CAD/CAM冠について

相談者: K/Aさん (40歳:女性)
投稿日時:2018-02-04 11:02:00
セラミックレジンを混ぜ合わせたハイブリットセラミックのブロックをCAD/CAMという機械で削り出して作る「cadcam冠(キャドカムかん)」というタイプのものがあると最近知りました。

私はこれから、右下5番のクラウンを被せるのですが、できれば保険適用で済ませたいのです。
でも担当の先生はこの商品に否定的です。(強度に難があるなどで)


最近ネットのニュースで記事が載ってました。

■記事■

歯科材料各社の技術革新進む
歯科材料各社が大臼歯向け「CAD/CAM冠=用語参照」に対応したブロック材に商機を見いだしている。
2017年12月に保険適用となり、高強度・高耐久性の新製品の投入が相次ぐ。
金属価格の高騰に加え、自然な白さといった天然歯に近い見栄えのニーズも高まる中、従来の金属冠からの置き換えが加速しそうだ。


そこで、実際使用されている先生方にお聞きします。

CAD/CAM冠でも、素材のレジンやセラミックの質の良し悪しがあって強度に差が出るのでしょうか?
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-02-04 11:24:32
こんにちは。

大いに差があることが知られていますから、自費治療費を出してよりよい素材でされる方のほうが多いです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: K/Aさん
返信日時:2018-02-04 12:03:31
ふなちゃん先生、ご回答ありがとうございます。

そうですが、やはり差があるのですね。
また記事には以下のようにも書かれてあります。

G社(東京都文京区)は17年12月に大臼歯CAD/CAM冠用ブロック材「セラスマート300」を業界に先駆けて発売した。
曲げ強度や硬度など物性を高めたほか、充填剤(フィラー)の微粒子を均一に分散して微粒子の脱落を抑え、ツヤを長く保てる。

自社の加工機で製造するタイプを対象に2年間保証を採用した。
「これからCAD/CAM冠を始めようとしている技工所などでも安心して使ってほしい」としている。

Kデンタル(東京都千代田区)は大臼歯向けブロック材「カタナアベンシアPブロック」が1日に保険適用され、22日に発売した。
独自製法により、特性の異なる数種類のフィラーを高密度に配合。
高い曲げ強度と曲げ弾性率を持つことで「強い力がかかる大臼歯に使用してもたわみにくい」(営業・マーケティング本部)のが特徴だ。

Y社(大阪市天王寺区)のブロック材「KZR―CADHRブロック3ガンマシータ」も1日に保険適用され、2月1日に発売する予定だ。
大臼歯に適した高強度に加え、フッ素を徐々に放出する徐放性を両立した。
虫歯菌の付着を抑制する効果などを訴求したい」(東京支店)という。

14年4月に保険適用となった小臼歯用のCAD/CAM冠材料は保険適用以来、治療件数が増加し、浸透している。
業界では「大臼歯用の保険適用で金属冠からの置き換えが顕著になる」と期待を膨らませる。
M社やTデンタル(東京都台東区)なども製品化の準備を進めており、金属代替として市場の活性化が期待できそうだ。


上記のような素材を扱っている病院へ行けば、保険適用で高品質の素材で治療が受けられるということなのでしょうか?
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2018-02-04 16:17:35
CADCAMのクラウンがダメということはないです。
強度はちゃんと考えて作られています。

ただ、歯科医師の技術力に左右されるので、下手な歯科医師だと長持ちするものが作れないから否定的になります。

腕のいい歯科医師だとCADCAMだから極端に悪いとは評価していません。

どちらにしても、非常に近いうちに全ての保険適用の治療にCADCAMのクラウンが適用になりますので、遅かれ早かれ否定派は淘汰されます

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: K/Aさん
返信日時:2018-02-08 17:59:50
高田先生、ご回答ありがとうございます。

CADCAMのクラウンを扱っている先生に、よく話を聞いて判断したいと思います。



タイトル CAD/CAM冠について
質問者 K/Aさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ クラウン(差し歯・被せ)その他
補綴関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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