土台にアマルガムが入った歯の着色について
相談者:
みさみさ5さん (31歳:女性)
投稿日時:2019-03-31 00:36:56
いつも様々な疑問に答えて下さりありがとうございます。
今、歯の着色の原因がとても気になっています。
最近、鏡で歯を念入りに見ることが増えたのですが、下5番の歯と歯茎の境目の歯の方に他の歯にはない黒ずみがあることに気が付きました。
歯茎の形に沿って2mmぐらいの幅でぼんやりしていて、黄色みのない黒っぽい色合いです。
肉眼では見えますが影と同化してしまって写真には写らない程度です。
下5番は20年前に抜髄し土台としてアマルガムが入っています。
被せ物は20年前は金銀パラジウム合金、3年前にコンポジットレジンに変えました。
隣の6番は1年前までは5番と接する面は天然歯でしたが、1年前に抜髄し、半年の根管治療を経て今は5番と接する面に跨がる大きな金銀パラジウム合金のアンレーが入っています。
6番は半年の根管治療の途中、4ヶ月間はいつも薬剤が仮詰めから漏れ出し続けていたのですが、その時の薬剤はヨードグリセロールでした。最後の1日だけペリオドンと水酸化カルシウムが漏れ出していました。
この黒ずみの原因はなんでしょうか?
アマルガムによる着色?
アマルガムの土台がコンポジットレジンで覆われている場合は金属イオンは流出しないのでしょうか?
隣の歯の根管治療中にヨードグリセロール等の薬剤が漏れ出ていたことや金銀パラジウム合金が入ったことで金属イオンの溶解が促進されたことが原因の可能性はありますか?
今、歯の着色の原因がとても気になっています。
最近、鏡で歯を念入りに見ることが増えたのですが、下5番の歯と歯茎の境目の歯の方に他の歯にはない黒ずみがあることに気が付きました。
歯茎の形に沿って2mmぐらいの幅でぼんやりしていて、黄色みのない黒っぽい色合いです。
肉眼では見えますが影と同化してしまって写真には写らない程度です。
下5番は20年前に抜髄し土台としてアマルガムが入っています。
被せ物は20年前は金銀パラジウム合金、3年前にコンポジットレジンに変えました。
隣の6番は1年前までは5番と接する面は天然歯でしたが、1年前に抜髄し、半年の根管治療を経て今は5番と接する面に跨がる大きな金銀パラジウム合金のアンレーが入っています。
6番は半年の根管治療の途中、4ヶ月間はいつも薬剤が仮詰めから漏れ出し続けていたのですが、その時の薬剤はヨードグリセロールでした。最後の1日だけペリオドンと水酸化カルシウムが漏れ出していました。
この黒ずみの原因はなんでしょうか?
アマルガムによる着色?
アマルガムの土台がコンポジットレジンで覆われている場合は金属イオンは流出しないのでしょうか?
隣の歯の根管治療中にヨードグリセロール等の薬剤が漏れ出ていたことや金銀パラジウム合金が入ったことで金属イオンの溶解が促進されたことが原因の可能性はありますか?
[過去のご相談]
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-03-31 17:35:19
こんにちは。
メタルタツーという状態かもしれませんね。
特に悪さをするわけではありませんが審美的なお悩みにつながる場合はあるでしょう。
アマルガムや金銀パラジウム合金をやり変えたほうが良いのかどうか?についてはお近くの歯科医院でご相談されてみてはいかがでしょうか?
やりかえに伴うリスクや費用についてまで詳しく教えてもらえるのではないでしょうか。
メタルタツーという状態かもしれませんね。
特に悪さをするわけではありませんが審美的なお悩みにつながる場合はあるでしょう。
アマルガムや金銀パラジウム合金をやり変えたほうが良いのかどうか?についてはお近くの歯科医院でご相談されてみてはいかがでしょうか?
やりかえに伴うリスクや費用についてまで詳しく教えてもらえるのではないでしょうか。
相談者からの返信
相談者:
みさみさ5さん
返信日時:2019-03-31 20:39:20
メタルタトゥーの可能性があるんですね。
口を開けても見えない位置なので今のところ見た目は気にならないのですが、金属イオンの流出が目に見える形になっているのだとすると、健康面で不安になってきます。
また、最近口腔環境が変わったのでそれにより金属イオンの流出や着色が促進されることが怖いです。
薄い色なので、相談しても主治医は
「どれですか?気にし過ぎでは?」
と答えられます。
★土台のアマルガムはコンポジットレジンで完全に覆われている場合、唾液と接触しないので金属イオンの溶け出しも気にすることはないのでしょうか?
だとすると上に金銀パラジウム合金が被さっていたときに徐々に着色していったのでしょうか?
抜髄した歯だから黒ずんできている可能性もあるのでしょうか?
もしかして漏れ出していたヨードグリセロールのせいだったり?
ここ最近気がついただけで、着色自体が過去に起こり、現在は着色が進行せず、アマルガムからの金属イオンの溶け出しも気にすることがないのだとしたら、歯への負担を考えてこのまま過ごしたいと思っています。
口を開けても見えない位置なので今のところ見た目は気にならないのですが、金属イオンの流出が目に見える形になっているのだとすると、健康面で不安になってきます。
また、最近口腔環境が変わったのでそれにより金属イオンの流出や着色が促進されることが怖いです。
薄い色なので、相談しても主治医は
「どれですか?気にし過ぎでは?」
と答えられます。
★土台のアマルガムはコンポジットレジンで完全に覆われている場合、唾液と接触しないので金属イオンの溶け出しも気にすることはないのでしょうか?
だとすると上に金銀パラジウム合金が被さっていたときに徐々に着色していったのでしょうか?
抜髄した歯だから黒ずんできている可能性もあるのでしょうか?
もしかして漏れ出していたヨードグリセロールのせいだったり?
ここ最近気がついただけで、着色自体が過去に起こり、現在は着色が進行せず、アマルガムからの金属イオンの溶け出しも気にすることがないのだとしたら、歯への負担を考えてこのまま過ごしたいと思っています。
回答2
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2019-03-31 22:10:43
みさみさ5 さんこんにちは。
黒ずみが気になているのですね。
口の中にみられる色素沈着には、内因性のものと外因性のものがあます。
内因性の主なものはメラニン色素の沈着で、血液ヘモグロビン由来の色素沈着になります。
外因性の色素沈着は一般的に職業上、薬剤や嗜好品の形で局所的あるいは全身的に取り込まれた物質が原因です。
重金属による色素沈着は、歯科の被せ物に用いられる金属でも生じ、歯科では外因性色素沈着として見かけることが多いと思います。
薬剤として投与された亜鉛、水銀。あるいは職業性に慢性に接触して吸収された鉛、水銀、銀などが歯肉など慢性炎症のある部位にとりこまれ、着色したものが外因性の色素沈着に含まれます。
内因性の色素沈着でメラニンに起因するものでは、限局性の色素沈着は点状ないし斑状です。
加齢とともに粘膜でも皮膚と同様に色素沈着の傾向は強まりますが、この場合はびまん性であるのが特徴で特に処置の必要はありません。
しかし、異常着色のなかで注意すべきは悪性黒色腫で、口腔内では比較的稀ですが、予後不良なことが多いと思います。
初期のものは限局性の色素性母斑との鑑別が困難なこともあります。
しっかり診てもらうためには、口腔外科を受診される方が良いこともあるかもしれません。
黒ずみが気になているのですね。
口の中にみられる色素沈着には、内因性のものと外因性のものがあます。
内因性の主なものはメラニン色素の沈着で、血液ヘモグロビン由来の色素沈着になります。
外因性の色素沈着は一般的に職業上、薬剤や嗜好品の形で局所的あるいは全身的に取り込まれた物質が原因です。
重金属による色素沈着は、歯科の被せ物に用いられる金属でも生じ、歯科では外因性色素沈着として見かけることが多いと思います。
薬剤として投与された亜鉛、水銀。あるいは職業性に慢性に接触して吸収された鉛、水銀、銀などが歯肉など慢性炎症のある部位にとりこまれ、着色したものが外因性の色素沈着に含まれます。
内因性の色素沈着でメラニンに起因するものでは、限局性の色素沈着は点状ないし斑状です。
加齢とともに粘膜でも皮膚と同様に色素沈着の傾向は強まりますが、この場合はびまん性であるのが特徴で特に処置の必要はありません。
しかし、異常着色のなかで注意すべきは悪性黒色腫で、口腔内では比較的稀ですが、予後不良なことが多いと思います。
初期のものは限局性の色素性母斑との鑑別が困難なこともあります。
しっかり診てもらうためには、口腔外科を受診される方が良いこともあるかもしれません。
相談者からの返信
相談者:
みさみさ5さん
返信日時:2019-03-31 23:11:38
回答3
相談者からの返信
相談者:
みさみさ5さん
返信日時:2019-04-02 06:37:15
回答4
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-04-02 13:51:18
こんにちは。
メタルタツーではなく歯の黒ズミが気になられていたのですね?
アマルガムはイオン化して象牙質を黒変させる事があると思います。
コンポジットレジンで完全に覆われていても象牙質は孔が空いた構造で象牙細管内液というのが流れているので外部の唾液との接触よりそちらの影響があるかもしれませんが、実際にどういうことが起こっているかはあまりよくわかっていません。
よほど気になるなら除去してファイバーコアと樹脂に置き換えてもらうとよいかもしれませんね。
ただし実際に何が起こっていて何ができるか?については外側から見ただけではわからず一度すべてを除去して確認し治療の可否を考えるのが普通です。
ですから除去に伴うリスクもあるのでしっかり主治医にご相談下さい。
メタルタツーではなく歯の黒ズミが気になられていたのですね?
アマルガムはイオン化して象牙質を黒変させる事があると思います。
コンポジットレジンで完全に覆われていても象牙質は孔が空いた構造で象牙細管内液というのが流れているので外部の唾液との接触よりそちらの影響があるかもしれませんが、実際にどういうことが起こっているかはあまりよくわかっていません。
よほど気になるなら除去してファイバーコアと樹脂に置き換えてもらうとよいかもしれませんね。
ただし実際に何が起こっていて何ができるか?については外側から見ただけではわからず一度すべてを除去して確認し治療の可否を考えるのが普通です。
ですから除去に伴うリスクもあるのでしっかり主治医にご相談下さい。
相談者からの返信
相談者:
みさみさ5さん
返信日時:2019-04-03 09:54:53
タイトル | 土台にアマルガムが入った歯の着色について |
---|---|
質問者 | みさみさ5さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 31歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯の変色・着色 支台築造その他 アマルガム 歯茎(歯ぐき)の変色 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。