部分入れ歯に歯を足したい。新規ではなく今のものに付け足せる?

相談者: バゼットハウンドさん (55歳:女性)
投稿日時:2019-02-12 21:44:20
こんばんは。

部分入れ歯の歯は、足せますか?
例えば、下、6、7番の部分入れ歯で5番にクラスプが掛かっていて
その歯が抜歯になった場合、5番に歯を作り隣の4番にクラスプを掛けることになりますが、可能なのでしょうか。

型を取って、最初から作り直すよりは簡単にできるのでしょうか。
教えて下さい。
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2019-02-12 23:13:33
バゼットハウンド さん、こんにちは。

>例えば、下、6、7番の部分入れ歯で5番にクラスプが掛かっていてその歯が抜歯になった場合、5番に歯を作り隣の4番にクラスプを掛けることになりますが、可能なのでしょうか。

可能かと言えば可能かと思いますが、クラスプを別途作製しなければならないでしょうし、それをチェアサイドで組み込む必要がありますから、あまり現実的ではないように思います。

以前の投稿で、歯科大病院に通院中とありましたが、そういった特殊な状況下であれば、教育の一環として、採算を度外視した手法の提案があっても不思議ではありません。


>型を取って、最初から作り直すよりは簡単にできるのでしょうか。

素直に義歯を新製するのが、一般的かと思います。

ただ、どうして3本もの歯を失うことになってしまったのか(例えば、どうして歯周病になったのか、どうして歯根が破折したのか、そもそもどうして根管治療に至ったのか等)、原因の究明と徹底的な対策を講じなければ、今後も次々と歯を失っていくことに至ることが、容易に想定されます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: バゼットハウンドさん
返信日時:2019-02-13 04:01:02
ご回答頂きまして、有難うございます。

歯科大補綴科にて、部分入れ歯を作製しました。
教授担当で、次の予約が中々取れず、時間は掛かりました。

型取りを14回ほどして、疲れるくらいの工程を経ての作製でした。
そのせいか、仕上がりが完璧でどこも調整する必要がないほど、良く作って頂きました。

歯根破折で、5番の歯が抜歯となりますが先生からは、再作製の話は出ず足せますので、大丈夫ですよとサラッと言われました。
予約も月一位しか取れないし、先生はこちら側を考慮して足す話を
されたのかなとか、色々考えてしまいました。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2019-02-13 08:30:26
ご相談ありがとうございます。

    >5番に歯を作り隣の4番にクラスプを掛けることになりますが、可能なのでしょうか。


可能です。



    >型を取って、最初から作り直すよりは簡単にできるのでしょうか。


応急処置としてありえます。

ただし、1本の歯をさらに失ったことはお口の中が大きく変わって、前より悪化してしまったということです。
したがってご希望があれば、また検査や仮義歯などの1から出直しとなり、その後新たに作ることになります。


    >疲れるくらいの工程を経ての作製でした。


部分入れ歯は最も難しい治療ですから、たくさんの回数やいろんな人の手間や材料が必要となる、それが正当な行程です。

部分入れ歯は正確には局部床義歯といい、正当に作ればインプラントよりも優れていることさえあるほど優れた治療方法であり、ヨーロッパではインプラントよりも多く治療されているくらい、十分に研究尽くされた歴史ある方法です。


でも歯を失った跡をほんとうに治すって、いかに大変か!、ということに気がつかれたでしょうか。

ですから、歯を残す、って大事なことなのです。


ふつうは単純に、型を取って2〜3回でできあがり、身体に良い、なんでもよく噛める入れ歯が入る、なんてことは決して無いからです。


不良品の入れ歯に体を合わせることをしたら、体が壊れてしまいます。

これを三次性障害といい、崩壊状態です。
これは必死になって防がなければならない合併症と日本補綴歯科学会では警告しています。

良い入れ歯を入れましょう。
命に関わるからです。



    >下、6、7番の部分入れ歯


部分入れ歯でもとても難しい入れ歯です。


    >仕上がりが完璧でどこも調整する必要がないほど


でしょう?!


正当な工程で作られたほんとうの入れ歯は、ふつう無調整だからです。


とても手間がかかりますが、身体の自然な健康を考えた治療のことを、無調整補綴といいます。
ただ、物を作っただけの治療とは違います。

無調整補綴こそが体に最も合っているからです。
義歯でもクラウンでもブリッジでも同じで、無調整補綴こそが本当に治す治療のためには理想です。

それがほんとうに、治った! ということです。
これからも他の歯や身体へも予防効果があり、ずっと安心することもできます。


応急処置は別ですが、口に入れてから削ったりして、合わない入れ歯を無理に入れることは、体を壊す危険があり避けるべきです。

治療の通院は大変だったと思いますが、とても良い治療を受けられたことにいくら感謝しても、し足りないくらいだったと思います。
これからのことも振り出しに戻ってよく相談しましょう。

回答 回答3
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2019-02-13 09:03:32
何回も型取りをしたということですが、恐らく機能的なことを踏まえての型取りでしょう。
歯肉の圧縮された状態を、再現させる目的で行います。
そのような例では、旧義歯をいかしたいものです。
ただし修理は難しくなります。歯肉が圧縮されたとしましたが、このときわずかに義歯が沈み込んで口腔内で偏位した状態になりますから、この偏位をどの程度反映させるか、口腔内でどうやって安定させて型取りをするかです。
上記は取り込み印象というのですが、難しいです。
(教授担当)
(大丈夫ですよとサラット言われました)
は恐らくこの行程を学生に勉強させたいからでしょう。
教授とても、苦労するでしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: バゼットハウンドさん
返信日時:2019-02-13 09:04:44
さがら先生、お早うございます。

インプラントも候補にあって、散々迷いましたが部分入れ歯
しました。
全く痛みがなく、違和感も少ないなら部分入れ歯も悪くはないのでは、と今回つくづく思いました。

作る側の技術力ですね。

歯科大だからこそ、時間の制限も殆どなく補綴学会専門医に時間を掛けて作ってもらったので、良い結果になったと思いました。
(あと、その教授が優しく素晴らしい先生だったんです)
その先生が言うには、細かくうるさく注文を付けるので、技工士泣かせなんです、嫌がられてますと笑って話されてました。

さがら先生。
増歯は、今回すると思いますがやはり、新たに作製し直した方が良いと思われますか。
先生との相談で、このまま使い続けても大丈夫ですよと言われたら再作製はせずに、使い続けても良いですか?
勿論、定期的なチェックには通うつもりでおります。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: バゼットハウンドさん
返信日時:2019-02-13 10:56:52
松山先生、ご回答頂きまして有難うございます。

部分入れ歯作りは(総入れ歯も)大変なんだなと思います。
街の歯科で作った入れ歯が合わず、我慢して付けてるとの話をよく聞きますが、2、3回ほどの型取りでピタッとはまるわけはないと、心から思いました。

歯科大では、口の中でベロを動かしてとか、あかんべのようにベロを突き出してとか色々と、チェックされました。
細かい工程でした。

先生としても、今の部分入れ歯の状態がとても良いので、これを利用した方が良いと思ってるかも知れませんね。

次回、来月の予約なので先生にサラッと聞いてみたいと思ってます。
なら、ここに投稿しないで直接聞けば良いと先生方は思うでしょうが他の先生の意見や、アドバイスも参考にしたかったので書きました。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2019-02-13 12:22:18
今入れている部分入歯は、一番後ろの支えの自分の歯がないタイプでしょうか?

それとも、一番後ろには自分の歯がない部分入歯で終わっているタイプでしょうか?

一番後ろに自分の歯が残っている場合は、中間欠損と言って、その歯が入れ歯が沈み込むのを防止してくれますので、今使っている入歯を修理することでそれほど問題が生じないでしょう。

ところが、一番後ろには歯がなくて顎堤粘膜だけだとすると、又入歯が沈み込み、今度は4番が危うくなって来るのでは、と思います。

入歯が長く使えるポイントの一つは、如何に沈み込まないようにできるのか?なんです。

人の身体、顎、粘膜は齢を取ると供に変わり続けます。
簡単に分かりやすく言うと、収縮する方向、小さくなる方向に変わります。
これは加齢現象で、避けることは誰にもできないんです。

ところが、補綴物、入歯とかは余程の外力が働かない限り、その外形は変わりません。
咬合面、噛む面は、色々とぶつかるので変わります。
その辺の按分をどう解決していただけるのか?がとても大事な鍵になりますので、長期的な予後のことに関して良く説明を聴かれること、を強くお勧めします。

回答 回答5
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2019-02-13 14:31:48
>口の中でベロを動かしてとか、あかんべのようにベロを突き出してとか色々と、チェックされました。
>細かい工程でした。

筋圧形成印象と言います。
このように手の込んだ義歯製作だったからだろうと思いコメントしました。
そうでなければ作り変えた方が確実です。
難しいと記したのは、良い面を引き継いで機能するように再現することが大変だということです。
その意味での難しいですよ。
歯科の治療は、わかればわかるほど、その知識を生かしてできるだけ良い方にしてあげたいと思うと大変です。
このケースでも、こんなことでなかったはずということが起きるでしょう。
それでも、以上の事を汲んで頑張ってください。良い先生だと思いますよ。

>(総入れ歯も)大変なんだなと思います。

ちなみに、総義歯で、筋圧形成印象で他院にて作られたものは、私の歯科医経歴の中で数えるほどしかありません。
%でいえば3%以下でしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: バゼットハウンドさん
返信日時:2019-02-13 15:14:07
松元先生
ご回答頂きまして、有難うございます。

右下の奥、7、6番です。
5番が抜歯となります。
昔治療した差し歯で、歯根破折しました。
松元先生の危惧された通り、今度クラスプが掛かる4番は差し歯です。

これが将来抜歯となると、私は目の前が真っ暗になると思います。
抜歯になる度に、入れ歯が大きくなって悲しくなります。
そうなると、インプラントなのでしょうね。

家族から、根拠のない猛反対を受けてインプラントは諦めました。
これ以上、歯を無くさないために担当の先生と相談しながら、治療を進めて行きたいと思っています。

補綴の教授から、インプラントの話も実は出たんです。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: バゼットハウンドさん
返信日時:2019-02-13 15:26:06
松山先生、有難うございます。

精密に丁寧に作って頂いて、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
これ以上、大きい入れ歯はもう無理なので、他の歯を守るべく担当の教授と相談しながら、治療を進めて行きたいと思ってます。

幸いにして、担当教授が何でも言える気さくな方だったので、その意味でも恵まれていました。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2019-02-14 08:29:43
おはようございます。

    
     >全く痛みがなく、違和感も少ないなら部分入れ歯も悪くはないのでは、と今回つくづく思いました。


その通りです。
痛くなく、なんでもよく噛めて、これ以上歯が減らないで守られる、という入れ歯は可能です。

インプラントもとても優れていますが、咬合などまだ世界的にも未解決のままという未完成なインプラント治療よりも成熟している局部床義歯の方に優れている点があるからです。



     >作る側の技術力ですね。


その通りです。

入れ歯という物を買うのではなく、入れ歯という物はゴールではなく通過点であり、治療により不自由のない毎日の暮らしを取り戻し、安心するために、物のように目には見えませんが健康を取り戻す、技術を買う、あるいは健康を買う、とも言えます。



     >増歯は、今回すると思いますがやはり、新たに作製し直した方が良いと思われますか


すぐに増歯をするのは、抜歯後の生活への不便を解決するためでもあり、将来の顎の骨の吸収を抑えるためも含めた応急処置です。

抜歯後ある程度治るのを待ってから義歯を作ると、あごの骨の吸収が大きくなり後でもっと困ることになると論文が出ています。
抜いたらすぐに入れ歯で噛ませることを、抜歯即時荷重といいますが研究により骨の吸収の予防になるからです。



     >このまま使い続けても大丈夫ですよと言われたら再作製はせずに、使い続けても良いですか?


もしそう言われるならば、その理由をお尋ねになりご自身で納得できればそれに従う選択肢もあるのかもしれません。



     >勿論、定期的なチェックには通うつもりでおります。


その通りです。
しかし、定期的に何をチェックするかは正しく知っておかなければなりません。

巷でよく聞く、歯磨きとクリーニングやお掃除あるいは歯石とりなど、なんかではいったん取り戻した健康はまったく守れないことを知りましょう。

実際に、歯磨きとクリーニングあるいは歯石とりなどに長年通院して、歯や健康を失っている人は少なくないからです。
本当の予防とは、まず知識からです。
よく相談しましょう。




タイトル 部分入れ歯に歯を足したい。新規ではなく今のものに付け足せる?
質問者 バゼットハウンドさん
地域 非公開
年齢 55歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 部分入れ歯 その他
補綴関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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