上7番、クラウンの素材と形状の関係について

相談者: redbullさん (47歳:男性)
投稿日時:2015-10-19 08:43:35
いつも勉強させていただいております。

今回は大臼歯クラウンの素材と形状の関係について質問させてください。


現在、上7番の大臼歯にクラウンを装着予定で、保険の銀、ハイブリッド(金属の裏打ち有)、メタルボンドセラミック、のいづれかで検討しています。(金は見た目の面で抵抗があるのですが、多少考えています)

大臼歯の場合、通常、咬み合う面に尖っている部分と凹んでいるがあると思いますが、クラウンの素材によってこういった形状の再現に影響はありますでしょうか?

例えば、セラミックやハイブリッドの場合あまり凹凸を作りにくいとか、保険の銀のクラウンでは精緻に再現できない、など。

もちろん、技工士さんや医師の考え方もあるとは思いますが、一般論としてで結構です。

宜しくお願い致します。
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2015-10-19 09:24:28
ご相談ありがとうございます。

とても良い着眼点です。
一般論として回答します。

クラウンの素材によってこういった形状の再現に影響はありますでしょうか?

あります。

セラミックハイブリッドの場合あまり凹凸を作りにくいとか、

全くそのとおりです。

奥歯の形には生命誕生以来38億年かけて進化してきたとても重要な意味があります。
自然のエナメル質はそれを形作り、又生涯にかけて維持する非常に優れた素材です。
これに完全に取って代わる人工的な素材はありません。

とくにその二つは不向きです。


保険のクラウンでは精緻に再現できない、など。

いいえ、全くそうとも言えません。

ただ早く・気楽に・楽をして・安くすませたいというお気持ちで、保険とだけ言葉にしてご指定すれば、安かろう、悪かろう、の歯科医療のババ抜きのババを引くことは間違いありません。

保険であっても、精密に再現している歯科医院を選べば、むしろセラミックやハイブリッドよりも機能的な形を再現することも可能だからです。
もちろん、保険のデメリットもありますから、よく相談しましょう。




タイトル 上7番、クラウンの素材と形状の関係について
質問者 redbullさん
地域 非公開
年齢 47歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ クラウン(差し歯・被せ)その他
補綴関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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