なぜ保険適用のファイバーコアを保険外とする歯科医院があるのか

相談者: こころうさん (37歳:女性)
投稿日時:2024-10-15 08:34:49
ファイバーコアは、何年か前に保険適用できるようになったと認識していますが、いくつかの歯科医のホームページをのぞくと、ファイバーコアは保険外治療になると記載している医院をいくつか見つけました。

なぜ保険適用となったのに、保険外としている医院があるのでしょうか。

こちらにいらっしゃる先生方の考えをお聞きしたいです。
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2024-10-15 10:25:45
健康保険のルールとして、、、

歯冠修復物が健康保険適応外のものならば、支台 ( の種類がファイバーコアであれ何であれ ) の治療も健康保険が給付されません。

また

支台 ( の種類がファイバーコアであれ何であれ ) の治療を自由診療として算定した場合は、歯冠修復物 ( の種類が何であれ ) に健康保険が給付されません。

つまり、健康保険では、ファイバーコアだけを歯冠修復物と切り離して単独で扱うことはありません。

3人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: こころうさん
返信日時:2024-10-15 14:50:58
小林先生、回答ありがとうございます。

私が今まで行ったほとんどの歯医者さんが、根の治療虫歯を削る治療は保険内で、被せ物自費か保険内かで選ぶと言った流れでしたが、実は公にはできないことだったのですかね。
患者からしてみたらありがたいことですが。

では、根の治療もすべて保険内の治療で行っていた場合、メタルコアファイバーコアかにかかわらず、保険内でできるということですよね?
ファイバーコアは保険内治療では選択できない、としている歯科医も実際にいると思いますが、それはどういう理由が考えられますか?

こちらの先生方の医院では、保険内治療でファイバーコアは選択することができるのでしょうか?
実際のところをお聞きしたいです。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2024-10-15 16:17:02
書き方が良くなかったのか、よく理解いただけなかったようですね。


>実は公にはできないことだったのですかね。

2016年から公になっています。


根の治療もすべて保険内の治療で行っていた場合、メタルコアファイバーコアかにかかわらず、保険内でできるということですよね?

健康保険が給付される歯冠修復物を選択した場合のみ可能です。


>ファイバーコアは保険内治療では選択できない、としている歯科医も実際にいると思いますが、それはどういう理由が考えられますか?

健康保険が給付されない歯冠修復物を第一選択にしているものと推測します。


>こちらの先生方の医院では、保険内治療でファイバーコアは選択することができるのでしょうか?

弊院の場合ですと、そもそも健康保険が給付される歯冠修復物を選択される方が、殆どいらっしゃいません。

ただ、弊院の料金設定としては、支台の治療費は、歯冠修復物の治療費に含めていますので、患者さんにご負担いただく支台の治療費は実質0円ということになります。

他の施設のことは分かりませんが、健康保険が給付される歯冠修復物を選択された方に対しては、ファイバーコアであれメタルコアであれ、支台の治療についても健康保険が給付されるものと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: こころうさん
返信日時:2024-10-15 16:42:26
先生のおっしゃっていることは理解しているつもりです。

保険内治療で行う場合は、根の治療も支台も被せ物も全て保険内(あるいはすべて自費)でなければならないというルールがあるんですよね。

私が先ほどのコメントで言っているのは、根の治療や支台は保険内の治療で行い、被せ物は自費のものか(セラミックなど)か保険内なものか選択できる歯科医院も実際は多く存在してるのかな、と思ってのコメントでした。
混合診療となると思うので、公にはできないかもという表現を使いました。

ファイバーコアは2016年に保険適用されましたが、全て保険内の治療で、支台にファイバーコアは選択できず、メタルコアしか選択できない歯科医院も実際には多くあると考えています。
なぜ2016年に保険適用されたものなのに、保険内の治療で選択できないか、が疑問でした。

わかりにくい質問で申し訳ありません。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2024-10-15 17:24:05
根の治療や支台は保険内の治療で行い、被せ物自費のものか ( セラミックなど ) か保険内なものか選択できる歯科医院

@ 繰り返しになりますが、支台を保険内の治療で行った場合、被せ物に自費のもの選択すると混合診療になります。

A 歯内療法を保険内で行い、支台と歯冠修復物について保険内のものと自費のものとで選択するパターンは多く存在してると思います。

B 逆に、歯内療法は自費で行い、支台と歯冠修復物を健康保険で治療というパターンもあろうかと思います。

A と B は、何れも混合診療には該当しません。


>支台にファイバーコアは選択できず、メタルコアしか選択できない歯科医院

支台に限らず、健康保険内での治療においては、術者が用いる素材について患者さんに選択を求める歯科医院は、そもそも少ないのでは思います。

ただ、健康保険での統計として、メタルコアの使用率は、ファイバーコアの10分の1未満だったように思います。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2024-10-15 18:33:28
>なぜ2016年に保険適用されたものなのに、保険内の治療で選択できないか、が疑問でした。
 
これは制度の問題なので、制度を運用している厚生局に問い合わせた方がいいと思いますが。
 
 
私は保険診療していませんが、土台はほぼレジンコアファイバーコアを作ることは月に0〜2本ぐらいですね。
ファイバーコアは前歯フェルールのないようなケースしか作りませんが、やはり歯質の残存量が少ないので、成績としてはファイバーコアの方が問題は起こしやすいです。


あと、患者さんに土台の材料や方法を選んでもらうことはないですね。
自分の経験から思うベストな選択肢で患者さんに施術をしています。

回答 回答5
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2024-10-16 04:38:35
こんにちは。

ファイバーコアは、保険適用されたものとされないものがあると思います。
どちらにするかはメーカーの販売戦略だったり、保険適用材料としての規格に達していなかったり(そこを目指して製作されていなかったり)、色々理由があるのだろうと思います。

どの材料を使うか?は歯科医が決めて良い為、保険適用材料を使わないという選択をされているのかもしれませんね。

通常は保険適用されたならば販売数は増えますから、数が売れたら保険適用の販売価格でも黒字にできる為、割と良い材料でも保険適用された材料だからという理由から選んで使用する歯科医が多いように思いますが 、時にこだわりがある歯科医もいらっしゃるから、保険適用外のファイバーポストしか使われないという選択をされているからかもしれませんね。

保険医が保険適用された材料を選んで使っていれば、保険適用治療になります。
保険適用外の材料を選んで使っていれば自費になります。
ファイバーポストにも、それをくっつける樹脂にも、保険適用されたものとされていないもの両方があります。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2024-10-17 13:32:47
ファイバーコアは、鉄筋コンクリートに似ていると言われることがあると思います。

鉄筋に当たるのがファイバーポスト
コンクリートに当たるのが支台築造レジン

だと思います。

ファイバーポストも支台築造用レジンも、保険適用品とそうでないものがあると思います。

レジンとファイバーポストの両方とも保険適用品でなければ、保険請求できないと思います。




タイトル なぜ保険適用のファイバーコアを保険外とする歯科医院があるのか
質問者 こころうさん
地域 非公開
年齢 37歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ ファイバーコア(プラスチックとファイバーの芯の土台)
その他(保険と保険外)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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