矯正専門医と歯周病専門医と虫歯専門医の連携、病院探しについて
相談者:
danditさん (51歳:男性)
投稿日時:2017-09-06 15:00:14
よろしくお願いします。
以前、顎変形症の治療でやるか?やらないか?で悩んでいるときに、その決断ができなかった要因となった質問です。
(ちなみに今も決めかねています、前歯の接触で困っていますが)
都内の大学病院で矯正と口腔外科の話を聞いて、ある程度進もうと思ったところ、矯正の先生に歯周病の既往歴を申し上げると、
『患者さんの自己管理なのでしっかり歯磨きして、かかりつけの歯医者さんにクリーニングしてもらってください』
とのことでした。
虫歯に関しても同様です。
大学ですが病院ですから、矯正するかしないかだけではなく、どういう選択肢があるか、ほっとくとどうなのか?原因はなんで、現状はどうなのか?という話はなかなかお教え頂けない感じでした。
虫歯にしても、歯周病にしても、同じ大学病院内でコントロールするほうがリスクが最小限になると思うのですが、そうはならない状況でした。
私の希望だと、矯正治療に入る前に、治療跡のある虫歯も含めて、虫歯の有無や今後の可能性を調べ、更に歯周病の状態を見て、現状の問題の有無にかかわらず、同じ大学病院内で定期的にクリーニングなどをして虫歯と歯周病のコントロールをしながら矯正するものと思っていました。
しかし、現実は異なるようでした。
歯周病の悪化も余ほど酷くなければ歯は動くので、そのまま矯正するとのことですし、歯肉退縮は患者側のコントロールだと遠まわしに説明されました。
歯を動かすプロのため、それ以外は関与したくないと言われた印象を持ちました。
プロ意識は凄いと思いましたが。
同様に、町の歯医者さんでも、矯正専門、歯周病専門、虫歯を再発させない治療に拘ったところなど様々です。
一生お世話になりたい歯医者さんを探すとなると、それぞれの分野で探さなければなりませんが、結構大変です。
そこで質問です。
1.大学病院とは、どこでもこういう(上記のような)スタンスでしょうか?
大学病院の口腔外科で手術するから連携を考えた同じ大学病院で矯正を考えましたが、一般的な矯正専門の開業医の方が虫歯や歯周病のコントロールもセットで行うとか、安心・安全で信頼できるのでしょうか?
2.例えば、歯周病専門の歯医者さんでクリーニング時に虫歯を発見され、『虫歯でお願いしている歯医者さんがいますので、何もしなくて良いです』などと言った場合、不快に思われないでしょうか?
病院を分けるとこういう問題があります。
3.一生付き合っていただける歯医者さんを探しています。
何か目安になるものがあればお教えいただきたく。
よろしくお願います。
以前、顎変形症の治療でやるか?やらないか?で悩んでいるときに、その決断ができなかった要因となった質問です。
(ちなみに今も決めかねています、前歯の接触で困っていますが)
都内の大学病院で矯正と口腔外科の話を聞いて、ある程度進もうと思ったところ、矯正の先生に歯周病の既往歴を申し上げると、
『患者さんの自己管理なのでしっかり歯磨きして、かかりつけの歯医者さんにクリーニングしてもらってください』
とのことでした。
虫歯に関しても同様です。
大学ですが病院ですから、矯正するかしないかだけではなく、どういう選択肢があるか、ほっとくとどうなのか?原因はなんで、現状はどうなのか?という話はなかなかお教え頂けない感じでした。
虫歯にしても、歯周病にしても、同じ大学病院内でコントロールするほうがリスクが最小限になると思うのですが、そうはならない状況でした。
私の希望だと、矯正治療に入る前に、治療跡のある虫歯も含めて、虫歯の有無や今後の可能性を調べ、更に歯周病の状態を見て、現状の問題の有無にかかわらず、同じ大学病院内で定期的にクリーニングなどをして虫歯と歯周病のコントロールをしながら矯正するものと思っていました。
しかし、現実は異なるようでした。
歯周病の悪化も余ほど酷くなければ歯は動くので、そのまま矯正するとのことですし、歯肉退縮は患者側のコントロールだと遠まわしに説明されました。
歯を動かすプロのため、それ以外は関与したくないと言われた印象を持ちました。
プロ意識は凄いと思いましたが。
同様に、町の歯医者さんでも、矯正専門、歯周病専門、虫歯を再発させない治療に拘ったところなど様々です。
一生お世話になりたい歯医者さんを探すとなると、それぞれの分野で探さなければなりませんが、結構大変です。
そこで質問です。
1.大学病院とは、どこでもこういう(上記のような)スタンスでしょうか?
大学病院の口腔外科で手術するから連携を考えた同じ大学病院で矯正を考えましたが、一般的な矯正専門の開業医の方が虫歯や歯周病のコントロールもセットで行うとか、安心・安全で信頼できるのでしょうか?
2.例えば、歯周病専門の歯医者さんでクリーニング時に虫歯を発見され、『虫歯でお願いしている歯医者さんがいますので、何もしなくて良いです』などと言った場合、不快に思われないでしょうか?
病院を分けるとこういう問題があります。
3.一生付き合っていただける歯医者さんを探しています。
何か目安になるものがあればお教えいただきたく。
よろしくお願います。
[過去のご相談]
回答1
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2017-09-07 09:35:45
大学病院というよりも、担当医によると思います。
同じ大学病院でも他科と積極的に連携をされる先生もいらっしゃいますし、そうではない先生もいらっしゃいます。
(全ての大学病院でそうなのかはわかりませんが、自分の母校ではそうでした)
矯正専門医の虫歯に対するスタンスも似たような点があり、虫歯に非常に気を遣う矯正医もいれば、矯正以外のことは考えていないのではないか?という矯正医も中にはいます。
当然、前者の先生の方が個人的にはお勧めです。
担当医の選択は患者さんにとって最も重要なことだと思いますが、こうすれば絶対に良いという方法はありません。
身近に矯正治療をされた知人がいればその人から情報をもらったり、実際に矯正相談で複数の医院に足を運んだりして判断するしかないと思います。
なお、一般的には矯正専門医は虫歯や歯周病の治療を行っていない場合が多いですが、必要に応じて他院を紹介をしてもらえるケースも多いです。
特に、本当に患者さんにとって良い治療を行おうと考えている先生は、信頼できる紹介先を持っている場合がほとんどです。
矯正相談の際には、紹介が可能かどうかについても確認をされるとよろしいかと思います。
同じ大学病院でも他科と積極的に連携をされる先生もいらっしゃいますし、そうではない先生もいらっしゃいます。
(全ての大学病院でそうなのかはわかりませんが、自分の母校ではそうでした)
矯正専門医の虫歯に対するスタンスも似たような点があり、虫歯に非常に気を遣う矯正医もいれば、矯正以外のことは考えていないのではないか?という矯正医も中にはいます。
当然、前者の先生の方が個人的にはお勧めです。
担当医の選択は患者さんにとって最も重要なことだと思いますが、こうすれば絶対に良いという方法はありません。
身近に矯正治療をされた知人がいればその人から情報をもらったり、実際に矯正相談で複数の医院に足を運んだりして判断するしかないと思います。
なお、一般的には矯正専門医は虫歯や歯周病の治療を行っていない場合が多いですが、必要に応じて他院を紹介をしてもらえるケースも多いです。
特に、本当に患者さんにとって良い治療を行おうと考えている先生は、信頼できる紹介先を持っている場合がほとんどです。
矯正相談の際には、紹介が可能かどうかについても確認をされるとよろしいかと思います。
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-09-07 11:35:03
こんにちは。
私も大学病院で数年働きましたが、残念ながら各患者さんについての連携は取れないイメージは強いです。
矯正歯科は矯正しか勉強していないイメージがありますし、私は補綴でしたが補綴の勉強ばかりしていました。
救いはバイト先の一般開業医での別分野の治療経験でした。
つまり大学病院は臨床以外に研究、教育も同等におこなわなければならない使命をもつ機関ですから、臨床経験はどうしても開業医以下になってしまうという宿命があると思います。
ただ、かなり特殊な治療の場合、一般開業医から紹介で集まってきますからそういうケースの臨床経験をつむことは可能になっています。
特に矯正歯科は日本矯正歯科学会の認定医を取得するための養成所のようになっていますから、矯正の勉強を深め学会発表や研究をおこなうために個人の能力を注ぐことになるので歯周治療までの勉強は(さすがに虫歯の勉強はするでしょうが)時間的に難しいように想像します。
ただ、ご希望があれば患者さんから連携を依頼されることは可能なのではないかと思います。
その場合、初診では診断科や総合科にいかれ口腔の評価をおこなってもらいそこから歯周病の科を受診され、保存科も受診され、矯正科も受診したいとお伝えになると連携をとってくれそうな歯科医を担当にしてくれる可能性があると思います。
(実際には患者さんにかなり治療に専念するための時間的余裕がなければ難しいでしょう。大学病院の予約回転は遅いですからね)
患者さんへの時間的なホスピタリティーを考えれば開業してい矯正専門医に歯周病の治療と虫歯治療を紹介先で連携して欲しいと伝えてみるとよいのかもしれません。
または、一般開業医から矯正専門医との連携をとってもらえないか尋ねてみるかでしょうか。
人間能力も時間も限られますから一人が出来ることは限られます。
複数の科を持つ大規模歯科というものもあります。
そちらは研究や教育や雑務に負われる必要性が低いと想像しますので、院内で機能がしっかり作られているならば複数の専門家に担当してもらうことが可能なのではないかと思います。
小規模の歯科医院でも複数の学会参加を表示している医院もありますから、最も難易度の高い(リスクの高い)矯正治療を主体に他の科も履修している歯科医が複数名在籍している歯科医院を探されるのが現実的かもしれません。
私も大学病院で数年働きましたが、残念ながら各患者さんについての連携は取れないイメージは強いです。
矯正歯科は矯正しか勉強していないイメージがありますし、私は補綴でしたが補綴の勉強ばかりしていました。
救いはバイト先の一般開業医での別分野の治療経験でした。
つまり大学病院は臨床以外に研究、教育も同等におこなわなければならない使命をもつ機関ですから、臨床経験はどうしても開業医以下になってしまうという宿命があると思います。
ただ、かなり特殊な治療の場合、一般開業医から紹介で集まってきますからそういうケースの臨床経験をつむことは可能になっています。
特に矯正歯科は日本矯正歯科学会の認定医を取得するための養成所のようになっていますから、矯正の勉強を深め学会発表や研究をおこなうために個人の能力を注ぐことになるので歯周治療までの勉強は(さすがに虫歯の勉強はするでしょうが)時間的に難しいように想像します。
ただ、ご希望があれば患者さんから連携を依頼されることは可能なのではないかと思います。
その場合、初診では診断科や総合科にいかれ口腔の評価をおこなってもらいそこから歯周病の科を受診され、保存科も受診され、矯正科も受診したいとお伝えになると連携をとってくれそうな歯科医を担当にしてくれる可能性があると思います。
(実際には患者さんにかなり治療に専念するための時間的余裕がなければ難しいでしょう。大学病院の予約回転は遅いですからね)
患者さんへの時間的なホスピタリティーを考えれば開業してい矯正専門医に歯周病の治療と虫歯治療を紹介先で連携して欲しいと伝えてみるとよいのかもしれません。
または、一般開業医から矯正専門医との連携をとってもらえないか尋ねてみるかでしょうか。
人間能力も時間も限られますから一人が出来ることは限られます。
複数の科を持つ大規模歯科というものもあります。
そちらは研究や教育や雑務に負われる必要性が低いと想像しますので、院内で機能がしっかり作られているならば複数の専門家に担当してもらうことが可能なのではないかと思います。
小規模の歯科医院でも複数の学会参加を表示している医院もありますから、最も難易度の高い(リスクの高い)矯正治療を主体に他の科も履修している歯科医が複数名在籍している歯科医院を探されるのが現実的かもしれません。
相談者からの返信
相談者:
danditさん
返信日時:2017-09-07 13:12:14
田尾先生 ありがとうございました。
やはり担当医次第というところなんですね。
患者の立場からすると、非常に判断や区別が難しいところですね。
大学病院だと一度決まった先生を変えてほしいとはいえませんし、そのまま治療するにも納得しづらいし...
やはり開業医もいろいろと足を運んでみることにします。
ありがとうございました。
船橋先生 ありがとうございました。
盲目的に大学病院を信仰しない方が良さそうですね。
ただ、このレベルは大学病院が良い、という線引きが患者からすると悩ましいですね。
矯正にしても大学病院の認定医師の方が良いのか?
それとも大学病院で学んでから開業した医師のほうが断然良いのか?
虫歯治療にしても、歯周病専門してもそうなのか?
そうなると、なぜ高度な症例だけが大学病院の得意分野なのか?
何処からが高度なのか?
などなど、考え出すと答えが出てきません。
いずれにしてもnet情報だけではなく、自分で足を運んで話をしてみないと、難しそうですね。
やはり担当医次第というところなんですね。
患者の立場からすると、非常に判断や区別が難しいところですね。
大学病院だと一度決まった先生を変えてほしいとはいえませんし、そのまま治療するにも納得しづらいし...
やはり開業医もいろいろと足を運んでみることにします。
ありがとうございました。
船橋先生 ありがとうございました。
盲目的に大学病院を信仰しない方が良さそうですね。
ただ、このレベルは大学病院が良い、という線引きが患者からすると悩ましいですね。
矯正にしても大学病院の認定医師の方が良いのか?
それとも大学病院で学んでから開業した医師のほうが断然良いのか?
虫歯治療にしても、歯周病専門してもそうなのか?
そうなると、なぜ高度な症例だけが大学病院の得意分野なのか?
何処からが高度なのか?
などなど、考え出すと答えが出てきません。
いずれにしてもnet情報だけではなく、自分で足を運んで話をしてみないと、難しそうですね。
回答3
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2017-09-07 19:42:27
>ただ、このレベルは大学病院が良い、という線引きが患者からすると悩ましいですね。
矯正の場合は骨切り(外科矯正)が必要かどうかがひとつの目安になるかと思います。
また、開業医といっても技術には非常に大きな差がありますので、似たようなケースを多数手掛けておられる先生がベターかと思います。(似たようなケースの症例写真を見せてもらえればかなり期待できると思います)
矯正の場合は骨切り(外科矯正)が必要かどうかがひとつの目安になるかと思います。
また、開業医といっても技術には非常に大きな差がありますので、似たようなケースを多数手掛けておられる先生がベターかと思います。(似たようなケースの症例写真を見せてもらえればかなり期待できると思います)
相談者からの返信
相談者:
danditさん
返信日時:2017-09-08 07:41:41
田尾先生 ありがとうございます。
骨切りの難易度だと、開業医の選択も難しいのですね。
患者が歯医者さんを選ぶ基準にするとなるとHPに掲載されている出身大学とその先生の専門分野など経歴や○○認定医などの資格しかありません。
もし、HPの記載内容に嘘があればそれでおしまいですし、専門分野以外の治療を全面的に宣伝しているのも怪しく思えてしまいます。
例えば、歯周病を専門としていないのに、歯肉移植やエムドゲインなどを宣伝していたりするとかえって怪しく見えてしまいます。
以前、骨切りの手術の話になる前段階で、前歯の早期接触の相談をした大学病院で、顎を前にスライドさせて食べざるを得ない状況を説明ししましたが、その状況がなぜ起こったかの可能性、現在の顎関節の状況、ほうっておいた場合の将来の見通し予想など、精密検査をしたにも関わらず、そういう話はなかったんです。
外科矯正できるかどうかだけでした。医師として相談したつもりが、矯正専門医としての回答なんです。
そこで困ってこのサイトに質問させていただいた経緯がありますが、やはり診察して頂いてないので歯がゆいのも事実です。
内科の医師に胃の調子が悪いと見せて、ついでに同じ内科の範疇である腸の質問をしても『専門じゃないから、関係ないから』と言われているような気分ですね。患者からすると同じ歯ですし。
頭ではわかるのですが、気持ち的には残念な感じです。
ところで、先日、顎変形症の『術後経過不良症例への対応』として
* https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjjd/26/2/26_69/_pdf
の資料をNETで見つけました。
これを読むと本当に怖くなります。
今回の相談から少しそれますが、質問させてください。
1.骨切り手術の後、数年、数十年後に不具合が出ることはあるのでしょうか?
あったとしても表に出てこないだけでしょうか?
2.手術も重要ですが、術前、術後の矯正で初めての噛みあわせを体得しますが、その方が心配です。
噛む強さが場所によって異なるだけで、歯が割れたりすると聞きますし、この位置が決まっていないと、骨が変なところでくっついてしまうと思います。
そうなると、矯正医は手術のせいにするでしょうし、口腔外科は矯正医の責任にすると思います。
結局患者が困ると思うのです。
この術後不良は事実でしょうから、可能性が低くても自分に当たれば100%です。
受け口などは3〜4%の可能性ということですが、なのにそれにあたってしまった自分がいますので、自分に起こらないとは限りません。
しかし、術後不良でも最後は何とかなっているのでしょうか?
それともどうしようもなく、残りの人生をつらい思いをして生きていくのでしょうか?
こんなリスクを負うなら、上下の前歯を8本抜くか、セラミック矯正でもして無理やり合わせるか?と考えてきてもいます。
しかし、セラミック矯正をしたり抜歯をしてもそもそも顎位が変わっているので、ほかの歯が接触して別の問題が出たり、と困惑です。
3.矯正器具で下6番にバンドをはめて一週間で痛くなってやめてしまいましたが、この時はどう考えても慣れるわけがないと思いました。
しかし、netでみると慣れたという人が大半のようです。
実際のところ、本当になれるのでしょうか?
年齢が高くても、結局慣れるのでしょうか?
先生のご経験で1年たっても2年たっても慣れずに気が狂うくらいの人はいなかったのでしょうか?
長くなり申し訳ありません。
よろしくお願いします。
骨切りの難易度だと、開業医の選択も難しいのですね。
患者が歯医者さんを選ぶ基準にするとなるとHPに掲載されている出身大学とその先生の専門分野など経歴や○○認定医などの資格しかありません。
もし、HPの記載内容に嘘があればそれでおしまいですし、専門分野以外の治療を全面的に宣伝しているのも怪しく思えてしまいます。
例えば、歯周病を専門としていないのに、歯肉移植やエムドゲインなどを宣伝していたりするとかえって怪しく見えてしまいます。
以前、骨切りの手術の話になる前段階で、前歯の早期接触の相談をした大学病院で、顎を前にスライドさせて食べざるを得ない状況を説明ししましたが、その状況がなぜ起こったかの可能性、現在の顎関節の状況、ほうっておいた場合の将来の見通し予想など、精密検査をしたにも関わらず、そういう話はなかったんです。
外科矯正できるかどうかだけでした。医師として相談したつもりが、矯正専門医としての回答なんです。
そこで困ってこのサイトに質問させていただいた経緯がありますが、やはり診察して頂いてないので歯がゆいのも事実です。
内科の医師に胃の調子が悪いと見せて、ついでに同じ内科の範疇である腸の質問をしても『専門じゃないから、関係ないから』と言われているような気分ですね。患者からすると同じ歯ですし。
頭ではわかるのですが、気持ち的には残念な感じです。
ところで、先日、顎変形症の『術後経過不良症例への対応』として
* https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjjd/26/2/26_69/_pdf
の資料をNETで見つけました。
これを読むと本当に怖くなります。
今回の相談から少しそれますが、質問させてください。
1.骨切り手術の後、数年、数十年後に不具合が出ることはあるのでしょうか?
あったとしても表に出てこないだけでしょうか?
2.手術も重要ですが、術前、術後の矯正で初めての噛みあわせを体得しますが、その方が心配です。
噛む強さが場所によって異なるだけで、歯が割れたりすると聞きますし、この位置が決まっていないと、骨が変なところでくっついてしまうと思います。
そうなると、矯正医は手術のせいにするでしょうし、口腔外科は矯正医の責任にすると思います。
結局患者が困ると思うのです。
この術後不良は事実でしょうから、可能性が低くても自分に当たれば100%です。
受け口などは3〜4%の可能性ということですが、なのにそれにあたってしまった自分がいますので、自分に起こらないとは限りません。
しかし、術後不良でも最後は何とかなっているのでしょうか?
それともどうしようもなく、残りの人生をつらい思いをして生きていくのでしょうか?
こんなリスクを負うなら、上下の前歯を8本抜くか、セラミック矯正でもして無理やり合わせるか?と考えてきてもいます。
しかし、セラミック矯正をしたり抜歯をしてもそもそも顎位が変わっているので、ほかの歯が接触して別の問題が出たり、と困惑です。
3.矯正器具で下6番にバンドをはめて一週間で痛くなってやめてしまいましたが、この時はどう考えても慣れるわけがないと思いました。
しかし、netでみると慣れたという人が大半のようです。
実際のところ、本当になれるのでしょうか?
年齢が高くても、結局慣れるのでしょうか?
先生のご経験で1年たっても2年たっても慣れずに気が狂うくらいの人はいなかったのでしょうか?
長くなり申し訳ありません。
よろしくお願いします。
回答4
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-09-08 11:49:17
>歯周病を専門としていないのに、歯肉移植やエムドゲインなどを宣伝していたりするとかえって怪しく見えてしまいます。
この判断はよくないと思います。
専門とは学会に所属していたり出身講座が歯周病だということを考えられていますか?
歯科医も医科も勉強の仕方には多様性が確保されていますから、学会に所属していようがいまいが勉強する方法はたくさんあります。
個人的には専門や学会を標榜している歯科医院のほうが本当にそんなにたくさんのことを専門として勉強できるの??という感じで疑わしいと思いますよ。
学会や研究会やマスターコースなどはお金を払えば所属できるものも多いですから。
結局は医院がおこなった本当の症例を見せてもらうのがよいのではないかと思います。
チャンピオン症例ではなく複数の症例を見せてもらうことが出来ればより安心できるのではないかと思います。
>1.骨切り手術の後、数年、数十年後に不具合が出ることはあるのでしょうか?
>あったとしても表に出てこないだけでしょうか?
あるでしょう。
ただ、数ヶ月〜数年以内のことがほとんどでしょう。
>2.手術も重要ですが、術前、術後の矯正で初めての噛みあわせを体得しますが、その方が心配です。
>噛む強さが場所によって異なるだけで、歯が割れたりすると聞きますし、この位置が決まっていないと、骨が変なところでくっついてしまうと思います。
>そうなると、矯正医は手術のせいにするでしょうし、口腔外科は矯正医の責任にすると思います。
>結局患者が困ると思うのです。
修正も可能でしょう。
そのための術後矯正でしょう。
>3.矯正器具で下6番にバンドをはめて一週間で痛くなってやめてしまいましたが、この時はどう考えても慣れるわけがないと思いました。
>しかし、netでみると慣れたという人が大半のようです。
>実際のところ、本当になれるのでしょうか?
>年齢が高くても、結局慣れるのでしょうか?先生のご経験で1年たっても2年たっても慣れずに気が狂うくらいの人はいなかったのでしょうか?
慣れるでしょう。
最初が大変なんですよね。
そこを乗り切れない人は矯正治療はやめておいたほうが無難でしょうから、誰もやめるというものをとめることはしないでしょう。
よい結果になるとよいですが、これもめぐり合いでしょうからしっかり探されるとよいでしょう。
>こんなリスクを負うなら、上下の前歯を8本抜くか、セラミック矯正でもして無理やり合わせるか?と考えてきてもいます。
>しかし、セラミック矯正をしたり抜歯をしてもそもそも顎位が変わっているので、ほかの歯が接触して別の問題が出たり、と困惑です。
私は補綴出身ですからセラミック矯正のようなことや全顎補綴のような歯冠だけでなんとか見た目やかみ合わせを変えるということをしていましたが、結果は悲惨というかまあ、修復物の限界というものを感じて矯正の勉強に入りました。
勉強していくうちに矯正にも限界があるのを知ったので育成矯正の勉強に入りました。
たぶん多くの歯科医も同じようなものだと思います。
矯正をおこなう歯科医の多くが補綴出身だったり口腔外科出身だったりしますからね。
中には歯周出身という人もいます。
歯科医人生は最短で24歳で歯科医師免許を取得した後70歳くらいまで続きます。
若い先生を指導しつつというならば90歳でも現役という先輩もおられます。
一人の方のお口の健康を守るために何十年もかけて勉強を継続していくわけです。
途中で材料も技術もどんどん革新していきますし、新たにわかってくることもたくさんあります。
danditさんも小児の頃に治療を開始していれば骨格性の問題に発展することもなく大きな問題になることもなかったのですが、今更なので誰も言わないわけです。
出来る範囲で治療を受けることを選択されるのか?放置されるのか?継ぎはぎで治療をうけていくのか?についてはご本人の決定以外ないのですからリスクも含めて納得できるまで色々と探してみてください。
歯を失うことは簡単に出来ます。
抜歯すれば済です。
ただ、抜歯すれば歯根膜からの情報はなくなります。
脳への情報量の問題が生じるでしょうし、力のコントロールが困難になるでしょう。
セラミック矯正も全顎でおこなえば均等に力を負担できる期間を一定期間作ることが可能ですが、その後、ポロポロと不具合を生じるリスクを負うことになります。
特に歯軸が非常に悪く歯の神経を取る必要があれば尚更です。
ですから矯正治療と場合によっては修復治療や補綴治療を組み合わせておくことが望ましいとされているのですし、場合によってはそれに外科を組み込む必要性があるということになります。
矯正治療だけで上手くいかなければ他の治療も組み合わせて対処するより高度なアプローチが必要になりますから、専門というものの価値もそこに出てくるのでしょう。
この判断はよくないと思います。
専門とは学会に所属していたり出身講座が歯周病だということを考えられていますか?
歯科医も医科も勉強の仕方には多様性が確保されていますから、学会に所属していようがいまいが勉強する方法はたくさんあります。
個人的には専門や学会を標榜している歯科医院のほうが本当にそんなにたくさんのことを専門として勉強できるの??という感じで疑わしいと思いますよ。
学会や研究会やマスターコースなどはお金を払えば所属できるものも多いですから。
結局は医院がおこなった本当の症例を見せてもらうのがよいのではないかと思います。
チャンピオン症例ではなく複数の症例を見せてもらうことが出来ればより安心できるのではないかと思います。
>1.骨切り手術の後、数年、数十年後に不具合が出ることはあるのでしょうか?
>あったとしても表に出てこないだけでしょうか?
あるでしょう。
ただ、数ヶ月〜数年以内のことがほとんどでしょう。
>2.手術も重要ですが、術前、術後の矯正で初めての噛みあわせを体得しますが、その方が心配です。
>噛む強さが場所によって異なるだけで、歯が割れたりすると聞きますし、この位置が決まっていないと、骨が変なところでくっついてしまうと思います。
>そうなると、矯正医は手術のせいにするでしょうし、口腔外科は矯正医の責任にすると思います。
>結局患者が困ると思うのです。
修正も可能でしょう。
そのための術後矯正でしょう。
>3.矯正器具で下6番にバンドをはめて一週間で痛くなってやめてしまいましたが、この時はどう考えても慣れるわけがないと思いました。
>しかし、netでみると慣れたという人が大半のようです。
>実際のところ、本当になれるのでしょうか?
>年齢が高くても、結局慣れるのでしょうか?先生のご経験で1年たっても2年たっても慣れずに気が狂うくらいの人はいなかったのでしょうか?
慣れるでしょう。
最初が大変なんですよね。
そこを乗り切れない人は矯正治療はやめておいたほうが無難でしょうから、誰もやめるというものをとめることはしないでしょう。
よい結果になるとよいですが、これもめぐり合いでしょうからしっかり探されるとよいでしょう。
>こんなリスクを負うなら、上下の前歯を8本抜くか、セラミック矯正でもして無理やり合わせるか?と考えてきてもいます。
>しかし、セラミック矯正をしたり抜歯をしてもそもそも顎位が変わっているので、ほかの歯が接触して別の問題が出たり、と困惑です。
私は補綴出身ですからセラミック矯正のようなことや全顎補綴のような歯冠だけでなんとか見た目やかみ合わせを変えるということをしていましたが、結果は悲惨というかまあ、修復物の限界というものを感じて矯正の勉強に入りました。
勉強していくうちに矯正にも限界があるのを知ったので育成矯正の勉強に入りました。
たぶん多くの歯科医も同じようなものだと思います。
矯正をおこなう歯科医の多くが補綴出身だったり口腔外科出身だったりしますからね。
中には歯周出身という人もいます。
歯科医人生は最短で24歳で歯科医師免許を取得した後70歳くらいまで続きます。
若い先生を指導しつつというならば90歳でも現役という先輩もおられます。
一人の方のお口の健康を守るために何十年もかけて勉強を継続していくわけです。
途中で材料も技術もどんどん革新していきますし、新たにわかってくることもたくさんあります。
danditさんも小児の頃に治療を開始していれば骨格性の問題に発展することもなく大きな問題になることもなかったのですが、今更なので誰も言わないわけです。
出来る範囲で治療を受けることを選択されるのか?放置されるのか?継ぎはぎで治療をうけていくのか?についてはご本人の決定以外ないのですからリスクも含めて納得できるまで色々と探してみてください。
歯を失うことは簡単に出来ます。
抜歯すれば済です。
ただ、抜歯すれば歯根膜からの情報はなくなります。
脳への情報量の問題が生じるでしょうし、力のコントロールが困難になるでしょう。
セラミック矯正も全顎でおこなえば均等に力を負担できる期間を一定期間作ることが可能ですが、その後、ポロポロと不具合を生じるリスクを負うことになります。
特に歯軸が非常に悪く歯の神経を取る必要があれば尚更です。
ですから矯正治療と場合によっては修復治療や補綴治療を組み合わせておくことが望ましいとされているのですし、場合によってはそれに外科を組み込む必要性があるということになります。
矯正治療だけで上手くいかなければ他の治療も組み合わせて対処するより高度なアプローチが必要になりますから、専門というものの価値もそこに出てくるのでしょう。
相談者からの返信
相談者:
danditさん
返信日時:2017-09-08 14:46:48
船橋先生 ありがとうございます。
>この判断はよくないと思います。
>専門とは学会に所属していたり出身講座が歯周病だということを考えられていますか?
そうですね。
それしか判断材料が無いもので、ずっとそう思っていましたが、先生の仰るように、学会や研究会の所属などについて伺うと、なるほどと思う反面、残念な気持ちもあります。
少なくとも、歯周病専門医は歯周病に強いと思っていましたので、探して行くつもりでした。
しかし、歯医者さんに行くたびに、『ここの過去症例を見せてください』なんて言うのは医師からすると迷惑でめんどくさい患者でしょうから、現実的には困難な印象です。
特になにかの認定資格が無くとも、HPで宣伝するほど勉強して強みと思っている歯科医の先生もいらっしゃるということだと、更に探すのが難しくなりましたが、現実とはそういうものなのでしょう。
>あるでしょう。
>ただ、数ヶ月〜数年以内のことがほとんどでしょう。
やはりそうですか...。
問題は何があるか?ですね。
取り返しがつかない様な手術そのものの傷跡の大問題なのか?術後矯正後のリテーナーをサボったことによる後戻り程度の問題なのか?インターネットではそこまでは調べられず、自分で防御するすべが見当たりません。
おそらく、数ヶ月というのは傷跡が膿んだり、後戻りしたり、噛み合せがなかなかうまく合わなかったりというレベルだと思いますので、結果的にはどうにかできると思いますが、数年後の異常だと忘れたころに出てくるものですから、想像がつきません。
例えばどんなことでしょうか?
>慣れるでしょう。
>最初が大変なんですよね。
>そこを乗り切れない人は矯正治療はやめておいたほうが無難でしょうから、誰もやめるというものをとめることはしないでしょう。
少しほっとしました。
どんな人でも乗り越えられる壁なんですね。
後は自分との戦いということですね。
私の場合は審美目的はほぼ無いため、自分からやりたいと思っていないところが弱みですね。
やらざるを得ない、というスタートラインなんです。
終わった後にすべてがばら色なら良いですが、歯根と歯槽骨は減って、場合によっては歯がづ動揺して抜けやすくなってて、虫歯も増えてて、後戻りもあったりして、噛み合せ画合わなかったり、違和感があったり、傷口も直りが悪かったりしてなどなど、不運続きを考えてしまいます。
>danditさんも小児の頃に治療を開始していれば骨格性の問題に発展することもなく大きな問題になることもなかったのですが、今更なので誰も言わないわけです。
>出来る範囲で治療を受けることを選択されるのか?放置されるのか?継ぎはぎで治療をうけていくのか?についてはご本人の決定以外ないのですからリスクも含めて納得できるまで色々と探してみてください。
私の子供のころは矯正はお金持ちの子供のやることでしたし(同じ学校の1000人ぐらいの同級生で2〜3人程度)、学校の検査で指摘されたこともなかったんです。
また母子家庭で貧しかったため、指摘されたとしても余裕は無かったとおもいます。
ですから、母に不満をこぼす気にもなれません。
そんなことで50年目にして始めて自らが顎変形症であることを認知した次第です。
受け口は右利きと左利きの違い程度にしか思ってませんでしたので。
このままの顎の位置で生きていけば、おそらく顎関節症などを発症するであろうと思うほど、咀嚼時の無理無理感はありますので、放置はできないと思っています。
今更猫背に戻るのも無理ですし。
先生の仰ることを考えると、セラミック矯正は選択肢にならないと感じました。
そうすると、選択肢はしぼめられてきますが、そういうアドバイスをトータルで相談に乗ってくださる歯科医がいません。
ここが一番悩みの種ですね。
船橋先生のところが毎月通える距離でしたらぜひお願いしたいと思いますが、距離的には無理ですし。
以前途中でやめた東京の某歯科大学病院の先生は指導医&専門医&認定医でとても優秀で凄い先生だと思いましたが、凄過ぎて質問しても素人の私が言っている意味が通じないみたいですし、リスクの話をしても、可能性の話すらしたがりません。
『何も無いことを祈ってます』っという感じです。
経験則から最も有り得る話を聞きたいだけなのですが、まったく触れようとはしないんです。
現状の私の顎や噛み合せについても細かい話は無いので、信頼してがんばろうという気になりづらかったです。
でもこんな凄い矯正専門医の先生に診てもらうのは幸運なことだと思って、不安でも現状がわからなくても質問もせずにまな板の鯉状態でお願いしたほうが良いのでしょうか?
先日、別の某国立医科歯科大学に飛び込みで行きましたが、研修医の先生が私の噛み合せの何処がどのくらい悪いのか?正常咬合と何が違うのか?細かく教えてくれました。
とてもよくわかったんです。
でもかといってこの先生に私のような特殊なケースをお願いするのも正直怖いです。
飛び込みですから、紹介状もなしですから、このまま精密検査をしてもきっと担当してくださる先生は(変な言い方ですが)それなりになってしまうと思います。
このサイトで何処か紹介してくれる仕組みがあると良いのですが、そんなことできないでしょうから、歯医者難民状態です。
やはり、手術をお願いしたい大学病院出身の矯正歯科開業医をはしごして回るしかないのでしょうか?
毎日毎日考えて、既にノイローゼになりつつある状況です。
NET上には顎変形症の経験談などのブログが沢山(100件以上)ありますが、その方たちの中に40代後半の方もいらっしゃいます。
この方々は凄い決断力だと思いますし、逆に若い人たちがこんなにも簡単に(ご本人からすると簡単ではないかもしれませんが)沢山のブログができるほど、多くの患者さんがいるという事実にも驚いています。
中高年で何かあってもいやですが、若い方はもっと先の人生が長いですから、影響があれば甚大です。
こういうことを考えると、私は考えすぎて心配性すぎるのか?とも思っている今日この頃です。
悪いことを考えすぎでしょうか?
>この判断はよくないと思います。
>専門とは学会に所属していたり出身講座が歯周病だということを考えられていますか?
そうですね。
それしか判断材料が無いもので、ずっとそう思っていましたが、先生の仰るように、学会や研究会の所属などについて伺うと、なるほどと思う反面、残念な気持ちもあります。
少なくとも、歯周病専門医は歯周病に強いと思っていましたので、探して行くつもりでした。
しかし、歯医者さんに行くたびに、『ここの過去症例を見せてください』なんて言うのは医師からすると迷惑でめんどくさい患者でしょうから、現実的には困難な印象です。
特になにかの認定資格が無くとも、HPで宣伝するほど勉強して強みと思っている歯科医の先生もいらっしゃるということだと、更に探すのが難しくなりましたが、現実とはそういうものなのでしょう。
>あるでしょう。
>ただ、数ヶ月〜数年以内のことがほとんどでしょう。
やはりそうですか...。
問題は何があるか?ですね。
取り返しがつかない様な手術そのものの傷跡の大問題なのか?術後矯正後のリテーナーをサボったことによる後戻り程度の問題なのか?インターネットではそこまでは調べられず、自分で防御するすべが見当たりません。
おそらく、数ヶ月というのは傷跡が膿んだり、後戻りしたり、噛み合せがなかなかうまく合わなかったりというレベルだと思いますので、結果的にはどうにかできると思いますが、数年後の異常だと忘れたころに出てくるものですから、想像がつきません。
例えばどんなことでしょうか?
>慣れるでしょう。
>最初が大変なんですよね。
>そこを乗り切れない人は矯正治療はやめておいたほうが無難でしょうから、誰もやめるというものをとめることはしないでしょう。
少しほっとしました。
どんな人でも乗り越えられる壁なんですね。
後は自分との戦いということですね。
私の場合は審美目的はほぼ無いため、自分からやりたいと思っていないところが弱みですね。
やらざるを得ない、というスタートラインなんです。
終わった後にすべてがばら色なら良いですが、歯根と歯槽骨は減って、場合によっては歯がづ動揺して抜けやすくなってて、虫歯も増えてて、後戻りもあったりして、噛み合せ画合わなかったり、違和感があったり、傷口も直りが悪かったりしてなどなど、不運続きを考えてしまいます。
>danditさんも小児の頃に治療を開始していれば骨格性の問題に発展することもなく大きな問題になることもなかったのですが、今更なので誰も言わないわけです。
>出来る範囲で治療を受けることを選択されるのか?放置されるのか?継ぎはぎで治療をうけていくのか?についてはご本人の決定以外ないのですからリスクも含めて納得できるまで色々と探してみてください。
私の子供のころは矯正はお金持ちの子供のやることでしたし(同じ学校の1000人ぐらいの同級生で2〜3人程度)、学校の検査で指摘されたこともなかったんです。
また母子家庭で貧しかったため、指摘されたとしても余裕は無かったとおもいます。
ですから、母に不満をこぼす気にもなれません。
そんなことで50年目にして始めて自らが顎変形症であることを認知した次第です。
受け口は右利きと左利きの違い程度にしか思ってませんでしたので。
このままの顎の位置で生きていけば、おそらく顎関節症などを発症するであろうと思うほど、咀嚼時の無理無理感はありますので、放置はできないと思っています。
今更猫背に戻るのも無理ですし。
先生の仰ることを考えると、セラミック矯正は選択肢にならないと感じました。
そうすると、選択肢はしぼめられてきますが、そういうアドバイスをトータルで相談に乗ってくださる歯科医がいません。
ここが一番悩みの種ですね。
船橋先生のところが毎月通える距離でしたらぜひお願いしたいと思いますが、距離的には無理ですし。
以前途中でやめた東京の某歯科大学病院の先生は指導医&専門医&認定医でとても優秀で凄い先生だと思いましたが、凄過ぎて質問しても素人の私が言っている意味が通じないみたいですし、リスクの話をしても、可能性の話すらしたがりません。
『何も無いことを祈ってます』っという感じです。
経験則から最も有り得る話を聞きたいだけなのですが、まったく触れようとはしないんです。
現状の私の顎や噛み合せについても細かい話は無いので、信頼してがんばろうという気になりづらかったです。
でもこんな凄い矯正専門医の先生に診てもらうのは幸運なことだと思って、不安でも現状がわからなくても質問もせずにまな板の鯉状態でお願いしたほうが良いのでしょうか?
先日、別の某国立医科歯科大学に飛び込みで行きましたが、研修医の先生が私の噛み合せの何処がどのくらい悪いのか?正常咬合と何が違うのか?細かく教えてくれました。
とてもよくわかったんです。
でもかといってこの先生に私のような特殊なケースをお願いするのも正直怖いです。
飛び込みですから、紹介状もなしですから、このまま精密検査をしてもきっと担当してくださる先生は(変な言い方ですが)それなりになってしまうと思います。
このサイトで何処か紹介してくれる仕組みがあると良いのですが、そんなことできないでしょうから、歯医者難民状態です。
やはり、手術をお願いしたい大学病院出身の矯正歯科開業医をはしごして回るしかないのでしょうか?
毎日毎日考えて、既にノイローゼになりつつある状況です。
NET上には顎変形症の経験談などのブログが沢山(100件以上)ありますが、その方たちの中に40代後半の方もいらっしゃいます。
この方々は凄い決断力だと思いますし、逆に若い人たちがこんなにも簡単に(ご本人からすると簡単ではないかもしれませんが)沢山のブログができるほど、多くの患者さんがいるという事実にも驚いています。
中高年で何かあってもいやですが、若い方はもっと先の人生が長いですから、影響があれば甚大です。
こういうことを考えると、私は考えすぎて心配性すぎるのか?とも思っている今日この頃です。
悪いことを考えすぎでしょうか?
回答5
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2017-09-08 23:23:23
大分裏技的な方法になりますが、歯科専門誌(歯界展望、クインテッセンス等)や学会誌を参考に先生を探されてみてもいいかもしれませんね。
歯科専門誌の場合若干の商業的な面はありますが、専門家相手に情報発信をしているわけですから、ホームページなどよりは情報の信頼性は高いと思います。
いずれもある程度はネット上で情報を入手できるかと思います。
歯科専門誌の場合若干の商業的な面はありますが、専門家相手に情報発信をしているわけですから、ホームページなどよりは情報の信頼性は高いと思います。
いずれもある程度はネット上で情報を入手できるかと思います。
回答6
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-09-09 11:21:47
歯科専門誌ですが、商業雑誌になるので歯科医向けにセミナー商法をおこなっている場合や業者の新製品の広告塔になっている記事も混載していますから、素人の方が見て判断するのは難しいかもしれません。
また大風呂敷を広げているものやチャンピオンケースを載せているもの、チャンピオンケース用に高額な技工所に発注しているものなども混載していますから歯科医がみてもわからない場合もあります。
とかく商業情報とはそういうものです。
歯科医ならば専門性をもってみますから突込みどころがわかり評価してみますから害がさほどないと思いますが、商業誌に載っている=凄い治療が確約されていると誤認されるのもよくないと思います。
とはいえ、何か目安がなければ探すことも難しいでしょうからもし、ご自身が選択された歯科医の治療でトラブルが生じてもそれはご自身が選択された運だと思える強さは常に必要だと思います。
商業誌に載っている歯科医が通院圏内にないのにわざわざ通院を継続される必要性は少ないかもしれません。
一応、お伝えしておきます。
(悪くはないが盲目的にならないこと、会わないな無理だなと思ったら引き返すことが必要だとは思いますよ)
また大風呂敷を広げているものやチャンピオンケースを載せているもの、チャンピオンケース用に高額な技工所に発注しているものなども混載していますから歯科医がみてもわからない場合もあります。
とかく商業情報とはそういうものです。
歯科医ならば専門性をもってみますから突込みどころがわかり評価してみますから害がさほどないと思いますが、商業誌に載っている=凄い治療が確約されていると誤認されるのもよくないと思います。
とはいえ、何か目安がなければ探すことも難しいでしょうからもし、ご自身が選択された歯科医の治療でトラブルが生じてもそれはご自身が選択された運だと思える強さは常に必要だと思います。
商業誌に載っている歯科医が通院圏内にないのにわざわざ通院を継続される必要性は少ないかもしれません。
一応、お伝えしておきます。
(悪くはないが盲目的にならないこと、会わないな無理だなと思ったら引き返すことが必要だとは思いますよ)
相談者からの返信
相談者:
danditさん
返信日時:2017-09-10 07:29:43
田尾先生 ありがとうございました。
一層難易度は高そうですね...
船橋先生 ありがとうございました。
最後の二行が心理的には一番ありがたいご忠告です。
昨日発見したのです、私のように50代の外科矯正の問い合わせがあり、そこでの先生方の回答は、リスクが高くお勧めしないというコメントが多い印象でした。
正直、これでさらに怖気づいてしまい、今回の相談の歯科医選びでも結局のところ難しく、もう完全に八方ふさがりという感じです。
頼れる医師を探し続けるしかないでしょうが、年齢的に時間も制限がありますし、現在の状況もほうっておけるレベルではなくなる可能性もあります。
すみません。愚痴のようになってしまいました。
ありがとうございました。
一層難易度は高そうですね...
船橋先生 ありがとうございました。
最後の二行が心理的には一番ありがたいご忠告です。
昨日発見したのです、私のように50代の外科矯正の問い合わせがあり、そこでの先生方の回答は、リスクが高くお勧めしないというコメントが多い印象でした。
正直、これでさらに怖気づいてしまい、今回の相談の歯科医選びでも結局のところ難しく、もう完全に八方ふさがりという感じです。
頼れる医師を探し続けるしかないでしょうが、年齢的に時間も制限がありますし、現在の状況もほうっておけるレベルではなくなる可能性もあります。
すみません。愚痴のようになってしまいました。
ありがとうございました。
タイトル | 矯正専門医と歯周病専門医と虫歯専門医の連携、病院探しについて |
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質問者 | danditさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 51歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯列矯正の治療法 歯医者への不満・グチ 外科矯正 歯医者さんの探し方・見つけ方 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。