前歯ブリッジを審美面で再治療、ブリッジかインプラントか迷います

相談者: ぞんさん (52歳:男性)
投稿日時:2010-03-13 22:15:56
参考:過去のご相談
35年前の前歯ブリッジ。歯茎後退により隙間ができている
他多数


先生方には何時もお世話になっております。

前回も投稿させて頂きましたが、私は35年前から左上1番2番が欠損のために、左3番と右1番2番を支台にして計5本をメタルボンドブリッジにしています。

現在の所は特に痛み等の違和感も無く使用していますが、ブラックマージンブラックトライアングル等の隙が気になって来たので、ブリッジの作り変えを考えており、先日歯科に行ったところ、左上の欠損部2本のインプラントを薦められました。

支台の3本は有髄歯なのか無髄歯なのかはレントゲンでは解らなかったそうですが、ブリッジを外して見てから場合によってはコアを入れるかも知れないとの事です。

そこで疑問1、なのですが、

現在問題が無いブリッジなのに、もう一回治療をして細菌感染の心配も有りますし、それにコアを入れなくてはならない様なら見た目は良く無いですが、2次カリエスに気を付けながら、今の状態を保って問題が出るまで使用した方が良いのかな?との考えも有るのですが・・、どうでしょうか?。

そしてインプラントをする事に関しては、私としては去年小臼歯2本のインプラントを経験しているので、当初はインプラントも視野に入ってはいたのですが、こちらで勉強をさせて頂きますと「前歯のインプラントは審美性が難しい」との事。

それに私は前回のインプラントの経験から、術後に傷が癒えるまでの、の無い不便さや、その後半年間の部分入れ歯仮歯として使用した不自由さや、(今度は前歯なので尚更に歯の無い期間は辛いです)完成するまでの期間の長さ等を考えますと悩んでしまします。

そこでもし作り変えるとした場合の、疑問2で、ブリッジだけで無くてインプラントでもブラックマージンやブラックトライアングルは出来る様ですし、そしてむしろブリッジよりインプラントに出来たブラックマージンの方が厄介とも聞いています。

だったら今回はブリッジをして(15〜20年ぐらいは保って欲しいのですが・・)、65歳か70歳近くなって、もしその時にブラックマージン等が気になったらインプラントを使用かなとも考えていますが、この考えはどうでしょうか?。

また、インプラントとブリッジを比べた場合、ブラックマージンやブラックトライアングルの出るまでの期間は違うのでしょうか?。

現在は人と会う仕事なので、インプラント術後の歯茎を縫った状態とか、不自然な仮歯の期間が辛いですが、65歳になれば仕事も辞めていますから、そんな状態でも大丈夫だと思っていますし、今回インプラントをして、もし10年後15年後にブラックマージンやブラックトライアングルが出たらショックです。

長文で申し訳が有りませんが、先生方のご意見をお聞かせ頂ければ助かります。
宜しくお願い致します。
 
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-03-14 05:37:48
おはようございます。


>問題が無いブリッジなのに、もう一回治療をして細菌感染の心配も有りますし、それにコアを入れなくてはならない様なら見た目は良く無いですが、2次カリエスに気を付けながら、今の状態を保って問題が出るまで使用した方が良いのかな?との考えも有るのですが・・、どうでしょうか?。

審美的な問題ですから、ぞんさんが気にしなければ良いと思います。

 
>だったら今回はブリッジをして(15〜20年ぐらいは保って欲しいのですが・・)、65歳か70歳近くなって、もしその時にブラックマージン等が気になったらインプラントを使用かなとも考えていますが、この考えはどうでしょうか?。

それもひとつの考え方ですね。


>また、インプラントとブリッジを比べた場合、ブラックマージンブラックトライアングルの出るまでの期間は違うのでしょうか?。

デ−タがあるかどうか分かりませんが、インプラントのほうが早い気がします。
というか難しいと思います。(審美的に作ることが)


ブラックマージンやブラックトライアングルは、歯肉の厚み、形成の仕方、セット後のブラッシングの仕方....etc.などさまざまな要素がかかわってきますので一概には言えませんが。


以上参考になさってください。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-03-14 06:17:00
ぞんさま、おはようございます。

ブリッジインプラントか迷っていらっしゃるのですね、個人的には前歯部のインプラントは、よっぽどの理由がない限りお勧めいたしかねます。

現在の状況なら、すでにブリッジになさっているので作り変えるとしても、ブリッジになさったほうがいいように思います。


>見た目は良く無いですが、2次カリエスに気を付けながら、今の状態を保って問題が出るまで使用した方が良いのかな?との考えも有るのですが・・、どうでしょうか?。

そのようになさるのもあながち間違いとはいえないのかもしれませんが、実際に拝見していないので断定いたしかねます。


>65歳か70歳近くなって、もしその時にブラックマージン等が気になったらインプラントを使用かなとも考えていますが、この考えはどうでしょうか?。

もし今回ブリッジを作り直されるのなら、一生作り直さなくてもいいように、現在このような状況になった原因を洗い出して対策を打っておけばインプラントを考えなくてもいいかもしれません。

原因を探っておくべきだと思います。


>また、インプラントとブリッジを比べた場合、ブラックマージンブラックトライアングルの出るまでの期間は違うのでしょうか?。

どうなんでしょう、個人的には前のインプラントは避けるようにしているのでよくわかりませんが、適応症を選んで基本に忠実に施術してブラッシングを正しく行えばそれほど心配はないと思います。

しかし2本隣り合わせのインプラントは、インプラント間の歯間乳頭はロスしやすいといわれています。

参考になさってください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ぞんさん
返信日時:2010-03-14 09:42:05
宇藤先生、山田先生、早々のご意見を有難う御座います。

両先生のご意見をお聞きし私なりに理解しますと、現在のブリッジに問題が無く機能しているとすれば、審美性さえ気にしなければ、現状維持も有り。

しかし審美性や2次カリエス等が気になるなら、作り変えが必要で、その場合にはインプランよりブリッジを選択した方が良い。との事と理解しましたが、歯茎とブリッジの間に隙が有ると言うの事は、2次カリエスのリスクは相当あると考えるべきなのでしょうか?。

正直35年間大丈夫だったからなあ・・、との思いも有ります。


ブリッジについてお尋ねしたいのですが、歯科医からはオールセラミック(一本7万円)とジルコニア(一本12万円)が提案されました。

両材質について、一応確認したいのですが、オールセラミックと言っても、それは外側だけで内側はメタルなので、将来的に歯肉退縮した場合にはブラックマージンが目立が、ジルコニアはその内側がジルコニアと言う白い材質で出来ているので、将来的に歯肉退縮したとしても内側が白いのでブラックマージンが目立ちにくい。

しかし、ジルコニアの欠点としては、

1、まだ歴史が浅いので長期的なデータが無い。

2、ロングスパンのブリッジには不適(どうしてでしょうか?)

3、硬い材質なのでもし再治療が必要な場合に難しい。
 
こんな理解で良いのでしょうか?。

私としては価格面もありますが、それ以上に安心が出来る材質が良いのでオールセラミックが良いかな?と考えているのですが・・。

現在私が使用していますメタルボンドのブリッジは、色や透明度など経年的なせいも有るのでしょうが、天然のと明らかに違うので、今度のブリッジはもう少し自然な材質にしたいのですが、オールセラミックでも今使っているメタルボンドのブリッジより天然歯に近づくでしょうか?。

お忙しい中、申し訳が有りませんがご教示を頂けますと有り難いです。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-03-14 10:00:13
こんにちは、

ジルコニア
http://www.google.co.jp/search?q=%83W%83%8B%83R%83j%83A&hl=ja&as_sitesearch=www2.ha-channel-88.com&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS

メタルボンド
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&inlang=ja&safe=off&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS&q=%83%81%83%5E%83%8B%83%7B%83%93%83h+site%3Awww2.ha-channel-88.com&lr=&aq=f&aqi=&aql=&oq=

カラーレス
〔写真あり〕歯や歯茎の変色を防ぐためには、前歯の被せ物は何が良い?


>しかし、ジルコニアの欠点としては、
>1、まだ歴史が浅いので長期的なデータが無い。

そうですね、数字上の強度などは大丈夫と言う言い方になりますね。


>2、ロングスパンのブリッジには不適(どうしてでしょうか?)

現在はメーカーを選べば出来ないことないですよ。
私はしませんが、ロングスパン症例(10連結)もありますから。
ただし、相当精密な治療ができる先生が前提になります。。。


>3、硬い材質なのでもし再治療が必要な場合に難しい。

全て削り取ってしまえばいいので、あまり気にしなくていいですよ。
私見ですが、メタルボンドの方が除去しやすいですが、ジルコニアも外せないことはないです。


>現在私が使用していますメタルボンドのブリッジは、色や透明度など経年的なせいも有るのでしょうが、今度のブリッジはもう少し自然な材質にしたいのですが、オールセラミックでも今使っているメタルボンドのブリッジより天然歯に近づくでしょうか?。

大分前のメタルボンドと、今現在のセラミストが作るメタルボンドでは大きな違いがあります。
今現在の技術であればメタルボンドでも十分透明感は出せます。

http://sa4ba.com/index.shtml#mitame

上段のメタルボンドは15年以上前のものです。


私は今現在、患者さんの審美要求度によって使い分けをしていますが、前歯はほぼ100%オールセラミック、小臼歯大臼歯歯ぐきの色まで気にする人はオールセラミック、そこまで気は使わないが白い歯がいい人はメタルボンドを用いています。
 

はっきり言ってしまえば、セラミックの「見た目」はセラミスト(技工士)の腕による所が大きいので、ぞんさんのように審美面をある程度気にするなら、必ず過去の症例は見せてもらった方がいいですよ。



おだいじに

 

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-03-14 10:39:06
おはようございます。

それはオールセラミックブリッジではなくて、メタルボンドではないでしょうか??

裏側に金属が入っていたら「オール」じゃなくなりますし、メタルボンドかと。
7万のメタルボンドならたぶん一般的には最安値ぐらいかと思いますし、オールセラミックは大抵はメタルボンドよりは高価ですしね。

もう一度確認されることをお勧めします。

ジルコニアのロングスパンに関しては、私もしたことはないのですが、製作(コンピューターでの削り出し)自体は変形も少なく、高精度に出来ます。
(メタルボンドの場合、フレームは手作業で鋳造して作るので、ある程度収縮してしまいます)

そういう意味ではむしろ向いているのですが、全てのを全くの平行に削るドクターの技量的にかなり高難度なのと、型採り材や模型を作る石膏の精度の限界が3cmぐらいまで? という点で、どっちもどっちかも知れません。

製作途中でひずみなどが問題になった場合に、メタルボンド(メタルフレーム)ならどこかを切断してまた溶接することも、難しいですが出来ることは出来ますし、敢えて最初からそうすることで模型の変形を補償して精度を出す方法もあるのですが、ジルコニアフレームだと機械まかせの一発勝負になる点が、良い様な悪い様な、悩ましいところですね。

ジルコニアのミリングマシーンも年々良くなっている様ですし、どちらかと言うと実際に担当される先生や技工士さんの求めているレベルや、出来るレベルによって向き不向きが変わる様に思いますよ。







それと、私も前歯部は基本的にブリッジを第一選択で考える方なのですが、敢えて逆の意見も書きますね。

前歯部のインプラント審美的な問題を起こしやすい最大の原因は、抜歯した後の骨の変形が著しいからだと思います。

ぞんさんの場合は抜歯後35年もたっている訳ですから、これ以上の変形は極めて少ないのではないかと思います。

ですから、現時点で、もしも造骨が不要なほど十分な骨量(※必ずCTで、骨の前後的な”厚み”も確認して下さい)があるのでしたら、インプラントというのも案外良いかも知れません。

治療期間中の仮歯は、今と同じブリッジタイプにすればいいですからね。



悩みは尽きないと思いますが、担当の先生の一番自信がある方法も尋ねてみるなど、よく相談しながら決めて下さいね。

お大事にどうぞ。




と書いている間に井野先生からもコメントがありましたね。

なるほど、「オールセラミック」は、メタルボンドのカラーレスの意味かも知れませんね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ぞんさん
返信日時:2010-03-14 20:20:16
井野先生、渡辺先生、貴重なご意見を有難う御座いました。

オールセラミックについては私の勘違いだった様です。
ご指摘を有難う御座いました。

担当の先生から薦められましたのはオールセラミック(7万円)と、ジルコニアセラミック(12万円)です。

度々すみませんが又ご意見を賜りたいのですが、

1、強度の面ではジルコニアセラミックの方が有るのでしょうが、先生方のご意見ではジルコニアセラミックでブリッジ作る場合、歯科医技工士の力量でだいぶ差が出そうですし、高度な技術も要求されそうな気がします。

オールセラミックでも内側はセラッミクで白いのですから、ジルコニアセラッミクと同様に将来的に歯肉が後退しても、ブラックマージンは目立ちにくいので有ればオールセラミックでも良い気がするのですが・・。

そこまでのリスクを背負っても、ジルコニアにする事で得るメリットは大きいと言う事なのでしょうか?。

2、また、カラーレスのメタルボンドも裏側のメタルさえ気にしなければ、将来マージンが見えてもメタル色では無くセラミックの白なので興味が有るところです。

3、渡辺先生からお話が有りましたインプラントにも興味は有るのですが、そのインプラントに将来ブラックマージンが出来た場合を考えますと、今回はブリッジにしてインプラントは最後の策として考えたいのですが、この考えはどうなのでしょうか?。

4、もしコアを立てなければならない場合に、歯根の再治療や人工歯の仕上がりの色や肉後退を考えると、ファイバーコアを使用した方が良いのでしょうか?。

度々で申し訳が有りませんが、宜しくお願い致します。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2010-03-14 22:21:30
オールセラミックでも内側はセラッミクで白いのですから

↑ということは、やはりメタルボンド(カラーレス)ではなくてオールセラミックですよね。

オールセラミックにジルコニアを含める場合もあるのですが、今回はジルコニアは別に区別されてますから、ジルコニア以外のオールセラミックということになるかと思います。

となると、通常ロングスパンのブリッジには強度不足で不向きだと思うのですが・・

少なくとも私はしないです。

あ、あと、メタルボンドのことをオールセラミックと呼ぶ先生もおられるかも知れませんね。

値段からはハイブリッドセラミックの可能性もあるかも知れませんが・・これも強度不足でしょう。

とりあえずまず、この辺りをご確認されてはどうでしょう?




ということで1、2は飛ばして

>3、について

それでも良いと思います。

また、インプラントフィクスチャー埋入位置によっては、アバットメントを短いものに交換(上部構造も要交換)したり、歯肉を移植することでリカバリー出来る場合もあると思います。



>4、について

私は使ったことがありませんが、ゴールドコアなんかも歯根が綺麗と言いますね。
残存歯質の量によってはレジンコア(スクリューなし;ファイバーコアのファイバー抜き)でも良いと思いますし、担当の先生のお好きな材料を聞いてみて下さい。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ぞんさん
返信日時:2010-03-15 20:44:54
渡辺先生、お忙しい中ご意見を有難う御座います。

そうです、私が考えていたのはメタルボンド(表側だけがセラミックで他の部分は全てメタル)では無くて、内側も全てセラミックのオールセラミックです。
解りずらい表現をしてしまって申し訳ありません。

でも先生のお話ですと、私のブリッジは5本連結ですのでオールセラミックでは強度的に無理な様ですね。

1、どうしてもオールセラミックにしたいのなら、セラミックのブリッジの裏側の一部に強度と柔軟性を持たせるためにメタルを使用するか?。

2、メタルボンドのカラーレスにするか?

3、の内側にジルコニアを使用したジルコニアセラミックスにするか?、ですね。

どれを選択するのが良いのかは、使用する材質でも一長一短が有りますし、各先生方の考え方で選択も変わって来る様ですし非常に悩ましいです・・。

ご助言を有難う御座いました。



タイトル 前歯ブリッジを審美面で再治療、ブリッジかインプラントか迷います
質問者 ぞんさん
地域 非公開
年齢 52歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:1番(中切歯)
抜歯:2番(側切歯)
メタルボンド
ブリッジ治療法
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回答者




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