フッ素は擦りこまなくても口に含んでいても良いですか
相談者:
やするるさん (46歳:女性)
投稿日時:2018-06-20 10:46:52
よろしくお願いします。
大人でも虫歯予防に有効とのことなので、毎晩歯磨き後にフッ素ジェルを歯ブラシで塗っています(チェックアップ ミント)。
衛生士さんから、全体を塗った後、歯間ブラシでもよくすりこんでくださいと言われましたが、ここで疑問が。
フッ素は、たしかイオン結合することで歯質を強化するものだと理解していたので、すりこんでも物理的にくっつくわけじゃないので意味がないような気がするのですが。
口の中に留まっていればいい、極端なことを言えば舐めるだけでいい、と思っているのですが間違いでしょうか?
衛生士さんに直接聞くのは、屁理屈をいう患者だと思われてしまいそうで、聞けずにいます。
お忙しい中申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。
大人でも虫歯予防に有効とのことなので、毎晩歯磨き後にフッ素ジェルを歯ブラシで塗っています(チェックアップ ミント)。
衛生士さんから、全体を塗った後、歯間ブラシでもよくすりこんでくださいと言われましたが、ここで疑問が。
フッ素は、たしかイオン結合することで歯質を強化するものだと理解していたので、すりこんでも物理的にくっつくわけじゃないので意味がないような気がするのですが。
口の中に留まっていればいい、極端なことを言えば舐めるだけでいい、と思っているのですが間違いでしょうか?
衛生士さんに直接聞くのは、屁理屈をいう患者だと思われてしまいそうで、聞けずにいます。
お忙しい中申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。
[過去のご相談]
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-06-20 11:13:05
こんにちは。
すでに歯間ブラシを使うようになっているということですから歯と歯の間に隙間が広がってきているのでしょうか?
その場合、歯茎は年齢と共に後退しやすくなりますから(骨が加齢と共に少なくなるので)歯と歯の間の根元辺りから虫歯になりやすくなってきているということになるのかもしれません。
元々歯と歯の間は掃除がしにくいですし、薬剤も浸透しにくいでしょうから歯間ブラシにフッ化物をつけて磨いてくださいと指導があったのでしょう。
加齢と共に歯茎のコラーゲン繊維も細くなり骨も下がってきますから根面虫歯になりやすくなりなり、根面虫歯はなると抜髄につながりやすいですから衛生士さんの指導のとおりフッ化物を応用されるとよいと思います。
ただし、不要に太い歯間ブラシを使用されると大切な歯間乳頭部を退縮してしまうことにつながりますから細めのものでお手入れされておくのがよいように思います。
そのあたりも含めて衛生士さんに管理してもらうとよいでしょう。
すでに歯間ブラシを使うようになっているということですから歯と歯の間に隙間が広がってきているのでしょうか?
その場合、歯茎は年齢と共に後退しやすくなりますから(骨が加齢と共に少なくなるので)歯と歯の間の根元辺りから虫歯になりやすくなってきているということになるのかもしれません。
元々歯と歯の間は掃除がしにくいですし、薬剤も浸透しにくいでしょうから歯間ブラシにフッ化物をつけて磨いてくださいと指導があったのでしょう。
加齢と共に歯茎のコラーゲン繊維も細くなり骨も下がってきますから根面虫歯になりやすくなりなり、根面虫歯はなると抜髄につながりやすいですから衛生士さんの指導のとおりフッ化物を応用されるとよいと思います。
ただし、不要に太い歯間ブラシを使用されると大切な歯間乳頭部を退縮してしまうことにつながりますから細めのものでお手入れされておくのがよいように思います。
そのあたりも含めて衛生士さんに管理してもらうとよいでしょう。
回答2
回答日時:2018-06-20 11:17:54
面白い疑問ですね。
どれほどの違いが出るかは難しいところですが、ポイントとしてはイオン化のことと、あとは停滞性でしょうかね。
水や唾液で流れてしまいますので、お口の中で濃度を維持することはおそらく有効です。
すりこむことには確かに意義はないと思うのですが、歯間部の様なイオンの浸透しにくそうなところ(逆に言えば停滞しやすいところ)に押し込んでおくという意味合いでならありだと思います。
実際、スウェーデンではフッ化物入り歯磨剤を使ってブラッシングをしたあとに、コップを使ってうがいをするのと、水をごく少量にして歯間部に泡が浸透する様、しつこくぶくぶくした場合とでのむし歯予防効果の差を比較した研究が行われ、効果的であるとの結論に至っていますね。
参考→イエテボリ法(イェテボリテクニック)
どれほどの違いが出るかは難しいところですが、ポイントとしてはイオン化のことと、あとは停滞性でしょうかね。
水や唾液で流れてしまいますので、お口の中で濃度を維持することはおそらく有効です。
すりこむことには確かに意義はないと思うのですが、歯間部の様なイオンの浸透しにくそうなところ(逆に言えば停滞しやすいところ)に押し込んでおくという意味合いでならありだと思います。
実際、スウェーデンではフッ化物入り歯磨剤を使ってブラッシングをしたあとに、コップを使ってうがいをするのと、水をごく少量にして歯間部に泡が浸透する様、しつこくぶくぶくした場合とでのむし歯予防効果の差を比較した研究が行われ、効果的であるとの結論に至っていますね。
参考→イエテボリ法(イェテボリテクニック)
回答3
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2018-06-20 11:47:35
メーカーは15cc5秒間一回のゆすぎを推奨していると思います。
参考
http://www.lion-dent.com/client/products/basic/checkup_g.htm
吐き出すだけでも大丈夫ですとも書いてあると思います。
参考
http://www.lion-dent.com/client/products/basic/checkup_g.htm
吐き出すだけでも大丈夫ですとも書いてあると思います。
相談者からの返信
相談者:
やするるさん
返信日時:2018-06-20 17:36:15
回答4
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-06-20 23:31:31
はい。
根面にも効果があります。
ハイドロキシアパタイトがあれば効果が期待できるとされています。
濃度の高いタイプが市販されるようになっていますから上手に使われると良いでしょう。
細いものを上手く使って歯間乳頭を大切にしてください。
根面にも効果があります。
ハイドロキシアパタイトがあれば効果が期待できるとされています。
濃度の高いタイプが市販されるようになっていますから上手に使われると良いでしょう。
細いものを上手く使って歯間乳頭を大切にしてください。
回答5
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2018-06-21 08:59:02
フッ素なんて関係ありません。
フッ素に過大な期待を寄せるのはわかりますが、むし歯の原因はおさとうの過剰摂取です。
お砂糖の量を健康を害さない量まで減らすことにつきます。
今や世界中でおさとうの過剰摂取が問題になりWHOでは制限するよう提言しています。
つい最近には総摂取カロリーの5%以内にすることを勧めています。
参考
WHOによる1日の砂糖摂取量に関する最終ガイドラインについて
http://smc-japan.org/?p=3677
先進国では炭酸飲料に税金をかけている国もあります。
これはむし歯予防だけではなく健康を維持するには必要だからです。
この量ならむし歯にはなりません。
今世の中は健康情報であふれかえっています、したがって健康にいいとの情報があればすぐに飛びついてしまいます。
メーカーはそれを巧みに利用して不必要な商品を売ろうとしています。
野菜ジュースしかり歯磨剤も同じです、ダイエット商品もです。
健康のためには好き嫌いしない、腹八分、適度な運動、早寝早起きです。
昔から言われていることです。
できることから実行するよう心がけましょう。
むし歯ゼロが実現できても生活習慣病になってしまえば元も子もありませんよ。
フッ素に過大な期待を寄せるのはわかりますが、むし歯の原因はおさとうの過剰摂取です。
お砂糖の量を健康を害さない量まで減らすことにつきます。
今や世界中でおさとうの過剰摂取が問題になりWHOでは制限するよう提言しています。
つい最近には総摂取カロリーの5%以内にすることを勧めています。
参考
WHOによる1日の砂糖摂取量に関する最終ガイドラインについて
http://smc-japan.org/?p=3677
先進国では炭酸飲料に税金をかけている国もあります。
これはむし歯予防だけではなく健康を維持するには必要だからです。
この量ならむし歯にはなりません。
今世の中は健康情報であふれかえっています、したがって健康にいいとの情報があればすぐに飛びついてしまいます。
メーカーはそれを巧みに利用して不必要な商品を売ろうとしています。
野菜ジュースしかり歯磨剤も同じです、ダイエット商品もです。
健康のためには好き嫌いしない、腹八分、適度な運動、早寝早起きです。
昔から言われていることです。
できることから実行するよう心がけましょう。
むし歯ゼロが実現できても生活習慣病になってしまえば元も子もありませんよ。
回答6
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2018-06-23 16:43:40
>それと、フッ素はエナメル質を強化させると思っているのですが、
歯磨剤のような低濃度フッ化物ではそういった作用はほとんどないのではないかといった意見もあります。(私もその意見に賛成です)
では、どういった作用があるのかというと、細菌の増殖・酸産生の抑制と(単純に溶解度積の点からの)再石灰化の更新といった考えです。
フッ化物の応用は歯の清掃をしなくても効果がある
プラークの中はフッ化物の濃度が高い
といった点からも理にかなっているかと。
歯磨剤のような低濃度フッ化物ではそういった作用はほとんどないのではないかといった意見もあります。(私もその意見に賛成です)
では、どういった作用があるのかというと、細菌の増殖・酸産生の抑制と(単純に溶解度積の点からの)再石灰化の更新といった考えです。
フッ化物の応用は歯の清掃をしなくても効果がある
プラークの中はフッ化物の濃度が高い
といった点からも理にかなっているかと。
タイトル | フッ素は擦りこまなくても口に含んでいても良いですか |
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質問者 | やするるさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 46歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | フッ素 |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。