根管治療中。自分の歯を削る量は被せ物によって大きく変わりますか

相談者: ニック・ジャガーさん (30歳:男性)
投稿日時:2024-10-09 16:22:36
失礼します。
奥歯被せ物に関する質問です。

現在上の奥歯(第2大臼歯)の初の根管治療中なのです。

神経を抜いた第2大臼歯に被せ物をする際には土台(コア)周囲の自歯はごっそりと削りプリン状にする事になると思います。

その後の被せ物の選択でオールセラミックもしくは銀歯にするかで、底の部分に土台として残った自歯を削る量も大きく変わってくるのでしょうか?



なお、通院中の歯科医院での選択肢は保険の銀歯かオールセラミックの二択といった状況なのですが、当方、金属アレルギー持ちなので出来れば万一の破損覚悟で後者の選択を考えています。

保険銀歯よりもかなり多めに残存歯を削る必要があるのであれば、勇気は要りますが途中転院も視野に入れております。

御回答頂けますと幸いです。
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2024-10-09 19:09:42
こんにちは。

最近は金属アレルギーではなくてもハイブリッドセラミックCAD/CAM冠やピーク材のCAD/CAM冠、金属アレルギーにならないチタン冠が保険適用で提供可能になっていますが、おかかりの歯科医院ではお取り扱いがないのかもしれませんね。

一般的によく選択されて来て日本の保険治療独自の金属冠は金銀パラジウム合金になりますね。

チタン冠と金銀パラジウム合金の為の形成はマージンがナイフエッジでよく、咬合面の厚みもさほど厚めに取らなくても作製可能で滅多に割れたりしません。

他方、ハイブリッド冠セラミック冠(自費になりますから、様々な材料から選択可能でe.maxなどガラスセラミックからジルコニアの第一世代から第四世代までのバリエーションが主流になって来ているように感じます)はある程度の厚みが必要だったり角があったらいけない等で形成量は増えますが、根管治療をした歯の場合形成量の大小についてさほど御心配されなくても良いでしょう。

ハイブリッドセラミックのCAD/CAM冠を保険適用で7番に作る為には、他の残存歯の状態の適用条件を満たす必要がまだありますから、詳しくはおかかりの歯科医院でご相談してみてください。

また、条件によりポストクラウンも保険適用可能になっています。

これが選択できたらプリンのように歯の外周を削り取られる必要は無くなりますからそういう事も含めてしっかりご相談して安心して治療を受けてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ニック・ジャガーさん
返信日時:2024-10-09 19:28:31
Dr.ふなちゃん先生

詳細かつ丁寧な御回答頂き有難うございます。
もう一度担当医に確認をとってみようと思います。
有難うございました。



タイトル 根管治療中。自分の歯を削る量は被せ物によって大きく変わりますか
質問者 ニック・ジャガーさん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療その他
補綴関連
お勧めのクラウン(被せ物・差し歯)
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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