自由診療の詰め物が1ヵ月で脱離。再治療費はどうなるのか

相談者: しせいじょうがくどうえんさん (39歳:女性)
投稿日時:2018-02-02 16:36:05
虫歯の治療をしました。
象牙質少し入るくらいのところまで削り、詰めるくらいの簡単な治療です。
自由診療を進められ、一か所だけ、少し削りつめるだけでしたが、1万6千円ほどでした。

1か月ほどでその詰め物はとれてしまいました。
再度、その病院にいきます。

このような場合、治療費は無料なのでしょうか?
それとも有料でしょうか?

1か月でとれてしまい、いそがしいのにわざわざ病院まででむかなくてはならないので、再度お金を払うのは嫌というのが本音です。

1か月ほどで詰め物がとれた場合、通常はどのように対処しているのでしょうか?
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2018-02-02 17:17:07
しせいじょうがくどうえんさん
こんにちは。
自費詰め物をしたところが1か月で取れてしまったのですね。

自費治療であれば、規約のようなものがあるかもしれませんね。
高額治療になりますのでその医院が独自で決めているものです。
もちろん、義務ではありませんのでないところもありますが・・・
一度お電話ででもお尋ねになられてはいかがでしょうか?

ちなみに当クリニックは「保証」のようなものがあります。
これも決めるのはその医院の自由ですので何年以内とか負担率とか医院によっても違います。
何度も言いますが全く保証を設定していない医院もあると思います。

当クリニックはさすがに1か月で取れたら費用なしでやり直しますが・・・
自由診療ですので何カ月以内に取れたら費用がかからないとかそういった決まりは残念ですがありません。
事前に説明がなければ今後は先に聞いておかれた方がいいかもしれませんね。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2018-02-02 17:52:54
しせいじょうがくどうえん さんこんにちは

>このような場合、治療費は無料なのでしょうか?
>それとも有料でしょうか?

そうですね、医院さんによっていわゆる補償のような斧は違うので直接お聞きになられるのが良いと思います。

ちなみに、私の医院では、いわゆる保証のようなものはありません。
そういったことを医院の選択肢に入れている方もいらっしゃりますが、保証の内容はまちまちで、保証があるから良いというわけではありません。

なぜ保証がないかというと我々は医療行為をしているので物品を販売しておるのではないとの認識からです。
例えば、胃潰瘍の手術をして、5年以内に再発したら次の手術は半額なんてことはないですよね。

もちろん今回のように1か月で 取れたら無償でやり直します。
そもそも、自費詰め物が1か月で取れるということはまずないとは思いますが。

助言 助言1
助言者: セレックソさん
助言日時:2018-02-02 21:34:15
>なぜ保証がないかというと我々は医療行為をしているので物品を販売しておるのではないとの認識からです。

どうでしょうね、その認識は。
【物品を使った修復や代用】が歯科の治療における割合は多いのではないでしょうか。
それが自費で高額になれば特にその保証は必要だと思いますよ。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2018-02-03 09:03:45
セレックソさん

そうですね。
個人的にも保証は必要と思います。
医療行為ですが、体内に物を埋め込むような手術でもしその「物」自体に問題があることがわかれば再手術であっても治療費は請求されるべきではないと思いますので。

例えばペースメーカーを埋め込んだが、後日そのペースメーカーに欠陥があることがわかり、再手術するのでもう一度お金払ってくださいって言われたら「そちらに問題があったのになぜこちらがお金を払わないといけないの?」と思う人もいるでしょうし、それが普通の感情だと思いますので。

ただ、当院も全てのケースで保証をしているわけではありません。

セラミック修復の場合、咬耗が著しく、食いしばりや歯ぎしりが疑われる人やもともと歯の高さが低く十分な厚みが取れない(削れない)人。
インプラントの場合、重度歯周炎の人や喫煙している人などです。
保証できないですがそれでもよければしますと言う場合もあれば、保証しかねますので治療はできませんとお断りする場合もあります。

逆に、これでしたら大丈夫です。
という人は保証しますが、普通に生活していて問題が起きた場合で定期的にメンテナンスにご通院いただいることという条件もつきます。

ただ、上記内容はあくまで当院の場合で、保証はしませんという医院もあってもおかしくはありません。
保証してもらえないなら保証してもらえる医院を探せばいいだけだと思いますので。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2018-02-03 11:31:39
>このような場合、治療費は無料なのでしょうか?それとも有料でしょうか?

これはその医院さんごとに違うので何とも言えませんね。

当院では基本処置料(保険でいう再診料のようなもの)のみでやり直すと思います。


>【物品を使った修復や代用】が歯科の治療における割合は多いのではないでしょうか。
>それが自費で高額になれば特にその保証は必要だと思いますよ。

ここは難しいところだと思います。

個人的には「すべての自費治療に保証が必要」とは思いません。

「保証を付けるべきもの」と「つけないもの」があると思います。
また、患者さんによってリスクの高い人には「保証を付けない(保証から外す)」という人もいます。


「物品を使った修復」も、歯科材料はゴールドやチタンと言った金属材料からレジンセラミックスなど多岐にわたります。

普通に使っていれば金属系の材料は「壊れる」という事はめったにありません。
しかし、レジンやセラミックスと言った脆性材料は普通に使っていても「割れる」というリスクは必ず伴います。

また、対象となる患者さんによってもリスクは異なります。

喫煙や糖尿病ブラッシング不良、歯ぎしりや食いしばりなど事前にわかるリスクもありますが、TCHなど、患者さん自身に自覚がないようなものだと「やってみなければわからない」という事もあります。

特にTCHがあり、レジンやセラミックスで治療した場合、数か月で割れたり取れたりすることはありますから、保証に対する判断は難しいところだと思います。


しせいじょうがくどうえん さんのように「1か月で取れた」という事は「何らかの問題がある」のは事実ですが、「歯科医院側に責任がある」のか「患者さん側に責任があるのか」の判断は難しいところだと思います。
(1か月だと歯科医院側の問題の方が大きいように思いますが…)

僕なら最初に書いたように「基本処置料だけでやり直しをする」と同時に「TCH是正指導をして様子を見てもらう」と思います。

そのうえで再度、短期間で外れるようであれば「削り方や材料の見直しをする」「再度TCH是正指導をする」でしょう。

削り方や材料の見直しをしても脱離を繰り返すようであれば患者さん側に問題があると判断します(この時点で保証対象から外すことを伝えると思います)。
このあたりでお互いのコンセンサスは得られることが多いので今まで、特にトラブルになったことはないのですが…。

いかがでしょうか?

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: しせいじょうがくどうえんさん
返信日時:2018-02-07 16:55:17
先生方

丁寧な回答をありがとうございました。
とれてしまった、自費治療詰め物は、無料で付け直してもらえました。
良かったです。

保険での治療だと、削って型をとって、次回、詰める、という流れのところ、自費治療だと1回で終わらせることができるものでした。
型をとりません。
詰め物を入れる歯と隣の歯の間に、つけ爪みたいな形状のプラスチックだかセロファンだかをいれ、そこに詰め物を流し込む、というようなものでした。
うまく説明ができません。

自費治療だと補償にとりきめがないとのこと、勉強になりました。
今後、自費治療を選択するときは、事前に歯科医師に確認をしていきたいと思います。

本当ありがとうございました。



タイトル 自由診療の詰め物が1ヵ月で脱離。再治療費はどうなるのか
質問者 しせいじょうがくどうえんさん
地域 非公開
年齢 39歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ その他(保険と保険外)
治療費・費用
詰め物、インレーが取れた・外れた
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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