噛み合わせの調整の際、基準姿勢は起きた状態?寝ている状態?
相談者:
のうさぎさん (58歳:女性)
投稿日時:2013-03-05 22:06:13
よろしくお願いいたします。
噛み合わせの調整を行うとき、どの状態が基準になるのでしょうか。
1.診察台に横になっている状態で調整する。
2.起きた状態(上体を起こした)での噛み合わせで調整する。
いつも横になった状態で紙?(目をふさがれているので何も見えなくてわかりません)のようなものをかんで先生は噛み合わせを見ています。
私は、すべての個所ではありませんが、寝ているときと、起きているときでは顎が少し動くせいかどうかわかりませんが、多少違うことがあります。
調整していただいた後、寝ているとき歯をかちかちとしてみるとサックリうまくかみ合っているのですが、起きた状態ですと、歯のとがった部分の一部が、多少ぶつかって響く感じがしたことがありました。
明らかに、寝た状態と起きている状態では噛み合わせが違いました。
そこで質問なのですが、素人考えでは、噛み合わせの調整でなんでもない歯を削ることになるわけですから、寝た状態と起きた状態と両方確認してから行ってほしいと思ってしまいます。
一般的にはどうなのでしょうか。
先生にうかがったところ、
「寝ている状態と起きている状態では違うことがある」
とおっしゃいましたが、そう言いながら、調整は横になっている状態ですべて行っています。
どちらか一方を基準に調整するのであれば、私は起きている状態でやってほしいと思っていますが、それは患者が考える必要のないことなのでしょうか。
噛み合わせの調整を行うとき、どの状態が基準になるのでしょうか。
1.診察台に横になっている状態で調整する。
2.起きた状態(上体を起こした)での噛み合わせで調整する。
いつも横になった状態で紙?(目をふさがれているので何も見えなくてわかりません)のようなものをかんで先生は噛み合わせを見ています。
私は、すべての個所ではありませんが、寝ているときと、起きているときでは顎が少し動くせいかどうかわかりませんが、多少違うことがあります。
調整していただいた後、寝ているとき歯をかちかちとしてみるとサックリうまくかみ合っているのですが、起きた状態ですと、歯のとがった部分の一部が、多少ぶつかって響く感じがしたことがありました。
明らかに、寝た状態と起きている状態では噛み合わせが違いました。
そこで質問なのですが、素人考えでは、噛み合わせの調整でなんでもない歯を削ることになるわけですから、寝た状態と起きた状態と両方確認してから行ってほしいと思ってしまいます。
一般的にはどうなのでしょうか。
先生にうかがったところ、
「寝ている状態と起きている状態では違うことがある」
とおっしゃいましたが、そう言いながら、調整は横になっている状態ですべて行っています。
どちらか一方を基準に調整するのであれば、私は起きている状態でやってほしいと思っていますが、それは患者が考える必要のないことなのでしょうか。
[過去のご相談]
回答1
M Dental Office(品川区東五反田)の三留です。
回答日時:2013-03-05 22:33:20
こんばんは。
〉寝ているときと、起きているときでは顎が少し動くせいかどうかわかりませんが、多少違うことがあります。
おっしゃるように実際に違うと思います。
〉1.診察台に横になっている状態で調整する。
〉2.起きた状態(上体を起こした)での噛み合わせで調整する。
現在どのような咬合調整をしているのか不明ですが、咬合調整の目的や治療内容や口の中の状況、個人差もあるので一概に一つの方法にはならないと思います。
一般的には起こした状態の方がより日常的な(普段動かす顎の動き)咬合が確認できると思います。
ちなみに自分の臨床ではほとんど寝かせた状態で咬合調整を行い、たまに起こす程度です。
参考になさってください。
〉寝ているときと、起きているときでは顎が少し動くせいかどうかわかりませんが、多少違うことがあります。
おっしゃるように実際に違うと思います。
〉1.診察台に横になっている状態で調整する。
〉2.起きた状態(上体を起こした)での噛み合わせで調整する。
現在どのような咬合調整をしているのか不明ですが、咬合調整の目的や治療内容や口の中の状況、個人差もあるので一概に一つの方法にはならないと思います。
一般的には起こした状態の方がより日常的な(普段動かす顎の動き)咬合が確認できると思います。
ちなみに自分の臨床ではほとんど寝かせた状態で咬合調整を行い、たまに起こす程度です。
参考になさってください。
相談者からの返信
相談者:
のうさぎさん
返信日時:2013-03-05 23:03:03
三留先生、ご回答ありがとうございます。
特に何か状況があれば別でしょうけれど、通常、寝ている状態で行うのは日常的なことなのですね。
わかりました。
たとえば、寝ている状態で見ていただいて、削ったとします。
その後、上体を起こした状態でも確認してみるということもあまり行われないのが普通なのでしょうか。
そのあたりは先生の経験と技術で予測できることなので必要のないチェックということもあるかもしれないですね。
特に何か状況があれば別でしょうけれど、通常、寝ている状態で行うのは日常的なことなのですね。
わかりました。
たとえば、寝ている状態で見ていただいて、削ったとします。
その後、上体を起こした状態でも確認してみるということもあまり行われないのが普通なのでしょうか。
そのあたりは先生の経験と技術で予測できることなので必要のないチェックということもあるかもしれないですね。
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2013-03-05 23:21:28
個人的には普通、
1 9割程度の調整を寝た状態で行う
2 最後に起こして、違和感など、特に問題が無ければ何もしない
です。
逆に咬み合わせを慎重に診なければいけない状態であれば、毎回起こして(立たせて)チェックします。
>私は起きている状態でやってほしいと思っていますが、それは患者が考える必要のないことなのでしょうか。
言って良いと思いますよ。
(それで気分を害すかどうかはその先生次第ですけど…)
少なくともウチの患者さんは(気になれば)「起こしてくれ」と言います。
1 9割程度の調整を寝た状態で行う
2 最後に起こして、違和感など、特に問題が無ければ何もしない
です。
逆に咬み合わせを慎重に診なければいけない状態であれば、毎回起こして(立たせて)チェックします。
>私は起きている状態でやってほしいと思っていますが、それは患者が考える必要のないことなのでしょうか。
言って良いと思いますよ。
(それで気分を害すかどうかはその先生次第ですけど…)
少なくともウチの患者さんは(気になれば)「起こしてくれ」と言います。
回答3
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2013-03-06 00:42:51
>なんでもない歯を削る
通常は、あまり行われないように思われますが・・。
櫻井先生の
>(立たせて)チェックします。
ケースによっては、そうするべきだと思います。
通常は、あまり行われないように思われますが・・。
櫻井先生の
>(立たせて)チェックします。
ケースによっては、そうするべきだと思います。
回答4
あおき矯正歯科(茨城県古河市)の青木です。
回答日時:2013-03-06 00:45:49
私も、かみ合わせを調整する時には、両方をチェックします。
下顎は上顎にぶら下がっている様な状態ですので、寝ているときと起きている時では、個人差はあるでしょうが、ずれがあると思っています。
そのずれが計れないところが難しいのです。
ですから、寝た状態でチェックして、最後は必ず起こして様子を伺いチェックする様にしています。
遠慮せずに疑問は伝えた方がいいですよ。
下顎は上顎にぶら下がっている様な状態ですので、寝ているときと起きている時では、個人差はあるでしょうが、ずれがあると思っています。
そのずれが計れないところが難しいのです。
ですから、寝た状態でチェックして、最後は必ず起こして様子を伺いチェックする様にしています。
遠慮せずに疑問は伝えた方がいいですよ。
相談者からの返信
相談者:
のうさぎさん
返信日時:2013-03-06 08:33:15
諸先生方、ありがとうございました。
いろいろなお考えもうかがうことができて、少し知識が増えました。
青木先生がおっしゃっているように、ずれを感じていました。
寝ているときは下顎が下がり(奥にずれ)、起き上がると多少前方に出るタイプであることを自分で確実に把握していたので、噛み合わせのチェックも疑問に思ってしまいました。
先生にはそれとなく一度お伝えしたのですが、無視というかスルーされたのでどうでもいいことを言ってしまったのかと思ってそれ以来、余計な口出しはしないでいます。
衛生士さんがつかないので(助手の方はついてくれますが、患者と先生の通訳しか権限を与えられていないようで、相談も質問もすべて先生に伝えて、先生から患者に返事をするという形式になっています)、先生以外にお聞きすることもできず、またこちらの先生方を頼ってしまいました。
ありがとうございました。
いろいろなお考えもうかがうことができて、少し知識が増えました。
青木先生がおっしゃっているように、ずれを感じていました。
寝ているときは下顎が下がり(奥にずれ)、起き上がると多少前方に出るタイプであることを自分で確実に把握していたので、噛み合わせのチェックも疑問に思ってしまいました。
先生にはそれとなく一度お伝えしたのですが、無視というかスルーされたのでどうでもいいことを言ってしまったのかと思ってそれ以来、余計な口出しはしないでいます。
衛生士さんがつかないので(助手の方はついてくれますが、患者と先生の通訳しか権限を与えられていないようで、相談も質問もすべて先生に伝えて、先生から患者に返事をするという形式になっています)、先生以外にお聞きすることもできず、またこちらの先生方を頼ってしまいました。
ありがとうございました。
回答5
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2013-03-06 08:49:48
ご相談ありがとうございます。
調整には姿勢が大事です。
人により,あるいは時により,身体の状態にも関連を受けます。
お一人ずつで違いがありますが、ある場合は寝たままでも大丈夫ですし、ある場合は起きた状態でのほうが適しているし、両方でお濃なる場合もあります。
>噛み合わせの調整でなんでもない歯を削ることになるわけですから、
何でも無い歯を削るころはとても危険性が高いことです。
なので、なぜその必要があるのか、それによってどうなるのかを,削る前にお確かめになることをお勧めします。
調整には姿勢が大事です。
人により,あるいは時により,身体の状態にも関連を受けます。
お一人ずつで違いがありますが、ある場合は寝たままでも大丈夫ですし、ある場合は起きた状態でのほうが適しているし、両方でお濃なる場合もあります。
>噛み合わせの調整でなんでもない歯を削ることになるわけですから、
何でも無い歯を削るころはとても危険性が高いことです。
なので、なぜその必要があるのか、それによってどうなるのかを,削る前にお確かめになることをお勧めします。
回答6
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2013-03-06 14:46:39
青木先生の
>下顎は上顎にぶら下がっている様な状態
そうですね。
もしも顎関節が強固な3級テコ(裁縫で使用する和バサミ)の構造であるならば、立っても、寝ても噛み合せに変化はなかったかもしれませんが・・・。
>下顎は上顎にぶら下がっている様な状態
そうですね。
もしも顎関節が強固な3級テコ(裁縫で使用する和バサミ)の構造であるならば、立っても、寝ても噛み合せに変化はなかったかもしれませんが・・・。
相談者からの返信
相談者:
のうさぎさん
返信日時:2013-03-06 19:04:51
先生方、ありがとうございます。
さがら先生
>何でも無い歯を削るころはとても危険性が高いことです。
>なので、なぜその必要があるのか、それによってどうなるのかを,
>削る前にお確かめになることをお勧めします。
削ろうとした理由がまったく思い当たらなかったので、なぜかと聞いたら怒られました。
でも、歯を削ることにはこれから神経質になろうと思います。
さがら先生
>何でも無い歯を削るころはとても危険性が高いことです。
>なので、なぜその必要があるのか、それによってどうなるのかを,
>削る前にお確かめになることをお勧めします。
削ろうとした理由がまったく思い当たらなかったので、なぜかと聞いたら怒られました。
でも、歯を削ることにはこれから神経質になろうと思います。
タイトル | 噛み合わせの調整の際、基準姿勢は起きた状態?寝ている状態? |
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質問者 | のうさぎさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 58歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
噛み合わせ(咬合)その他 専門的な質問その他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。