタルボンド自体に、内面が金属ですから、ファイバーポストコアだろうとメタルだろうと関係ありません。
(若干、光の反射により歯肉付近が暗くなるかもしれません)

オールセラミックスクラウンやハイブリッドセラミックスジャケットクラウンのように、内面に金属を使わないクラウンの場合にはメタルコアの審美的影響が出ます。


破折に関してはウシの歯を使った実験で「メタルコア」「既製金属ポストを使ったレジンコア」は「レジンコア」「ファイバーポスト+レジンコア」に比べ、歯根破折のリスクがあると言うデータがあります。


しかし、このサイトでも度々出てくる事ですが、「担当の先生が得意な材料、得意な方法」で治療される事が良いと思います。

ファイバーポストコアを希望されるのであれば、担当の先生と今一度相談され、選択される事をお勧めいたします。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 紅茶さん
返信日時:2011-04-07 17:15:30
稲垣先生、タイヨウ先生ありがとうございます。

先程聞いてみたらここの先生はメタルコアしかやらないと言われました。
前回、メタルコア用の型どりが済んでしまったからそう言われたのでしょうか?

普通はファイバーコアなど自費用のコアも出来るようになっているのではないでしょうか?

先生か慣れている材料ならばメタルコアは辞めたほうが良いという程の事でも
ないですか?

場所は右上3番です。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 紅茶さん
返信日時:2011-04-07 17:23:37
タイヨウ先生、何度もすみません。

保険外メタルコアと、保険のメタルコアでは品質が違うのですか?

ただ、金属の土台といわれて保険のメタルコアだと勝手に想像していました。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-04-07 18:00:17
>前回、メタルコア用の型どりが済んでしまったからそう言われたのでしょうか?

推測ですがそういうわけではないかもしれません。

単に先生が
>この先生はメタルコアしかやらない
ということなのではないでしょうか。

>普通はファイバーコアなど自費用のコアも出来るようになっているのではないでしょうか?

型取る材料を区別する場合もありますが、基本的にはかわりませんので、先生に聞いてみてはいかがでしょうか?


>先生か慣れている材料ならばメタルコアは辞めたほうが良いという程の事でもないですか?

迷われているならば、やはり先生とよく相談された方がいいと思いますよ。


保険外のメタルコアと、保険のメタルコアでは品質が違うのですか?

わけて使われることが一般的です。
保険のものよりも、柔らかい金属を使用します。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2011-04-07 19:22:30
紅茶さん、こんにちは。

保険外メタルコアと、保険のメタルコアでは品質が違うのですか?


医院によってシステムが違うと思います。

私のところでは、保険と自費では型を採るところから、制作過程が全く違います。

また自費の中でも、保険と同じ銀の合金の場合は特にメタルコア代をいただいていませんが、自費用の高カラットの金合金の場合は金属代のみ使用したグラム数に応じて時価でいただいています。



医院によって

1)どちらも全く同じ(被せものが自費ならばメタルコアも自費というルール)
2)作る過程は同じで、使用する金属が違う
3)使用する金属は同じで、作る過程が違う
4)使用金属も作る家庭も違う

このようなパターンが考えられます。


メタルコアとファイバーコアは歴史が違いすぎますので、まともに比較はできないように思います。

メタルコアは歯根破折のリスクはありますが、長期的に良好な経過を持つものもたくさんあります。

ファイバーコアは今のところ致命的なリスクは少ないように思いますが、長期的に良好な経過を辿るかどうかはまだはっきりした研究がありません。


わたしのみた1例ですが他院にてファイバーコアで治療した補綴物が脱離した方で、根面が2次虫歯になっており、治療しなおすとなると、抜歯するか、無理して保存するならエクストリュージョンして歯周外科を行いそれからかぶせものと、かなりの出費になりそうな方が見えました。


ファイバーコアが万能のような風潮もありますが、必ずしもそうではありません、私のところにお見えになった患者さんのファイバーコアを治療をした先生は、まさか自分に治療したファイバーコアがそんなことになっているなんて思いもよらないでしょう。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2011-04-07 20:12:48
ファイバーポストレジンコアには直接法と間接法があります。
メタルコアのように印象して石膏模型上で作る方法が間接法です。

技工士さんが作ってくれたレジンコアを接着剤で歯牙に接着します。
手順としてはメタルコアとほぼ同じです。

これに対して直接法は口腔内で直接歯面処理や充填操作をする必要があります。

自分の個人的なイメージですが、間接法に向いた症例と直接法に向いた症例があると思っています。

歯牙の乾燥状態をコントロールできない状態での間接法は小牧先生が書かれた「ファイバーコアを治療をした先生は、まさか自分に治療したファイバーコアがそんなことになっているなんて思いもよらないでしょう」となりかねないと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 紅茶さん
返信日時:2011-04-07 21:51:16
たくさんの回答ありがとうございます。

どちらが絶対いいという事はないのですね。

新しい材料が出ても、満足できるかは、それを使いこなせる歯科医師の技術次第でもあるという事であるという事ですね。

今、通っている歯医者の先生とはコミニュケーションが取りづらくて悩んでしまいます。
年齢的にもベテランの先生であまりやり方に口出しするなという感じがするのです。

土台もメタルしかやってないと言われれば、なんとなくそれ以上突っ込んで聞けないのです。

少しでも自分の歯を長く持たせたいと思っているからお金はかかってもいいから、歯の為にいいものを教えてほしいのです。

あーーーー、言えない!!

先生方、ありがとうございました。



タイトル カラーレスのメタルボンドの予定だが、コアの選択肢を聞かれなかった
質問者 紅茶さん
地域 非公開
年齢 42歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ メタルコア(金属の土台)
ファイバーコア(プラスチックとファイバーの芯の土台)
お勧めの土台(コア)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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