中学生、矯正医から舌小帯の切開を勧められたが必要なのか
相談者:
空と海さん (36歳:女性)
投稿日時:2019-02-05 09:46:33
こんにちは。
中学生になる子供の事です。
特に普段の生活で不自由はなく発音を指摘された事もないです。
舌ったらずなんて事もありません。
現在矯正をしていて、矯正の為、今後英語の発音をするにあたり舌小帯を切った方がいいと言われました。
日常生活に不便がなくても切開は必要ですか?
中学生になる子供の事です。
特に普段の生活で不自由はなく発音を指摘された事もないです。
舌ったらずなんて事もありません。
現在矯正をしていて、矯正の為、今後英語の発音をするにあたり舌小帯を切った方がいいと言われました。
日常生活に不便がなくても切開は必要ですか?
[過去のご相談]
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2019-02-05 10:13:55
舌小帯が短小かどうか見分ける方法として、勿論目視がありますが、機能的なことも判断できる方法として、舌の先を思い切り突出させて、下方に向かうようにさせてみてください。
この時、舌先が、ハート型のように中央で凹んだら、短小(癒着と表現することもあります)と言えるでしょう。
1つ私が経験したことを報告させてください。
その成人は、見た目では、少し短小気味でした。
但し前述のハート型は生じませんでした。
しかしながら嚥下時舌の動きに問題がありました(詳しいことは省きます)、そのため、思い切って舌小帯の切離を薦めて行いました。
その後頻繁に起こる頭痛から解放されたと大変喜ばれて、感謝されました。
矯正学でよく聞かされた(大学での)機能と形態の関係を彷彿とさせるものでした。
感じられたことと思いますが、成否は判定が難しいところがあります。
舌小帯が短小だと、滑舌に影響する、低位舌の原因となる、下顎歯列の狭窄を生じる(科学的証明はされていない気がしますが)、嚥下動作に問題を生じる事があり、私見では、目視で明らかに短い、嚥下動作にも問題があると感じた時は切離手術をした方が良いと思っています。
参考にしてください。
<3歳、舌小帯短縮症の治療について>
この時、舌先が、ハート型のように中央で凹んだら、短小(癒着と表現することもあります)と言えるでしょう。
1つ私が経験したことを報告させてください。
その成人は、見た目では、少し短小気味でした。
但し前述のハート型は生じませんでした。
しかしながら嚥下時舌の動きに問題がありました(詳しいことは省きます)、そのため、思い切って舌小帯の切離を薦めて行いました。
その後頻繁に起こる頭痛から解放されたと大変喜ばれて、感謝されました。
矯正学でよく聞かされた(大学での)機能と形態の関係を彷彿とさせるものでした。
感じられたことと思いますが、成否は判定が難しいところがあります。
舌小帯が短小だと、滑舌に影響する、低位舌の原因となる、下顎歯列の狭窄を生じる(科学的証明はされていない気がしますが)、嚥下動作に問題を生じる事があり、私見では、目視で明らかに短い、嚥下動作にも問題があると感じた時は切離手術をした方が良いと思っています。
参考にしてください。
<3歳、舌小帯短縮症の治療について>
回答2
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2019-02-05 10:38:53
ケースによると思います。
担当医が勧めるのであれば(そして、その診断が誤っていなければ)、形成術を行うほうが良いと思います。
担当医が勧めるのであれば(そして、その診断が誤っていなければ)、形成術を行うほうが良いと思います。
回答3
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-02-05 12:17:25
こんにちは。
舌小帯が短いと舌の動きが悪くなるので積極的に矯正治療時に形成術を行うことを薦める場合があると思います。
矯正治療は人為的な力を加えて歯列を整えますが最終的にはその加えた力を取り除きます。
取り除いて保定が終了した後歯列を安定させておけるかどうかは周囲の筋肉の動きや力のバランスに依存する部分が多いので、悪い条件があれば整えておくことがされると思います。
MFTという筋機能訓練もその一法ですが、割と大変で長期的な努力を必要とするため安易な方法として一時的に侵襲はあるが永続的なので外科を薦めることがあるでしょう。
舌の可動性が悪いと低位舌になりがちで睡眠時無呼吸や睡眠時低酸素状態を引き起こし身体・精神活動に影響を与えることも指摘されています。
下顎歯列の狭窄を生じているケースより上顎歯列の狭窄との関連が強いとされているように思いますから、矯正治療が必要な方の多くが舌が低位になっている可能性があるように思います。
矯正治療前に上顎の発育がよくないケースで受け口や重度の叢生の方という場合は舌は動きが悪いということが多いように思います。
舌小帯が短いと舌の動きが悪くなるので積極的に矯正治療時に形成術を行うことを薦める場合があると思います。
矯正治療は人為的な力を加えて歯列を整えますが最終的にはその加えた力を取り除きます。
取り除いて保定が終了した後歯列を安定させておけるかどうかは周囲の筋肉の動きや力のバランスに依存する部分が多いので、悪い条件があれば整えておくことがされると思います。
MFTという筋機能訓練もその一法ですが、割と大変で長期的な努力を必要とするため安易な方法として一時的に侵襲はあるが永続的なので外科を薦めることがあるでしょう。
舌の可動性が悪いと低位舌になりがちで睡眠時無呼吸や睡眠時低酸素状態を引き起こし身体・精神活動に影響を与えることも指摘されています。
下顎歯列の狭窄を生じているケースより上顎歯列の狭窄との関連が強いとされているように思いますから、矯正治療が必要な方の多くが舌が低位になっている可能性があるように思います。
矯正治療前に上顎の発育がよくないケースで受け口や重度の叢生の方という場合は舌は動きが悪いということが多いように思います。
回答4
相談者からの返信
相談者:
空と海さん
返信日時:2019-02-06 10:23:34
先生方ありがとうございます。
切開した後はリハビリなどは必要でしょうか?
なにしろ日常生活に現在支障がないので、あえて痛い思いをさせないといけない事なのか悩みます。
舌を前に出させてみましたがハートにはなりませんでした。
確かにLの発音がし辛いかもしれませんが、う〜ん…といった感じで考えてしまいます。
切開した後はリハビリなどは必要でしょうか?
なにしろ日常生活に現在支障がないので、あえて痛い思いをさせないといけない事なのか悩みます。
舌を前に出させてみましたがハートにはなりませんでした。
確かにLの発音がし辛いかもしれませんが、う〜ん…といった感じで考えてしまいます。
回答5
歯科医師の松山です。
回答日時:2019-02-06 11:29:04
>リハビリなどは必要でしょうか?
普通に生活すればよいと思います。
それほど、大げさなものではないです。
>確かにLの発音がし辛いかもしれませんが
言語聴覚士の診断を受けるのが、最善でしょうが、そこまでしなくてもという感じです。
L以外にも講音には、たくさん関係します。
お住まいの地区は,大学がありますから、矯正科を受診して、セカンドオピニオンを受けるのも一つの方法です。
言語聴覚士もいるはずですから。
診断は難しいですから、ネット上でのこともありこれ以上コメントできません。
私見は、案ずるより産むがやすしの部類でですから、薦めるだけの程度であろうから、受けた方が良いとは思います。
それでも、親権者であるあなた次第ではあります。
普通に生活すればよいと思います。
それほど、大げさなものではないです。
>確かにLの発音がし辛いかもしれませんが
言語聴覚士の診断を受けるのが、最善でしょうが、そこまでしなくてもという感じです。
L以外にも講音には、たくさん関係します。
お住まいの地区は,大学がありますから、矯正科を受診して、セカンドオピニオンを受けるのも一つの方法です。
言語聴覚士もいるはずですから。
診断は難しいですから、ネット上でのこともありこれ以上コメントできません。
私見は、案ずるより産むがやすしの部類でですから、薦めるだけの程度であろうから、受けた方が良いとは思います。
それでも、親権者であるあなた次第ではあります。
回答6
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2019-02-07 07:29:21
空と海さんこんにちは。
発音障害等があり切除された方が良いと感じられたときは小帯切除術を選択されるといいともいます。
手術する時には、トレーニングはされた方が良いです。
(MFTなど*リハビリはもともと出来たことを回復する意味なので、今回はリハビリではないと思います)
個人的には術前からトレーニングをしておりますが、一般的には術後からなのかもしれません。
*舌小帯切除後のMFTの効果について 小児歯科学雑誌 48(1): 130-130, 2010.
*舌小帯形成術後に口腔筋機能療法を行った1例小児歯科学雑誌 51( 3) 402-411.2013
発音障害等があり切除された方が良いと感じられたときは小帯切除術を選択されるといいともいます。
手術する時には、トレーニングはされた方が良いです。
(MFTなど*リハビリはもともと出来たことを回復する意味なので、今回はリハビリではないと思います)
個人的には術前からトレーニングをしておりますが、一般的には術後からなのかもしれません。
*舌小帯切除後のMFTの効果について 小児歯科学雑誌 48(1): 130-130, 2010.
*舌小帯形成術後に口腔筋機能療法を行った1例小児歯科学雑誌 51( 3) 402-411.2013
相談者からの返信
相談者:
空と海さん
返信日時:2019-02-11 09:35:53
先生方、ありがとうございます!
矯正の先生も、たいした処置ではないです。と仰っていました。
手術したことで、やっぱりやらない方がよかったと思うような事がないものなら、長期休暇を利用してやらせてみようと思います!
矯正の先生も、たいした処置ではないです。と仰っていました。
手術したことで、やっぱりやらない方がよかったと思うような事がないものなら、長期休暇を利用してやらせてみようと思います!
回答7
歯科医師の松山です。
回答日時:2019-02-11 09:44:12
術後1日くらいは、「しょっぱいもの、辛いものはしみますからさけてください、」くらいの注意しかしたことがありません。
舌小帯の状態を見届けていないケースを多く経験してきました。
ラッキーと受け取りましょう。
舌小帯の状態を見届けていないケースを多く経験してきました。
ラッキーと受け取りましょう。
タイトル | 中学生、矯正医から舌小帯の切開を勧められたが必要なのか |
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質問者 | 空と海さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 36歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
小児歯科その他 舌の病気・異常 舌、粘膜、唇の病気・異常その他 子供の歯列矯正 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。