下顎6番近心の骨吸収が進み、膿がたまり痛んでいる。今後どうなる?
相談者:
たかもとさん (38歳:女性)
投稿日時:2009-05-25 22:00:04
よろしくお願いします。
今回は主人の事でご相談します。
本人の投稿でないと、いけないとの事ですが、今主人も側にいて、この相談を投稿いたしておりますので、ご了承下さい。
本日歯茎の腫れと痛みを感じ、かかりつけの歯科医院に行って来た所、レントゲンの結果、下6番の骨が半分溶けており(5番側)そのくぼみに膿がたまっているとの事でした。
今日は応急処置として、歯茎の膿を出し、抗生物質と痛み止の薬を処方して頂きました。
次回腫れが引きましたら(三日後に再度診察の予約)歯茎の中を綺麗に掃除するそうです。
半分の根は、かろうじて骨に埋ってる状態です。
治療済み、神経を抜いてありクラウンをかぶせてる状態です。
歯自体に進んだ傷みはレントゲンでみる限り、まだないそうです。
まだ残して使いたいと望んでいます。
担当医からは抜歯との言葉はなかったです。
そこで
●今後の治療としては、どのようにするのがよいのでしょうか?
●骨を増やす治療は可能でしょうか?その場合は保険外治療になりますか?
●そのままで良い事は、まさかないですよね?
最悪抜歯になったとしても、このままではインプラントも無理だと思いますので、歯周病によりなくした骨も、再生させる治療があるのなら教えて頂きたく思います。
よろしくお願いします。
今回は主人の事でご相談します。
本人の投稿でないと、いけないとの事ですが、今主人も側にいて、この相談を投稿いたしておりますので、ご了承下さい。
本日歯茎の腫れと痛みを感じ、かかりつけの歯科医院に行って来た所、レントゲンの結果、下6番の骨が半分溶けており(5番側)そのくぼみに膿がたまっているとの事でした。
今日は応急処置として、歯茎の膿を出し、抗生物質と痛み止の薬を処方して頂きました。
次回腫れが引きましたら(三日後に再度診察の予約)歯茎の中を綺麗に掃除するそうです。
半分の根は、かろうじて骨に埋ってる状態です。
治療済み、神経を抜いてありクラウンをかぶせてる状態です。
歯自体に進んだ傷みはレントゲンでみる限り、まだないそうです。
まだ残して使いたいと望んでいます。
担当医からは抜歯との言葉はなかったです。
そこで
●今後の治療としては、どのようにするのがよいのでしょうか?
●骨を増やす治療は可能でしょうか?その場合は保険外治療になりますか?
●そのままで良い事は、まさかないですよね?
最悪抜歯になったとしても、このままではインプラントも無理だと思いますので、歯周病によりなくした骨も、再生させる治療があるのなら教えて頂きたく思います。
よろしくお願いします。
[過去のご相談]
回答1
横浜相鉄ビル歯科医院(横浜市西区)の田中です。
回答日時:2009-05-25 22:50:32
こんばんは。
そのままで自然治癒はしないのが歯の厄介な所です。
まずどの部分が原因で骨を失う事になったのかを特定しなければなりません。
その原因によって対処は様々であると思われます。
ただそのような事はちゃんと診た者にしか判断は難しいため、この場のお話だけからの想像での一般的な回答と思って読んで下さいませ。
まず骨を失った原因がその歯の根の病気であるとしたら、この場合はごく一般的な歯内療法(根管治療)を行う事である程度解決するでしょう。
しかしその程度によっては難治性である場合も少なくはなく、たとえ根の治療だけだとしてもやや長く通院が必要になる場合もございます。
歯の根にヒビが入ってしまっていたり、レントゲンでは確認できなくとも割れてしまっている部分がある場合。
これは通常は抜歯となります。
歯よりも歯周病や咬合で骨を損失している場合も考えられますが、その場合その場所に限局してという事はあまり無いのでちょっと違うような気もします。
骨を造成する事も可能ではありますが万人に全て成功するわけではありません。
歯周環境や歯のコンディション。
歯科医師の技術と知識。
色々な考えなくてはならないファクターが多いため、一概にこの場でそれが向いていると書く事は不適当であると思います。
まず次回の治療の前に担当医に今後どのような事が起こり得るのか。
またその時にはどんな処置が必要なのか。
どんな治療のオプションがあるのかなどです。
例えば、いずれ抜く事になるでしょうと言われても、その時どんな処置を必要とする可能性があるのかという予測の出来る(説明の出来る)事が大切だと思います。
そういった類のご質問をしてみてはいかがでしょうか。
ただ抜歯しなくてはならない状況が現れた時に、それでも残したいというお気持ちも解りますが、無理に残した場合イコールそれ以外の併発する疾病の可能性をずっと維持してゆく事になりかねませんのでご注意下さい。
とりあえず第一のお痛みが鎮火しているようであれば、まずはよーくお話をする時間をいただくのが最初にするべき事だと思います。
そのままで自然治癒はしないのが歯の厄介な所です。
まずどの部分が原因で骨を失う事になったのかを特定しなければなりません。
その原因によって対処は様々であると思われます。
ただそのような事はちゃんと診た者にしか判断は難しいため、この場のお話だけからの想像での一般的な回答と思って読んで下さいませ。
まず骨を失った原因がその歯の根の病気であるとしたら、この場合はごく一般的な歯内療法(根管治療)を行う事である程度解決するでしょう。
しかしその程度によっては難治性である場合も少なくはなく、たとえ根の治療だけだとしてもやや長く通院が必要になる場合もございます。
歯の根にヒビが入ってしまっていたり、レントゲンでは確認できなくとも割れてしまっている部分がある場合。
これは通常は抜歯となります。
歯よりも歯周病や咬合で骨を損失している場合も考えられますが、その場合その場所に限局してという事はあまり無いのでちょっと違うような気もします。
骨を造成する事も可能ではありますが万人に全て成功するわけではありません。
歯周環境や歯のコンディション。
歯科医師の技術と知識。
色々な考えなくてはならないファクターが多いため、一概にこの場でそれが向いていると書く事は不適当であると思います。
まず次回の治療の前に担当医に今後どのような事が起こり得るのか。
またその時にはどんな処置が必要なのか。
どんな治療のオプションがあるのかなどです。
例えば、いずれ抜く事になるでしょうと言われても、その時どんな処置を必要とする可能性があるのかという予測の出来る(説明の出来る)事が大切だと思います。
そういった類のご質問をしてみてはいかがでしょうか。
ただ抜歯しなくてはならない状況が現れた時に、それでも残したいというお気持ちも解りますが、無理に残した場合イコールそれ以外の併発する疾病の可能性をずっと維持してゆく事になりかねませんのでご注意下さい。
とりあえず第一のお痛みが鎮火しているようであれば、まずはよーくお話をする時間をいただくのが最初にするべき事だと思います。
相談者からの返信
相談者:
たかもとさん
返信日時:2009-05-25 23:15:45
田中先生。
早いお返事ありがとうございました。
最初の投稿では、少し動揺していたで、田中先生の言葉を頂き落ち着きました。
主人もあまりに痛がるので、どうしようかと思いましたが、今は痛み止めがきいてるのか、横で眠っています。
一年前の検診では、全体のレントゲンを撮ったのですが、どの時には、担当医からの指摘はなかったです。
田中先生のお言葉から、もしかしたら、割れてしまっているのかもしれませんね。
(但し、主人いわく、奥歯は強くかみ合わないそうです)
今日の診断では(詳しくは三日後)根の炎症などもないようでした。
田中先生のお言葉の通り、次回しっかりと担当医と話してきます。
これからの処置、治療内容など。
最悪の抜歯の可能性は今は考えないようにいたします。
質問させて下さい。
●抜歯以外に、骨が溶けてしまった原因を改善し、治療に専念する、と言う事を大前提にした場合ですが(そのつもりです)6番の半分の根がこのような状態でも、まだ使っていけますでしょうか?
また、改善に向かっていく過程で、骨が少しは増えてくるという可能性もありますか?
よろしくお願いいたします
早いお返事ありがとうございました。
最初の投稿では、少し動揺していたで、田中先生の言葉を頂き落ち着きました。
主人もあまりに痛がるので、どうしようかと思いましたが、今は痛み止めがきいてるのか、横で眠っています。
一年前の検診では、全体のレントゲンを撮ったのですが、どの時には、担当医からの指摘はなかったです。
田中先生のお言葉から、もしかしたら、割れてしまっているのかもしれませんね。
(但し、主人いわく、奥歯は強くかみ合わないそうです)
今日の診断では(詳しくは三日後)根の炎症などもないようでした。
田中先生のお言葉の通り、次回しっかりと担当医と話してきます。
これからの処置、治療内容など。
最悪の抜歯の可能性は今は考えないようにいたします。
質問させて下さい。
●抜歯以外に、骨が溶けてしまった原因を改善し、治療に専念する、と言う事を大前提にした場合ですが(そのつもりです)6番の半分の根がこのような状態でも、まだ使っていけますでしょうか?
また、改善に向かっていく過程で、骨が少しは増えてくるという可能性もありますか?
よろしくお願いいたします
回答2
横浜相鉄ビル歯科医院(横浜市西区)の田中です。
回答日時:2009-05-25 23:38:34
原因がどこにあるのかによります。
いわゆる根尖病変であり、根の中の問題であるのならば歯内療法が完了する事で数ヶ月かかりますがその骨の部分は治癒してゆきます。
しかし根にヒビ・割れがある場合には根の治療をしても、悪化する事はあってもよくなる事はありません。
抜歯となると書きましたが、抜歯することで骨はある程度戻ってきますので、こちらを期待したい場合にはどうしても抜歯のお話をせねばならないという事です。
抜歯を促しているわけではありません。
しかしここで大丈夫そうな事を強調してしまえば、もし直接診ている担当医がやはりだめでしょうという診断を下した場合には、逆に無駄な知識が邪魔をして治療の妨げになってしまう恐れがあるからでございます。
更に5番のある側に欠損しているようですので、もしこれが5番の根にかかるのもであるならば、共倒れにしかねない危険もありますので、どのような経過を辿る可能性が出てくるのかをお聞きになった方がよいでしょうという意味もありました。
歯周病や咬合の力によってひどく吸収した骨は回復が難しいものとなってきます。
可能・不可能かは判りませんが、最初にお書きになっておられましたが保険での対処が困難な場合も考えられます。
なんにせよご家族の歯の痛みは、相当痛そうであっても風邪の看病とは違い何もしてあげられないところが切ないですよね。
いわゆる根尖病変であり、根の中の問題であるのならば歯内療法が完了する事で数ヶ月かかりますがその骨の部分は治癒してゆきます。
しかし根にヒビ・割れがある場合には根の治療をしても、悪化する事はあってもよくなる事はありません。
抜歯となると書きましたが、抜歯することで骨はある程度戻ってきますので、こちらを期待したい場合にはどうしても抜歯のお話をせねばならないという事です。
抜歯を促しているわけではありません。
しかしここで大丈夫そうな事を強調してしまえば、もし直接診ている担当医がやはりだめでしょうという診断を下した場合には、逆に無駄な知識が邪魔をして治療の妨げになってしまう恐れがあるからでございます。
更に5番のある側に欠損しているようですので、もしこれが5番の根にかかるのもであるならば、共倒れにしかねない危険もありますので、どのような経過を辿る可能性が出てくるのかをお聞きになった方がよいでしょうという意味もありました。
歯周病や咬合の力によってひどく吸収した骨は回復が難しいものとなってきます。
可能・不可能かは判りませんが、最初にお書きになっておられましたが保険での対処が困難な場合も考えられます。
なんにせよご家族の歯の痛みは、相当痛そうであっても風邪の看病とは違い何もしてあげられないところが切ないですよね。
相談者からの返信
相談者:
たかもとさん
返信日時:2009-05-26 00:01:24
田中先生。
再度のお返事に心から感謝いたします。
田中先生のお話、よく理解しました。
抜歯の可能性もあると言う事を、心にとめ、次回の診察に臨みます。
田中先生のご助言を治療の妨げにはいたしません。
ネット上での、少ない情報の中での相談に、親身になって頂けた事、大変うれしく思っております。
大事な歯を守る為に、保険での対処が困難な場合も、治療はしていこうと思っています。
幸いにも、5番は綺麗に骨があったそうです。
他の歯の為にも、担当医によく話を聞き、よい方向に向かうよう努力します。
田中先生。
男性って痛みに弱いですよね(笑)
また、疑問点などがありましたら、質問を投稿させていただきたく思います。
歯の痛みではなく、心のそわそわした不安を取り除いて頂き、本当にありがとうございました。
再度のお返事に心から感謝いたします。
田中先生のお話、よく理解しました。
抜歯の可能性もあると言う事を、心にとめ、次回の診察に臨みます。
田中先生のご助言を治療の妨げにはいたしません。
ネット上での、少ない情報の中での相談に、親身になって頂けた事、大変うれしく思っております。
大事な歯を守る為に、保険での対処が困難な場合も、治療はしていこうと思っています。
幸いにも、5番は綺麗に骨があったそうです。
他の歯の為にも、担当医によく話を聞き、よい方向に向かうよう努力します。
田中先生。
男性って痛みに弱いですよね(笑)
また、疑問点などがありましたら、質問を投稿させていただきたく思います。
歯の痛みではなく、心のそわそわした不安を取り除いて頂き、本当にありがとうございました。
回答3
横浜相鉄ビル歯科医院(横浜市西区)の田中です。
回答日時:2009-05-26 00:15:25
>男性って痛みに弱いですよね(笑)
まったくです^^;
別に記録はございませんが、概ね男性の方が治療を受け入れられるようになるまで目が泳いでいる方が多いように感じます。
別の見方をすれば、外ではどんなに痛くともそのような素振りは体裁が悪いのでし難い分、お家では奥様に正直に甘え(笑)たいのではないでしょうか。
まったくです^^;
別に記録はございませんが、概ね男性の方が治療を受け入れられるようになるまで目が泳いでいる方が多いように感じます。
別の見方をすれば、外ではどんなに痛くともそのような素振りは体裁が悪いのでし難い分、お家では奥様に正直に甘え(笑)たいのではないでしょうか。
タイトル | 下顎6番近心の骨吸収が進み、膿がたまり痛んでいる。今後どうなる? |
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質問者 | たかもとさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 38歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
神経の無い(神経を取った)歯の痛み 歯茎(歯ぐき)の腫れと痛み 根の病気・異常その他 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。