歯科金属アレルギー検査でのパノラマレントゲンの必要性
相談者:
tomokoさん (32歳:女性)
投稿日時:2008-04-15 16:16:38
いつもお世話になっております。
本日、歯科金属アレルギーのパッチテストのため大学病院を受診した際、頭部の周りをぐるーっと回るレントゲンを撮影しました。
(パントモ、パノラマレントゲンですよね?)
ちなみにデジタルではなく普通のフィルムでした。
診察時、先生からはパッチテストのことしか言われていなかったのですが、パッチテストのシールを貼ってくれた看護婦さんからレントゲンを撮って帰るように言われました。
(先生はもう院外に出かけられてしまったとのことで質問等はできませんでした)
そこで質問なのですが、
? 今回のようにアレルギー検査などで来院した場合でも、初診だと一応パノラマレントゲンを撮るというのはよくあることなのでしょうか?
? パノラマレントゲンを撮る際、放射線技師さんに無理に受け口にするような不自然な顎の位置にさせられたのですが、関節の位置関係などを診る場合に影響しませんか?
過去ログでは歯科レントゲンの被曝量は心配するに足らないとのことでしたが、私は矯正や顎関節症等で今年に入ってからもう何回もパノラマレントゲンを撮っていますし、過去に頭部CTを2回撮るなど、今までの人生でレントゲン被曝が頭部に集中しているのでちょっと気になっています。
それから、パノラマレントゲンは担当者によって毎回姿勢や顎の位置が微妙に違うように感じましたが、結果をみる上では影響無いですか?
とにかく今回の撮り方は変な顎の位置にさせられた上に前歯で噛んだまま口を閉じるようにと言われ、慣れてない技師さんなのかな?大丈夫かなぁ?と思ってしまいました。
本日、歯科金属アレルギーのパッチテストのため大学病院を受診した際、頭部の周りをぐるーっと回るレントゲンを撮影しました。
(パントモ、パノラマレントゲンですよね?)
ちなみにデジタルではなく普通のフィルムでした。
診察時、先生からはパッチテストのことしか言われていなかったのですが、パッチテストのシールを貼ってくれた看護婦さんからレントゲンを撮って帰るように言われました。
(先生はもう院外に出かけられてしまったとのことで質問等はできませんでした)
そこで質問なのですが、
? 今回のようにアレルギー検査などで来院した場合でも、初診だと一応パノラマレントゲンを撮るというのはよくあることなのでしょうか?
? パノラマレントゲンを撮る際、放射線技師さんに無理に受け口にするような不自然な顎の位置にさせられたのですが、関節の位置関係などを診る場合に影響しませんか?
過去ログでは歯科レントゲンの被曝量は心配するに足らないとのことでしたが、私は矯正や顎関節症等で今年に入ってからもう何回もパノラマレントゲンを撮っていますし、過去に頭部CTを2回撮るなど、今までの人生でレントゲン被曝が頭部に集中しているのでちょっと気になっています。
それから、パノラマレントゲンは担当者によって毎回姿勢や顎の位置が微妙に違うように感じましたが、結果をみる上では影響無いですか?
とにかく今回の撮り方は変な顎の位置にさせられた上に前歯で噛んだまま口を閉じるようにと言われ、慣れてない技師さんなのかな?大丈夫かなぁ?と思ってしまいました。
[過去のご相談]
回答1
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2008-04-15 16:39:00
まあ、少し心配しすぎなのでしょうが‥。
解らない事は不安になりますよね。
>?今回のようにアレルギー検査などで来院した場合でも、初診だと一応パノラマレントゲンを撮るというのはよくあることなのでしょうか?
おそらく
「お口の中に何個金属があるのか?」
「何本、神経の無い歯があるのか?」
「歯科用金属アレルギーであった場合、何本の治療が必要か?」
「そして治療の場合には何本、生きている歯があって、麻酔を何回使わなければならないのか?」
「さらに、神経取りをしてある歯に根尖病巣はあるのか(再治療が必要か)?」
と言う事をいっぺんに調べたいためにパノラマを撮ったのだと思います。
どうです?
レントゲンってかなり情報量が多いと思いませんか?
放射線撮影には
「ALARAの法則」と言うものがあります。
As Low As Reasonable Achievable
「社会的、経済的要因を考慮しながら合理的かつ可能な限り被爆は少なくする(国際放射線防護委員会)」
です。
つまり、患者さんの被爆と言うデメリット以上に得られる情報量(メリット)が多くない限り撮影はしないと言うことですね。
ですから、今回の撮影は非常にメリットがあったのではないかと思います。
>?パノラマレントゲンを撮る際、放射線技師さんに無理に受け口にするような不自然な顎の位置にさせられたのですが、関節の位置関係などを診る場合に影響しませんか?
パノラマレントゲンは(棒などを咬ませて)上下の前歯を合わせた位置で撮るのが基本です。
また、パノラマレントゲンは顎関節を診るためには撮りません。
顎関節の状態を診断するためには「断層撮影」など他の方法が必要です。
ですから、今回の位置づけは適切なものだと思います。
>パノラマレントゲンは担当者によって毎回姿勢や顎の位置が微妙に違うように感じましたが、結果をみる上では影響無いですか?
ははっは。
そうですね。
ウチでも新人に教えるのに一番苦労しますよ。
担当者によって撮影の条件が変ってしまいます。
最新式のデジタルパントモなどでは位置づけが全自動だったりするので、誰がやっても同じ位置で撮影が可能ですが、少し前のタイプ(ウチで使っているものも)だと、パントモの位置づけは新人が一番緊張しながらやってますよ。
ダメだと怒られちゃったりします。
安心してください。
今回の撮影は大丈夫だと思いますよ。
解らない事は不安になりますよね。
>?今回のようにアレルギー検査などで来院した場合でも、初診だと一応パノラマレントゲンを撮るというのはよくあることなのでしょうか?
おそらく
「お口の中に何個金属があるのか?」
「何本、神経の無い歯があるのか?」
「歯科用金属アレルギーであった場合、何本の治療が必要か?」
「そして治療の場合には何本、生きている歯があって、麻酔を何回使わなければならないのか?」
「さらに、神経取りをしてある歯に根尖病巣はあるのか(再治療が必要か)?」
と言う事をいっぺんに調べたいためにパノラマを撮ったのだと思います。
どうです?
レントゲンってかなり情報量が多いと思いませんか?
放射線撮影には
「ALARAの法則」と言うものがあります。
As Low As Reasonable Achievable
「社会的、経済的要因を考慮しながら合理的かつ可能な限り被爆は少なくする(国際放射線防護委員会)」
です。
つまり、患者さんの被爆と言うデメリット以上に得られる情報量(メリット)が多くない限り撮影はしないと言うことですね。
ですから、今回の撮影は非常にメリットがあったのではないかと思います。
>?パノラマレントゲンを撮る際、放射線技師さんに無理に受け口にするような不自然な顎の位置にさせられたのですが、関節の位置関係などを診る場合に影響しませんか?
パノラマレントゲンは(棒などを咬ませて)上下の前歯を合わせた位置で撮るのが基本です。
また、パノラマレントゲンは顎関節を診るためには撮りません。
顎関節の状態を診断するためには「断層撮影」など他の方法が必要です。
ですから、今回の位置づけは適切なものだと思います。
>パノラマレントゲンは担当者によって毎回姿勢や顎の位置が微妙に違うように感じましたが、結果をみる上では影響無いですか?
ははっは。
そうですね。
ウチでも新人に教えるのに一番苦労しますよ。
担当者によって撮影の条件が変ってしまいます。
最新式のデジタルパントモなどでは位置づけが全自動だったりするので、誰がやっても同じ位置で撮影が可能ですが、少し前のタイプ(ウチで使っているものも)だと、パントモの位置づけは新人が一番緊張しながらやってますよ。
ダメだと怒られちゃったりします。
安心してください。
今回の撮影は大丈夫だと思いますよ。
相談者からの返信
相談者:
tomokoさん
返信日時:2008-04-20 14:06:54
タイヨウ先生、ご回答頂きありがとうございました。
こうして検査の必要性について具体的に教えて頂くと「なるほど!」と納得し安心することができました。
特に技師さんに「上の前歯をもう少し引っ込めて〜」と言われた時は「???」と思ってしまったので(要はもう少し後ろに下がってということですよね^^;)
「この技師さん、大丈夫かな〜?」
なんて余計に思ってしまいました(^^;
検査にしても治療にしても、どんなことを何のためにやるのかを知ると知らないとでは患者側の気持ちは全然違うものですね。
こうして検査の必要性について具体的に教えて頂くと「なるほど!」と納得し安心することができました。
特に技師さんに「上の前歯をもう少し引っ込めて〜」と言われた時は「???」と思ってしまったので(要はもう少し後ろに下がってということですよね^^;)
「この技師さん、大丈夫かな〜?」
なんて余計に思ってしまいました(^^;
検査にしても治療にしても、どんなことを何のためにやるのかを知ると知らないとでは患者側の気持ちは全然違うものですね。
タイトル | 歯科金属アレルギー検査でのパノラマレントゲンの必要性 |
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質問者 | tomokoさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 32歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
レントゲン写真 歯科金属アレルギー |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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