奥歯6番、二次カリエスになりにくいセラミックは?

相談者: 花井さん (46歳:男性)
投稿日時:2020-10-27 18:06:05
奥歯の6番(下)がメタルのインレーでした。
しかしインレーが取れて、中身を見て貰ったら虫歯がけっこうありました。

次はクラウン(インレー寄り)になるそうです。
大事な箇所の歯ですし、また今度同じように虫歯になって歯の神経を抜くようになるのが怖いので、二次カリエスの可能性が低いというセラミックを検討しています。

保険のメタルは隙間から虫歯が入って、中の歯が虫歯になりやすいと聞きました。


■私が望む機能は、(重要度別)

1. 隙間から虫歯が入ってほしくない ◎
2.審美的に、銀がみえない
3. 知覚過敏が緩和される

です。
1を最重要視します。


■私特有の問題(制限)として

1. 噛み合わせが強いです。
奥歯の多くが摩耗で削れている。
神経を抜いた6番や7番の歯が割れた経験あり。
(今回の歯は神経がまだある)

2. お金の余裕がない。
貧乏

です。

<現時点の私の方向性>
二次カリエスの可能性を下げつつ、銀歯にはならない、多少の審美性は目をつぶる気です。

しかしセラミックはいろんな種類があり、わかりません。
メタルボンドジルコニアセラミックが奥歯にいいと聞きますが、天然歯に接するところは金属なので結局、保険のメタルと同じですよね?

金歯について)
望む機能の1のインレーのなかの虫歯予防なら、金歯が最高なのでしょうが、

・費用がセラミックより大幅に高そう
・審美的にきになる

ことで選びづらいです。
ですので真ん中をとってセラミックにしようとしています。

初心者でほぼなにも知識がありません。
見て貰っている先生と、これから相談もしますが、すでに歯を削っており余裕がありません。
先生方、よい方向性を教えて頂けないでしょうか?
よろしくお願いいたします。
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-10-27 22:26:32
こんにちは。

まず、噛み合わせが深く歯冠長が短い歯に、セラミッククラウンが可能か?について、おかかりになっている歯科医はどのように説明していますか?

神経を抜いた6番や7番が割れた経験ありとありますが、クラウンで割れたわけではないですよね?

もしもクラウンならば、それはメタルクラウンでしたか?
メタルボンドでしたか?
セラミックでしたか?セラミックではジルコニアでしたか?
ニケイ酸リチウム系でしたか?
ハイブリッドですか?

インレーアンレーなどの天然歯の部分修復ではないですか?

基本的にメタルクラウンは頑丈ですから、きちんと治療してもらえればかなりもちます。
また、形成も作製も割と楽で誰が治療しても、難易度はさほど高くない為保険治療になっています。


見た目は銀歯ですから目立ちみっともないですが、頑丈ですから日本人の多くの奥歯を長い年月保って来ている安心感がある素材です。

古いインレーはセメント合着していますから大抵内面のセメントは崩壊してそこから2次虫歯が生じる原因になり得ますが、基本的にクラウンは形が全く違います。

歯とのつなぎ目をちゃんと磨いていれば滅多に二次虫歯にならないはずです。(歯磨きがちゃんとできていれば歯周病にもなりません)

噛み合わせが強く、お金がないなら昔からある金銀パラジウム合金のクラウンでよくないでしょうか?

見た目重視や金属アレルギーが嫌ならば、セラミックを選択される事になると思いますが、セラミックの方が歯を一層厚めに削る必要があるように思います。

すでに削ってあると言う事ですが、何で修復する用に削ってあるのでしょう?
既にセラミッククラウン用に削られたのか?
メタルクラウン用に削られたのか?

メタルクラウン用に削ってあれば、セラミックを希望されると更に一層削らなくてはいけないかもしれませんね。
生活歯の場合、削れば削るだけ歯髄症状が出る事に繋がるかもしれません。

回答 回答2
  • 回答者
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2020-10-27 23:27:24
花井 さん、こんにちは。

>次はクラウンインレー寄り)になるそうです。

マージンが縁上ということなのか、4/5冠のような形態でしょうか。

>二次カリエスの可能性が低いというセラミック

セラミックの利点は、シランカップリング剤、接着性レジンセメントを介してモノブロックで一体化されることです。

>保険のメタルは、隙間から虫歯が入って中の歯が虫歯になりやすいと聞きました。

材料の違いだけではなく、工程や精度の差が影響すると思います。

>二次カリエスの可能性を下げつつ、銀歯にはならない、多少の審美性は目をつぶる気です。

例えば保険でもCADCAMで保険で白くできる場合はありますが、ご希望を考えると適していないかもしれませんね。

>メタルボンドジルコニアセラミックが奥歯にいいと聞きますが、
天然歯に接するところは金属なので結局、保険のメタルと同じですよね?

メタルボンドは金属が入りますが、ジルコニアセラミックであれば金属は入りません。
金属も保険とは異なります。

保険では金パラ(という名前ですが金はほとんど入っていません)という金属を使います。
メタルボンドの場合はプレシャスメタル、セミプレ、ノンプレ、また最近ではチタンボンドなどいろいろあります。

また、メタルプライマーなど、保険治療とは異なる処理も行われると思います。

型取りの材料や方法、石膏の種類、工程ごとの作業、接着手技などが、保険治療と自費治療では大きく異なり、何倍、何十倍も手間隙がかかります。(そうではないシステムの医院もあります)

そうした違いが二次カリエスのリスクに差が出てくると考えます。
材料の違いももちろんありますが、治療の精度や歯科医師ごとの腕による差のほうが遥かに大きいと思います。

>(金歯について)

確かにゴールドは優れた材料ですが、クラウン形態となれば、そこまで大きな優位性はないかもしれません。

>真ん中をとってセラミックにしようとしています。

真ん中かどうかわかりませんが…
セラミックも様々な種類があります。
ただ、先生によって慣れた治療、やりなれない(やったことのない)治療もあるでしょうから、材料から選ぶよりも、どの治療が担当医が勧めるのか、よく聞いて納得されてから治療を選択されると良いでしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 花井さん
返信日時:2020-10-29 22:14:22
今回セラミックを検討しているのは、銀のインレー自体に不安感があるのが大きいです。
(次はほぼクラウンになるようですが、天然歯は外側はけっこう残っています。フルのクラウンではないようです)

今回むし歯になった大きめのインレーは、1年ちょっと前に外れて付け直したばかりなのです。
(それなのに中がけっこうなむし歯で削ることに)
インレーは使い回しでそのまま付けて貰いました。

以前割れた歯は3本くらいで全部神経を抜いた歯で、ひとつはフルクラウンのものでした。(神経抜いて10年で破折)
残りは大きめのインレーだったと思います

クラウン形態にまで大きいとそんなに意味ないんですね。

先生方の話をきくと、銀歯でもいいかなの側に多少考えが寄ってきましたが、やはりすぐまた同じようにむし歯になるのが怖いです。

銀歯にとりあえずして5年ごとに作り直しという感じでもいいのでしょうか?

そうすると取り外しのときに歯を削るので、歯髄にすぐなっちゃうかもしれないんでしょうか?

先生に聞いてみますが、わたしに予備知識がないので不安です。

お答え頂いて有り難うございます。
回答 回答3
  • 回答者
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2020-10-30 08:22:36
>1年ちょっと前に外れて付け直したばかりなのです。

その時点で、既に虫歯や問題が起きていたのかもしれません。




タイトル 奥歯6番、二次カリエスになりにくいセラミックは?
質問者 花井さん
地域 非公開
年齢 46歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 詰め物の下の虫歯(二次カリエス)
お勧めのクラウン(被せ物・差し歯)
二次カリエス(2次的な虫歯)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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