回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2013-08-18 19:35:31
少し専門的な話になりますが。

細菌が増殖して炎症が起こると、炎症を抑えようと好中球やマクロファージなどが集まってきます。
これらは炎症を引き起こしている細菌を退治して、炎症を抑える兵隊のようなものです。

この時、炎症を抑えるだけならいいのですが、IL-1やTNF-aなどのサイトカインと呼ばれるものの作用で、骨を破壊する細胞(破骨細胞)が活性化されます。

そのため、炎症が長く続くと、活性化された破骨細胞によって歯槽骨が吸収してしまいます。


つまり、炎症が起こることと歯槽骨が吸収されることはセットになっているようなものです。


炎症を引き起こす大きな要因がプラークですので、日頃のプラークコントロールをしっかりと行い、炎症が起こりにくくすることが大切です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: フルオロアパタイトさん
返信日時:2013-08-18 20:25:17
田尾さま、ありがとうございます。

顆粒球がよく働いた結果、歯槽骨が吸収されるのでしょうか。

そうであれば、免疫力が強く白血球の働きが良いことが、間接的に歯槽骨の吸収を助長しているように思います。


免疫力の低下が、歯周病の原因になる理由がよくわかりません。

よろしくお願いします。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-08-18 21:36:04
免疫系が正常に働けば炎症はおさまり、歯槽骨の吸収もおさまります。

しかし、免疫系に問題があったり、プラークコントロールが不十分だと炎症がおさまらず、歯槽骨も吸収され続けてしまいます。


炎症には急性期と慢性期があり、歯槽骨が吸収されてしまうのは主に急性期ですので、免疫が強く働いている間は歯槽骨も吸収されやすいのですが、その分早く炎症がおさまりますので、免疫力が強く白血球の働きが良いことが間接的に歯槽骨の吸収を助長することにはなりません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: フルオロアパタイトさん
返信日時:2013-08-19 07:11:24
田尾さま、ありがとうございます。

そうなんですね。

単純に、免疫力があり強く働くことで、歯槽骨の吸収を助長するのだと思っていました。



タイトル 歯周病と免疫力の関係について
質問者 フルオロアパタイトさん
地域 非公開
年齢 36歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯周病その他
歯周病関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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