根管治療後に細菌が侵入した場合、レントゲンに現れるのはいつ?

相談者: kingofpainさん (45歳:男性)
投稿日時:2012-04-20 02:03:15
参考:過去のご相談
転院したので再根管治療を薦められた、治療で痛みが出たりしないか?
他多数


根管治療に関しての質問させていただきます。


タイトルの通りなのですが、ズバリ根幹治療終了後に何らかの拍子で細菌が中に入ったとします。
その細菌が悪さをしてレントゲンに影として写るのにはどのくらいの時間がかかるものですか?

現在、根管治療を終えて、レントゲンと所見から問題なしと言われております。


仮蓋が取れた数日間の期間に仮に根っこに(レントゲンに写らない)細菌が侵入した場合、その細菌は直ぐに痛みを起こすのでしょうか?

それとも中に入ってる薬剤で微量の細菌なら殺菌されて問題は起こらないのでしょうか?

若しくは、その細菌がある程度の時間をかけて炎症を誘発するのでしょうか?
仮に時間をかけてレントゲンに写るような異常が出る場合にはどのくらいの期間を要するのでしょうか?


レントゲンは異常なし、所見も異常なしで、再根管治療をして現在全く問題ないものが、悪くなることを危惧してます。


根管治療が上手い歯科医と下手な歯科医を判断するコツなどありますか?

歯石取りで非常に丁寧にゴシゴシではなく優しくやって頂いた歯科医の先生なら根管治療も上手いのかな?と思ってるのですが。
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-04-20 05:55:40
kingofpainさまおはようございます。

根管治療を終えてそのあと仮蓋が取れたようですね、そのためレントゲンでは問題なしといわれているが再感染を心配なさっての質問のようですね。

長年歯科医をやっていてたまにストッピングが取れることはないとは言えませんが、個人的には全く心配していませんしそのようなことは起こりえないと考えています。

ときどき私の症例で根管充填後ストッピングのまま来院されなくなって数年後むし歯が再発して歯が折れてしまってあわてていらっしゃる方がいますが、少なくとも根尖にはなんら病的症状は現れません。

もし根管充填後何らかの病的症状が出てくるのならそもそも一連の根管治療、根管充填がそもそもうまくいっていないと考えるべきです。



もしいま現に心配なさっているのなら該当する歯で割り箸を噛んで、健全な歯と感覚を比べてみてください、何ら変わりないのなら根管治療根管充填がうまくできていると判断なさってもいいと思います。

もし根管充填した歯に違和感があるのならおそらく根管治療のやり直しが必要になってくると思います。



再根管治療をして現在全く問題ないものが、悪くなることを危惧してます。

根管治療が上手にできていれば再び悪くなったりはしません、悪くなったらうまくいっていなかったのか歯根破折を起こしているかだと思います。



>根管治療が上手い歯科医と下手な歯科医を判断するコツなどありますか?

こればっかりは残念ながら実際の症例をみるしかありません、参考になさってください。

根管治療 
http://yamadashika.jugem.jp/?cid=30

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-04-20 09:34:33
こんにちは、

根管治療終了後になんらかの拍子に細菌が侵入した場合にはどのくらいの期間でレントゲンに現れますか?

この辺りのメカニズムは残念ながら分ってないと思います。

また多くの病気は複合因子であって細菌のみの単一因子ではありません。

ただし、分っていることは細菌感染によって病変が成立するとは証明されているので病変を作りたくなければ可能な限り細菌感染に対する配慮をしてくれる先生がいいと思いますよ。



それと、回答1は山田先生の私見として読んでくださいね^^;

根管治療の質を割りばしで判断することは、出来ないと思います。
試すのであれば自己責任の元行って下さい。
感染が無くても治療中の歯、治療直後の歯で咬めば痛みは出ます)

可能性はかなり少ないですが、下手に咬んで痛みが増したり、歯が折れたりするかもしれませんので試すのであれば気を付けてくださいね^^;


おだいじに

回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-04-20 12:42:55
根幹治療終了後に何らかの拍子で細菌が入ったとします。
>その細菌が悪さをしてレントゲンに影として写るにはどのくらいの時間がかかるものですか?

根菅充填の状態に依ると思います。
後から入ってくる細菌云々以前に、まず、極力細菌数を減らした(無菌に近い)状態で緊密な充填が行えているかは重要だと考えます。

更に、後から入ってくる細菌の’種類’といった偶然性にも依ると思います。
細菌が侵入しても、レントゲン写真の変化や痛みなどの症状を全く起こさない場合もあるのではないでしょうか。


仮蓋が外れたり、或いは仮蓋の密着性が弱くて、そこから細菌が入って根尖まで到達するまでには数ヶ月程度かかるように思われます。

(但し、前述のように根充のレベルのよる差異が大きいため、あくまでも仮想です。)

それによって、レントゲン上に変化が起こるか否かは分かりません。
更に、仮にレントゲン的に正常でない場合でも、痛みが出るとは限らないと思いますよ



>それとも中に入っている薬剤で微量の細菌なら殺菌されて問題は起こらないのでしょうか?

たとえ殺菌までは至らなくても、少なくとも根菅内で細菌が増え難いような薬剤をシーラーとして使用していると思います。





根充直後では、「割り箸を咬むと痛い」といった症状が出る場合があると思います。
ほとんどの場合、自然に消失すると考えています。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-04-20 21:27:32
≫≫@ 仮蓋が取れた数日間の期間に仮に根っこに(レントゲンに写らない)細菌が侵入した場合、その細菌は直ぐに痛みを起こすのでしょうか?

※ すぐには、痛みを起こさないと思います。



≫≫A それとも中に入ってる薬剤で微量の細菌なら殺菌されて問題は起こらないのでしょうか?

※ その可能性は強いと思います。



≫≫B 仮に時間をかけてレントゲンに写るような異常が出る場合にはどのくらいの期間を要するのでしょうか?

※ はっきりとしたデータはないと思いますが、年単位をかけての時間だろうと、想像します。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2012-04-21 06:53:27
おはようございます。

咬合痛があるということはほぼ確実に何らかの炎症があると考えてください、私見ではありません。

もし痛みがあるのならその原因について診断するのがDrの役割です。


それともう一つ割り箸を噛んだところで歯が折れることはまずありません。

もし折れるとしたら無意識に噛んだ場合だけでしょう、間違わないようにしてください。


このように痛みを確かめようとして咬む場合などそのような心配はありません。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2012-04-21 18:56:03
>もし痛みがあるのならその原因について診断するのがDrの役割です。

私も歯科医師の仕事だと思います。


歯科医師が判断すべきことを何故患者さんに試させるのか!?

田舎では取れた前装冠をアロンアルファーでくっ付けている人がいるんですよ。
そんな人が割りばし咬めば下手をすれば、梃の原理で頬側の歯質が割れる可能性も十分あると思うのですが?



山田先生の意見は経験則の話であって山田歯科のみの限定的な話がいくつかあります。

>ストッピング

墨汁試験などの結果ではすぐに隙間から歯の中に液体が入りこみます。



>少なくとも根尖にはなんら病的症状は現れません。

そのケースはたまたまであったかもしれませんよね。

患者さんによっては悪くなって転院もありえる訳で、全症例の結果の話ではないですよね。



>もしいま現に心配なさっているのなら該当する歯で割り箸を噛んで、健全な歯と感覚を比べてみてください、何ら変わりないのなら根管治療根管充填がうまくできていると判断なさってもいいと思います。

神経を取った歯と神経のある歯では咬む感覚受容器に差が出るとの文献もあります。
変わらないというのは何をもって変わらないとおっしゃられているのでしょうか。


また割りばしと根管充填の出来には全く相関がないと私は思います。

http://eedental.fine.to/eeblog/assets_c/2012/03/toizyoukon.html


7番は私が今回抜髄をしましたが、手前の6番はこんな根管充填の入り方でも20年全く違和感などの症状を起こしていないそうです。
これもまさにたまたまですが、根充剤の入りと成功は一致しないと思います。

ガッタパチャーが根尖まで綺麗に入れば感染はないというのはかなり古い考え方だと思います。
またそれを言う専門医はいないと思います。

http://eedental.fine.to/eeblog/2011/09/post-359.html



>もし根管充填後何らかの病的症状が出てくるのならそもそも一連の根管治療、根管充填がそもそもうまくいっていないと考えるべきです。

教科書のどこ、また文献のどこにそのようなことが書かれていますか!?
データーとして書かれていなければそれは山田先生の私見ですよね。


>もし根管充填した歯に違和感があるのならおそらく根管治療のやり直しが必要になってくると思います。

これは私の私見ですが、違和感がある=治療をするから根管治療がド壺にハマるのだと思います。

積極的な治療が吉と出る場合もありますし、きちんとした根管治療が行えていれば、経過観察で改善することも多々あると思います。

一緒くたに「違和感=治療が必要」とは私はならないと思います。


山田先生は、私などが到底及ばない長い臨床経験をお持ちです。
色々な意見は我々ひよっ子歯科医師も非常に参考になります。

ただ、前にも歯チャンネルの回答者で話があったように、しっかりとした基礎研究からまとめられた論文ベースのものと、経験則の中から生み出した「私見」は使い分けて頂きたいと思います。

一般の方から見れば全て同じに見えますから。


もし何かありましたらデータを示して意見を頂けますか?
経験則で話をしても私が圧倒的に不利なので。
 
よろしくお願いします。
 




タイトル 根管治療後に細菌が侵入した場合、レントゲンに現れるのはいつ?
質問者 kingofpainさん
地域 非公開
年齢 45歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療後の痛み
根管治療に関するトラブル
根管治療中の仮歯・仮の詰め物
根管充填
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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