[写真あり] ハイブリッドセラミック冠をテーブルトップで着ける位置
相談者:
-ふみ-さん (41歳:男性)
投稿日時:2018-06-19 20:48:15
いつもお世話になっております。
ここでボランティアで丁寧にご回答いただいている先生方に感謝しております。
さて、今回の質問は、「ハイブリッドセラミック冠をテーブルトップで着ける位置について」です。
歯質の多く残っている臼歯に、ハイブリッドセラミック冠をテーブルトップで修復する場合、例えば、修復後の歯の高さが7mmだとして何ミリの位置から冠を着けるでしょうか?
下3mmをそのまま歯質を残して、上4mmにハイブリッドセラミック冠(CAD/CAM)を着けることは可能なのでしょうか? ←テーブルトップとはそのようなイメージでした。
歯に帽子を被せるようなイメージ。
一般的に、ハイブリッドセラミックの場合、金属より強度が弱いため、肉厚を厚くするために歯質を多く削ると言われていますが。
画像1
ここでボランティアで丁寧にご回答いただいている先生方に感謝しております。
さて、今回の質問は、「ハイブリッドセラミック冠をテーブルトップで着ける位置について」です。
歯質の多く残っている臼歯に、ハイブリッドセラミック冠をテーブルトップで修復する場合、例えば、修復後の歯の高さが7mmだとして何ミリの位置から冠を着けるでしょうか?
下3mmをそのまま歯質を残して、上4mmにハイブリッドセラミック冠(CAD/CAM)を着けることは可能なのでしょうか? ←テーブルトップとはそのようなイメージでした。
歯に帽子を被せるようなイメージ。
一般的に、ハイブリッドセラミックの場合、金属より強度が弱いため、肉厚を厚くするために歯質を多く削ると言われていますが。
画像1
[過去のご相談]
回答1
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2018-06-20 04:25:56
可能かもしれませんが外れやすいと思います。
7mm-3mm=4mm 咬合面の厚みが1.5mmから2.0mm必要だと思います。とすると形成後の支台歯の高さが2mm前後しかなくなりますのでかなり維持力が下がると思います。
参考
http://www.gcdental.co.jp/gcemlinkace/pdf/cadcam_point.pdf
7mm-3mm=4mm 咬合面の厚みが1.5mmから2.0mm必要だと思います。とすると形成後の支台歯の高さが2mm前後しかなくなりますのでかなり維持力が下がると思います。
参考
http://www.gcdental.co.jp/gcemlinkace/pdf/cadcam_point.pdf
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-06-20 09:44:44
こんにちは。
テーブルトップが帽子のようなものと考えることも出来るのかもしれませんが、咬むための機能を持たせるならば咬む面に山もあれば谷もなければいけませんから谷の部分(溝といいますが)は深く削っておくかまたは谷の分まで厚みを保証しておくことが必要になるでしょう。
時に金属でも本当に帽子のようにペッタンペッタンの平らに近いようなものを被せてある場合もありますがその場合咬むという機能はついていないで本当に帽子を被せたようなということになります。
ハイブリッドレジンの場合、咬む面の厚みは1.5mm〜2mmは欲しいとされており、更にそれに対して出来るだけ垂直に近い(とはいえ6度以上の角度が必要ですが)維持面が必要だとされています。
軸面という言い方をしますがその軸面の面積をどれくらい取れるか?で接着面積が変化しますので脱リしないで機能圧に耐えてくれる修復物が出来るということになります。
軸面や歯との接合部のハイブリッドレジンの厚みは1mmは必要とされています。(工業的に均一な製品の場合です)
適応外の場合もあり、食いしばりがあったり咬む力が強い人や歯軋りをする人は割れます。
使用する製品により色々な制約がありますから出来ることを出来る範囲で考えて歯科医が行ってくれるはずです。
削り方を工夫するなど様々な技術力を駆使して対応してくれるのではないかと思いますし、歯にどういう機能回復まで持たせるかについて考えて出来ることを出来る範囲で行ってくれるのではないかと思いますので主治医にある程度お任せしてお願いしておかなければ前に進まないと思います。
テーブルトップが帽子のようなものと考えることも出来るのかもしれませんが、咬むための機能を持たせるならば咬む面に山もあれば谷もなければいけませんから谷の部分(溝といいますが)は深く削っておくかまたは谷の分まで厚みを保証しておくことが必要になるでしょう。
時に金属でも本当に帽子のようにペッタンペッタンの平らに近いようなものを被せてある場合もありますがその場合咬むという機能はついていないで本当に帽子を被せたようなということになります。
ハイブリッドレジンの場合、咬む面の厚みは1.5mm〜2mmは欲しいとされており、更にそれに対して出来るだけ垂直に近い(とはいえ6度以上の角度が必要ですが)維持面が必要だとされています。
軸面という言い方をしますがその軸面の面積をどれくらい取れるか?で接着面積が変化しますので脱リしないで機能圧に耐えてくれる修復物が出来るということになります。
軸面や歯との接合部のハイブリッドレジンの厚みは1mmは必要とされています。(工業的に均一な製品の場合です)
適応外の場合もあり、食いしばりがあったり咬む力が強い人や歯軋りをする人は割れます。
使用する製品により色々な制約がありますから出来ることを出来る範囲で考えて歯科医が行ってくれるはずです。
削り方を工夫するなど様々な技術力を駆使して対応してくれるのではないかと思いますし、歯にどういう機能回復まで持たせるかについて考えて出来ることを出来る範囲で行ってくれるのではないかと思いますので主治医にある程度お任せしてお願いしておかなければ前に進まないと思います。
相談者からの返信
相談者:
-ふみ-さん
返信日時:2018-06-20 14:15:31
回答3
松元教貢歯科医院(大田区山王)の松元です。
回答日時:2018-06-20 14:28:22
歯には意外に横揺れの力も掛かりますから、支えとなる高さは確保された方が良いと思います。
帽子のように被せただけでは、横にずれてしまう力に耐えられなくて歯が駄目になってしまうでしょうから。
又継ぎ目が目立つのではないか、と言う問題もありますから、中途半端な歯冠の真ん中の位置とかでするのは、如何なものか、と思います。
どうしても気になられるのでしたら、被せる縁を必ずエナメル質にしてくれ、とお願いされては如何でしょうか。
エナメル質が縁になっていれば、虫歯への抵抗性もかなり残せると思います。
帽子のように被せただけでは、横にずれてしまう力に耐えられなくて歯が駄目になってしまうでしょうから。
又継ぎ目が目立つのではないか、と言う問題もありますから、中途半端な歯冠の真ん中の位置とかでするのは、如何なものか、と思います。
どうしても気になられるのでしたら、被せる縁を必ずエナメル質にしてくれ、とお願いされては如何でしょうか。
エナメル質が縁になっていれば、虫歯への抵抗性もかなり残せると思います。
相談者からの返信
相談者:
-ふみ-さん
返信日時:2018-06-20 14:48:02
>Dr.ふなちゃん 先生
ご回答ありがとうございます。
そうですね。
裂溝はいりますからね。
谷の箇所の支台を凹ましていれば、咬合面の肉厚を計算する時に支台全体を下げる(削る)必要はないのかもしれませんが、きっとそこまでうまくできないということですよね。
谷の一番低いところから、2mmを確保という考え方ですよね。
「6度以上の角度」この部分のお話が専門的すぎて理解できませんでした。
接着するに当たり、支台歯の高さがこれ以上必要というのはなさそうですが、多い方がいいのでしょうか?これ位確保したいというのはありますか?
今回、実際に削ってみて、歯質の半分くらいから上がテーブルトップになるというイメージでいましたが、えらい多く削っていましたので、質問させてもらいました。
◇
ふなちゃん先生がよく書かれている、「出来ることを出来る範囲で考えて歯科医が行ってくれる」はそうだと思いますが、実際は、歯科医によってその考えがまちまちで、お願いする歯科医によって結果が違ってくるんですよ。
移植の歯冠修復にしても、連結しないと!という先生もいれば、メタルクラウンにするという先生、今のハイブリッドセラミックはそんな割れないから大丈夫という先生… ほんと様々です。
患者側もこうして勉強して知識を得て行くのですが、それでも、実際行ってみないと、クラウンはメタルを使うのか、ハイブリッドセラミックを使うのか、メタルクラウンでも本当に帽子のようにペッタンペッタンの平らに近いようなものを作る医院もあれば、芸術のように美しいものを作る医院もあります。
患者として、歯科に行っていて、歯科選びの重要性が非常に感じられています。
私は、過去にメタルクラウンでトップが平らに近い大きなものを作られて使用していたことがありますが、隣の歯にピッタリすぎた結果、隣の歯が虫歯で割れてしまいました。
クラウンの作り方がヘタクソだったということです。
ここで何度も質問をさせてもらい、自分でも勉強して、遠慮しながらも主治医の先生に質問をしているのは、過去から歯科ではいい目に合っていないからです。
30年前の歯科治療では、何も説明なしに、色んな箇所を削ってお金を請求するところから始まり、そして今の治療でも…
せめて、今回の治療の最終形だけは満足な仕上がりになって終えたいと願っています。
長文失礼いたしました。
ご回答ありがとうございます。
そうですね。
裂溝はいりますからね。
谷の箇所の支台を凹ましていれば、咬合面の肉厚を計算する時に支台全体を下げる(削る)必要はないのかもしれませんが、きっとそこまでうまくできないということですよね。
谷の一番低いところから、2mmを確保という考え方ですよね。
「6度以上の角度」この部分のお話が専門的すぎて理解できませんでした。
接着するに当たり、支台歯の高さがこれ以上必要というのはなさそうですが、多い方がいいのでしょうか?これ位確保したいというのはありますか?
今回、実際に削ってみて、歯質の半分くらいから上がテーブルトップになるというイメージでいましたが、えらい多く削っていましたので、質問させてもらいました。
◇
ふなちゃん先生がよく書かれている、「出来ることを出来る範囲で考えて歯科医が行ってくれる」はそうだと思いますが、実際は、歯科医によってその考えがまちまちで、お願いする歯科医によって結果が違ってくるんですよ。
移植の歯冠修復にしても、連結しないと!という先生もいれば、メタルクラウンにするという先生、今のハイブリッドセラミックはそんな割れないから大丈夫という先生… ほんと様々です。
患者側もこうして勉強して知識を得て行くのですが、それでも、実際行ってみないと、クラウンはメタルを使うのか、ハイブリッドセラミックを使うのか、メタルクラウンでも本当に帽子のようにペッタンペッタンの平らに近いようなものを作る医院もあれば、芸術のように美しいものを作る医院もあります。
患者として、歯科に行っていて、歯科選びの重要性が非常に感じられています。
私は、過去にメタルクラウンでトップが平らに近い大きなものを作られて使用していたことがありますが、隣の歯にピッタリすぎた結果、隣の歯が虫歯で割れてしまいました。
クラウンの作り方がヘタクソだったということです。
ここで何度も質問をさせてもらい、自分でも勉強して、遠慮しながらも主治医の先生に質問をしているのは、過去から歯科ではいい目に合っていないからです。
30年前の歯科治療では、何も説明なしに、色んな箇所を削ってお金を請求するところから始まり、そして今の治療でも…
せめて、今回の治療の最終形だけは満足な仕上がりになって終えたいと願っています。
長文失礼いたしました。
相談者からの返信
相談者:
-ふみ-さん
返信日時:2018-06-20 15:01:28
>松元教貢 先生
はじめまして。
ご回答ありがとうございます。
テーブルトップを歯の半分より上だけと考えた場合も、単純にフラットな面の上に歯冠修復をするのではなく、もちろん、支台を冠の中に入れ込んでと考えていました。
しかし、先に返信させてもらいました通り、裂溝の深さや、咬合面の厚みを考えるとテーブルトップといえども、帽子のようにトップだけということは現実的には難しいようです。
縁をエナメル質というのは、どの段階で行うことでしょうか?
冠を被せた後に、エナメルボンドを塗布するということでしょうか?
知覚過敏の箇所にエナメルを貼ると聞いたことありますが、それと同じことなのでしょうか?
年月が経つと剥がれませんか?
または、ハイブリッドセラミックの歯冠を考えていますが、歯冠を作る方法の中で縁をエナメルにする方法があるのでしょうか?
はじめまして。
ご回答ありがとうございます。
テーブルトップを歯の半分より上だけと考えた場合も、単純にフラットな面の上に歯冠修復をするのではなく、もちろん、支台を冠の中に入れ込んでと考えていました。
しかし、先に返信させてもらいました通り、裂溝の深さや、咬合面の厚みを考えるとテーブルトップといえども、帽子のようにトップだけということは現実的には難しいようです。
縁をエナメル質というのは、どの段階で行うことでしょうか?
冠を被せた後に、エナメルボンドを塗布するということでしょうか?
知覚過敏の箇所にエナメルを貼ると聞いたことありますが、それと同じことなのでしょうか?
年月が経つと剥がれませんか?
または、ハイブリッドセラミックの歯冠を考えていますが、歯冠を作る方法の中で縁をエナメルにする方法があるのでしょうか?
タイトル | [写真あり] ハイブリッドセラミック冠をテーブルトップで着ける位置 |
---|---|
質問者 | -ふみ-さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 41歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
ハイブリッドセラミッククラウン 補綴関連 その他(写真あり) クラウン(被せ物)の隙間・適合 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。