転院にあたり、マイクロスコープのデメリットなどに関して

相談者: 雪風さん (51歳:女性)
投稿日時:2024-01-12 17:22:35
お世話になっております。

昨年9月に左右両側とも下6・7番が隣接面虫歯(=計4本)と指摘され
経過観察となりました。

※歯のレントゲンなど詳しくは過去の質問にございます↓

左右下奥歯の隣接面の虫歯は歯医者さん泣かせですか?



次は1月に(今月)来なさいと言われていますが、その歯医者さんは6〜8倍の拡大鏡はあるもののマイクロスコープやCTがありません。

ですので、露髄抜髄の危険を考慮して保険根幹治療でマイクロスコープとラバーダムを使ってくれるという所へ転院しようか悩んでいます。
転院先(予定)は12年前からLeica製マイクロスコープを導入し、おそらく常用してるようです。


【質問@】
もともと右下6と7にはレジンが入ってるので、これを除去する時 残存歯と区別が難しいと思いますが、その点マイクロスコープは有利なのでしょうか?

(※レジンを光らせるマイクロもあるようですが、 都合よく出会えないと思うので それは無視します)

高拡大率だから いかにも有利そうですが、レンズ越しでライトも浴びせるし、さらにミラーの鏡像での治療場面も多いでしょうから肉眼や拡大鏡と比べて実際はどうなのかな〜?と。



【質問A】
マイクロスコープは
・直視可能範囲が狭くミラーで治療する事が多い。
・視野を変えるための本体微調整が難しく、立体視しづらい
などのデメリットもネットで散見します。

今回 隣接面虫歯の治療で抜髄さえなければ、もしかしてマイクロでやらない方が良いのかな?とも素人としては思えてしまいます。

隣接面虫歯なので詰め物窩洞形成など良い条件でやって欲しいですが、拡大鏡の方がパフォーマンスは有利そうでしょうか?


となると拡大鏡もマイクロもある所を探したいのですが、隣接面虫歯の治療においてマイクロよりベターになりうるには 倍率はどれくらいあった方が良さそうでしょうか?
2とか3倍の拡大鏡もあるので…。



【質問B】
拡大鏡を普段使いしてて根幹治療はマイクロ+ラバーダムという第三の歯科医院も遠隔地にあるのですが、そういう所へ行って果たして望み通りいくものでしょうか?

拡大鏡で治療中に露髄もしくは露髄しそうになり神経抜きましょうという流れになったとして、その場でラバーダム装着&マイクロスコープに切替え・・・

その歯科医院は実質ひとり先生のようなのでマイクロを他の先生が使用中、という事はないはずですが、素人考えですし そんな簡単にいかないでしょうか?


以上です、何卒宜しくお願い致します!
<(_ _)>
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2024-01-13 09:43:19
雪風 さんこんにちは。

>【質問@】マイクロスコープは有利なのでしょうか?

見えないよりは見えた方が治療には有利だと思います。
また、拡大治療にあった切削器具等がなければ、細かい治療は難しいと思いまますし、その先生の腕によって変わってきます。

高拡大率だからと一言で終わらないですね。



>【質問A】マイクロスコープのデメリットは?

マイクロスコープもルーペも拡大治療に慣れて無いと時間も治療もスムーズにはいきませんね。
慣れているる治療が1番ですね。

また、マイクロスコープの方が、治療のステップを写真で撮ったり動画を撮ったりと治療の内容を見せてもらうことが出来ることが多いメリットはありますね。

なお、マイクロスコープの直視治療の書籍が販売されております。



>【質問B】拡大鏡を普段使いしてて根幹治療はマイクロ+ラバーダムという第三の歯科医院も遠隔地にあるのですが、そういう所へ行って果たして望み通りいくものでしょうか?

その先生に聞かなければ分かりませんね。
痛みが無ければ、ほとんどの場合は根管治療になることは少ないと思います。

悩みは直接治療する先生に聞かれると良いと思いますよ。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 雪風さん
返信日時:2024-01-13 11:58:25
加藤先生、
朝から有難うございます!


すみません急いで御解答くださったのでしょうか?
すこし質問とは違うお答えの所があるような…
私の理解力がないせいかもしれないしせっかく答えて頂いたのにこんな事言ってスミマセンッ(汗



質問@は、レジンと残存歯の見分けについてです。
マイクロは高拡大率ですがミラー視も多いらしいし、肉眼や拡大鏡と比べて実際どうなのかなと…
左右下6・7なんですけど。



質問Aは、マイクロ選択により起こる不利益についてです。

マイクロも拡大鏡も使う某歯科医院のHPではマイクロの欠点を述べたうえで、つめものやかぶせの治療において歯の立体視は大切だしマイクロを使うべきでないところで使ってしまって結果が悪くなったら意味がないとありましたので…そうなのかなと。

できれば拡大鏡もある所へ行こうかと思うのですが低倍率だったらマイクロの方がマシですかね?
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2024-01-14 10:12:21
@マイクロも直視できる(ミラーを必ず使用する訳では無いですね)ので問題無いですね。


Aミラーを使って立体的に見ることも可能ですね。

デメリットは使いこなせてないと意味がないことでしょうか?と個人的には思います。

私もマイクロスコープを導入したての頃は、色々な問題点がありましたが、保険治療も含めてほとんどマイクロスコープで治療するようになり、使っているうちに肉眼やルーペよりもマイクロスコープの方が楽に治療することが出来ると感じています。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 雪風さん
返信日時:2024-01-14 13:34:15
御回答ありがとうございます!

すみません、
@の、レジンと残存歯の見分けについてですが素人なもので どうかもう少し詳しく教えて下さい。

色の見分けに直視が有利なら意外にも肉眼が一番という事になりますよね?
高拡大率の方が精密治療できるけど色の見分けに関しては肉眼>拡大鏡>マイクロでしょうか(レンズの枚数順)。

マイクロでの直視の場合なら無問題との事ですが、マイクロ+ミラー視だとぶっちゃけ厳しいのかな〜なんて…??


精密治療の方がいいけど見分けの問題がある場合やはりミラー視はあるかもなので、拡大鏡の方が有利でしたらバランス的には拡大鏡くらいがベターでしょうかそれともマイクロとの差はないでしょうか
(術者がどれも使いこなせているという条件で)。

なんかしつこくてスミマセン。
純粋に「どう見えるんだろう?」と思って(^^;
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2024-01-15 07:35:03
ミラーはテクニックが必要になります。
直視した方が楽です。

拡大した方が良く見えると思います。
マイクロの方がルーペよりも拡大率が高いですね。
マイクロもルーペもレンズメーカーによって差が多少あります。

マイクロ、ルーペ、肉眼ではないでしょうか?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 雪風さん
返信日時:2024-01-15 13:46:24
御回答ありがとうございます!

マイクロで直視できる歯は上下前歯犬歯の表側くらいでそれ以外のほとんどの場所ではミラーテクニックと、某HPにあったのですが。
患者の頭を傾けさせたり機種によっては直視範囲は広がるのですかね。



>マイクロ、ルーペ、肉眼ではないでしょうか?

↑マイクロ直視がレジンの見分けで一番という事ですかね?
すみません マイクロのミラー視の場合については言及してないように思えまして(汗、
やはりミラー視だと厳しいのでしょうか、拡大鏡よりも?
回答 回答4
  • 回答者
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2024-01-15 19:23:39
雪風さん、こんにちは。

マイクロに限らず、肉眼であっても、拡大鏡であっても、口腔内のほとんどは直視で見えませんので、ミラーテクニックが必要になると思います。


>機種によっては直視範囲は広がるのですかね。

そうですね。
頭を傾けてもらう方法もありますし、確かに、機種によっては可動範囲が大きく、回り込んで覗き込むようなポジションをとることができる場合もあります。
それでも、口腔内は死角だらけです。


ところで、どのような理由で、色の見分けに直視が有利だとお考えなのでしょうか。

ミラー表面での光の減衰などは必ず生じます、そういうことでしょうか。
反射率の高い、清潔な表面反射ミラーを使用すれば、問題ないと思います。

拡大してしっかり観察できることのほうがはるかに要素として大きいと思います。

また、口腔内のほとんどの場所は、そもそも、直視が不可能だと思います。




>【質問@】

マイクロスコープが有利だと思います。
ただし、レジン虫歯を除去する際に、しっかりと歯と切削器具を見ながら治療する技術があれば、という条件付きだと思います。

マイクロスコープを使用していても、ちゃんとそれができる歯科医師は、そう多くはないように思います。


>【質問A】


そもそも、口腔内のほとんどの場所は直視不可能だと思います。


>・視野を変えるための本体微調整が難しく、立体視しづらいなどのデメリットもネットで散見します。

マイクロスコープと一言にいっても、さまざまな使い方をされている先生がおりますね。
立体視ということでは、左右のそれぞれに別の映像が映り(両眼視差)ますから、立体視ができると思います。

また、ミラーをさまざまな角度から動かしながら観察することで運動視差や三次元情報が得られますから、マイクロスコープのほうが、むしろ立体的に見ることができると、私は思います。

ただし、マイクロスコープの使用方法はさまざまですから、慣れていない先生からすると、マイクロスコープは立体視がしずらい、ということになりがちだと思います。



>拡大鏡の方がパフォーマンスは有利そうでしょうか?

ミラーテクニックを使用できず、拡大鏡のほうが慣れている先生が治療するのであれば、そういうこともあるかもしれません。



>【質問B】

拡大鏡が普段使いで、マイクロスコープは根管治療ということであれば、ミラーテクニックは得意ではないのかな、という印象を受けます。
あくまで個人的な感想です。

回答 回答5
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2024-01-16 17:14:18
こんにちは。


経過観察可能な症状がない隣接面虫歯ですから抜髄する必要はないのではないか?と思います。
一気に治療するのではなく、保険で可能な段階を踏んだ治療をしてもらうと良いのではないでしょうか?

血糖コントロールが悪い場合、免疫力が低下して歯髄の耐性が低下していると言われたりしますから糖分を取りすぎないように食生活や飲食間隔を改善されておくと症状が生じにくくなるかもしれませんね。


多角的な要素により治療の成功は左右されますが、御希望が強いならばラバーダムを使ってマイクロも使って治療してくれる歯科医院を選ぶこともできますね。

ご自身で選びに選んだ歯科医院の治療であればどういう結果に至ってもある程度納得していただけるものと思います。


何にしてもこだわりは大切だと思います。
まぁ最終的には運不運はありますね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 雪風さん
返信日時:2024-01-18 02:02:20
滝野先生、詳しい御回答ありがとうございます!


>どのような理由で色の見分けに直視が有利だとお考えなのでしょうか

拡大視やミラー視で見分けにはどうかと質問してマイクロも直視できる、直視の方が楽、とのお答えを頂き じゃあミラーだと難いのかな?と思いました。

どうもマイクロの一番の問題は術者の習熟度のようですね。
すごい達人だったらデメリットも克服できるかもだけど、それは患者には分らないので悩ましいところです(´・ω・`)




ふなちゃん先生もありがとうございます!


>経過観察可能な症状がない隣接面虫歯ですから抜髄する必要はないのではないか?と思います。

過去の質問の方では述べていますが、今の担当医から この隣接面虫歯は

神経を抜く事になるかもしれないから経過観察にする」

と、意図不明な言い方をされてまして…(汗
あれから4カ月経ち、今では時々冷水がしみたりします。


不安にさいなまれながら必死で最善な所を見つけようとネットで探し続けましたが、マイクロやラバーダム検索すると良くないクチコミの所が まあ多いんですよね。
そういう所はサクラの良クチコミで印象操作しているのかクチコミの総数が不自然に多いという。

今 通ってるところも拡大鏡があるから選んだものの色々不信感があり怖くて行きたくないのですが、とりあえずそこへ行くしかないかと思うに至りました。
マイクロは当り外れが大きそうですし、抜髄にならない方に賭けてみます。



>ご自身で選びに選んだ歯科医院の治療であればどういう結果に至ってもある程度納得していただける

ネット社会でなんでも探せる・選べるようでいて、現実には難しいものですね。
でもこれだけ探したのだからもうどうしようもないかなと。
最終的には運不運、本当にそうですよね。


先生方、ご親切に色々とアドバイス頂き
本当にありがとうございました。



タイトル 転院にあたり、マイクロスコープのデメリットなどに関して
質問者 雪風さん
地域 非公開
年齢 51歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
マイクロスコープ
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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