歯間ブラシ使用で矯正医と歯周病医で意見が違う
相談者:
青山さん (34歳:女性)
投稿日時:2020-11-14 11:18:32
2年前に矯正のブラケットを外しました。
現在矯正専門医の歯科と、歯周病専門医の歯科の二ヶ所に定期検診で通院しています。
歯周病専門医の先生に
「歯周ポケット4ミリの部分があるので、歯間ブラシを使ってください。
この部分はssサイズ、この部分はmサイズ」
と細かく指導していただいたのですが、矯正専門医の先生には
「歯茎が下がるので歯間ブラシは推奨しない、フロスのみで汚れは落ちる」
と指導され、使うべきか使わざるべきか困っています。
*今までフロスは使用しておりました。
現在矯正専門医の歯科と、歯周病専門医の歯科の二ヶ所に定期検診で通院しています。
歯周病専門医の先生に
「歯周ポケット4ミリの部分があるので、歯間ブラシを使ってください。
この部分はssサイズ、この部分はmサイズ」
と細かく指導していただいたのですが、矯正専門医の先生には
「歯茎が下がるので歯間ブラシは推奨しない、フロスのみで汚れは落ちる」
と指導され、使うべきか使わざるべきか困っています。
*今までフロスは使用しておりました。
[過去のご相談]
回答1
月島矯正歯科(中央区月島)の今村です。
回答日時:2020-11-14 14:04:55
年齢から察しますと、歯間乳頭はまだしっかりと存在しているのではないかと思います。
歯間乳頭がしっかりしているところでブラシを使うと、乳頭が消失するのではないかという懸念がありますし、そもそもそういったところに使えば痛いのではないかと考えます。
歯周ポケットが4ミリのところがあるからブラシを使ってくれという歯周科の先生の意見があるなら、その部分だけ使用し、そうでないところはフロスにとどめておくということを、私ならアドバイスするでしょう。
もちろん、その部分でよく歯科ブラシを使って炎症が収まってくれば、歯肉は下がるものと思います。
歯間乳頭がしっかりしているところでブラシを使うと、乳頭が消失するのではないかという懸念がありますし、そもそもそういったところに使えば痛いのではないかと考えます。
歯周ポケットが4ミリのところがあるからブラシを使ってくれという歯周科の先生の意見があるなら、その部分だけ使用し、そうでないところはフロスにとどめておくということを、私ならアドバイスするでしょう。
もちろん、その部分でよく歯科ブラシを使って炎症が収まってくれば、歯肉は下がるものと思います。
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-11-14 16:17:06
こんにちは。
歯周病のコントロールは大切ですが、歯間乳頭部が下がると審美的に問題も生じますし、お掃除も大変になるでしょう。
歯周病専門医と矯正歯科医が別々でしたら指導が異なるのは致し方ないという面があるのかなと思いました。
実際には、歯周ポケットの状態や出血部位の確認が大切になると思いますから、歯周組織検査の結果をもとにご判断いただくことになると思います。
炎症が生じていなければ清掃に関して問題ないと考えることもできますからデンタルフロスでの清掃で問題が生じていない部位に関しては歯間ブラシのサイズを大きくする必要はないのではないかと思いますが、歯周組織検査では炎症部位はないのでしょうか?
あるのでしょうか?
最低でも6点法の精密検査を見つつになると思います。
歯周病のコントロールは大切ですが、歯間乳頭部が下がると審美的に問題も生じますし、お掃除も大変になるでしょう。
歯周病専門医と矯正歯科医が別々でしたら指導が異なるのは致し方ないという面があるのかなと思いました。
実際には、歯周ポケットの状態や出血部位の確認が大切になると思いますから、歯周組織検査の結果をもとにご判断いただくことになると思います。
炎症が生じていなければ清掃に関して問題ないと考えることもできますからデンタルフロスでの清掃で問題が生じていない部位に関しては歯間ブラシのサイズを大きくする必要はないのではないかと思いますが、歯周組織検査では炎症部位はないのでしょうか?
あるのでしょうか?
最低でも6点法の精密検査を見つつになると思います。
回答3
回答日時:2020-11-14 19:33:01
こんにちは。
歯周病出身で現在矯正もしている立場からコメントします。
専門科目によって見ているものが違いますから、いかにもな、ありがちなお話で混乱しますよね。
個人的には、適切なサイズを選択していれば歯間ブラシの使用によって歯間乳頭が下がるということはないと考えますので、歯周病専門医で細かくサイズ確認して頂いているのなら安心して使っても大丈夫だろうとは思います。
実際に、Mサイズを勧められている様な隙間もある訳ですから、フロスのみで凹凸のある歯面を完全に綺麗にするというのは、必要かどうかはともかくですが厳密に言えば難しいですよ。
(ちなみにフロスが得意とするのは歯肉の付近ではなくて隣の歯と面している接触点の清掃ですので、年齢的に言えばその部位の清掃というのはさほど重要ではありません)
ですがせっかく矯正も頑張って、審美性を高いレベルで保ちたいというご希望もおありでしょうから、念のため、歯間ブラシは最低限に留めてみる、という考え方もありだと思います。
それで行くならむし歯のリスク(なりやすさ)、歯周病のリスクをきちんと評価して、青山さんにとっての「必要最低限」のケア方法を提案して頂き、それで実際大丈夫か予後のチェックもして頂く、という方法もあるかと思います。
これについては、矯正専門医よりも歯周病専門医の方が得意分野のはずですから、ご自身の不安についてお伝えして、検討して頂けばいいと思います。
歯周病出身で現在矯正もしている立場からコメントします。
専門科目によって見ているものが違いますから、いかにもな、ありがちなお話で混乱しますよね。
個人的には、適切なサイズを選択していれば歯間ブラシの使用によって歯間乳頭が下がるということはないと考えますので、歯周病専門医で細かくサイズ確認して頂いているのなら安心して使っても大丈夫だろうとは思います。
実際に、Mサイズを勧められている様な隙間もある訳ですから、フロスのみで凹凸のある歯面を完全に綺麗にするというのは、必要かどうかはともかくですが厳密に言えば難しいですよ。
(ちなみにフロスが得意とするのは歯肉の付近ではなくて隣の歯と面している接触点の清掃ですので、年齢的に言えばその部位の清掃というのはさほど重要ではありません)
ですがせっかく矯正も頑張って、審美性を高いレベルで保ちたいというご希望もおありでしょうから、念のため、歯間ブラシは最低限に留めてみる、という考え方もありだと思います。
それで行くならむし歯のリスク(なりやすさ)、歯周病のリスクをきちんと評価して、青山さんにとっての「必要最低限」のケア方法を提案して頂き、それで実際大丈夫か予後のチェックもして頂く、という方法もあるかと思います。
これについては、矯正専門医よりも歯周病専門医の方が得意分野のはずですから、ご自身の不安についてお伝えして、検討して頂けばいいと思います。
相談者からの返信
タイトル | 歯間ブラシ使用で矯正医と歯周病医で意見が違う |
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質問者 | 青山さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 34歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯周病その他 歯磨き(プラークコントロール) その他 歯列矯正(矯正歯科)その他 材料・機材関連 その他(歯科医師関連) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。