口臭外来でも内科でも耳鼻科でも解決しない口臭について

相談者: ざくさん (22歳:男性)
投稿日時:2019-03-10 14:03:50
中高の頃から口臭で悩んでいます。
他人から指摘を受けたこともあります。


内科、耳鼻科、一般歯科でも異常がなかったため、口臭外来へ行きました。

そこでは、口臭レベルの数値は高いものの、生理的口臭のため歯磨きや舌掃除で対処するようアドバイス頂きました。

たしかに舌掃除をしたあとは口臭も全く感じません。
しかし、1、2時間もすると再び舌苔が増え口臭がします。
唾液も手につけると臭いです。
粘度もかなりあり糸を引きます。

食事をした直後も臭いませんし、舌も綺麗です。


私なりに導き出した答えは、病的な口臭ではなく、生理的口臭が常に発生しているのだと思います。
人よりも緊張しやすいタイプなため普通の人なら緊張した時のみ発生する緊張時口臭がずっと続いているのだと思います。


先生方のご意見をお聞かせください。
よろしくお願い致します。
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2019-03-11 09:46:36
口臭外来に行ったのはいつですか。
何回通院しましたか。

昨年の6月から、いろいろなことを質問していますが、殆んどが口腔内の具体的な問題ではなく、一般論的なもので、心理的背景の存在を疑わせられます。


7月には歯磨きの事について質問していますが、なぜ今回のような口臭の質問をしなかったのでしょう。

口臭が突然始まることは殆どなく、原因があれば指摘できるものです。
単純に考えて、質問内容から判断するとその頃からあったはずですが。

回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-03-11 10:30:10
こんにちは。

種々の医療機関を受診して問題部位の洗い出しをしてもらい解決できることもあれば、解決できないことも多々あり、後者の場合現代医学が苦手とする自律神経の問題ということはよくあることでしょう。


ぽそうさんはきちんと医療機関で問題の有無を確認してもらった後に結局何も改善できず、ご自身で考察された結果が自律神経の問題に至っているのですから立派だと思いました。


それでは緊張状態(交感神経が優位に働きやすくなっている状態)はなぜおこっているのか?を考えることになると思いますが、それは唾液に限局するのでしょうか?それとも手汗もかきますか?

たいていが唾液が粘ちょうという程度だと思いますが、それでは肩こりはありますか?鼻呼吸できていますか?リップシールはできていますか?姿勢はどうでしょう?舌のポジションはどうでしょう?歯並びはどうでしょう?等々で頭頚部や口腔の所見を観察していくことになると思います。
〈本来は口臭外来が行うことですが)


それらをよく観察してもらって(これはどこの歯科でもできると思いますが)舌が低位であればMFTを行ってもらったりリップシールが不良であればそれを生じている問題解決につながる治療を行っていくことを提案されるだろうし、姿勢が悪かれば姿勢の指導が入るだろうし、歯と歯の過剰接触があればTCH指導が入るだろうし・・・・・というように次の指導があるのではないかと思います。




>食事をした直後も臭いませんし、舌も綺麗です。

ということは舌が低位にあるということでしょうか?
舌のトレーニングメニューを足してみようかなと考えるかもしれませんね。
(実際に拝見しなければわかりません)

あるいは、常に何か保湿効果の高い身体に害が少ないものを口に入れておいてもらうことを提案されるかもしれません。
(昆布を切ったものを口に入れておいてもらうということを指導される場合もあるでしょう)


私がよくチェックして指導することは舌のポジションです。
日本人はこれが低位の人が多く姿勢が悪く〈猫背)ハムストリングの伸びが悪い人が多いといわれています。

様々な不定愁訴(検査をしても客観的所見に乏しく原因となる病気が見つからない状態)を訴えやすいかたに、特有の呼吸や姿勢というのがあるのでそれを観察し舌のポジションや機能を確認し指導を行うことがあります。


こういうことは長年歯科医を行っていればそれなりに色々勉強するのでわかるものです。

お近くの歯科医院に色々みてくれる先生がきっとおられるはずです。
しっかり歯科医とコミュニケーションをとる事ができれば(保険治療主体の時間枠制限があるような歯科医院では望み薄だと思いますが)
よいアドバイスを受けることができて何かヒントを得られて問題解決につながっていくとよいですね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ざくさん
返信日時:2019-03-11 19:31:25
松山先生回答頂きありがとうございます。


口臭外来については去年1度のみの受診です。
松山先生のおっしゃる通り心理的背景の存在は多少あると自分でも思います。

口臭は中高あたりからずっとあり、ずっと質問しなかった理由については、その時は半ば諦めていたのが一番の理由です。


ありがとうございました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ざくさん
返信日時:2019-03-11 20:04:08
船橋先生、回答頂きありがとうございます。


緊張状態はなぜ起こっているのかは以前にも考えたことがあり、ある程度原因はわかっています。
歯科以外の相談になるためここでの相談はしていませんが、緊張状態が続くことによって口臭以外にも悩んでいることがあります。


精神科での相談もしたこともありますが、どうしても緊張しやすい状態を根本的に治したいのなら、抗不安薬やSSRI を使用しながら改善していくことになると言われました。

しかし、脳に作用する薬を使用することに抵抗があるのと同時に、そこまでリスクをおかしてまで治すのが本当にベストなのか考えてしまいます。
(それに、緊張状態が原因で唾液の分泌や成分が減り、強い生理的口臭が日常的に発生しているというのはあくまでも私の勝手な推測であるため確証がもてません。)



舌のポジションについては考えたことがなかったため、よく調べて実践したいと思います。

リップシールは問題ないと思います。
TCHについては夜中たまに噛み締めている時がありますが、歯科で指摘を受けたことはありません。


姿勢に関しては悪いです。
改善方法がよくわからずなにも対策していません。
呼吸も浅く感じています。

食事の直後は口臭も感じず舌も綺麗と記載しましたが、食事から1から2時間後には口臭もしてきて、舌も舌苔がついてきて口臭を強く感じるようになります。


ずっと歯科医院に関してはすべてを総合的に診察して下さるところを探してはいるのですが、探し方が下手なのか見つけられません。

長文の返信になってしまい申し訳御座いません。
回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-03-12 10:17:29
TCHについては夜中たまに噛み締めている時がありますが、歯科で指摘を受けたことはありません。

夜中に噛み締めるのとTCHは異なると思います。

体位がまったく違うので歯が当たる理由が異なるからです。


TCHは不要に歯が当たってしまう癖でこれがあると咬筋が緊張します。
それで更によく当たるという悪循環に陥ります。
緊張傾向が強い方やストレスを感じている方におこりやすいのではないかと思いますが、頭頚部のストレスはなぜ感じやすくなるのか?というところに鍵があるように思います。


舌のポジションについては調べてみるとよいでしょう。
特徴的な姿勢や顔になります。
もちろんですが歯並びにも特徴が現れます。


舌をぐるぐる回すとかあいうべ体操を行うと唾液の出がよくなります。
唾液腺マッサージを舌を動かすことで行うという感じになります。

頭頚部の血流障害があると様々な不調につながると考えられますから、首をぐるぐる回したり肩をよく回したり舌をよく動かすなどで血行改善を行うというのが案外役に立つかもしれませんね。


精神科の投薬は行き過ぎることがあるので勧めにくいと思いますから、ご自身で上手く対処できるようになるとよいですね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ざくさん
返信日時:2019-03-12 19:27:02
TCHについて誤解していたので違うとわかり安心しました。


舌をぐるぐる回すのとあいうべ体操はさっそく実践したいと思います。

長々とした質問にご丁寧に教えて頂きありがとうございました。
とても勉強になりました。



タイトル 口臭外来でも内科でも耳鼻科でも解決しない口臭について
質問者 ざくさん
地域 非公開
年齢 22歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 口臭
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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