歯科治療での「タガ効果・フェルール」とはどういうことですか
相談者:
あきあつさん (52歳:男性)
投稿日時:2025-02-17 18:19:42
お世話になります。
たが効果、フェルールの言葉は会話において、どのように用いますか?
例えばですが、
『もうこの歯は脆くなってるからたが効果は期待できない』
など、文例教えて下さいますか?
宜しくお願いします。
たが効果、フェルールの言葉は会話において、どのように用いますか?
例えばですが、
『もうこの歯は脆くなってるからたが効果は期待できない』
など、文例教えて下さいますか?
宜しくお願いします。
[過去のご相談]


相談者:
あきあつさん
返信日時:2025-02-19 09:41:12

船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2025-02-19 14:32:38
こんにちは。
タガは日本語ですけどね。
検索されたら
「タガ(箍)とは、桶(おけ)や樽(たる)を固定するために周囲に付いている輪のことです。
タガが桶や樽を外側から締め付けることで、きれいな形を保ちます。 しかしタガが外れると、桶や樽は一気に崩れ落ちてしまい、形を保てません。」
など簡単に図入りで出ると思います。
昔の風呂桶や寿司桶、樽にはタガをはめていますよね。
それと似たようなイメージですね。
タガは日本語ですけどね。
検索されたら
「タガ(箍)とは、桶(おけ)や樽(たる)を固定するために周囲に付いている輪のことです。
タガが桶や樽を外側から締め付けることで、きれいな形を保ちます。 しかしタガが外れると、桶や樽は一気に崩れ落ちてしまい、形を保てません。」
など簡単に図入りで出ると思います。
昔の風呂桶や寿司桶、樽にはタガをはめていますよね。
それと似たようなイメージですね。

顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2025-02-19 20:21:36
>歯質をクラウンで囲む、とはどんな状況ですか?
失活歯の歯冠修復において、歯冠補綴装置が支台歯フィニッシュラインの歯冠側に存在する健康な歯質に適合し、残存歯質を抱え込む部分。
フィニッシュラインの上に高さ約2mm以上の健康な残存歯質があると、その周囲をクラウンがリング状に把持し、歯根破折を防止する効果(フェルール効果、帯環効果)がある。
という記述がありました
失活歯の歯冠修復において、歯冠補綴装置が支台歯フィニッシュラインの歯冠側に存在する健康な歯質に適合し、残存歯質を抱え込む部分。
フィニッシュラインの上に高さ約2mm以上の健康な残存歯質があると、その周囲をクラウンがリング状に把持し、歯根破折を防止する効果(フェルール効果、帯環効果)がある。
という記述がありました

相談者:
あきあつさん
返信日時:2025-02-22 03:02:32
船橋先生、柴田先生
お世話になります。
お礼が遅く大変失礼しました。
何となく理解はしますが、それぞれの言葉を用いた文例または会話例を知りたいのですが?
お世話になります。
お礼が遅く大変失礼しました。
何となく理解はしますが、それぞれの言葉を用いた文例または会話例を知りたいのですが?

船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2025-02-22 11:53:43
歯科ではフェルールがなくなっているから条件が悪いというような会話になると思います。
タガが外れて桶がバラバラになるとか、水が漏れたというような会話でしょうか。タガが緩んでいるから水漏れしたとか。
帯冠効果は歯科で使うため、一般的な会話にないと思います。帯を巻くように冠で締めておくというような感じでしょうか?
根管治療を必要とするような末期の歯の場合、残せる硬い健全歯質は少なくなっていることが多々あります。
根管に根尖に到達するまで機械的なアプローチをしますと歯根の中心の歯質は丸く削り取られることになりますが、元々の歯根の形は偏平なことが多いため歯根の壁は非常に薄くなりそれだけでは噛む力やギリギリする力で折れますから根管に人工の心棒を立てて薄くなっている根管の癖を補強することとその上に被せる冠の土台を形成する塊を作っておかなければなりません。
ところがその入れた心棒が楔のように働き歯根が割れるということが生じますからそれを防止できるのが楔として働かないためのトメということになります。
そのトメが健康な歯質ということなのですがそれが取れないケースは案外多くあります。(それだけ歯の状態が悪すぎる)
歯根は先にいくほどどんどん細くなっていますから必要とする健全な歯質であるフェルールの1mm2mmが確保できないということになる場合が結構あります。
そのため、昨今はファイバーポストと接着財と樹脂を使って補強をしながら割れないようにと治療が変化していると思います。
フェルールは歯の形成時に大切な考え方ではありますが、実際に取れるかどうか?はケースによって大きく変わりますから患者さんはあまり気にされなくても良いのかな?と思いました。
患者さんにできる事といえば、虫歯にならないように規則正しい生活を送り歯を上手に磨く事と、ご自身で上手く磨けているのか?定期的にチェックに歯科を受診され上手くないと分かれば定期的にメンテナンスに通院される事ではないかと思います。
フェルールについてはネット上に多くの歯科医がたくさん書いたり動画説明してありますから学ばれると良いかもしれませんが、すでにどうしようもなくなっている歯という方が非常に多くおられます。
そうなった場合、もうどうしようもないとお考えください。
とはいえ、歯根破折歯でもこのファイバーポストと接着剤、樹脂と冠の帯冠効果を使えば何年もお口の中で問題なく機能させることができるケースを多数経験しています。
それぞれの歯科医が患者さんのためにできる事を出来る範疇で頑張ってくれると思います。
それでも上手くいかない場合は諦めてください。
タガが外れて桶がバラバラになるとか、水が漏れたというような会話でしょうか。タガが緩んでいるから水漏れしたとか。
帯冠効果は歯科で使うため、一般的な会話にないと思います。帯を巻くように冠で締めておくというような感じでしょうか?
根管治療を必要とするような末期の歯の場合、残せる硬い健全歯質は少なくなっていることが多々あります。
根管に根尖に到達するまで機械的なアプローチをしますと歯根の中心の歯質は丸く削り取られることになりますが、元々の歯根の形は偏平なことが多いため歯根の壁は非常に薄くなりそれだけでは噛む力やギリギリする力で折れますから根管に人工の心棒を立てて薄くなっている根管の癖を補強することとその上に被せる冠の土台を形成する塊を作っておかなければなりません。
ところがその入れた心棒が楔のように働き歯根が割れるということが生じますからそれを防止できるのが楔として働かないためのトメということになります。
そのトメが健康な歯質ということなのですがそれが取れないケースは案外多くあります。(それだけ歯の状態が悪すぎる)
歯根は先にいくほどどんどん細くなっていますから必要とする健全な歯質であるフェルールの1mm2mmが確保できないということになる場合が結構あります。
そのため、昨今はファイバーポストと接着財と樹脂を使って補強をしながら割れないようにと治療が変化していると思います。
フェルールは歯の形成時に大切な考え方ではありますが、実際に取れるかどうか?はケースによって大きく変わりますから患者さんはあまり気にされなくても良いのかな?と思いました。
患者さんにできる事といえば、虫歯にならないように規則正しい生活を送り歯を上手に磨く事と、ご自身で上手く磨けているのか?定期的にチェックに歯科を受診され上手くないと分かれば定期的にメンテナンスに通院される事ではないかと思います。
フェルールについてはネット上に多くの歯科医がたくさん書いたり動画説明してありますから学ばれると良いかもしれませんが、すでにどうしようもなくなっている歯という方が非常に多くおられます。
そうなった場合、もうどうしようもないとお考えください。
とはいえ、歯根破折歯でもこのファイバーポストと接着剤、樹脂と冠の帯冠効果を使えば何年もお口の中で問題なく機能させることができるケースを多数経験しています。
それぞれの歯科医が患者さんのためにできる事を出来る範疇で頑張ってくれると思います。
それでも上手くいかない場合は諦めてください。

相談者:
あきあつさん
返信日時:2025-02-23 15:01:32
船橋先生 お世話になります。
モヤモヤが無くなりました、ありがとうございます。
モヤモヤが無くなりました、ありがとうございます。
タイトル | 歯科治療での「タガ効果・フェルール」とはどういうことですか |
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質問者 | あきあつさん |
地域 | 東京23区 |
年齢 | 52歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 会社員(管理職) |
カテゴリ |
その他(歯科治療関連) その他(その他) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。