1歳、歯磨きを嫌がってできない場合の虫歯予防
相談者:
なぎちさん (41歳:女性)
投稿日時:2017-02-27 13:45:20
こんにちは
1歳1ヶ月の子供の歯のことで、相談させてください。
現在上の歯4本、下の歯2本生えています。
@歯磨きを試みてから、何ヶ月か経つのですが、毎回嫌がって寝返りして逃げて、なかなか磨かせてもらえません。
たまに眠っているときに磨いてみると、ざらざらと歯垢が付いているようです。
でも、寝ているときも舌をかんで噛み締めていたり、あと前歯の裏側は磨けないので、このままで良いのか心配です。
Aちょっと磨こうとすると、どの歯からもすぐに歯茎から血が出ます。
赤ちゃんでも歯周病なのでしょうか?
また、前歯の歯茎の一部が薄く削れたようになっているので、心配です。
下の歯も歯茎の位置が違っていて、歯の長さが違います。
B1ヶ月程前に小児歯科に受診したのですが、「どうして今来たの?1歳半健診ででも歯科健診はあるからその後でもいいですよ。」みたいな感じで、拍子抜けしてしまいました。
「授乳も今のままで良いし、できるときに歯みがきしてください。」
といった感じでした。
HPには、「1歳前後の虫歯が最近多く感じます。早い時期でも相談してください」と書いてあったので受診したのですが。。。
C夜中の授乳が3〜4回程ありますし、フッ素や、家庭でのケアなど必要ないのか、不安です。
でも今の状態ではとにかく全く歯磨きをやらせてくれないので難しいと思いますが。。。
小児歯科を見つけられたのは、良かったのですが、1歳半健診まで今のままでは、心配ですし、いろいろな先生方のご意見をこちらで聞かせていただきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
1歳1ヶ月の子供の歯のことで、相談させてください。
現在上の歯4本、下の歯2本生えています。
@歯磨きを試みてから、何ヶ月か経つのですが、毎回嫌がって寝返りして逃げて、なかなか磨かせてもらえません。
たまに眠っているときに磨いてみると、ざらざらと歯垢が付いているようです。
でも、寝ているときも舌をかんで噛み締めていたり、あと前歯の裏側は磨けないので、このままで良いのか心配です。
Aちょっと磨こうとすると、どの歯からもすぐに歯茎から血が出ます。
赤ちゃんでも歯周病なのでしょうか?
また、前歯の歯茎の一部が薄く削れたようになっているので、心配です。
下の歯も歯茎の位置が違っていて、歯の長さが違います。
B1ヶ月程前に小児歯科に受診したのですが、「どうして今来たの?1歳半健診ででも歯科健診はあるからその後でもいいですよ。」みたいな感じで、拍子抜けしてしまいました。
「授乳も今のままで良いし、できるときに歯みがきしてください。」
といった感じでした。
HPには、「1歳前後の虫歯が最近多く感じます。早い時期でも相談してください」と書いてあったので受診したのですが。。。
C夜中の授乳が3〜4回程ありますし、フッ素や、家庭でのケアなど必要ないのか、不安です。
でも今の状態ではとにかく全く歯磨きをやらせてくれないので難しいと思いますが。。。
小児歯科を見つけられたのは、良かったのですが、1歳半健診まで今のままでは、心配ですし、いろいろな先生方のご意見をこちらで聞かせていただきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
[過去のご相談]
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2017-02-27 15:20:11
こんにちは。
仕上げ磨きにこだわっているようですが通常3歳をすぎないと仕上げ磨きはできません、嫌がるのを抑えつけてするものではありません。
それではむし歯予防はどうやってするかということになりますが、それは食べ物でします、つまり3歳まではお菓子を与えない育児ということになります。
そのように育ててやればむし歯にはなりません、歯ブラシは食事が終わった後持たせてあげます、歯ブラシに慣れさせるのが目的です、しゃぶってしがむと思います、喉をつかない様には気を付けてください。
また3歳になりお菓子が解禁になったと言って与えないほうがいいと考えています、おそらくお友達のところへ行ったらお菓子が出てくるでしょう、それくらいで満足できる味覚に育ててあげるのが目標ということになります。
>Aちょっと磨こうとすると、どの歯からもすぐに歯茎から血が出ます。赤ちゃんでも歯周病なのでしょうか?
無理やり歯ブラシを入れて歯肉に傷つけたのかもしれません。
>授乳も今のままで良いし、できるときに歯みがきしてください。」といった感じでした。
お菓子さえ与えていなければそれで十分です。
>、「1歳前後の虫歯が最近多く感じます。早い時期でも相談してください」と書いてあったので受診したのですが。。。
私の経験では1歳半でむし歯を作っている子にはここ20年くらいでしょうか見たことがありません、乳歯のむし歯は激減しています。
>C夜中の授乳が3〜4回程ありますし、フッ素や、家庭でのケアなど必要ないのか、不安です。でも今の状態ではとにかく全く歯磨きをやらせてくれないので難しいと思いますが。。。
嫌がるのを無理やりやってしまうとそれがトラウマになると思います。
むし歯をつくらない子育て http://www.yamadashika.jp/prevent.html#01
幼児の歯磨き http://www.yamadashika.jp/prevent11.html
子育てとおさとうに関する我々の考え方 http://www.yamadashika.jp/prevent10.html
子どもにむし歯を作らないよう配慮されている患者さん http://www.yamadashika.jp/prevent03.html
仕上げ磨きにこだわっているようですが通常3歳をすぎないと仕上げ磨きはできません、嫌がるのを抑えつけてするものではありません。
それではむし歯予防はどうやってするかということになりますが、それは食べ物でします、つまり3歳まではお菓子を与えない育児ということになります。
そのように育ててやればむし歯にはなりません、歯ブラシは食事が終わった後持たせてあげます、歯ブラシに慣れさせるのが目的です、しゃぶってしがむと思います、喉をつかない様には気を付けてください。
また3歳になりお菓子が解禁になったと言って与えないほうがいいと考えています、おそらくお友達のところへ行ったらお菓子が出てくるでしょう、それくらいで満足できる味覚に育ててあげるのが目標ということになります。
>Aちょっと磨こうとすると、どの歯からもすぐに歯茎から血が出ます。赤ちゃんでも歯周病なのでしょうか?
無理やり歯ブラシを入れて歯肉に傷つけたのかもしれません。
>授乳も今のままで良いし、できるときに歯みがきしてください。」といった感じでした。
お菓子さえ与えていなければそれで十分です。
>、「1歳前後の虫歯が最近多く感じます。早い時期でも相談してください」と書いてあったので受診したのですが。。。
私の経験では1歳半でむし歯を作っている子にはここ20年くらいでしょうか見たことがありません、乳歯のむし歯は激減しています。
>C夜中の授乳が3〜4回程ありますし、フッ素や、家庭でのケアなど必要ないのか、不安です。でも今の状態ではとにかく全く歯磨きをやらせてくれないので難しいと思いますが。。。
嫌がるのを無理やりやってしまうとそれがトラウマになると思います。
むし歯をつくらない子育て http://www.yamadashika.jp/prevent.html#01
幼児の歯磨き http://www.yamadashika.jp/prevent11.html
子育てとおさとうに関する我々の考え方 http://www.yamadashika.jp/prevent10.html
子どもにむし歯を作らないよう配慮されている患者さん http://www.yamadashika.jp/prevent03.html
回答2
中田歯科医院(埼玉県川口市)の中田です。
回答日時:2017-02-27 18:07:52
歯ブラシを使わなくても、歯みがきコットンでぬぐうなど、清掃方法はあります。
もちろん、咬まれるから痛いです… (経験済み)
既に歯肉炎が起きているのでしたら、今ある汚れだけは、がんばってきれいにふき取ったほうがいいかもしれません。
個人的には、歯みがきコットンなどで慣らしながら、徐々にブラシでの歯磨き習慣をつけていければよいかなと思います。
こつは、「いやがっても」「短時間」「毎日」やるということです。
完全にはなかなか磨けないですが、それでよいです。
逆に完全に磨こうとして「長時間」になるとそれはトラウマになります。
公益社団法人 日本小児歯科学会ガイドラインを引用します。
http://www.jspd.or.jp/contents/main/proposal/index03_07.html
もちろん、咬まれるから痛いです… (経験済み)
既に歯肉炎が起きているのでしたら、今ある汚れだけは、がんばってきれいにふき取ったほうがいいかもしれません。
個人的には、歯みがきコットンなどで慣らしながら、徐々にブラシでの歯磨き習慣をつけていければよいかなと思います。
こつは、「いやがっても」「短時間」「毎日」やるということです。
完全にはなかなか磨けないですが、それでよいです。
逆に完全に磨こうとして「長時間」になるとそれはトラウマになります。
公益社団法人 日本小児歯科学会ガイドラインを引用します。
http://www.jspd.or.jp/contents/main/proposal/index03_07.html
相談者からの返信
相談者:
なぎちさん
返信日時:2017-02-27 18:59:51
山田先生 中田先生
お返事ありがとうございます。
トラウマですか。気づきませんでした。。
なかなか磨かせてくれないので、イライラして怒っていました。
もうトラウマになってしまっているのでしょうか。。
山田先生の 無理やりするとトラウマに
中田先生の 嫌がっても毎日やる
どちらがよいのでしょうか。。
今は、とにかく仰向けにも寝てくれず、一応最初はガーゼから入ったのですが、未だにやらせてくれません。
なんとか歯ブラシを入れてかすった程度でも血がにじんでいました。
今は眠っている時に、出来そうなときは、唇をめくってやっていますが、それだと前歯の表しか出来ないので、これからどんどん歯が生えてくるのが心配でなりません。
お返事ありがとうございます。
トラウマですか。気づきませんでした。。
なかなか磨かせてくれないので、イライラして怒っていました。
もうトラウマになってしまっているのでしょうか。。
山田先生の 無理やりするとトラウマに
中田先生の 嫌がっても毎日やる
どちらがよいのでしょうか。。
今は、とにかく仰向けにも寝てくれず、一応最初はガーゼから入ったのですが、未だにやらせてくれません。
なんとか歯ブラシを入れてかすった程度でも血がにじんでいました。
今は眠っている時に、出来そうなときは、唇をめくってやっていますが、それだと前歯の表しか出来ないので、これからどんどん歯が生えてくるのが心配でなりません。
回答3
中田歯科医院(埼玉県川口市)の中田です。
回答日時:2017-02-27 19:58:01
わたしの意見についてですが、「できれば毎日がいいかな」なので、赤ちゃんとお母さんのコンディションによって振れ幅があっていいとおもいますよ。
「今日は赤ちゃんもご機嫌だし、わたしも元気だから、ちょっとがんばってもらおう。明日はお出かけするから、今日がんばったぶん、ちょっとおさわりくらいでいいかな」なんて、調整できるといいと思います。
あかちゃんもどんどん成長して、いつのまにかやらせてくれるようになりますので、いまは「ちゃんとできなくてとうぜん、おためしのスキンシップ」くらいから始めてはいかがでしょうか。
(なお、それくらいでも出血に対しては改善が見込まれます)
たまたま赤ちゃんが素直にやらせてくれたときは、しっかりほめてあげてくださいね!
「今日は赤ちゃんもご機嫌だし、わたしも元気だから、ちょっとがんばってもらおう。明日はお出かけするから、今日がんばったぶん、ちょっとおさわりくらいでいいかな」なんて、調整できるといいと思います。
あかちゃんもどんどん成長して、いつのまにかやらせてくれるようになりますので、いまは「ちゃんとできなくてとうぜん、おためしのスキンシップ」くらいから始めてはいかがでしょうか。
(なお、それくらいでも出血に対しては改善が見込まれます)
たまたま赤ちゃんが素直にやらせてくれたときは、しっかりほめてあげてくださいね!
回答4
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2017-02-27 21:09:47
トラウマなんですが、wiki等で検索していただければわかると思いますが、医学的には虐待、強姦、戦争、犯罪や事故などが原因で起こる、かなり重度のものを指します。
しかし歯科関連で話される場合は、ほぼ100%が「嫌な記憶」といった意味のように思えてなりません。
では嫌な記憶として残るものはすべて避けるべきなのでしょうか?
試合で負けたら、試験に落ちたら、がんばっても失敗したら 等々すべて避けたほうがいいのでしょうか?
仕上げ磨きを嫌がるのは何故なのか?
痛いからではないのか?慣れていないからでは?時間が長すぎるから?
やる必要があることなら(たとえ子どもが嫌がったとしても)原因を考えて対策をとってでもやるべきであって、そのこと自体を避けてしまうというのは、あまりにも短絡的で医療従事者として情けない考え方かと思います。
しかし歯科関連で話される場合は、ほぼ100%が「嫌な記憶」といった意味のように思えてなりません。
では嫌な記憶として残るものはすべて避けるべきなのでしょうか?
試合で負けたら、試験に落ちたら、がんばっても失敗したら 等々すべて避けたほうがいいのでしょうか?
仕上げ磨きを嫌がるのは何故なのか?
痛いからではないのか?慣れていないからでは?時間が長すぎるから?
やる必要があることなら(たとえ子どもが嫌がったとしても)原因を考えて対策をとってでもやるべきであって、そのこと自体を避けてしまうというのは、あまりにも短絡的で医療従事者として情けない考え方かと思います。
相談者からの返信
相談者:
なぎちさん
返信日時:2017-03-01 18:53:23
中田先生、 森川先生
お返事ありがとうございます。
早速のお返事に、返信がおそくなって申し訳ありません。
中田先生、優しいご回答を読んで、少し安心しました。
完璧にやろうとしていたのかもしれません。
森川先生、どうしたらやらせてくれるかを考えてみる必要があるみたいです。
赤ちゃんは、大人と違って、毎日しっかり歯垢を落とさなくても、簡単に虫歯にはならないと思って大丈夫でしょうか?
仕上げ磨きは、「食後」の歯磨きという意味で食後がよいのか、機嫌のよさそうなタイミングでもよいのか、どちらがよいでしょうか?
先日眠っている時に、上の左の前歯の歯茎の境目に、食べかすが入り込んでいると思い(血だったのかも)、強くはしませんでしたが、一生懸命かき出そうとしたせいか、最近境目がふわっとしてる状態だったのですが、今日見たら、歯茎が下がっていました。
生えて間もない歯なのにです。。。
自分の歯は、感覚で加減がわかりますが、赤ちゃんの歯は、特に歯茎の境目はどのくらい磨けばよいでしょうか。
たった1回の事で下がってしまうくらいデリケートなので、仕上げ磨き自体が、ちょっと不安になってしまいました。
お返事ありがとうございます。
早速のお返事に、返信がおそくなって申し訳ありません。
中田先生、優しいご回答を読んで、少し安心しました。
完璧にやろうとしていたのかもしれません。
森川先生、どうしたらやらせてくれるかを考えてみる必要があるみたいです。
赤ちゃんは、大人と違って、毎日しっかり歯垢を落とさなくても、簡単に虫歯にはならないと思って大丈夫でしょうか?
仕上げ磨きは、「食後」の歯磨きという意味で食後がよいのか、機嫌のよさそうなタイミングでもよいのか、どちらがよいでしょうか?
先日眠っている時に、上の左の前歯の歯茎の境目に、食べかすが入り込んでいると思い(血だったのかも)、強くはしませんでしたが、一生懸命かき出そうとしたせいか、最近境目がふわっとしてる状態だったのですが、今日見たら、歯茎が下がっていました。
生えて間もない歯なのにです。。。
自分の歯は、感覚で加減がわかりますが、赤ちゃんの歯は、特に歯茎の境目はどのくらい磨けばよいでしょうか。
たった1回の事で下がってしまうくらいデリケートなので、仕上げ磨き自体が、ちょっと不安になってしまいました。
回答5
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2017-03-01 19:05:04
こんばんは。
>山田先生の 無理やりするとトラウマに
>中田先生の 嫌がっても毎日やる
どちらでも続けていれば自ずと結果は出ます、ただしそのうちお子さんがあきらめていやいやながらもお口を開けるようになるでしょう、3歳過ぎれば磨かせるようになります。
>一応最初はガーゼから入ったのですが、未だにやらせてくれません。
ガーゼで擦ったところでプラークは落ちません、一度ご自分で赤染をして確かめてください、納得できると思います、なんでもそうですが一回やってみることです。
そうすれば納得できるでしょう、試してみることほど大切ことはありません歯磨でもむし歯予防でも同じです。
>山田先生の 無理やりするとトラウマに
>中田先生の 嫌がっても毎日やる
どちらでも続けていれば自ずと結果は出ます、ただしそのうちお子さんがあきらめていやいやながらもお口を開けるようになるでしょう、3歳過ぎれば磨かせるようになります。
>一応最初はガーゼから入ったのですが、未だにやらせてくれません。
ガーゼで擦ったところでプラークは落ちません、一度ご自分で赤染をして確かめてください、納得できると思います、なんでもそうですが一回やってみることです。
そうすれば納得できるでしょう、試してみることほど大切ことはありません歯磨でもむし歯予防でも同じです。
回答6
中田歯科医院(埼玉県川口市)の中田です。
回答日時:2017-03-02 17:12:49
大人であっても、必ずしも毎日しっかり磨かなくても、そう簡単に虫歯になったり歯周病になったりしません。
これが、磨かないのが習慣づいてしまったり、歯肉炎になって出血するから磨くのが怖くなってしまい「継続的に磨かない」状態がつづくと、虫歯になるリスクがかなり高くなります。
我々も、飲み会の後でよくわからなくなって、気づいたら朝を迎えていたとしても、すぐには虫歯にならないですよね。
前日の分をとりもどすつもりで、あとでしっかり磨けばいいのです。
ただし、虫歯のなりやすさには個人差があり、しかもかなり大きいので、虫歯にならないか、という質問にはお答えしかねます。
かなり完璧に磨いていても虫歯になる人もいるし、あんまりみがかなくても虫歯にならない人もいます。
これは体質で、遺伝で左右され、赤ちゃんでも同様です。
自分のブログ記事ですがご容赦ください。詳しく書いてます。
http://shika-world.blogspot.jp/2017/02/blog-post_21.html
お母さんの体力・精神力にも限界がありますし、そもそも上記のように予防にも限界がありますので、それを無理に頑張って、全体的な子育てに支障をきたすと、そのほうが子供に悪影響があるでしょう。
できる範囲のことをする、虫歯になってしまったら、残念ながら体質もあるからある程度しかたない…。
歯医者さんが言っていいのかはわかりませんが、歯よりも大切なことを見失わなければ…、と心配しております。
歯は歯医者さんで治せますので!
歯肉に関しては、申し訳ありませんが見ないとわからないので、ご容赦ください。
小児歯科は複数あると思いますので、機をみて、「気が合う」歯科医師を探せると、心強いと思います。
(赤ちゃん連れでの歯科医院さがしも体力つかうので、ほどほどに!)
これが、磨かないのが習慣づいてしまったり、歯肉炎になって出血するから磨くのが怖くなってしまい「継続的に磨かない」状態がつづくと、虫歯になるリスクがかなり高くなります。
我々も、飲み会の後でよくわからなくなって、気づいたら朝を迎えていたとしても、すぐには虫歯にならないですよね。
前日の分をとりもどすつもりで、あとでしっかり磨けばいいのです。
ただし、虫歯のなりやすさには個人差があり、しかもかなり大きいので、虫歯にならないか、という質問にはお答えしかねます。
かなり完璧に磨いていても虫歯になる人もいるし、あんまりみがかなくても虫歯にならない人もいます。
これは体質で、遺伝で左右され、赤ちゃんでも同様です。
自分のブログ記事ですがご容赦ください。詳しく書いてます。
http://shika-world.blogspot.jp/2017/02/blog-post_21.html
お母さんの体力・精神力にも限界がありますし、そもそも上記のように予防にも限界がありますので、それを無理に頑張って、全体的な子育てに支障をきたすと、そのほうが子供に悪影響があるでしょう。
できる範囲のことをする、虫歯になってしまったら、残念ながら体質もあるからある程度しかたない…。
歯医者さんが言っていいのかはわかりませんが、歯よりも大切なことを見失わなければ…、と心配しております。
歯は歯医者さんで治せますので!
歯肉に関しては、申し訳ありませんが見ないとわからないので、ご容赦ください。
小児歯科は複数あると思いますので、機をみて、「気が合う」歯科医師を探せると、心強いと思います。
(赤ちゃん連れでの歯科医院さがしも体力つかうので、ほどほどに!)
回答7
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2017-03-02 19:54:29
>赤ちゃんは、大人と違って、毎日しっかり歯垢を落とさなくても、簡単に虫歯にはならないと思って大丈夫でしょうか?
そうですね。1〜2歳児の健診をみるかぎり、むし歯になる子は数%くらいです。
>仕上げ磨きは、「食後」の歯磨きという意味で食後がよいのか、機嫌のよさそうなタイミングでもよいのか、どちらがよいでしょうか?
歯みがきのタイミングは仮説はたくさんありますが、信頼できるデータはありません。
>自分の歯は、感覚で加減がわかりますが、赤ちゃんの歯は、特に歯茎の境目はどのくらい磨けばよいでしょうか。
虫歯のない乳幼児に関しては歯みがきをする必要性があまりありませんので、口の中に歯ブラシを入れる練習といった程度の気持ちでよいかと個人的には思います。
そうですね。1〜2歳児の健診をみるかぎり、むし歯になる子は数%くらいです。
>仕上げ磨きは、「食後」の歯磨きという意味で食後がよいのか、機嫌のよさそうなタイミングでもよいのか、どちらがよいでしょうか?
歯みがきのタイミングは仮説はたくさんありますが、信頼できるデータはありません。
>自分の歯は、感覚で加減がわかりますが、赤ちゃんの歯は、特に歯茎の境目はどのくらい磨けばよいでしょうか。
虫歯のない乳幼児に関しては歯みがきをする必要性があまりありませんので、口の中に歯ブラシを入れる練習といった程度の気持ちでよいかと個人的には思います。
相談者からの返信
相談者:
なぎちさん
返信日時:2017-03-04 15:50:11
山田先生 中田先生 森川先生
お返事ありがとうございます。
山田先生
子供が歯磨きをさせてくれる日が、早くくれば安心です。
中田先生
ブログを拝見しました。
虫歯のなりやすさは、体質や遺伝なのですか?歯の丈夫さとは、親の虫歯菌や、歯質のことでしょうか?
また、なりやすさとは、虫歯になってしまう前にわかるものでしょうか?
虫歯に出来るだけさせたくないので。。
そうですね。歯の事ではついイライラしてしまい、もっとおおらかに子供を見てあげたいと思います。
森川先生
虫歯になる子のほうがめずらしいのですね。
「虫歯の無い乳幼児には歯磨きをする必要性があまりない」ですか?
歯磨きをしないから、虫歯になる。と思っていましたが、びっくりなお話しです。
では、虫歯になる赤ちゃんはどうして虫歯になるのですか?
極端に言えば、歯垢びっしりでも大丈夫?なのですか?
良くない虫歯菌がたくさん移ってしまった事とは関係ありますか?
以前こちらの相談室で、虫歯菌が移るのを心配していましたが、親の口の中に手を入れたり、親がなめたものを舐めていたりという事がしょっちゅうで、防ぎようがないんだなとつくづく実感しています。。。
ですので、歯磨きや食習慣などが大事ということで、歯磨きを徹底するしかないと考えていたのですが。。。
歯チャンネルで検索すると、フッ素やレノビーゴやM1ペーストなどいろいろ出てくるので、うちでそんなケアが出来るのか不安になったりもしていたのですが、あまり考えなくても大丈夫なのでしょうか?
また、何歳以上になったら、歯磨きが重要になってくるのでしょうか?
とにかくじっとしている事が苦手で、させてくれても5秒くらいが限度で、ほとんど歯垢は落ちてないかなといった状況です。
お返事ありがとうございます。
山田先生
子供が歯磨きをさせてくれる日が、早くくれば安心です。
中田先生
ブログを拝見しました。
虫歯のなりやすさは、体質や遺伝なのですか?歯の丈夫さとは、親の虫歯菌や、歯質のことでしょうか?
また、なりやすさとは、虫歯になってしまう前にわかるものでしょうか?
虫歯に出来るだけさせたくないので。。
そうですね。歯の事ではついイライラしてしまい、もっとおおらかに子供を見てあげたいと思います。
森川先生
虫歯になる子のほうがめずらしいのですね。
「虫歯の無い乳幼児には歯磨きをする必要性があまりない」ですか?
歯磨きをしないから、虫歯になる。と思っていましたが、びっくりなお話しです。
では、虫歯になる赤ちゃんはどうして虫歯になるのですか?
極端に言えば、歯垢びっしりでも大丈夫?なのですか?
良くない虫歯菌がたくさん移ってしまった事とは関係ありますか?
以前こちらの相談室で、虫歯菌が移るのを心配していましたが、親の口の中に手を入れたり、親がなめたものを舐めていたりという事がしょっちゅうで、防ぎようがないんだなとつくづく実感しています。。。
ですので、歯磨きや食習慣などが大事ということで、歯磨きを徹底するしかないと考えていたのですが。。。
歯チャンネルで検索すると、フッ素やレノビーゴやM1ペーストなどいろいろ出てくるので、うちでそんなケアが出来るのか不安になったりもしていたのですが、あまり考えなくても大丈夫なのでしょうか?
また、何歳以上になったら、歯磨きが重要になってくるのでしょうか?
とにかくじっとしている事が苦手で、させてくれても5秒くらいが限度で、ほとんど歯垢は落ちてないかなといった状況です。
回答8
中田歯科医院(埼玉県川口市)の中田です。
回答日時:2017-03-04 18:06:44
蛇足とは思いますが、虫歯のなりにくさはある程度遺伝します。
やはり、虫歯が多い家系、歯が抜けやすい家系はあります。
虫歯になりにくさの要素は複数あります。
歯の密度(けずったときの硬さは大違い)、唾液の性能(汚れを洗い流すための量、虫歯がだした酸を中和する能力、初期虫歯を再石灰化で修復する能力)、歯並び、かみ合わせなどです。
これらの複数の要素が影響し合って、体質的な虫歯のなりやすさが左右されます。遺伝子検査で体質的な虫歯になりやすさを数値化するよう研究は進んでいますが、現時点で実用化されていません。
(関わる遺伝子が多いので単純化できないです。おそらく十数年ほどかかるでしょう)
ですので、虫歯になったからといって「歯を磨かなかったから」「虫歯菌がうつったから」とそこにだけ原因を求めると、体質的に虫歯になりやすい人は「きをつけているのに虫歯になる」とコンプレックスを抱くことになります。
もちろん、体質はわずかにしか改善できないのにたいして、「歯磨き」は適切なブラッシング指導で大幅な改善を見込めるので、「まずは虫歯予防は歯磨きから」というアプローチが覆ることはないでしょう。
わたしがこういったお話をしたのは、神様にしかわからない体質である程度左右されてしまうから、絶対予防する、と考えるのは現実的ではないので、質問者さま自身の言葉通り、ある程度おおらかに考えてほしいと考えているからです。
もし質問者さま自信が、長年虫歯で悩んできた経緯があるのでしたら、早めに頼れるかかりつけ医をみつけるのが良いでしょう。
解決策としては、
一つは前回行った先生に、たいへん悩んでいることを強くアピールして、しっかり見てもらうようにもとめること。
もう一つは、他の小児歯科でしっかり向き合ってくれる歯科医院を見つけること
です。
歯科医師も、患者さんの2度目にくりかえしアピールにきて、「ああ、そんなに深刻に考えていたのか」とハッとさせられることはあります。
いま心配に思っている気持ちを、十分にアピールすると良いかもしれません。
やはり、虫歯が多い家系、歯が抜けやすい家系はあります。
虫歯になりにくさの要素は複数あります。
歯の密度(けずったときの硬さは大違い)、唾液の性能(汚れを洗い流すための量、虫歯がだした酸を中和する能力、初期虫歯を再石灰化で修復する能力)、歯並び、かみ合わせなどです。
これらの複数の要素が影響し合って、体質的な虫歯のなりやすさが左右されます。遺伝子検査で体質的な虫歯になりやすさを数値化するよう研究は進んでいますが、現時点で実用化されていません。
(関わる遺伝子が多いので単純化できないです。おそらく十数年ほどかかるでしょう)
ですので、虫歯になったからといって「歯を磨かなかったから」「虫歯菌がうつったから」とそこにだけ原因を求めると、体質的に虫歯になりやすい人は「きをつけているのに虫歯になる」とコンプレックスを抱くことになります。
もちろん、体質はわずかにしか改善できないのにたいして、「歯磨き」は適切なブラッシング指導で大幅な改善を見込めるので、「まずは虫歯予防は歯磨きから」というアプローチが覆ることはないでしょう。
わたしがこういったお話をしたのは、神様にしかわからない体質である程度左右されてしまうから、絶対予防する、と考えるのは現実的ではないので、質問者さま自身の言葉通り、ある程度おおらかに考えてほしいと考えているからです。
もし質問者さま自信が、長年虫歯で悩んできた経緯があるのでしたら、早めに頼れるかかりつけ医をみつけるのが良いでしょう。
解決策としては、
一つは前回行った先生に、たいへん悩んでいることを強くアピールして、しっかり見てもらうようにもとめること。
もう一つは、他の小児歯科でしっかり向き合ってくれる歯科医院を見つけること
です。
歯科医師も、患者さんの2度目にくりかえしアピールにきて、「ああ、そんなに深刻に考えていたのか」とハッとさせられることはあります。
いま心配に思っている気持ちを、十分にアピールすると良いかもしれません。
回答9
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2017-03-04 21:20:58
>子供が歯磨きをさせてくれる日が、早くくれば安心です。
三歳頃にはさせてもらえると思いますよ。
>虫歯のなりやすさは、体質や遺伝なのですか?歯の丈夫さとは、親の虫歯菌や、歯質のことでしょうか?また、なりやすさとは、虫歯になってしまう前にわかるものでしょうか?虫歯に出来るだけさせたくないので。。
0歳から食を中心とした生活習慣に留意して子育てした子供たちの口腔内細菌について http://www.yamadashika.jp/prevent15.html
むし歯ゼロ育児家族インタビュー http://yamadashika.jugem.jp/?cid=171
こういうグループもあります http://www.y-zadankai.com/culture/index.html#a3
三歳頃にはさせてもらえると思いますよ。
>虫歯のなりやすさは、体質や遺伝なのですか?歯の丈夫さとは、親の虫歯菌や、歯質のことでしょうか?また、なりやすさとは、虫歯になってしまう前にわかるものでしょうか?虫歯に出来るだけさせたくないので。。
0歳から食を中心とした生活習慣に留意して子育てした子供たちの口腔内細菌について http://www.yamadashika.jp/prevent15.html
むし歯ゼロ育児家族インタビュー http://yamadashika.jugem.jp/?cid=171
こういうグループもあります http://www.y-zadankai.com/culture/index.html#a3
回答10
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2017-03-06 14:00:49
>虫歯になる赤ちゃんはどうして虫歯になるのですか?
唾液の量や成分、食事の内容やタイミング、フッ化物の摂取量等いろいろな要素が関係していると考えられます。
>極端に言えば、歯垢びっしりでも大丈夫?なのですか?
歯垢の量と虫歯は関係があるとする論文も、関係がないとする論文もあるようです。
現段階でははっきりとはわかりません。
>良くない虫歯菌がたくさん移ってしまった事とは関係ありますか?
原因菌自体がまだ特定されていませんのではっきりとは言えませんが、個人的には定着した菌の種類は影響が大きいと思います。
>フッ素やレノビーゴやM1ペーストなどいろいろ出てくるので、うちでそんなケアが出来るのか不安になったりもしていたのですが、あまり考えなくても大丈夫なのでしょうか?
フッ素とレノビーゴは同じ分類ですが、MIペーストは考え方が全く違います。
ごちゃ混ぜにされないよう願います。
>また、何歳以上になったら、歯磨きが重要になってくるのでしょうか?
むし歯があるのならすぐに行ったほうがよいと個人的には考えます。
歯ブラシがあたる部分に関してはむし歯予防効果が期待できますので。
むし歯がないのなら重要ではないと思います。
(むし歯予防のみの話です。)
唾液の量や成分、食事の内容やタイミング、フッ化物の摂取量等いろいろな要素が関係していると考えられます。
>極端に言えば、歯垢びっしりでも大丈夫?なのですか?
歯垢の量と虫歯は関係があるとする論文も、関係がないとする論文もあるようです。
現段階でははっきりとはわかりません。
>良くない虫歯菌がたくさん移ってしまった事とは関係ありますか?
原因菌自体がまだ特定されていませんのではっきりとは言えませんが、個人的には定着した菌の種類は影響が大きいと思います。
>フッ素やレノビーゴやM1ペーストなどいろいろ出てくるので、うちでそんなケアが出来るのか不安になったりもしていたのですが、あまり考えなくても大丈夫なのでしょうか?
フッ素とレノビーゴは同じ分類ですが、MIペーストは考え方が全く違います。
ごちゃ混ぜにされないよう願います。
>また、何歳以上になったら、歯磨きが重要になってくるのでしょうか?
むし歯があるのならすぐに行ったほうがよいと個人的には考えます。
歯ブラシがあたる部分に関してはむし歯予防効果が期待できますので。
むし歯がないのなら重要ではないと思います。
(むし歯予防のみの話です。)
相談者からの返信
相談者:
なぎちさん
返信日時:2017-03-09 15:07:29
中田先生、山田先生、森川先生
お返事ありがとうございます。
返信が遅くなってもうしわけありません。
歯に関しては、自分自身大変コンプレックスで、嫌な思いしかないので、子供の歯にもとても神経質になってしまいます。
先生方によっても色々ご意見があり、「これがいい。こうすればいい。」という絶対的なものはないので、ますます、迷宮入りしてしまいそうです。
ですが、こちらのサイトでは、いろいろなご意見をいただけるので、大変ありがたく思っています。
ありがとうございました。
お返事ありがとうございます。
返信が遅くなってもうしわけありません。
歯に関しては、自分自身大変コンプレックスで、嫌な思いしかないので、子供の歯にもとても神経質になってしまいます。
先生方によっても色々ご意見があり、「これがいい。こうすればいい。」という絶対的なものはないので、ますます、迷宮入りしてしまいそうです。
ですが、こちらのサイトでは、いろいろなご意見をいただけるので、大変ありがたく思っています。
ありがとうございました。
タイトル | 1歳、歯磨きを嫌がってできない場合の虫歯予防 |
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質問者 | なぎちさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 41歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯予防 虫歯その他 子供(子ども)の虫歯 子供の虫歯予防 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。