[写真あり] 叢生・反対咬合だが外科矯正を回避したい
相談者:
danditさん (51歳:男性)
投稿日時:2017-09-25 10:18:55
以前、額変形症の件で質問したのですが、外科矯正ができるかどうかの趣旨だったため、外科矯正を回避することが可能かどうかの見方から質問させていただきます。
下左右2番が1番の後ろ重なっている叢生です。
数ヶ月前から上左右1番が下左右1番の舌側の淵に当たるようになり、それを回避するために下左右2番の頭に接触した後に舌側裏に擦れながらその反発を利用して下顎を前に出して食事していました。
添付の画像で、正面からのものは前歯の接触後に下顎をその分前にスライドして奥歯が噛めるところまで噛みこんだものです。
斜めからの画像は前歯接触した自然の顎の位置で、この状態からかみこむために下顎をスライドさせる前の状態です。
もともと反対咬合ですが、この影響による移動範囲は1mm程度ですが、少々違和感があり、大学病院の矯正課に見ていただいたところ、外科矯正の話になった経緯があります。
しかしながら、外科矯正はかなりハードルが高いため、外科矯正を回避する方法を模索しています。
今回の突然の前歯接触を自分で考えると、顎の位置の変化もあるかもしれませんが、下左右2番が以前よりも下左右1番に重なっている量が多くなっており、その厚みの分が前歯接触の一因ではないかと考えています。
更に下前歯の挺出と元々舌側に歯軸傾斜していることの複合要因と考えています。
そこで質問です。
たとえば、下前歯だけを部分矯正で圧下し、唇側に傾斜して前歯接触を回避することは可能でしょうか?
または下前歯を圧下して並べて配置し、上1番がすんなり乗っかるようにすれば自然現象の挺出が押さえられ、そこで止まるか?とも考えております。
実は母の歯を見たら、上下の1〜2番がすべてぴったり同じ位置で上下がぶつかって接触しており、挺出していないため、4番以降の奥歯と高さも同じで80歳過ぎまで問題なくきていました。
同様のことをすれば外科矯正の回避が可能か?と考えた次第です。
インプラントか、セラミック矯正などかも考え出しております。
外科矯正よりはまだ良いかと思った次第です。
もっと心配しているのは、このまま騙し騙し何も手を打たないと、どうなってしまうのでしょうか?
よろしくお願いします。
画像1 画像2
[過去のご相談]
回答1
月島矯正歯科(中央区月島)の今村です。
回答日時:2017-09-25 11:53:26
>下前歯だけを部分矯正で圧下し、唇側に傾斜して前歯接触を回避する
開咬という状態を作ることになりますね。
また、圧下という治療は後戻りが起こりますので、徐々に元に戻ってくるでしょう。
一般的に、外科処置を行わない反対咬合の治療は、上顎前歯の前方拡大と下顎前歯の舌側移動です。
上顎前歯には叢生が見られますので、これを非抜歯で並べていけば、上顎歯列は前方に拡大されることになります。
もちろん、いくらでも拡大できるかといわれれば、歯槽骨を著しくはみ出して並べるわけには参りませんので、限度があるでしょう。
一方、下顎の小臼歯を抜歯することにより、下顎前歯を舌側に傾斜するという移動を行うこともあります。
もともとかなり下顎前歯が舌側に傾斜している場合が多く、唇側から歯根が出てしまうということがあるのであれば、あまり治療として勧めることはできません。
外科的アプローチを避けるのだとすれば、以上のことを組み合わせた治療ということになるのですが、できるかできないかは、上記のデメリットを勘案した上で判断するということになります。
少なくとも部分矯正で太刀打ちできる範囲ではないと思います。
開咬という状態を作ることになりますね。
また、圧下という治療は後戻りが起こりますので、徐々に元に戻ってくるでしょう。
一般的に、外科処置を行わない反対咬合の治療は、上顎前歯の前方拡大と下顎前歯の舌側移動です。
上顎前歯には叢生が見られますので、これを非抜歯で並べていけば、上顎歯列は前方に拡大されることになります。
もちろん、いくらでも拡大できるかといわれれば、歯槽骨を著しくはみ出して並べるわけには参りませんので、限度があるでしょう。
一方、下顎の小臼歯を抜歯することにより、下顎前歯を舌側に傾斜するという移動を行うこともあります。
もともとかなり下顎前歯が舌側に傾斜している場合が多く、唇側から歯根が出てしまうということがあるのであれば、あまり治療として勧めることはできません。
外科的アプローチを避けるのだとすれば、以上のことを組み合わせた治療ということになるのですが、できるかできないかは、上記のデメリットを勘案した上で判断するということになります。
少なくとも部分矯正で太刀打ちできる範囲ではないと思います。
回答2
回答日時:2017-09-25 14:38:29
以前相談した矯正歯科で、手術なしで矯正治療のみで治療できないのか、相談してみてはいかがでしょうか。
矯正治療のみで治療を行おうとすると、今見ら先生のお書きのような方法になると思います。
ただ、添付の写真だけでは、矯正治療のみで治療できるのかはネットではわかりません。
また、インプラントのことは詳しくわかりませんが、上前歯を抜歯してインプラントを行っても、うまくいかないのではないかと想像します。
矯正治療のみで治療を行おうとすると、今見ら先生のお書きのような方法になると思います。
ただ、添付の写真だけでは、矯正治療のみで治療できるのかはネットではわかりません。
また、インプラントのことは詳しくわかりませんが、上前歯を抜歯してインプラントを行っても、うまくいかないのではないかと想像します。
相談者からの返信
相談者:
danditさん
返信日時:2017-09-25 18:38:39
相談者からの返信
相談者:
danditさん
返信日時:2017-09-25 18:45:31
回答3
回答日時:2017-09-25 19:06:02
手術したほうが良い患者さんで、手術できない場合の対応として、
・矯正治療のみでできるところまでする
・その医院では治療できませんと断る
どちらかになると思います。
矯正治療のみでしてくれるかは、その先生次第になると思います。
治療ゴール自体もかなり妥協したり、治療結果が良くない可能性もあるので、そのあたりがクリアにならないと治療は難しいと思います。
開業矯正歯科医の場合、患者さんの希望に近いようにすることが多いイメージです。
1人の患者さんでも、その契約は経営に直結しますからね。
ただ、本当にできない場合は断ると思います。
・矯正治療のみでできるところまでする
・その医院では治療できませんと断る
どちらかになると思います。
矯正治療のみでしてくれるかは、その先生次第になると思います。
治療ゴール自体もかなり妥協したり、治療結果が良くない可能性もあるので、そのあたりがクリアにならないと治療は難しいと思います。
開業矯正歯科医の場合、患者さんの希望に近いようにすることが多いイメージです。
1人の患者さんでも、その契約は経営に直結しますからね。
ただ、本当にできない場合は断ると思います。
相談者からの返信
相談者:
danditさん
返信日時:2017-09-26 08:26:50
タイトル | [写真あり] 叢生・反対咬合だが外科矯正を回避したい |
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質問者 | danditさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 51歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
矯正関連 その他(写真あり) 外科矯正 叢生(ガタガタの歯並び) 下顎前突(受け口) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。