ヒビで抜髄の場合、マイクロスコープ使う医者を選ぶべきかどうか

相談者: トケイさん (31歳:男性)
投稿日時:2017-05-11 20:46:53
前回、知覚過敏になっていて投稿しましたが、気になってクリニック行ってみたらその知覚過敏の右下奥歯7番がヒビが入っていました。

実は知覚過敏と診断を受けてから数日経ってから、ちょっと顔をぶつけるような軽い事故みたいなのがあったので、ひょっとすると割れたかなと思ってたらヒビ入ってたみたいです。
全部の歯がヒビ入ってるかどうか気になって仕方ないです。


初期段階で、どこまでヒビが入ってるかわからないから、とりあえず一週間様子見して、次回痛かったら削ってクラウンにするか、神経抜くか、最悪抜歯になるかもしれない。
レントゲンでもわからない。と言われました。

(そのクリニックは数人、歯科医師がいて担当医制で自分の担当以外の人に見てもらったので、次回、担当の人に再度見てもらって今後について決めるとのことで終わりました)


そのクリニックは抜髄の時はマイクロスコープがないのとラバーダムがないのが辛いところで、他は満点なんです。

近くにマイクロスコープ使ってる歯医者ありましたが神経抜くのも保険内でしてくれるっていう感じぽかったんですが、場合によっては自費になるかもしれないってな感じでしたね。
ラバーダムはしてくれるかわかりません。
また今度聞いてみたいと思ってます。



何度も同じ質問されてるかもしれませんが、調べるほどわからなくなるので質問させてもらいます。

ヒビ割れて、調べた結果抜髄の時、マイクロスコープ+ラバーダムが良いのか、両方共無しでいいのか、

どっちのがいいでしょうか。
もう今のクリニック予約してるんですが、断ってでもそっちの方がいいんでしょうか迷ってます。


ただ、マイクロスコープの歯科医師の方は顕微鏡学会みたいな資格持ってるかどうかわかりませんでした。発表してませんでした。
使ってるからきっと持ってるだろうと思ってます。

そうでなくとも倍率6倍〜8倍のルーペ使いますと書いてたりします。
ルーペあった方が良いんでしょうか。


マイクロなくてもヒビを補修できるクリニックに行けばいいと思うのですが。
ちょっとくらいお金がかかっても良い方へ行くべきなんでしょうか。
質問ばかりで申し訳ありません。
お願いします。
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-05-11 22:35:52
トケイ  さんこんにちは

>とりあえず一週間様子見して、次回痛かったら削ってクラウンにするか、神経抜くか、最悪抜歯になるかもしれない。

まず、不可逆的な治療をされる前にまずは、きちんとした審査診断をして頂いて、から必要な処置を受けられることをお勧めします。
とりあえず、とか、痛かったらとか漠然とした判断では神経を取ったり歯を大きく削ったりされることは避けられた方が良いと思います。

たとえが悪いですが、胃が痛くて内科などにかかられて、んー、とりあえず痛いなら手術して胃を半分取りましょうとかにはならないですよね。
レントゲンや、血液検査や必要な検査をして診断名が決まって治療方針や治療方法を決めて、必要であれば初めて手術しますよね。

もしかしたらですが、抜髄をしなくて良いかもしれませんよね。


>ルーペあった方が良いんでしょうか。

無いよりはあった方が良いですが、細かいところを明るく見るという点においてはマイクロスコープの方が優れています。
つまり、ルーペではわからないこともマイクロスコープで見ることでわかることもあります。


>ただ、マイクロスコープの歯科医師の方は顕微鏡学会みたいな資格持ってるかどうかわかりませんでした。

日本顕微鏡歯科学会のホームページに全国の指導医、認定医の一覧がありますので参考にされてください。
現在、認定医は全国にわずか84名しかいません。


>抜髄の時、マイクロスコープ+ラバーダムが良いのか、両方共無しでいいのか

もちろん使いこなせていて、根の治療の知識や経験が無いと意味がありませんが、どちらが良いかと言われればどちらもなくてはなら無いと考えています。

ちなみにですが、アメリカ歯内療法専門医はマイクロスコープの使用が義務付けられています。


>ちょっとくらいお金がかかっても良い方へ行くべきなんでしょうか。

きちんとした治療をしていただけるのであればその方が良いと思います。

ご参考になれば

3人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-05-12 10:14:42
こんにちは。

外傷ということのようですね。

ガツンと通常の咬む位置や方向とは異なって歯が当たると力が強いと時に歯を破壊する場合があります。

マイクロスコープ拡大鏡に関してですがあったほうが望ましいし、ラバーダムもやったほうが望ましいと思います。


ただ、ないと抜髄が成功しないか?といえば違います。

感染させていない歯の根管治療であれば問題なく抜髄し根管充填することは可能でしょう。

ただ、あったほうがよいというのは間違いありません。


>マイクロスコープ使う医者を選ぶべきかどうか

についてはマストではないという感じですが、よりよい治療を望まれるならばそこに投資されておくほうがよいということになります。

ただ、医療は成功を保証するものではありませんのでいかなる努力を行ってもらったからといって結果は保証されないということは知っておいてくださいね。




ヒビの程度によりますが経過観察の結果で主治医に判断してもらうというのがよいと思います。
ヒビが確認できたからといってすべてのケースで抜髄が必要になるとは限らないからです。
神経を温存できればそれが一番望ましいと思います。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2017-05-12 11:28:23
道具が完成度の高い治療に直結するとは限りません。
そりゃ、無いよりはあった方がいいけど、大切なのは医院との相性や信頼関係です。

候補の医院が他にあるのならセカンドオピニオンを受けて、その上で疑問を解決してから治療に入るのがいいですよ

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2017-05-12 11:34:26
初期のクラックによる症状が出ているのかどうか、の確定診断は自分は物凄く難しいと思っています。

初期だと、その歯を抜いて手で持って一生懸命眺めたとしても分からないようなただの薄い線ですし、問題はその線の有無ではなくてその深さですから、他の可能性を潰しながら最終的には、その線を直視しつつ慎重に慎重に削っていきます。

”線”が途中で消えれば消えたで治療方針も決まってきますし、消えない場合は最悪歯髄(いわゆる神経)まで削って、歯髄を直視して、出血具合だったり血管の様子などを見て歯髄が保存できそうかどうかの判断をします。


歯髄の保存が無理だと判断した場合には抜髄ですが、抜髄しつつもひび割れの範囲や程度を確認して、抜髄で済みそうなのか、いっそ抜歯をした方が良さそうか悩み続けるというようなことをしていきます。


「やりすぎ治療」になっても良いなら話は別ですが、慎重なプロセスを経て必要最小限で精密な処置を、ということだとマイクロスコープなしでは難しいと思います。

何倍もに大きく拡大して見ながら行うということと、その狭い範囲に強い照明が必要ですから、肉眼ではとても無理でしょうしルーペ(ライトをつける方法もありますが、微妙に影が出来やすい)でも厳しい場合があります。



歯の治療に質を求めるのならほとんどの処置について同じことが言えます。
目が悪いとわかっていて、眼鏡をする先生としない先生がいるとするなら、名医かどうかはともかくとしてもとりあえずは眼鏡をしている先生に診てもらえないか検討する、という感じでしょうか。
お米に絵を書くような、そんな面もある仕事です。



一方で、マイクロスコープ自体は近年保険点数がある条件下に限りわずかについた関係もあってか、だいぶ普及はしてきました。
ですが使いこなすのは相変わらずでとても難しく、「眼鏡感覚」で使えている先生となると非常に限られます。

ここで回答されている他の先生(昔からマイクロユーザー率が異常に高いです)と一緒に歯科医師向けの、マイクロスコープ導入セミナーみたいなのを何年か前からお手伝いさせて頂いたりしていますが、数年前だとマイクロを買うかどうかで悩まれてる先生が多かった(と言っても少ないですが)のが、最近は使う先生と使わない先生がはっきり分かれ、使う先生は高確率で2台目3台目も検討中・・みたいなケースが増えてきている様な印象です。



なんだかマイクロ推しみたいな回答になってしまいましたが、抜髄が止むなしならマイクロよりもラバーダムの方が重要なぐらいかも知れません。

どちらもなくてもうまく行くときはうまく行きますし、その場合は「早くて安い」という特典も結果的についてくることもあります。(ケースバイケースかも・・)
ですので何を重視されるかによって選択されれば良いと思いますよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: トケイさん
返信日時:2017-05-12 13:28:48
水川先生

顕微鏡学会のHPで調べたら認定医では登録されてませんでした。
それでもやはり使ってる方が良いんでしょうか。
実績はわかりません。
過去の症例見ても抜髄がありませんでした。



ふなちゃん先生

マイクロスコープ保険だと限定的になると言われましたがそちらにする予定です。



タカタ先生

そうですね。
セカンドオピニオンという形で診察受けるかもしれません。



渡辺先生

やりすぎ治療について凄く怖いと思いました。
問い合わせたらラバーダムは保険でも必ずしてくれるそうなのでそちらを選ぶことにしました。
もっと早くそこに行けばよかったかなと後悔。


皆様方回答ありがとうございました。
治療後、結果報告したいと思います。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: トケイさん
返信日時:2017-05-13 21:59:20
顕微鏡+ラバーダムしてくれるクリニック行ってきました。
CTスキャン撮ってくれてC型の樋状根だとわかりました。
奥の方では1つになってるタイプで複雑なタイプでした。

この場合は保険が効くのか顕微鏡とラバーダムでしてもらいました。
どんなに上手い先生でも樋状根は肉眼では難しいみたいなので相談してよかったです。
まだ完治してませんが、報告しておきます。

ありがとうございました。



タイトル ヒビで抜髄の場合、マイクロスコープ使う医者を選ぶべきかどうか
質問者 トケイさん
地域 非公開
年齢 31歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯のヒビ(ひび割れ)
根管治療の治療法
ラバーダム
マイクロスコープ
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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