短縮歯列の本数短縮の限度について
相談者:
hoitoさん (29歳:男性)
投稿日時:2016-07-15 19:12:34
いつもお世話になっております。
私自身、矯正をしており、上下4番と上下親知らずがありません。
なので、短縮歯列ということになると思うのですが、臼歯の噛み合わせは何箇所まで無くなってもインプラントや入れ歯で補綴しなくても咬合力を支えられるのでしょうか。
例えば、上下1から7まである人が、上顎の7番が歯周病などで無くなっても補綴する必要は無いと聞いたことがあるのですが、その後下の7番、上の6番と失っていったとした場合、上下5番と6番だけでも咬む力を支えることは可能なのでしょうか。
私自身、矯正をしており、上下4番と上下親知らずがありません。
なので、短縮歯列ということになると思うのですが、臼歯の噛み合わせは何箇所まで無くなってもインプラントや入れ歯で補綴しなくても咬合力を支えられるのでしょうか。
例えば、上下1から7まである人が、上顎の7番が歯周病などで無くなっても補綴する必要は無いと聞いたことがあるのですが、その後下の7番、上の6番と失っていったとした場合、上下5番と6番だけでも咬む力を支えることは可能なのでしょうか。
[過去のご相談]
回答1
回答2
回答日時:2016-07-20 00:07:20
骨格、噛み合わせ、残存歯の状態、顎関節の状態、顎の力の強さ、歯軋り等の習癖、食習慣、咀嚼に関する感受性(?)、担当医の方針、他の方法(インプラント等)との比較 等、色々な要素で判断が変わってくると思いますよ。
そもそも短縮歯列自体を良しと考えない歯科医も少なくありませんし、一概に限度はここまでなら大丈夫、といった表現は難しいと思います。
ただ一応参考までにですが、この分野で有名な欧州での研究では小臼歯同士の噛み合わせ(OU)を1点、大臼歯同士を2点と計算して、
>最低4以上のOUを有し、かつ左右対称なら著名な機能変化は現れないという報告、これが3〜5になると10%未満の人が問題を訴えるという報告、0〜2だと安定性にも問題が・・という報告や、英国疫学調査の結果では21歯以上の歯があればかみ合わせの機能に影響はほとんどないと報告されています。
と言ったような結論が述べられています。
参考→インプラント VS ブリッジ VS 短縮歯列咬合(SDA)
欧州の人種とhoitoさんとではおそらく骨格も食習慣も大きく異なりますので真に受けない方がいいかも知れませんが、上の結果をそのまま当てはめるとしたら
左右5番+6番のOU=2+4=6>4 なら安全ライン?かも知れませんね。
もし片側でも6番を失えば2+2で左右"非"対称の4点なので人によっては不快に感じたり顎や歯列に何かの症状が出たりということが起こるかも・・というニュアンスになるかと思いますが、臨床感覚としてもそのあたりが一つの目安かな??といった印象です。
とにかく歯は少ないよりは多い方がいいには決まってますので、大切にして下さいね。
そもそも短縮歯列自体を良しと考えない歯科医も少なくありませんし、一概に限度はここまでなら大丈夫、といった表現は難しいと思います。
ただ一応参考までにですが、この分野で有名な欧州での研究では小臼歯同士の噛み合わせ(OU)を1点、大臼歯同士を2点と計算して、
>最低4以上のOUを有し、かつ左右対称なら著名な機能変化は現れないという報告、これが3〜5になると10%未満の人が問題を訴えるという報告、0〜2だと安定性にも問題が・・という報告や、英国疫学調査の結果では21歯以上の歯があればかみ合わせの機能に影響はほとんどないと報告されています。
と言ったような結論が述べられています。
参考→インプラント VS ブリッジ VS 短縮歯列咬合(SDA)
欧州の人種とhoitoさんとではおそらく骨格も食習慣も大きく異なりますので真に受けない方がいいかも知れませんが、上の結果をそのまま当てはめるとしたら
左右5番+6番のOU=2+4=6>4 なら安全ライン?かも知れませんね。
もし片側でも6番を失えば2+2で左右"非"対称の4点なので人によっては不快に感じたり顎や歯列に何かの症状が出たりということが起こるかも・・というニュアンスになるかと思いますが、臨床感覚としてもそのあたりが一つの目安かな??といった印象です。
とにかく歯は少ないよりは多い方がいいには決まってますので、大切にして下さいね。
相談者からの返信
相談者:
hoitoさん
返信日時:2016-07-22 14:35:04
タイトル | 短縮歯列の本数短縮の限度について |
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質問者 | hoitoさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 29歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
噛み合わせ(咬合)その他 その他(その他) 歯並び(歯ならび)その他 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。