セラミッククラウンを被せた歯の虫歯治療
相談者:
とんきちさん (34歳:女性)
投稿日時:2022-01-23 12:01:19
いつもお世話になります。
虫歯が多く、神経のない歯も多くあります。
セラミッククラウンを被せた歯が虫歯になった場合、治療するのは難しいでしょうか。
かなり歯を削り、被せてあるので、虫歯になれば抜歯になってしまうのでしょうか。
神経のない歯のため、痛みがなく悪化してしまうのでなないかととても不安です。
また、もしセラミッククラウンを被せていても治療できる場合、どのような治療になりますか。
よろしくお願い致します。
虫歯が多く、神経のない歯も多くあります。
セラミッククラウンを被せた歯が虫歯になった場合、治療するのは難しいでしょうか。
かなり歯を削り、被せてあるので、虫歯になれば抜歯になってしまうのでしょうか。
神経のない歯のため、痛みがなく悪化してしまうのでなないかととても不安です。
また、もしセラミッククラウンを被せていても治療できる場合、どのような治療になりますか。
よろしくお願い致します。
[過去のご相談]
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-01-23 12:31:55
こんにちは。
セラミッククラウンは綺麗に作るために歯の外周を一周ぐるりと削り取る必要があります。
更に噛み合わせ面も強度や作製時に必要となる形態になるように削り取ります。
そのため神経が治療に耐えられず失活させる必要が生じる場合がしばしばあります。
歯髄を取って綺麗に根管治療を成功させるためには根尖に繋がっていく穴を大きく開ける必要があります。
それらによってご自身の健全な歯質が非常に少なくなっていきます。
またそもそも虫歯が進行して歯髄処置が必要になっていれば虫歯を完全に取り除かないとその後の治療の長期予後が悪くなりますから虫歯部も完全に取り除くために歯冠部の歯質自体が非常に少ない状態から土台を作って根管で維持させて冠を被せていることもよくありますから元々の歯自体の余力は少ない状態であることがしばしばあります。
冠で虫歯になるのはほとんどのケースで冠の縁からですから(そこからしか外部細菌が侵入しないので)冠の縁の歯でなんとか維持できていた土台自体が動き出したりして今度は歯根破折に繋がっていきます。
そうならないように歯科医院を定期的に受診してメンテナンスと歯磨きの評価を受けてください。
そして早期発見早期治療介入してもらうとやり直しが可能になると思います。
>もしセラミッククラウンを被せていても治療できる場合、どのような治療になりますか。
虫歯が根面に進んだ場合ケースによっては部分矯正で歯を挺出させて健全な根面を引っ張り出して土台をきちんと作ったり冠の縁がしっかり健全な歯質内に設定する冠治療を受けることが可能になる場合がありますが、矯正時も前後の歯をアンカーにするのですべてがセラミック冠であれば難しくなるでしょう。
悪くならないように定期的に歯科を受診されておくのが一番安心できると思います。
早期発見で条件が合えば虫歯部を取り除いでレジンで埋めてそのままセラミック冠を使える場合があると思います。
何れにしてもケースバイケースですね。
セラミッククラウンは綺麗に作るために歯の外周を一周ぐるりと削り取る必要があります。
更に噛み合わせ面も強度や作製時に必要となる形態になるように削り取ります。
そのため神経が治療に耐えられず失活させる必要が生じる場合がしばしばあります。
歯髄を取って綺麗に根管治療を成功させるためには根尖に繋がっていく穴を大きく開ける必要があります。
それらによってご自身の健全な歯質が非常に少なくなっていきます。
またそもそも虫歯が進行して歯髄処置が必要になっていれば虫歯を完全に取り除かないとその後の治療の長期予後が悪くなりますから虫歯部も完全に取り除くために歯冠部の歯質自体が非常に少ない状態から土台を作って根管で維持させて冠を被せていることもよくありますから元々の歯自体の余力は少ない状態であることがしばしばあります。
冠で虫歯になるのはほとんどのケースで冠の縁からですから(そこからしか外部細菌が侵入しないので)冠の縁の歯でなんとか維持できていた土台自体が動き出したりして今度は歯根破折に繋がっていきます。
そうならないように歯科医院を定期的に受診してメンテナンスと歯磨きの評価を受けてください。
そして早期発見早期治療介入してもらうとやり直しが可能になると思います。
>もしセラミッククラウンを被せていても治療できる場合、どのような治療になりますか。
虫歯が根面に進んだ場合ケースによっては部分矯正で歯を挺出させて健全な根面を引っ張り出して土台をきちんと作ったり冠の縁がしっかり健全な歯質内に設定する冠治療を受けることが可能になる場合がありますが、矯正時も前後の歯をアンカーにするのですべてがセラミック冠であれば難しくなるでしょう。
悪くならないように定期的に歯科を受診されておくのが一番安心できると思います。
早期発見で条件が合えば虫歯部を取り除いでレジンで埋めてそのままセラミック冠を使える場合があると思います。
何れにしてもケースバイケースですね。
相談者からの返信
相談者:
とんきちさん
返信日時:2022-01-24 00:34:20
詳しく教えていただき、ありがとうございました。
タイトル | セラミッククラウンを被せた歯の虫歯治療 |
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質問者 | とんきちさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 34歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯治療 オールセラミック(陶器の被せ物) クラウンの作り直し・再治療 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。