痛みのある5番。リスクのある太いコア除去と放置の選択

相談者: yuki7さん (33歳:女性)
投稿日時:2009-06-26 22:20:11
こんばんは、いつもこちらでは相談させて頂いています。

参考:過去のご相談
根菅治療中の仮歯を付けたり外したりすることと体調の関係
長引く根幹治療。膿がとまらないが、綺麗になるのに時間が必要か
再根幹治療。コアを外すときに割れたら、接着後再植は可能か?
他多数


今回、とても悩んでいることがあり投稿しました。

以前も相談したことがあるのですが・・

私の右上5番は昔、根の治療をした際にコアーを入れました。
恐らくは10年以上前です。

この5番が去年から疲れが溜まるとズキズキ痛み、最近通院中の歯科医院で相談するとコアーが太いため根官治療の際抜歯か折れてしまう可能性がある為、ほって置いたほうが良いのでは・・と言う事でした。

私以外にもの根が折れているのに痛みもなく、その歯を抜かないでほっておいてる患者さんも結構いますよと言うことでした。


最近ひどく腫れてきたので(痛みはほとんどない)信用していた、ちょっと遠い歯科医院に相談に行きました。

そこでは、歯科用CTなどで撮って折れてるのかどうかが見れれば、それから治療をどうするか決めれます。

もし、折れていたとしても根の半分を切って残す手術も可能との事でした。
でもその手術をしても、どれくらいの間根が残るかは分からないということ・・


このまま何もしないでいればどうなりますか?と聞いたところ

何もしないのは良くないです、何かした方がいいです、膿が溜まっているのでそれがよくないと言われました。


通院中の歯科医院とは言われることが違うので、どちらが正しいのか分かりません。

何もしないほうが 良いのか・・
それとも多少のリスクを背負っても何らかの治療を手術をするべきなのか・・・


私は腫れていてもいいから残せるものなら、できる限り残したい思いです。

膿が溜まったままほっておくのはやはり体によくないのでしょうか?


長文になりましたが先生方教えてください。

それでは、よろしくお願い致します。
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-06-27 07:27:42
yuki7さまおはようございます。

コアをはずして根管治療をするか、このまま放置するか悩んでいらっしゃるのですね。

治そうとするなら根管治療は避けて通れないと思います、もし治したいとお考えなら根管治療を引き受けていただけるDrにお任せするしか無いと思います。

多少のリスクは有ると思いますが、慎重に行えばコアの除去は成功すると思います。

後は根管治療が出来るかどうかだと思います。

参考になさってください。



感染根管治療 
http://yamadashika.jp/infection.html

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-06-27 08:19:08
結論としてはご自身がどこまでリスクを取れるかだと思います。

コア除去時には少なからずの破折リスクが伴います。
破折した場合、多くの場合は抜歯となります
LOT部分矯正)を行う事で残せる場合もありますが、可能性は低いです)

そのまま経過観察すれば疲れが溜まるとズキズキ痛む症状は改善しませんし、悪化する可能性もあります(その歯が原因であれば、ですが)

うまくコア除去と根管治療が出来たと、あるいは歯根端切除(根の半分を切って残す処置)をしても将来的に破折するリスクもあります。


ご自身がそのリスクを取っても症状の改善をしたいと思えるのであれば治療するべきだと思います(ちょっと遠い歯科医院の判断)し、そこまでのリスクが取れないのであればそのまま経過観察するべきだと思います(最近通院中の歯科医院の判断)



ご参考になれば幸いです。 

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-06-27 08:20:12
おはようございます。

>何もしないほうが 良いのか・・
>それとも多少のリスクを背負っても何らかの治療を手術をするべきなのか・・・

>私は腫れていてもいいから、残せるものならできる限り残したい思いです。


とても悩むところだと思います。
状況を直接拝見していませんのでなとも言えませんが、腫れがあるという事は、活動性の炎症があると言うことですから、今より良くなると言うことはないと考えなければならないと思います。



>そこでは、歯科用CTなどで撮って折れてるのかどうかが見れれば、それから治療をどうするか決めれます。

>もし、折れていたとしても根の半分を切って残す手術も可能との事でした
>でもその手術をしてもどれくらいの間根が残るかは、分からないということ・・


私であれば多少のリスクがあっても治療できる可能性があれば、治療した方が良いと思います。

このままで、長期安定を得ることは難しいように思います。



以上参考になさって下さい。

どうぞお大事に。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-06-27 10:05:05
置くも諸先生方と同じで

「何もしないのは良くない」

と思います。


と、言うのも膿がたまっている状態ではを支えている骨がどんどん溶かされていきます。
そして、いつかは大きく腫れ、痛みを伴い、yuki7 さんもあきらめて抜歯となるでしょう。

問題はその時なんですよ。

抜歯になったら、歯が抜けっぱなしと言うわけにはいきませんから、何らかの方法で補綴する必要があります。

今現在(今後50年くらい?)欠損した部分を補綴する方法は
 1 取り外し式の部分入れ歯
 2 両隣の歯を削ってブリッジ
 3 インプラント
の3通りしかありません。

それぞれにメリットデメリットはあります。

骨が大きく溶かされてしまった場合、yuki7 さんが希望されたとしてもインプラントが選べなくなる可能性があるのです。


もちろん、宇藤先生も書かれているように「多少のリスクがあっても治療できる可能性があれば治療した方が良い」と僕も思います。


「このまま何もしない事は将来の治療計画にも影響がある」と言う認識をお持ちになられておく必要もあると思います。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-06-27 10:32:25
yuki7さん、こんにちは。

荒木先生の『ご自身がどこまでリスクを取れるか』ですね。

・そのまま放置する
抗生剤などで対症療法だけする
・「根の半分を切って残す手術」をする
根管治療に挑戦する
抜歯する

他にももっとあるかも知れません。
それぞれに長所短所があります。

ただ、現在炎症が起きているので「そのまま放置」はハイリスクだと思います。


なので…

>宇藤先生も書かれているように「多少のリスクがあっても治療できる可能性があれば治療した方が良い」と僕も思います。

に賛成です。


どの治療法を取るにしてもリスクが付きまといます。
(治療ってそんなものです)
どこまで、どれなら受け入れられるかを考える必要はあると思います。


お大事にされてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: yuki7さん
返信日時:2009-06-27 15:56:30
こんにちは、荒木先生 山田先生 宇藤先生 タイヨウ先生
吉岡先生 ご返答頂きありがとうございました。


経過観察するのか、多少のリスクをともなっても治療するのか・・・

先生方のアドバイスの元、やはり今のまま放置するのは良くないと思いました。

今のまま放置すれば骨が溶けたりなどの長期的予後が良くないということなんですね、

ちょっと治療を得意とする信頼のおけそうな歯科医院に相談に行こうと思います。


ちょっと遠い歯科医院でも手術は出来るそうなのですが、何故だかよく分からない不安があります。

通院中の歯科医院が今のところ一番安心できるのですが、それは通院が数ヶ月に続いているからと思います。


これから相談して今の自分にとって一番が残りそうな治療方法を選ぼうと思います。



今回はお時間を割いて丁寧なご返答を頂ありがとうございました。

とても歯のことに対して参考になりました。

また相談がありましたら宜しくお願い致します。



タイトル 痛みのある5番。リスクのある太いコア除去と放置の選択
質問者 yuki7さん
地域 非公開
年齢 33歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 神経の無い(神経を取った)歯の痛み
根管治療の治療法
根管治療の失敗・再治療
歯の土台に関するトラブル
その他(歯科治療関連)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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