左下5番、根管治療の流れや薬の入れ方について
相談者:
いしえりりさん (34歳:女性)
投稿日時:2019-01-12 18:27:13
いつもお世話になってます。
2年前に左下5番を根幹治療して被せましたが、夜になると疼くので、違う歯医者で見てもらいました。
すごく評判の良い歯医者で、予約が1ヶ月先まで取れなくとても丁寧で信用できる先生です。
CTを撮ったら根の先が黒くなっていたので骨が溶けているのが原因だとのことで、根幹治療をお願いしました。
根幹治療を初めて2回目くらいでマイクロスコープか拡大鏡で撮った根の中の写真を見せてくれました。
先生は
「神経の取り残しがあったのを綺麗に取り除いたので、原因はなくなったはずなので、次に土台をたてましょう」
と言われ、納得しました。
しかし、次の受診日までの1か月の間にたまに軽く疼いていたので、先生に言いましたが、
「綺麗に取り除いたので大丈夫ですよ。
時間がたてば良くなります。」
といわれ、CTやレントゲンを撮ってほしいと言ったら
「今とってもまだうつらない」
と言われました。
何度もやり直すのは絶対嫌で、すごく慎重になっていたので、仮歯で様子見たいと言いましたが、他にも治療中の歯が何本かあったため、
「ここが終わらないと次の治療はできない」
と言われ、しぶしぶ土台を作ることに納得しました。
土台をたてた後にはレントゲンをとりましたが、薬が先までちゃんと入っていないように見えたので先生に言ったら
「あまり刺激はしたくないので、あえて少し空けてる」
とのこと。
そこで、質問させてください。
@薬をあえて全部入れないことはあるんでしょうか?
また、ある場合は問題はないのでしょうか?
A根幹治療は仮歯で何ヵ月か様子を見てから土台を立てるのではないのでしょうか?
Bちゃんと病巣がなくなっているかレントゲンで確認はしないのでしょうか?
Cもう3か月位たちましたが、まだ少し疼きます。
これからどんどん良くなるのでしょうか?
ちなみに、保険治療ですが、拡大鏡を使用して治療してくれています。
ご教授のほど、よろしくお願いいたします!
2年前に左下5番を根幹治療して被せましたが、夜になると疼くので、違う歯医者で見てもらいました。
すごく評判の良い歯医者で、予約が1ヶ月先まで取れなくとても丁寧で信用できる先生です。
CTを撮ったら根の先が黒くなっていたので骨が溶けているのが原因だとのことで、根幹治療をお願いしました。
根幹治療を初めて2回目くらいでマイクロスコープか拡大鏡で撮った根の中の写真を見せてくれました。
先生は
「神経の取り残しがあったのを綺麗に取り除いたので、原因はなくなったはずなので、次に土台をたてましょう」
と言われ、納得しました。
しかし、次の受診日までの1か月の間にたまに軽く疼いていたので、先生に言いましたが、
「綺麗に取り除いたので大丈夫ですよ。
時間がたてば良くなります。」
といわれ、CTやレントゲンを撮ってほしいと言ったら
「今とってもまだうつらない」
と言われました。
何度もやり直すのは絶対嫌で、すごく慎重になっていたので、仮歯で様子見たいと言いましたが、他にも治療中の歯が何本かあったため、
「ここが終わらないと次の治療はできない」
と言われ、しぶしぶ土台を作ることに納得しました。
土台をたてた後にはレントゲンをとりましたが、薬が先までちゃんと入っていないように見えたので先生に言ったら
「あまり刺激はしたくないので、あえて少し空けてる」
とのこと。
そこで、質問させてください。
@薬をあえて全部入れないことはあるんでしょうか?
また、ある場合は問題はないのでしょうか?
A根幹治療は仮歯で何ヵ月か様子を見てから土台を立てるのではないのでしょうか?
Bちゃんと病巣がなくなっているかレントゲンで確認はしないのでしょうか?
Cもう3か月位たちましたが、まだ少し疼きます。
これからどんどん良くなるのでしょうか?
ちなみに、保険治療ですが、拡大鏡を使用して治療してくれています。
ご教授のほど、よろしくお願いいたします!
[過去のご相談]
回答1
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2019-01-12 18:38:38
>あまり刺激はしたくないので、あえて少し空けてる」
>とのこと。
根管、根尖に対する考え方はいろんな説があります。
どこまで治療するかという決め方もそれぞれです。
ただレントゲンで根尖と根管充填材が一致するようだとやり過ぎだと思います。
「少し空けている」の少しがどれくらいなんでしょうね。
>@薬をあえて全部入れないことはあるんでしょうか?
>また、ある場合は問題はないのでしょうか?
歯根の長さを決めて作業長を決めてそこまで拡大したのであれば、根管充填材を全部詰めるべきだと思います。
A 保険でそこまでする歯科医は少数派だと思います。
B 黒い影がなくなるのは数ヶ月かかると思います。
ですから保険診療ではそこまで待たないと思います。
C良くなる場合もありますし変わらない場合もあると思います。
根管治療した歯は全く元の状態に戻るわけではありません。
骨折したところがどうも寒くなると疼く時があるように、根管治療後に違和感が残ることは当然あると思います。
>とのこと。
根管、根尖に対する考え方はいろんな説があります。
どこまで治療するかという決め方もそれぞれです。
ただレントゲンで根尖と根管充填材が一致するようだとやり過ぎだと思います。
「少し空けている」の少しがどれくらいなんでしょうね。
>@薬をあえて全部入れないことはあるんでしょうか?
>また、ある場合は問題はないのでしょうか?
歯根の長さを決めて作業長を決めてそこまで拡大したのであれば、根管充填材を全部詰めるべきだと思います。
A 保険でそこまでする歯科医は少数派だと思います。
B 黒い影がなくなるのは数ヶ月かかると思います。
ですから保険診療ではそこまで待たないと思います。
C良くなる場合もありますし変わらない場合もあると思います。
根管治療した歯は全く元の状態に戻るわけではありません。
骨折したところがどうも寒くなると疼く時があるように、根管治療後に違和感が残ることは当然あると思います。
回答2
坂寄歯科医院(茨城県取手市藤代)の三木です。
回答日時:2019-01-12 19:07:30
いしえりりさん、こんにちは。
まず、前提として、柴田先生も書かれていますが、神経の治療は非常に多くの考え方が存在しており、先生によって考え方や治療法・そしてその成功率も大きく異なることはご了承ください。
@薬をあえて全部入れないことはあるんでしょうか?
また、ある場合は問題はないのでしょうか?
考え方がいくつかありますが、私は
根の先にぴったり合わせる>根の先端まで入らない(アンダー)>>>根の先から飛び出す(オーバー)
の順に良いと考えています。
敢えて全部入れないという事はありませんが、結果として若干アンダーになってしまう事は多々あります。
アンダーになったことで問題が生じるかどうかは議論の余地があるかと思いますが、私はオーバーよりは余程良いと思っていますので、多少アンダーでもそんなに気にしないです。
A根幹治療は仮歯で何ヵ月か様子を見てから土台を立てるのではないのでしょうか?
土台を立ててから仮歯で様子見をすることはあっても、土台を立てずに仮歯で様子を見ることはあまりないかと思います。
(その歯の状態によっては可能かとは思います。)
ポスト付きの仮歯であれば適合が悪い状態だと、下手に噛んでしまうと歯が折れて抜歯になってしまう可能性もありますので・・・。
Bちゃんと病巣がなくなっているかレントゲンで確認はしないのでしょうか?
病巣の改善傾向が見えるまでは最短で数か月は掛かります。
それを確認してから被せ物に移行したい気持ちはもちろん分かりますし、気持ちとしては我々歯科医師もそうなのですが、保険点数の関係上それをやってしまうと赤字になってしまいます。
そのため、柴田先生の書かれている通り「保険でそこまでする歯科医は少数派」となってしまいます。
Cもう3か月位たちましたが、まだ少し疼きます。
これからどんどん良くなるのでしょうか?
どうでしょうね。
改善傾向があるのであれば改善してくる可能性が高いと思いますが、あまり変わっていないのであれば変わらないと思います。
ご参考程度にしていただければと思います。
まず、前提として、柴田先生も書かれていますが、神経の治療は非常に多くの考え方が存在しており、先生によって考え方や治療法・そしてその成功率も大きく異なることはご了承ください。
@薬をあえて全部入れないことはあるんでしょうか?
また、ある場合は問題はないのでしょうか?
考え方がいくつかありますが、私は
根の先にぴったり合わせる>根の先端まで入らない(アンダー)>>>根の先から飛び出す(オーバー)
の順に良いと考えています。
敢えて全部入れないという事はありませんが、結果として若干アンダーになってしまう事は多々あります。
アンダーになったことで問題が生じるかどうかは議論の余地があるかと思いますが、私はオーバーよりは余程良いと思っていますので、多少アンダーでもそんなに気にしないです。
A根幹治療は仮歯で何ヵ月か様子を見てから土台を立てるのではないのでしょうか?
土台を立ててから仮歯で様子見をすることはあっても、土台を立てずに仮歯で様子を見ることはあまりないかと思います。
(その歯の状態によっては可能かとは思います。)
ポスト付きの仮歯であれば適合が悪い状態だと、下手に噛んでしまうと歯が折れて抜歯になってしまう可能性もありますので・・・。
Bちゃんと病巣がなくなっているかレントゲンで確認はしないのでしょうか?
病巣の改善傾向が見えるまでは最短で数か月は掛かります。
それを確認してから被せ物に移行したい気持ちはもちろん分かりますし、気持ちとしては我々歯科医師もそうなのですが、保険点数の関係上それをやってしまうと赤字になってしまいます。
そのため、柴田先生の書かれている通り「保険でそこまでする歯科医は少数派」となってしまいます。
Cもう3か月位たちましたが、まだ少し疼きます。
これからどんどん良くなるのでしょうか?
どうでしょうね。
改善傾向があるのであれば改善してくる可能性が高いと思いますが、あまり変わっていないのであれば変わらないと思います。
ご参考程度にしていただければと思います。
回答3
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2019-01-12 20:41:26
下の5番は、単根でさほど難しくないように思えるケースでも、痛みを訴えられてセカンドオピニオンに来られる方はそこそこいます。
根管の先端が少し後方に曲がっていることが多いかなと思っています。(←個人的な印象)
多少時間はかかっても、症状はほぼなくなることが多いと思いますよ。
根管の先端が少し後方に曲がっていることが多いかなと思っています。(←個人的な印象)
多少時間はかかっても、症状はほぼなくなることが多いと思いますよ。
相談者からの返信
相談者:
いしえりりさん
返信日時:2019-01-13 01:14:08
先生方、ご丁寧にご回答ありがとうございます!!!
本当に助かります!!
柴田先生
保険治療ではそこまでやらないというのを聞いて、安心しました。
信じてる先生なのに、もしかして手抜き!?と疑心暗鬼になっていたので…
再治療前の症状にくらべると、かなり軽減してるので、このまま様子をみたいとおもいます。
三木先生
色々詳しくありがとうございます!!
アンダーという場合もあるんですね!
ちょっと安心しました。
レントゲンで黒かったところが良くなってるかわかるのは数カ月かかるとのことなんですね!
このまま様子を見て先生を信じてみようと思います。
藤森先生
5番に対してのこと、ありがとうございます!
お言葉を聞いて安心しました!
本当に助かります!!
柴田先生
保険治療ではそこまでやらないというのを聞いて、安心しました。
信じてる先生なのに、もしかして手抜き!?と疑心暗鬼になっていたので…
再治療前の症状にくらべると、かなり軽減してるので、このまま様子をみたいとおもいます。
三木先生
色々詳しくありがとうございます!!
アンダーという場合もあるんですね!
ちょっと安心しました。
レントゲンで黒かったところが良くなってるかわかるのは数カ月かかるとのことなんですね!
このまま様子を見て先生を信じてみようと思います。
藤森先生
5番に対してのこと、ありがとうございます!
お言葉を聞いて安心しました!
回答4
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2019-01-13 06:40:56
おはようございます。
>「綺麗に取り除いたので大丈夫ですよ。
>時間がたてば良くなります。」
良くならんでしょう、そもそも根管充填するときには症状がなくなっている必要があります。
>「ここが終わらないと次の治療はできない」
他の歯を治療する理由にはなりません、治癒を確認してから他の歯を治すべきです、
>しぶしぶ土台を作ることに納得しました。
納得したのではなく寄り切られたのでしょう、歯科医なら患者さんの気持ちに寄り添うべきです、これで評判がいいとは・・・・。
>薬が先までちゃんと入っていないように見えたので先生に言ったら
>「あまり刺激はしたくないので、あえて少し空けてる」
>とのこと。
屁理屈ですね、丁寧とは思わなくなっていませんか。
>@薬をあえて全部入れないことはあるんでしょうか?
>また、ある場合は問題はないのでしょうか?
入らないことはあっても敢えてはないですね。
根管充填 http://yamadashika.jugem.jp/?search=%BA%AC%B4%C9%BD%BC%C5%B6&x=60&y=9
問題があれば半年経過観察をして治癒したかどうか確認すべきです、もし問題が出てきたら再治療のためコアを外すことになります、これは外す方にとってもいやなもんです、このような時よくある言い訳のセリフは「神経を取った歯はこんなもんです」です。
結局放置というか何もしてもらえないことが多いようです。
>A根幹治療は仮歯で何ヵ月か様子を見てから土台を立てるのではないのでしょうか?
症状がなければ次の処置をしますが根尖を穿通できていない等問題があれば半年経過観察をして白黒を判定します。
半年経過観察 http://yamadashika.jugem.jp/?search=%C8%BE%C7%AF%B7%D0%B2%E1%B4%D1%BB%A1&x=66&y=13
>A根幹治療は仮歯で何ヵ月か様子を見てから土台を立てるのではないのでしょうか?
問題が出るかもしれないと考えられるときはそのような対応をしますが問題がなければしません。
>Bちゃんと病巣がなくなっているかレントゲンで確認はしないのでしょうか?
治療がうまく行ったと確信できればそのようなことはしません。
歯根嚢胞 http://yamadashika.jugem.jp/?search=%BB%F5%BA%AC%C7%B9%CB%A6&x=67&y=10
>Cもう3か月位たちましたが、まだ少し疼きます。
>これからどんどん良くなるのでしょうか?
おそらくならないと思います、良くなるなら1週間くらいでよくなります、もう一度レントゲンを撮れば確認できるでしょう、しかし3カ月もよくならないのなら何か原因があると考えるべきです。
少なくともよくなるまでは仮歯で様子を見ましょう。
>保険治療ですが、拡大鏡を使用して治療してくれています。
ここまで来たら拡大鏡なんて関係ありません。
>「綺麗に取り除いたので大丈夫ですよ。
>時間がたてば良くなります。」
良くならんでしょう、そもそも根管充填するときには症状がなくなっている必要があります。
>「ここが終わらないと次の治療はできない」
他の歯を治療する理由にはなりません、治癒を確認してから他の歯を治すべきです、
>しぶしぶ土台を作ることに納得しました。
納得したのではなく寄り切られたのでしょう、歯科医なら患者さんの気持ちに寄り添うべきです、これで評判がいいとは・・・・。
>薬が先までちゃんと入っていないように見えたので先生に言ったら
>「あまり刺激はしたくないので、あえて少し空けてる」
>とのこと。
屁理屈ですね、丁寧とは思わなくなっていませんか。
>@薬をあえて全部入れないことはあるんでしょうか?
>また、ある場合は問題はないのでしょうか?
入らないことはあっても敢えてはないですね。
根管充填 http://yamadashika.jugem.jp/?search=%BA%AC%B4%C9%BD%BC%C5%B6&x=60&y=9
問題があれば半年経過観察をして治癒したかどうか確認すべきです、もし問題が出てきたら再治療のためコアを外すことになります、これは外す方にとってもいやなもんです、このような時よくある言い訳のセリフは「神経を取った歯はこんなもんです」です。
結局放置というか何もしてもらえないことが多いようです。
>A根幹治療は仮歯で何ヵ月か様子を見てから土台を立てるのではないのでしょうか?
症状がなければ次の処置をしますが根尖を穿通できていない等問題があれば半年経過観察をして白黒を判定します。
半年経過観察 http://yamadashika.jugem.jp/?search=%C8%BE%C7%AF%B7%D0%B2%E1%B4%D1%BB%A1&x=66&y=13
>A根幹治療は仮歯で何ヵ月か様子を見てから土台を立てるのではないのでしょうか?
問題が出るかもしれないと考えられるときはそのような対応をしますが問題がなければしません。
>Bちゃんと病巣がなくなっているかレントゲンで確認はしないのでしょうか?
治療がうまく行ったと確信できればそのようなことはしません。
歯根嚢胞 http://yamadashika.jugem.jp/?search=%BB%F5%BA%AC%C7%B9%CB%A6&x=67&y=10
>Cもう3か月位たちましたが、まだ少し疼きます。
>これからどんどん良くなるのでしょうか?
おそらくならないと思います、良くなるなら1週間くらいでよくなります、もう一度レントゲンを撮れば確認できるでしょう、しかし3カ月もよくならないのなら何か原因があると考えるべきです。
少なくともよくなるまでは仮歯で様子を見ましょう。
>保険治療ですが、拡大鏡を使用して治療してくれています。
ここまで来たら拡大鏡なんて関係ありません。
回答5
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2019-01-13 16:34:53
山田先生と私との臨床経験とは異なる点があるようです。
私の場合、来院されるまでの痛みの時間が長いほど強いほど、痛みが軽減消失するまでに時間がかかる印象があります。
私の場合、来院されるまでの痛みの時間が長いほど強いほど、痛みが軽減消失するまでに時間がかかる印象があります。
タイトル | 左下5番、根管治療の流れや薬の入れ方について |
---|---|
質問者 | いしえりりさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 34歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療の治療法 根管治療中の仮歯・仮の詰め物 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。