あいうべ体操で顎関節がカクカクいう
相談者:
stitch3さん (41歳:女性)
投稿日時:2016-03-31 09:11:09
いつもお世話になっております。
私は顎間接症で夜間の食いしばりがあり、担当医からソフトタイプのナイトガードをすすめられました。
以前別の質問でTCHの可能性も指摘して頂いたので、先ずは普段できることからしようと思っています。
そこで、正しい舌の位置を意識し上下の歯が触れないように気をつけ、あいうべ体操を始めました。
ところが、あいうべ体操をしている間、「あ」と「べ〜」の時に顎間接がカクカク言います。
更に、あいうべ体操の後は奥歯が噛み合いません。噛みしめるには下顎をもっと奥にずらさなければなりません。
リラックス時の噛み合わせと噛みしめる時の噛み合わせはちがうものでしょうか?
顎間接がカクカク言っても続けて良いでしょうか?
また、普段の舌の位置についてですが、意識しないと舌先が前歯の手前のポコッとしたところの上に付いていて、舌の横を奥歯で挟んでいます。
いつも口は閉じています。
気が付くと前歯の上下が触れあっています。
歯並びは良くなく、少し出っ歯気味です。
最近、前歯手前のポコッとしたところの少し後ろの凹んだ位置に置くように気をつけています。(ネットで調べてここがスポットと言われる所だと思っています。)
唾を飲むときには奥歯を噛んでと書いてあったのですが、下顎を後ろにずらさないと、前歯が当たって奥歯は噛み合わないのです。
上記あいうべ体操と重複しますが、リラックス時と噛みしめる時の噛み合わせ(顎の位置)は違うと思って宜しいでしょうか?
担当医は顎間接症を扱っていないと思いますし、お忙しいのか中々ゆっくり話は出来ませんので、こちらに相談させて頂きました。
宜しくお願い致します。
私は顎間接症で夜間の食いしばりがあり、担当医からソフトタイプのナイトガードをすすめられました。
以前別の質問でTCHの可能性も指摘して頂いたので、先ずは普段できることからしようと思っています。
そこで、正しい舌の位置を意識し上下の歯が触れないように気をつけ、あいうべ体操を始めました。
ところが、あいうべ体操をしている間、「あ」と「べ〜」の時に顎間接がカクカク言います。
更に、あいうべ体操の後は奥歯が噛み合いません。噛みしめるには下顎をもっと奥にずらさなければなりません。
リラックス時の噛み合わせと噛みしめる時の噛み合わせはちがうものでしょうか?
顎間接がカクカク言っても続けて良いでしょうか?
また、普段の舌の位置についてですが、意識しないと舌先が前歯の手前のポコッとしたところの上に付いていて、舌の横を奥歯で挟んでいます。
いつも口は閉じています。
気が付くと前歯の上下が触れあっています。
歯並びは良くなく、少し出っ歯気味です。
最近、前歯手前のポコッとしたところの少し後ろの凹んだ位置に置くように気をつけています。(ネットで調べてここがスポットと言われる所だと思っています。)
唾を飲むときには奥歯を噛んでと書いてあったのですが、下顎を後ろにずらさないと、前歯が当たって奥歯は噛み合わないのです。
上記あいうべ体操と重複しますが、リラックス時と噛みしめる時の噛み合わせ(顎の位置)は違うと思って宜しいでしょうか?
担当医は顎間接症を扱っていないと思いますし、お忙しいのか中々ゆっくり話は出来ませんので、こちらに相談させて頂きました。
宜しくお願い致します。
[過去のご相談]
回答1
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2016-03-31 09:29:32
stitch3さんおはようございます。
かなりあいうべ体操で悩まれているようですね。
しかし、リラックス時の噛み合わせ???
リラックス時のは歯が接触していない「下顎安静位」といいます。
参考:TCH、歯列接触癖
顎関節症も関係あるかもしれませんが、TCHとは歯牙が持続して接触する癖です。
リラックス時の接触と言っている時点であやしいですね。
TCHの是正指導をきちんとうけられることおすすめいたします。
お大事に。
かなりあいうべ体操で悩まれているようですね。
しかし、リラックス時の噛み合わせ???
リラックス時のは歯が接触していない「下顎安静位」といいます。
参考:TCH、歯列接触癖
顎関節症も関係あるかもしれませんが、TCHとは歯牙が持続して接触する癖です。
リラックス時の接触と言っている時点であやしいですね。
TCHの是正指導をきちんとうけられることおすすめいたします。
お大事に。
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-03-31 10:56:24
こんにちは。
噛みあわせがリラックスしたい位置とは違う位置で出来上がってしまっているための顎関節症の可能性があるように思います。(想像です)
「あいうべ体操」は注意事項にあるように顎関節症の人では顎関節症状が悪化する可能性があるので無理のない範囲でということになっています。
歯が並んで出来上がった噛みあわせと健康を維持するためのかみ合わせにズレが生じる人は多々おられます。
その場合、どこで噛んでいいかわからなくなりやすいのでスプリント療法を行った後に矯正治療で噛みあわせをリセットする必要がある場合があります。
こういう治療になるとかなり大掛かりで大変ですから通常はスプリント程度で終了することが多いです。
体操は成長後で歯並びで固定されているならば無理な場合があります。
現状が理想的な形態や機能と異なっているのですから様子をみつつ出来る範囲で無理なく取り入れてみる程度にされてみてはいかがでしょう。
噛みあわせがリラックスしたい位置とは違う位置で出来上がってしまっているための顎関節症の可能性があるように思います。(想像です)
「あいうべ体操」は注意事項にあるように顎関節症の人では顎関節症状が悪化する可能性があるので無理のない範囲でということになっています。
歯が並んで出来上がった噛みあわせと健康を維持するためのかみ合わせにズレが生じる人は多々おられます。
その場合、どこで噛んでいいかわからなくなりやすいのでスプリント療法を行った後に矯正治療で噛みあわせをリセットする必要がある場合があります。
こういう治療になるとかなり大掛かりで大変ですから通常はスプリント程度で終了することが多いです。
体操は成長後で歯並びで固定されているならば無理な場合があります。
現状が理想的な形態や機能と異なっているのですから様子をみつつ出来る範囲で無理なく取り入れてみる程度にされてみてはいかがでしょう。
回答3
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2016-03-31 18:31:55
西山です
>顎間接症で夜間の食いしばりがあり、担当医からソフトタイプのナイトガードをすすめられました。
顎関節症の症状と睡眠中のくいしばりがあるからと言って,かならずしもナイトガードが必要になるわけではありません.
顎関節症にもいくつかのタイプがあります.
ナイトガード(スプリント)が推奨されているのは,咀嚼筋痛障害といって,顎の筋肉の痛みにたいしてです.
さらに,その場合のスプリントはハードタイプで,全体が均等に咬みあうようにきちんと調整されたものに限ります.
これについては,日本顎関節学会が出している診療ガイドライン(信頼性の高い手法で作られたガイドラインです)に載っています.
>前歯手前のポコッとしたところの少し後ろの凹んだ位置に置くように気をつけています
自然にしているとその位置に舌の先があるということであり,意図的に常においておくべきというものではありません.
意識しすぎると,舌の付け根が重だるくなったりする可能性もあります.
>上記あいうべ体操と重複しますが、リラックス時と噛みしめる時の噛み合わせ(顎の位置)は違うと思って宜しいでしょうか?
軽く咬みあわせたときと,力を出して咬みあわせたときということだと思いますが・・・
咬みあわせる力が大きくなると,歯の接触する点の数や面積が大きくなってきます.これは,歯,関節,骨などに「遊び」があるために歪むことに起因します.特に異常というわけではないことが多いと思います.
関節の音がするということですが,きちんと音について担当医から説明を受けてください.
>顎間接症で夜間の食いしばりがあり、担当医からソフトタイプのナイトガードをすすめられました。
顎関節症の症状と睡眠中のくいしばりがあるからと言って,かならずしもナイトガードが必要になるわけではありません.
顎関節症にもいくつかのタイプがあります.
ナイトガード(スプリント)が推奨されているのは,咀嚼筋痛障害といって,顎の筋肉の痛みにたいしてです.
さらに,その場合のスプリントはハードタイプで,全体が均等に咬みあうようにきちんと調整されたものに限ります.
これについては,日本顎関節学会が出している診療ガイドライン(信頼性の高い手法で作られたガイドラインです)に載っています.
>前歯手前のポコッとしたところの少し後ろの凹んだ位置に置くように気をつけています
自然にしているとその位置に舌の先があるということであり,意図的に常においておくべきというものではありません.
意識しすぎると,舌の付け根が重だるくなったりする可能性もあります.
>上記あいうべ体操と重複しますが、リラックス時と噛みしめる時の噛み合わせ(顎の位置)は違うと思って宜しいでしょうか?
軽く咬みあわせたときと,力を出して咬みあわせたときということだと思いますが・・・
咬みあわせる力が大きくなると,歯の接触する点の数や面積が大きくなってきます.これは,歯,関節,骨などに「遊び」があるために歪むことに起因します.特に異常というわけではないことが多いと思います.
関節の音がするということですが,きちんと音について担当医から説明を受けてください.
相談者からの返信
相談者:
stitch3さん
返信日時:2016-03-31 21:40:53
先生方、ありがとうごさいます。
普通の方々は、リラックス時も物を噛むときも顎の位置が同じなのかと思いましたが、多少のずれは有るようで少し安心しました。
私の場合、あいうべ体操をした後やリラックス時の位置と物を噛むときの(上下の奥歯が噛み合う)位置は大分違う様です。
噛み締める時は下顎を後ろにグッとずらさなければなりません。
ただ、ずらすと舌は正しい位置にくる気がします。
どちらが正しい噛み合わせなのかは専門医でないと分からないと言うことですね。
あまり大掛かりな事は望めないので、様子を見ながら色々試してみます。
舌が正しい位置に出来たら、TCHも顎間接症も食いしばりも治るのではと期待していましたが、色々な要因が重なり難しそうです。
最後にもう一つ質問なのですが、担当医が勧めるナイトガードのソフトタイプを試す価値はあると思われますでしょうか?
担当医は顎間接症より食いしばりに対して勧めているのだと思いますが、担当医は顎間接症の先生では無いですし、私自身が色々調べた結果、西山先生が仰る専用のマウスピースではないソフトタイプはあまり意味が無いと思っております。
とは言え素人考えですから、使うことでメリットがあれば作ろうと思っています。
再びアドバイスお願い致します。
普通の方々は、リラックス時も物を噛むときも顎の位置が同じなのかと思いましたが、多少のずれは有るようで少し安心しました。
私の場合、あいうべ体操をした後やリラックス時の位置と物を噛むときの(上下の奥歯が噛み合う)位置は大分違う様です。
噛み締める時は下顎を後ろにグッとずらさなければなりません。
ただ、ずらすと舌は正しい位置にくる気がします。
どちらが正しい噛み合わせなのかは専門医でないと分からないと言うことですね。
あまり大掛かりな事は望めないので、様子を見ながら色々試してみます。
舌が正しい位置に出来たら、TCHも顎間接症も食いしばりも治るのではと期待していましたが、色々な要因が重なり難しそうです。
最後にもう一つ質問なのですが、担当医が勧めるナイトガードのソフトタイプを試す価値はあると思われますでしょうか?
担当医は顎間接症より食いしばりに対して勧めているのだと思いますが、担当医は顎間接症の先生では無いですし、私自身が色々調べた結果、西山先生が仰る専用のマウスピースではないソフトタイプはあまり意味が無いと思っております。
とは言え素人考えですから、使うことでメリットがあれば作ろうと思っています。
再びアドバイスお願い致します。
回答4
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2016-03-31 22:55:57
西山です
>舌が正しい位置に出来たら、TCHも顎間接症も食いしばりも治るのではと期待していましたが、
これは考えない方が良いと思います。
スプリントについてですが、睡眠時のくいしばりから歯を守るならハードタイプを私は勧めます。
>舌が正しい位置に出来たら、TCHも顎間接症も食いしばりも治るのではと期待していましたが、
これは考えない方が良いと思います。
スプリントについてですが、睡眠時のくいしばりから歯を守るならハードタイプを私は勧めます。
相談者からの返信
タイトル | あいうべ体操で顎関節がカクカクいう |
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質問者 | stitch3さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 41歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
噛み合わせに関するトラブル 顎関節症 顎関節症用マウスピース・ナイトガード |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。