6歳、永久歯の歯並びのために顎の発達を促すトレーニングを教えて下さい
相談者:
とらじさん (6歳:女性)
投稿日時:2009-01-01 01:19:30
先日は、6歳の子供の件でお世話になりました。
参考:前回のご相談
〔6歳、6才臼歯が「虫歯になりかけ」と言われました〕
今回は、下の左右1番永久歯の歯並びのことで。。。
昨年9月に乳歯の後ろに永久歯が生えてきて、しかも、それが斜めにウィング状に生えてきていたため乳歯を抜歯しました。
先週定期健診で、
1、左右2番はまだ抜ける気配はまったくなし
2、ウィング状は少し改善されているようだが様子を見て、早いうちに矯正をしたほうがいいかも
(その矯正は、ワイヤーのやつではないものでした)
3、顎の発達はこれからなので、噛む訓練をしましょう
とのことでした。
1日数回、前歯でガムを噛む
食事も歯ごたえのあるものを意識して与える
上下の犬歯で、ストローのようなやや弾力のあるものを噛み噛み。。。する
などとのことでした。
他に顎の発達を促し歯のスペースを作れるような訓練方法があれば、ぜひ教えてください。
次回は春休みくらいに検診予定です。
参考:前回のご相談
〔6歳、6才臼歯が「虫歯になりかけ」と言われました〕
今回は、下の左右1番永久歯の歯並びのことで。。。
昨年9月に乳歯の後ろに永久歯が生えてきて、しかも、それが斜めにウィング状に生えてきていたため乳歯を抜歯しました。
先週定期健診で、
1、左右2番はまだ抜ける気配はまったくなし
2、ウィング状は少し改善されているようだが様子を見て、早いうちに矯正をしたほうがいいかも
(その矯正は、ワイヤーのやつではないものでした)
3、顎の発達はこれからなので、噛む訓練をしましょう
とのことでした。
1日数回、前歯でガムを噛む
食事も歯ごたえのあるものを意識して与える
上下の犬歯で、ストローのようなやや弾力のあるものを噛み噛み。。。する
などとのことでした。
他に顎の発達を促し歯のスペースを作れるような訓練方法があれば、ぜひ教えてください。
次回は春休みくらいに検診予定です。
[過去のご相談]
回答1
佐藤歯科医院(大阪市北区)の佐藤です。
回答日時:2009-01-01 01:47:08
私の大学の同級生は歯科医師の息子さんでしたが、顎の発育のために、出来合いの食事は中三まで禁止、時にお菓子の類は全面禁止で、おやつ代わりに、昆布やスルメ、煮干しをかじっていたそうです、とてもいい顎の骨と歯並びでしたよ。
ファストフードのメニューは全面的に反対です。
噛まなくても食べられる食事は家庭内から駆逐された方が、お子さんの将来に確実にいい影響があると思います。
ファストフードのメニューは全面的に反対です。
噛まなくても食べられる食事は家庭内から駆逐された方が、お子さんの将来に確実にいい影響があると思います。
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2009-01-01 02:59:33
とらじさまおはようございます。
お子様の歯並びで乳歯の後ろに永久歯が生えてきて、乳歯を抜歯なさったのですね。
私の今までの経験ではそのようなことを実行しても、顎が発達してスペースが出来たことはありません。
歯の大きさと、顎の大きさは遺伝で決まってくると考えています、ご両親が顎や歯が大きければお子様も大きいと思います。
いずれかが歯並びが悪ければどちらに似ているかで決まってくると考えています、兄弟で歯並びが違うのはどちらの遺伝子を多く受け継いだかと、個体差による違いだと考えています。
もし運動で背が伸びるならバレーやバスケットをすれば背が伸びる確率が多くなるでしょう、重量挙げの選手は背の高い人ばかりになっていくでしょうが実際はそうではありません。
背の高い人がバレーやバスケットの選手になったと考えたほうが整合性はあるようです。
したがって硬いものを咬めば筋力は付いて咬合力は強くなっていくでしょうが、顎のスペースが大きくなって歯並びの改善につながるとは到底考えられません。
しかし軟食をなさるより意識して硬いものを咬むトレーニングは、なさっておいたほうがいいと考えています。
これは硬いものが咬めるということは食品のレパートリーが増えることを意味しています、即ち多様なものが食べられることになり豊かな食生活につながるからです。
したがってガムを毎日かむというような不健康な食生活ではなく、硬い食品例えば大豆や煮干の炒ったもの、殻の付いたピーナッツ、殻の付いた銀杏、根昆布等、果物もあえて皮をむかずにおやつとし与えてみることもいいかもしれません、食べなれたら好んで食べるようになります
得てして軟らかいもの甘いものが好まれるご時世ですが、探せば幾らでも硬い食品はあります、意識して食卓に上げてください。
これは子育てでは大切なことだと考えています、お母さんの知恵の絞りどころです。
知識も大切ですがそれを生かす知恵があるのとないのとではずいぶん違ってきます。
それからついでにもうひとつ大切な格言「止めると止まらない、止めないと止まる」です。
例えば兄弟がいるとします、兄弟げんかをした時つい親は止めに入ります、しかし止めていると親が止めに入らない限り何時までも止まりません、だんだんエスカレートしていきます、そのうち親がいないときに隠れてするようになります。
しかし止めずにいると必ず止まります、つまり止められると自ら止めるトレーニングが出来ないため止まらなくなります。
毎回親が止めてくれるまで続けます、しかし親が見ていて手を出さないと兄弟げんかは起きてもすぐに止まります、毎回自ら止めるトレーニングをしているからです、そのうちしなくなります。
いざこざは起こりますがすぐにやみます、これは兄弟げんかが不愉快なものと気が付くからだと考えています。
この「止めると止まらない、止めないと止まる」は子育ての全ての場面で当てはまります、命を脅かされることがない限り親は我慢して子どもが経験していることを止めないで見続けることが大切です。
経験不足では成長できません、その年齢のその時に経験せねばならないことは経験させておかなければなりません。
後になってからでは遅すぎます、経験させることはできません。
子育てがんばってください、今は大変でしょうがいいことが将来きっとありますよ。
連続抜去法
http://yamadashika.jp/ortho.html#a06
お子様の歯並びで乳歯の後ろに永久歯が生えてきて、乳歯を抜歯なさったのですね。
私の今までの経験ではそのようなことを実行しても、顎が発達してスペースが出来たことはありません。
歯の大きさと、顎の大きさは遺伝で決まってくると考えています、ご両親が顎や歯が大きければお子様も大きいと思います。
いずれかが歯並びが悪ければどちらに似ているかで決まってくると考えています、兄弟で歯並びが違うのはどちらの遺伝子を多く受け継いだかと、個体差による違いだと考えています。
もし運動で背が伸びるならバレーやバスケットをすれば背が伸びる確率が多くなるでしょう、重量挙げの選手は背の高い人ばかりになっていくでしょうが実際はそうではありません。
背の高い人がバレーやバスケットの選手になったと考えたほうが整合性はあるようです。
したがって硬いものを咬めば筋力は付いて咬合力は強くなっていくでしょうが、顎のスペースが大きくなって歯並びの改善につながるとは到底考えられません。
しかし軟食をなさるより意識して硬いものを咬むトレーニングは、なさっておいたほうがいいと考えています。
これは硬いものが咬めるということは食品のレパートリーが増えることを意味しています、即ち多様なものが食べられることになり豊かな食生活につながるからです。
したがってガムを毎日かむというような不健康な食生活ではなく、硬い食品例えば大豆や煮干の炒ったもの、殻の付いたピーナッツ、殻の付いた銀杏、根昆布等、果物もあえて皮をむかずにおやつとし与えてみることもいいかもしれません、食べなれたら好んで食べるようになります
得てして軟らかいもの甘いものが好まれるご時世ですが、探せば幾らでも硬い食品はあります、意識して食卓に上げてください。
これは子育てでは大切なことだと考えています、お母さんの知恵の絞りどころです。
知識も大切ですがそれを生かす知恵があるのとないのとではずいぶん違ってきます。
それからついでにもうひとつ大切な格言「止めると止まらない、止めないと止まる」です。
例えば兄弟がいるとします、兄弟げんかをした時つい親は止めに入ります、しかし止めていると親が止めに入らない限り何時までも止まりません、だんだんエスカレートしていきます、そのうち親がいないときに隠れてするようになります。
しかし止めずにいると必ず止まります、つまり止められると自ら止めるトレーニングが出来ないため止まらなくなります。
毎回親が止めてくれるまで続けます、しかし親が見ていて手を出さないと兄弟げんかは起きてもすぐに止まります、毎回自ら止めるトレーニングをしているからです、そのうちしなくなります。
いざこざは起こりますがすぐにやみます、これは兄弟げんかが不愉快なものと気が付くからだと考えています。
この「止めると止まらない、止めないと止まる」は子育ての全ての場面で当てはまります、命を脅かされることがない限り親は我慢して子どもが経験していることを止めないで見続けることが大切です。
経験不足では成長できません、その年齢のその時に経験せねばならないことは経験させておかなければなりません。
後になってからでは遅すぎます、経験させることはできません。
子育てがんばってください、今は大変でしょうがいいことが将来きっとありますよ。
連続抜去法
http://yamadashika.jp/ortho.html#a06
相談者からの返信
相談者:
とらじさん
返信日時:2009-01-04 14:37:43
回答3
回答4
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2009-01-05 23:38:46
>遺伝的要素が大きいのですね、知りませんでした。
先天的(遺伝的)な要素ももちろん関係しますが、後天的(環境的)な要素もある程度影響すると考えます。
戦前の人の歯並びと戦後の人の歯並びを比べてみても戦後の人のほうが歯並びが悪い人の割合が多いようですが、これを先天的な要素だけで説明するのは困難で、後天的な要素すなわち食生活の変化に起因すると考えるのが一般的です。
また、発展途上国の人のほうが日本の人よりも歯並びの良い人が多いようです。
今時の日本人は、あまりにも食生活が激変して、噛まなくなったため顎の劣成長を招いているのではないかと考えます。
ですので、佐藤先生がお書きのように良く噛んで食べることは、顎の劣成長を防ぎ、(本来もっている)良い歯並びを獲得させてくれる可能性は十分にあると考えます。
先天的(遺伝的)な要素ももちろん関係しますが、後天的(環境的)な要素もある程度影響すると考えます。
戦前の人の歯並びと戦後の人の歯並びを比べてみても戦後の人のほうが歯並びが悪い人の割合が多いようですが、これを先天的な要素だけで説明するのは困難で、後天的な要素すなわち食生活の変化に起因すると考えるのが一般的です。
また、発展途上国の人のほうが日本の人よりも歯並びの良い人が多いようです。
今時の日本人は、あまりにも食生活が激変して、噛まなくなったため顎の劣成長を招いているのではないかと考えます。
ですので、佐藤先生がお書きのように良く噛んで食べることは、顎の劣成長を防ぎ、(本来もっている)良い歯並びを獲得させてくれる可能性は十分にあると考えます。
タイトル | 6歳、永久歯の歯並びのために顎の発達を促すトレーニングを教えて下さい |
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質問者 | とらじさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 6歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
小児矯正(子供の矯正) 歯の生えかわり(生え変わり) 子供の歯並び 小児歯科その他 歯並びが悪い |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。