歯並びが悪く虫歯治療で大きく削る必要が。削らない虫歯治療法は?
相談者:
danditさん (51歳:男性)
投稿日時:2017-08-11 15:57:36
回答1
坂寄歯科医院(茨城県取手市藤代)の三木です。
回答日時:2017-08-11 16:22:25
danditさん、こんにちは。
>上記のようなケースに対応可能でしょうか?
どうでしょうか?
それはやはり実際に診察した歯科医師にしか分かりかねます。
ただ、歯並びが悪い状態での虫歯という事であれば、やはり通常の虫歯治療よりも健康な部分を大きく削っての治療というのもあり得るかと思います。
マイクロスコープやルーペのような拡大視野を使用している歯科医師であれば、そういった場合でも十分注意しながら処置を行ってくれる可能性は高いかと思いますよ。
>また、かかり付けの歯科医でその提案がないということは、一部の歯医者さんしか行っていない特殊な方法なのでしょうか?
そうですね。
残念ながら削らない治療というものはあまり期待はしない方が良いかと思います。
もし本当に削らないで済み、長期的な予後も良いのであれば全世界で一気に普及しているはずですので。
ご参考程度にして頂ければと思います。
>上記のようなケースに対応可能でしょうか?
どうでしょうか?
それはやはり実際に診察した歯科医師にしか分かりかねます。
ただ、歯並びが悪い状態での虫歯という事であれば、やはり通常の虫歯治療よりも健康な部分を大きく削っての治療というのもあり得るかと思います。
マイクロスコープやルーペのような拡大視野を使用している歯科医師であれば、そういった場合でも十分注意しながら処置を行ってくれる可能性は高いかと思いますよ。
>また、かかり付けの歯科医でその提案がないということは、一部の歯医者さんしか行っていない特殊な方法なのでしょうか?
そうですね。
残念ながら削らない治療というものはあまり期待はしない方が良いかと思います。
もし本当に削らないで済み、長期的な予後も良いのであれば全世界で一気に普及しているはずですので。
ご参考程度にして頂ければと思います。
回答2
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2017-08-11 16:43:31
カリソルブのことでしょうか?
前歯で歯並びが悪い場合削るのも大変なんですがさあレジン充填をしようとするともう大変ということはあると思います。
理想的には矯正なんでしょうが自費という事もあり中々難しいですね。
前歯で歯並びが悪い場合削るのも大変なんですがさあレジン充填をしようとするともう大変ということはあると思います。
理想的には矯正なんでしょうが自費という事もあり中々難しいですね。
相談者からの返信
相談者:
danditさん
返信日時:2017-08-11 18:19:03
回答3
回答4
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-08-11 18:37:22
こんにちは。
削らない治療といっても、健康エナメル質がウ蝕へ器具や薬剤の到達を邪魔していればエナメル質は削って落とします。
そうしないと完全な治療が出来ないからです。
前歯が重なってしまっていれば不潔域になりますから、かなり神経質にフロスを通したりしておかなければいつかは虫歯になり、また発見も遅れますからいざ虫歯治療をしましょうという時に大変になります。
重なっている歯の虫歯を発見された時にはエナメル質で虫歯がとどまっていることは少なく
(仮にエナメル質で虫歯がとどまっていたとしても白濁したり着色していて回復不能な状態で削らずにCR充填をすれば審美的に酷い治療にしかなりません)
通常は象牙質に虫歯が広がっています。
そしてエナメル象牙ジャンクションという組織のつなぎ目で横に横に広がっています。
歯を削らない虫歯治療は、この象牙質の軟化象牙質を治療の初期に削らないで温存して、歯髄にダメージを与えないようにという治療法(ドッグスベストセメントという保険適用外薬剤を使用する方法と、保険適用の薬剤を使用する方法があります)と、軟化象牙質を薬剤で溶かして取り除く方法(カリソルブ)があると思います。
どちらも虫歯の穴に器具を到達できず目視も出来ないような場合は、健康なエナメル質は削らなければかなりいい加減な治療になってしまうでしょうから予後不良になるでしょう。
基本的に健康なエナメル質や歯を削りたい歯科医はいないのですから、削るには理由が必ずあるわけです。
歯を削らない治療といっても削らなければアプローチさえ出来ないというケースは削られるでしょう。
削らない治療といっても、健康エナメル質がウ蝕へ器具や薬剤の到達を邪魔していればエナメル質は削って落とします。
そうしないと完全な治療が出来ないからです。
前歯が重なってしまっていれば不潔域になりますから、かなり神経質にフロスを通したりしておかなければいつかは虫歯になり、また発見も遅れますからいざ虫歯治療をしましょうという時に大変になります。
重なっている歯の虫歯を発見された時にはエナメル質で虫歯がとどまっていることは少なく
(仮にエナメル質で虫歯がとどまっていたとしても白濁したり着色していて回復不能な状態で削らずにCR充填をすれば審美的に酷い治療にしかなりません)
通常は象牙質に虫歯が広がっています。
そしてエナメル象牙ジャンクションという組織のつなぎ目で横に横に広がっています。
歯を削らない虫歯治療は、この象牙質の軟化象牙質を治療の初期に削らないで温存して、歯髄にダメージを与えないようにという治療法(ドッグスベストセメントという保険適用外薬剤を使用する方法と、保険適用の薬剤を使用する方法があります)と、軟化象牙質を薬剤で溶かして取り除く方法(カリソルブ)があると思います。
どちらも虫歯の穴に器具を到達できず目視も出来ないような場合は、健康なエナメル質は削らなければかなりいい加減な治療になってしまうでしょうから予後不良になるでしょう。
基本的に健康なエナメル質や歯を削りたい歯科医はいないのですから、削るには理由が必ずあるわけです。
歯を削らない治療といっても削らなければアプローチさえ出来ないというケースは削られるでしょう。
相談者からの返信
相談者:
danditさん
返信日時:2017-08-11 19:33:00
柴田先生 ありがとうございます。
飛びつくほど良いものではなさそうですね...。
船橋先生 ありがとうございます。
やはり削るのがベストのようですね。
どのくらい削るかはわかりませんが...
削っていってやがては抜歯せざるを得なくなると、隙間が空きますから、周辺の歯が動くと想像しますと、良いことはないですねぇ。
重なっている歯は虫歯のリスクが大きいのですね。
今までは感じたことがなかったので、改めて感じています。
やはり矯正するしかないのか..とも感じてます。
ここの質問と直接関係ありませんが話のついでにお尋ねします。
噛みあわせの不具合で健康を害していると主張されている方の経緯をNETでみると、相当シビアな単位でかみ合わせ調整されているようです。
0.25ミリとか、それ以上の高低差や前後左右、傾きなどなど。
全世界で相当な人数が矯正をしているでしょうが、こんなにシビアな噛み合わせ調整を何処の矯正医もされているのでしょうか?
というよりも、現実的にできるのでしょうか?
かなりの技術と機材が必要になると思います。
私のように下顎前突だと顎切りと矯正ですから、元の位置からすると、矯正だけの人よりも一層合わないと思います。
一方の高さ、角度、上の歯との噛み合わせを合わせると、隣の歯が合わなくなるなど、どう考えてもすべての歯の組み合わせ、噛み合わせをうまく合わせて、更に見た目をきれいにするなんて、困難な気がして心配です。
機械仕掛けの歯車ではないでしょうから。
いかがでしょうか?
飛びつくほど良いものではなさそうですね...。
船橋先生 ありがとうございます。
やはり削るのがベストのようですね。
どのくらい削るかはわかりませんが...
削っていってやがては抜歯せざるを得なくなると、隙間が空きますから、周辺の歯が動くと想像しますと、良いことはないですねぇ。
重なっている歯は虫歯のリスクが大きいのですね。
今までは感じたことがなかったので、改めて感じています。
やはり矯正するしかないのか..とも感じてます。
ここの質問と直接関係ありませんが話のついでにお尋ねします。
噛みあわせの不具合で健康を害していると主張されている方の経緯をNETでみると、相当シビアな単位でかみ合わせ調整されているようです。
0.25ミリとか、それ以上の高低差や前後左右、傾きなどなど。
全世界で相当な人数が矯正をしているでしょうが、こんなにシビアな噛み合わせ調整を何処の矯正医もされているのでしょうか?
というよりも、現実的にできるのでしょうか?
かなりの技術と機材が必要になると思います。
私のように下顎前突だと顎切りと矯正ですから、元の位置からすると、矯正だけの人よりも一層合わないと思います。
一方の高さ、角度、上の歯との噛み合わせを合わせると、隣の歯が合わなくなるなど、どう考えてもすべての歯の組み合わせ、噛み合わせをうまく合わせて、更に見た目をきれいにするなんて、困難な気がして心配です。
機械仕掛けの歯車ではないでしょうから。
いかがでしょうか?
回答5
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-08-13 11:07:46
51歳ではだんだん適応力に問題が生じてくる年齢かもしれませんね。
全身的な問題がなく骨の代謝を阻害するような薬を飲んでいなければ60歳、70歳でも矯正治療は可能といわれていますし、大腿骨骨折により人工骨置換術が行われるのはそれ以降の年齢でもされていますから、人為的に離断骨折させても治癒できるので問題ないと考えることも出来るかもしれません。
歯科ではかみ合わせの調整は数十ミクロン単位で行います。
歯根膜繊維が30μくらいで圧を感知するとされているのですが、咬合はバランスですから、そのバランスを上手く取りながら微調整を上手く行うことが可能です。
かみ合わせの不具合で調子を崩しておられる方で0.25mmの調整ならばかなり大きな数字ということになるでしょうから矯正治療の対象になると思います。
矯正治療と一般歯科(歯を動かすことのない)の違いは、7健康な歯周組織内に骨や歯周組織のリモデリングを積極的に誘導するかしないかの違いですから、矯正治療法を使ったほうができる治療内容の幅が確実に増えます。
矯正治療を行わず硬い歯を少し調整することで何とかしようと思えばかなり感覚的な問題がシビアな治療になるので、多くが全顎的に歯を大きく削って咬合再構成を伴う治療になり、最初の段階では調整をしやすい素材での仮歯をかなり長期に使用して生体の許容範囲を見極めることが必要になってくると思います。
>削っていってやがては抜歯せざるを得なくなると、隙間が空きますから、周辺の歯が動くと想像しますと、良いことはないですねぇ。
時間の単位がごちゃ混ぜになっていると思います。
一度しっかりした歯科医院で総合的に説明を受けられるとよいでしょう。
大学病院や自費専門医であれば相談に時間を取ってもらえるでしょうから、相談費用をお支払いになってご不明に思われることを細かく教えてこらうとよいと思います。
矯正治療をお考えでしたら、矯正治療ができる歯科医院でご相談されておくと矯正治療を行えない歯科医院にはない知識で対応してもらえるのでよいのではないかと思います。
全身的な問題がなく骨の代謝を阻害するような薬を飲んでいなければ60歳、70歳でも矯正治療は可能といわれていますし、大腿骨骨折により人工骨置換術が行われるのはそれ以降の年齢でもされていますから、人為的に離断骨折させても治癒できるので問題ないと考えることも出来るかもしれません。
歯科ではかみ合わせの調整は数十ミクロン単位で行います。
歯根膜繊維が30μくらいで圧を感知するとされているのですが、咬合はバランスですから、そのバランスを上手く取りながら微調整を上手く行うことが可能です。
かみ合わせの不具合で調子を崩しておられる方で0.25mmの調整ならばかなり大きな数字ということになるでしょうから矯正治療の対象になると思います。
矯正治療と一般歯科(歯を動かすことのない)の違いは、7健康な歯周組織内に骨や歯周組織のリモデリングを積極的に誘導するかしないかの違いですから、矯正治療法を使ったほうができる治療内容の幅が確実に増えます。
矯正治療を行わず硬い歯を少し調整することで何とかしようと思えばかなり感覚的な問題がシビアな治療になるので、多くが全顎的に歯を大きく削って咬合再構成を伴う治療になり、最初の段階では調整をしやすい素材での仮歯をかなり長期に使用して生体の許容範囲を見極めることが必要になってくると思います。
>削っていってやがては抜歯せざるを得なくなると、隙間が空きますから、周辺の歯が動くと想像しますと、良いことはないですねぇ。
時間の単位がごちゃ混ぜになっていると思います。
一度しっかりした歯科医院で総合的に説明を受けられるとよいでしょう。
大学病院や自費専門医であれば相談に時間を取ってもらえるでしょうから、相談費用をお支払いになってご不明に思われることを細かく教えてこらうとよいと思います。
矯正治療をお考えでしたら、矯正治療ができる歯科医院でご相談されておくと矯正治療を行えない歯科医院にはない知識で対応してもらえるのでよいのではないかと思います。
相談者からの返信
相談者:
danditさん
返信日時:2017-08-13 12:52:59
船橋先生、ありがとうございます。
>歯科ではかみ合わせの調整は数十ミクロン単位で行います。
>歯根膜繊維が30μくらいで圧を感知するとされているのですが、咬合はバランスですからそのバランスを上手く取りながら微調整を上手く行うことが可能です。
そんな小さな単位なんですね。
かなり驚きました。
この単位で隣接したそれぞれの形や位置の異なる歯の調整を微妙にしていく、というのはもの凄い技術ですね。
うまく取り入れればより良い環境を得られるが、何処の病院で(誰が)行うかでその逆もまた有り得る。諸刃の剣という感じですね。
>時間の単位がごちゃ混ぜになっていると思います。
>一度しっかりした歯科医院で総合的に説明を受けられるとよいでしょう。
そうしようと思います。
ありがとうございました。
>歯科ではかみ合わせの調整は数十ミクロン単位で行います。
>歯根膜繊維が30μくらいで圧を感知するとされているのですが、咬合はバランスですからそのバランスを上手く取りながら微調整を上手く行うことが可能です。
そんな小さな単位なんですね。
かなり驚きました。
この単位で隣接したそれぞれの形や位置の異なる歯の調整を微妙にしていく、というのはもの凄い技術ですね。
うまく取り入れればより良い環境を得られるが、何処の病院で(誰が)行うかでその逆もまた有り得る。諸刃の剣という感じですね。
>時間の単位がごちゃ混ぜになっていると思います。
>一度しっかりした歯科医院で総合的に説明を受けられるとよいでしょう。
そうしようと思います。
ありがとうございました。
タイトル | 歯並びが悪く虫歯治療で大きく削る必要が。削らない虫歯治療法は? |
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質問者 | danditさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 51歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯治療 歯並びが悪い |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。