歯肉が下がり歯の根が見えている被せものの交換
相談者:
コロママさん (38歳:女性)
投稿日時:2019-09-15 19:20:41
とても悩んでいまして、ご相談させて頂きました。
右上の奥から2番目の歯と右下の奥から2番目の歯についてになります。
どちらも10年以上前に根幹治療をして歯の神経はないです。
上の歯は頬側、下の歯はベロ側の一部が、歯の根が見えてきている状態です。
これは、歯茎が下がってきたためにこうなってしまったそうです。
いくつかの歯科で見てもらい、迷って決断ができません。。
1番目の歯科は、中が大きな虫歯になると、ゆくゆくは抜歯だから早く被せものをやり変えた方がいい。
歯茎が下がり被せものとの適合がよくない。
2番目の歯科は、くさび状欠損のため、またやりかえても数年でこうなる可能性がある。
私が希望するなら、被せものをやりかえる。
先生方にお聞きしたい点は
◯一番気になってるのは、一部歯の根が露出した被せものは、被せものの中が大きな虫歯になりやすいですか?
被せものが歯茎から下がったとは適合が悪くなり、被せものの中が虫歯になりやすいか一番お聞きしたいです。
◯10年位すると、歯茎は下がってくるので、またやりかえてもこのようになる可能性は高いでしょうか?
10年ごとに被せものを変えてたら歯がなくなりそうで。。見た目の問題なら気にしないです。
◯歯の根が見えてる歯の中が、虫歯になってるかは外からはわからないでしょうか?
露出した根の部分は虫歯にはなってないそうです。
歯の根が見えてる以外は、噛みやすく10年とても調子が良いので、被せものを変えて逆に調子が悪くならないか怖くて踏み出せません。
レントゲン状しかわかりませんが、病巣は見えないそうです。
CTはとってないので凄く詳しくはわからないです。
どんな小さな事でもアドバイス頂けたらありがたいです。
宜しくお願い致します。
右上の奥から2番目の歯と右下の奥から2番目の歯についてになります。
どちらも10年以上前に根幹治療をして歯の神経はないです。
上の歯は頬側、下の歯はベロ側の一部が、歯の根が見えてきている状態です。
これは、歯茎が下がってきたためにこうなってしまったそうです。
いくつかの歯科で見てもらい、迷って決断ができません。。
1番目の歯科は、中が大きな虫歯になると、ゆくゆくは抜歯だから早く被せものをやり変えた方がいい。
歯茎が下がり被せものとの適合がよくない。
2番目の歯科は、くさび状欠損のため、またやりかえても数年でこうなる可能性がある。
私が希望するなら、被せものをやりかえる。
先生方にお聞きしたい点は
◯一番気になってるのは、一部歯の根が露出した被せものは、被せものの中が大きな虫歯になりやすいですか?
被せものが歯茎から下がったとは適合が悪くなり、被せものの中が虫歯になりやすいか一番お聞きしたいです。
◯10年位すると、歯茎は下がってくるので、またやりかえてもこのようになる可能性は高いでしょうか?
10年ごとに被せものを変えてたら歯がなくなりそうで。。見た目の問題なら気にしないです。
◯歯の根が見えてる歯の中が、虫歯になってるかは外からはわからないでしょうか?
露出した根の部分は虫歯にはなってないそうです。
歯の根が見えてる以外は、噛みやすく10年とても調子が良いので、被せものを変えて逆に調子が悪くならないか怖くて踏み出せません。
レントゲン状しかわかりませんが、病巣は見えないそうです。
CTはとってないので凄く詳しくはわからないです。
どんな小さな事でもアドバイス頂けたらありがたいです。
宜しくお願い致します。
[過去のご相談]
回答1
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2019-09-17 08:27:16
ご相談ありがとうございます。
>◯一部歯の根が露出した被せものは、被せものの中が大きな虫歯になりやすいですか?
いいえ、いきなり「中が大きな虫歯に」なることはありえません。
>被せものが歯茎から下がったとは適合が悪くなり、
適合が悪いだけが原因ではありません。
歯周病や、噛み合わせ(咬合)の問題も検査しなければ、断定できません。
>被せものの中が虫歯になりやすいか一番お聞きしたいです。
下がっても適合が良くて、かつ、治療が適切であって中の虫歯が取り残されていなければ、「被せものの中が虫歯に」なることはありません。
>◯10年位すると、歯茎は下がってくるので、
下がるのは年数だけではなくて、いくつかの原因にもよります。
>またやりかえてもこのようになる可能性は高いでしょうか?
原因を変えなければ、くりかえしになる事は当然のことです。
原因を検査して突き止め、適切な治療をすれば、くりかえしがなくなることも当然のことです。
>10年ごとに被せものを変えてたら歯がなくなりそうで。
治療目的が大事です。
歯を残す、という目的に合う治療だけを選びましょう。
そのためには、毎日使わなければいけない人工のものは自然の歯とは違いますから、交換が必要な事はあります。
例えば、自動車は定期的にタイヤを交換しなければなりませんね。
>見た目の問題なら気にしないです。
この状況ならばとても賢明な判断です。
>◯歯の根が見えてる歯の中が、虫歯になってるかは外からはわからないでしょうか?
はい、その通りです。
虫歯の取り残しは外からも、後からも、発見が難しいと言えます。
今まで、治療するごとに歯を残す目的をしっかりもって行われていれば、それを信じることです。
もし少しでも疑問があれば、精密検査をしたり、定期的に検査をすることが必要です。
>露出した根の部分は虫歯にはなってないそうです。
それは良いことです。
>噛みやすく10年とても調子が良いので、被せものを変えて逆に調子が悪くならないか怖くて踏み出せません。
その通りです。
変える場合は、決して元どおりになりませんから、噛み合わせ(咬合)の検査をしてビフォー・アフターの比較ができるようにしてから始めましょう。
>レントゲン状しかわかりませんが、病巣は見えないそうです。
他の検査も有効なことがあります。
>CTはとってない
CTはこの場合、不適切な検査方法です。
>◯一部歯の根が露出した被せものは、被せものの中が大きな虫歯になりやすいですか?
いいえ、いきなり「中が大きな虫歯に」なることはありえません。
>被せものが歯茎から下がったとは適合が悪くなり、
適合が悪いだけが原因ではありません。
歯周病や、噛み合わせ(咬合)の問題も検査しなければ、断定できません。
>被せものの中が虫歯になりやすいか一番お聞きしたいです。
下がっても適合が良くて、かつ、治療が適切であって中の虫歯が取り残されていなければ、「被せものの中が虫歯に」なることはありません。
>◯10年位すると、歯茎は下がってくるので、
下がるのは年数だけではなくて、いくつかの原因にもよります。
>またやりかえてもこのようになる可能性は高いでしょうか?
原因を変えなければ、くりかえしになる事は当然のことです。
原因を検査して突き止め、適切な治療をすれば、くりかえしがなくなることも当然のことです。
>10年ごとに被せものを変えてたら歯がなくなりそうで。
治療目的が大事です。
歯を残す、という目的に合う治療だけを選びましょう。
そのためには、毎日使わなければいけない人工のものは自然の歯とは違いますから、交換が必要な事はあります。
例えば、自動車は定期的にタイヤを交換しなければなりませんね。
>見た目の問題なら気にしないです。
この状況ならばとても賢明な判断です。
>◯歯の根が見えてる歯の中が、虫歯になってるかは外からはわからないでしょうか?
はい、その通りです。
虫歯の取り残しは外からも、後からも、発見が難しいと言えます。
今まで、治療するごとに歯を残す目的をしっかりもって行われていれば、それを信じることです。
もし少しでも疑問があれば、精密検査をしたり、定期的に検査をすることが必要です。
>露出した根の部分は虫歯にはなってないそうです。
それは良いことです。
>噛みやすく10年とても調子が良いので、被せものを変えて逆に調子が悪くならないか怖くて踏み出せません。
その通りです。
変える場合は、決して元どおりになりませんから、噛み合わせ(咬合)の検査をしてビフォー・アフターの比較ができるようにしてから始めましょう。
>レントゲン状しかわかりませんが、病巣は見えないそうです。
他の検査も有効なことがあります。
>CTはとってない
CTはこの場合、不適切な検査方法です。
相談者からの返信
相談者:
コロママさん
返信日時:2019-09-18 19:05:23
回答2
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2019-09-19 08:41:40
ご返信ありがとうございます。
>やりかえが必要な基準というのは
原因と治療目的が明確であれば、自ずと明らかです。
一生という長期の視点で、歯を残す目的があるかどうかです。
でも残すこともとても大変ですが、歯だけでいいのでしょうか、もっと大きな目標が理想的です。
医療としての歯科医院の目的は、せっかく残した歯で思い切り噛めるように回復させて、体の健康を守るかどうかです。
なぜならば、きちんと咀嚼できないことは、認知症やがんや肺炎などを招いて、寝たきり介護の原因となることが証明されているからです。
>ベテランの先生ならわかるのでしょうか?
目的意識があるかどうかが大事であり、年齢は無関係です。
しかし、学習を続けているかを含めて、経験値には非常に大きな差が出ます。
なぜならば、勉強し続けていないと、診断に誤りを招き、かつ、それに全く気がつかないで、自信満々に見えて実は重大な過失を犯すからです。
専門家が知らない、って許されるのでしょうか。
これを認知バイアスと言います。
また人は皆同じではなく、また初めから上手なわけもなくて治療技術には修行が必要ですから、ある程度は経験人数が必要だからです。
ただし、人間の体とその頭脳にはほぼ解明されているパターンがあり、その知識があれば、闇雲に数をこなすだけの無限の経験を積まなくてもすむように歯科医師には科学が教えられています。
たとえば咀嚼には、8パターンがありその検査もできます。
パターンを知らずに歯を作っても、長持ちするか?うまく噛めるか?
予測が立つのでしょうか。
あるいは、人間そのものに関しても、最近の最も効果的な世界的分析システムでは、頭脳や感情には4パターンがあり、人間関係についてかなり明瞭に対応できるようになりました。
これは現在ハーバード大学でも取り入れられ、教育に大きな効果を上げている方法です。
>例えば、被せものの中が虫歯になってた場合
その原因は取り残しですから、そもそもの治療目的に立ち返る必要があります。
>更に削り歯質部分がなくなれば、歯はたたないのでしょうか?
当然ながら、だんだん歯の寿命は縮まります。
>やりかえが必要な基準というのは
原因と治療目的が明確であれば、自ずと明らかです。
一生という長期の視点で、歯を残す目的があるかどうかです。
でも残すこともとても大変ですが、歯だけでいいのでしょうか、もっと大きな目標が理想的です。
医療としての歯科医院の目的は、せっかく残した歯で思い切り噛めるように回復させて、体の健康を守るかどうかです。
なぜならば、きちんと咀嚼できないことは、認知症やがんや肺炎などを招いて、寝たきり介護の原因となることが証明されているからです。
>ベテランの先生ならわかるのでしょうか?
目的意識があるかどうかが大事であり、年齢は無関係です。
しかし、学習を続けているかを含めて、経験値には非常に大きな差が出ます。
なぜならば、勉強し続けていないと、診断に誤りを招き、かつ、それに全く気がつかないで、自信満々に見えて実は重大な過失を犯すからです。
専門家が知らない、って許されるのでしょうか。
これを認知バイアスと言います。
また人は皆同じではなく、また初めから上手なわけもなくて治療技術には修行が必要ですから、ある程度は経験人数が必要だからです。
ただし、人間の体とその頭脳にはほぼ解明されているパターンがあり、その知識があれば、闇雲に数をこなすだけの無限の経験を積まなくてもすむように歯科医師には科学が教えられています。
たとえば咀嚼には、8パターンがありその検査もできます。
パターンを知らずに歯を作っても、長持ちするか?うまく噛めるか?
予測が立つのでしょうか。
あるいは、人間そのものに関しても、最近の最も効果的な世界的分析システムでは、頭脳や感情には4パターンがあり、人間関係についてかなり明瞭に対応できるようになりました。
これは現在ハーバード大学でも取り入れられ、教育に大きな効果を上げている方法です。
>例えば、被せものの中が虫歯になってた場合
その原因は取り残しですから、そもそもの治療目的に立ち返る必要があります。
>更に削り歯質部分がなくなれば、歯はたたないのでしょうか?
当然ながら、だんだん歯の寿命は縮まります。
相談者からの返信
相談者:
コロママさん
返信日時:2019-09-20 14:09:04
タイトル | 歯肉が下がり歯の根が見えている被せものの交換 |
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質問者 | コロママさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 38歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
クラウンの作り直し・再治療 クラウン(差し歯・被せ)のトラブル 歯茎が下がった(歯肉退縮) |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。