風疹ワクチン接種後のインプラント手術の時期について
相談者:
すいか5963さん (37歳:女性)
投稿日時:2015-09-24 22:36:22
MR生ワクチン接種後、どれくらい期間をあければインプラント手術(同時にソケットリフト)ができるでしょうか?
妊娠を希望しており、4か月前にMRワクチンを接種したのですが、風疹抗体値が十分に上がらなかったため、2回目の接種を考えています。
一方で、右上6番7番のインプラント治療も進めており、ソケットリフトと同時にインプラント埋入を勧められています。
11月には卵巣腫瘍の摘出手術を控えており、その後すぐに妊活を再開できるよう、卵巣手術前にインプラントの手術をして頂く予定だったのですが、つい先日上記のとおり風疹抗体値が低いことが判明しました。
できれば、MRワクチン接種、その後にインプラント手術、その後に卵巣手術、と進めたいのですが、そうするとMRワクチン接種からインプラント手術までの期間が数週間になってしまいます。
生ワクチン接種後は抜歯等は一か月間控えるようにという記載を目にしましたが、インプラントについては見たことがありません。
ソケットリフト+インプラントの手術も、生ワクチン接種後は控えた方がいいでしょうか?
また、ワクチン接種後すぐに抜歯等をすると抗体が付きにくくなるという事も聞いたことがあるのですが、そのようなことがあるのでしょうか?
長くなり申し訳ありません。
何卒よろしくお願い致します。
妊娠を希望しており、4か月前にMRワクチンを接種したのですが、風疹抗体値が十分に上がらなかったため、2回目の接種を考えています。
一方で、右上6番7番のインプラント治療も進めており、ソケットリフトと同時にインプラント埋入を勧められています。
11月には卵巣腫瘍の摘出手術を控えており、その後すぐに妊活を再開できるよう、卵巣手術前にインプラントの手術をして頂く予定だったのですが、つい先日上記のとおり風疹抗体値が低いことが判明しました。
できれば、MRワクチン接種、その後にインプラント手術、その後に卵巣手術、と進めたいのですが、そうするとMRワクチン接種からインプラント手術までの期間が数週間になってしまいます。
生ワクチン接種後は抜歯等は一か月間控えるようにという記載を目にしましたが、インプラントについては見たことがありません。
ソケットリフト+インプラントの手術も、生ワクチン接種後は控えた方がいいでしょうか?
また、ワクチン接種後すぐに抜歯等をすると抗体が付きにくくなるという事も聞いたことがあるのですが、そのようなことがあるのでしょうか?
長くなり申し訳ありません。
何卒よろしくお願い致します。
[過去のご相談]
回答1
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2015-09-25 13:27:38
風疹と麻疹の混合ワクチンの添付文書を読みましたが、そのような抜歯を控えるという表記はなかったように思います。
仮にそういう表記なあれば、インプラントやサイナスリフトは抜歯よりもハードなので、当然避けるべき対象になると思います。
またMRワクチンは不確かですが、生ワクチンではないように思います。
あとは産科の主治医か内科の主治医に聞かれた方が確実だと思います。
仮にそういう表記なあれば、インプラントやサイナスリフトは抜歯よりもハードなので、当然避けるべき対象になると思います。
またMRワクチンは不確かですが、生ワクチンではないように思います。
あとは産科の主治医か内科の主治医に聞かれた方が確実だと思います。
回答2
アンドウ歯科クリニック(世田谷区世田谷)の安藤です。
回答日時:2015-09-25 15:26:06
すいか5963さん、こんにちは。
厚労省発行の予防接種ガイドライン(http://www.mhlw.go.jp/topics/bcg/guideline/1.html)には確かに、下記のような記載があります。
第4−4−5
抜歯,扁摘手術,ヘルニア手術等,緊急性のない場合には,予防接種後1カ月間は,紛れ込み事故を考慮に入れ,原則として避けることが望ましい。
しかし,緊急性の高い手術,周囲に流行する病気の状況によっては必ずしもこの限りではない。
このガイドラインに則った場合、インプラント手術は緊急性が高い手術とは言えないので、避けることが望ましいと考えられます。
抜歯や扁桃腺の手術を行った後は、喉の痛みや発熱など、いわゆる風邪のような症状が出る事は珍しくありません。
すると、その症状が生ワクチンの副作用が現れているのか、それとも外科処置によるものなのか、判別が困難となってしまいます。
本来は、ワクチンの副作用ではないのに、そう判断されてしまう事象を「紛れ込み事故」と呼びます。
不活化ワクチンでは1週間、生ワクチンでは4週間は副作用の出現に注意する必要があります。
ですので、「1か月は抜歯を控えましょう」という文章となっています。
今回は抜歯ではありませんが、ソケットリフトを伴うインプラントでしたら、場合によっては上顎洞に炎症が波及する可能性も考えなくてはいけません。
やはり、鼻づまりや風邪のような症状が出現する可能性は否定できません。
細かい事情については、担当の先生とよく相談して決めていただく必要があると思います。
医療者側から、安全の面を第一で考えると進めることはできないと思います。
また、ワクチン接種後すぐに抜歯をすると抗体が付きにくくなるという事ですが、これに関しては私はあまり聞いたことがありません。もしかしたら本当なのかもしれません。
内科の先生に質問をしてみてください。
お大事になさってください。
厚労省発行の予防接種ガイドライン(http://www.mhlw.go.jp/topics/bcg/guideline/1.html)には確かに、下記のような記載があります。
第4−4−5
抜歯,扁摘手術,ヘルニア手術等,緊急性のない場合には,予防接種後1カ月間は,紛れ込み事故を考慮に入れ,原則として避けることが望ましい。
しかし,緊急性の高い手術,周囲に流行する病気の状況によっては必ずしもこの限りではない。
このガイドラインに則った場合、インプラント手術は緊急性が高い手術とは言えないので、避けることが望ましいと考えられます。
抜歯や扁桃腺の手術を行った後は、喉の痛みや発熱など、いわゆる風邪のような症状が出る事は珍しくありません。
すると、その症状が生ワクチンの副作用が現れているのか、それとも外科処置によるものなのか、判別が困難となってしまいます。
本来は、ワクチンの副作用ではないのに、そう判断されてしまう事象を「紛れ込み事故」と呼びます。
不活化ワクチンでは1週間、生ワクチンでは4週間は副作用の出現に注意する必要があります。
ですので、「1か月は抜歯を控えましょう」という文章となっています。
今回は抜歯ではありませんが、ソケットリフトを伴うインプラントでしたら、場合によっては上顎洞に炎症が波及する可能性も考えなくてはいけません。
やはり、鼻づまりや風邪のような症状が出現する可能性は否定できません。
細かい事情については、担当の先生とよく相談して決めていただく必要があると思います。
医療者側から、安全の面を第一で考えると進めることはできないと思います。
また、ワクチン接種後すぐに抜歯をすると抗体が付きにくくなるという事ですが、これに関しては私はあまり聞いたことがありません。もしかしたら本当なのかもしれません。
内科の先生に質問をしてみてください。
お大事になさってください。
タイトル | 風疹ワクチン接種後のインプラント手術の時期について |
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質問者 | すいか5963さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 37歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | インプラントその他 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。