抜髄した歯のレントゲン画像と予後の関係

相談者: うんにゃさん (56歳:男性)
投稿日時:2018-09-10 15:08:00
抜髄した歯が4本あります(左下6、右下6、右下7、左上1)。

このうち、左下6は自発痛の深い虫歯、右下6は叩くと痛み、左上1は神経の炎症による激痛で、39〜47年位前に抜髄したました。
リーマーファイルでガリガリした記憶は全く無く、短時間の治療で終わりでした。

この3本の歯は、10代で抜髄の後、痛みや違和感を感じたことは一切ありませんでした。


2年前に虫歯で抜髄した右下7だけは、リーマーとファイルでガリガリする辛い治療を何回も通院して繰り返してから詰めました。
治療期間中にも歯根膜炎の痛みがありました。

この右下7の歯は噛めていますが、僅かな痛みを感じることがあり、熱い物で少し痛みを感じることもたまにあります。
今も少し不安を感じています。


数か月前に、別の歯の治療相談で2軒の歯科医院に行き、レントゲン撮影して全体的に歯の状態を説明して頂きました。
(1軒目で、「安心のため他の医院でも診てもらっていいですよ」と言って下さったので2軒で診てもらいました)

2軒とも先生のレントゲン画像の所見は全く同じでした。
昔に抜髄した左下6、右下6、左上1は、画像では先端まで詰められていないが、異常は写っておらず、問題ない(治療は上手くいっている)。

最も先端まで詰められている1年半位前に抜髄した右下7も、異常は写っておらず治療は問題ない(上手くいっている)が、抜髄後に軽い痛みや違和感が残ることはしばしばあること。とのことでした。



そこで疑問が湧きました。

今は、歯医者さんのサイト等を見ると、綺麗に根管形成して、レントゲン画像で根管の先端まできっちり詰められていることが良い治療とされていると思います。

しかし、私の場合は、むしろ、手短な治療で終えた昔治療した3本の歯の方が、画像上は不十分にもかかわらず、予後が良い結果になっています。
逆に何回も通って治療した2年前に抜髄の歯の方が、画像上は最も良いにもかかわらず、昔の治療に比べて治療後スッキリしません。


ということは、レントゲン画像上で先端まできちっと詰められているか否かと予後の良し悪しは一致しないということでしょうか?
先端まできちっと詰められていることより重要な成功要因が何かあるのでしょうか?
そんな疑問が湧いてしまいました。


変な疑問かもしれませんが、よろしくお願い致します。
 
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2018-09-10 15:53:54
レントゲン画像上で先端まできちっと詰められているか否かと予後の良し悪しは一致しないということでしょうか?

統計的には先まできっちり詰めて物の方が予後は良いようです。

ただもっと重要な事は根管に感染が起るかどうかです。



うんにゃさんの場合、昔の治療の時は治療期間も短くそれゆえに感染が起こる機会も少なかったと想像できます。

回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-09-10 16:55:00
こんにちは。

昔は根管にFCといってホルマリンクレゾールを使用する治療が海外の1/10程度の根管治療費しか保証されない日本では普通でした。

今は家具や建物でもホルマリンが入ったものは嫌われますから、根管治療時にも使用しない治療法が主流になってきているでしょう。(歯科医院独特の臭いがしますしね)


その代わり時間はかかりますが、きちんとした根管治療を行ったほうがよい結果につながるので、そちらを目指すようになっています。
歯科1軒あたりの患者数が減って一人当たりの治療に時間をかけられるようになってきたので)

身体にとってできるだけ害のないものを使って如何によい治療を行うかということで、治療費が低く抑えられている保険医は日々苦労していると思います。
医療現場の労働環境もよくしていかなければいけませんし。



>39〜47年位前に抜髄したました。
リーマーファイルでガリガリした記憶は全く無く、短時間の治療で終わりでした。

ぺリオドンかもしれませんね。

こちらも今は使用されなくなってきていますが、必要があれば(患者さんの協力が得られない場合など。根管治療の難しさを理解できず早くどうにかしてくれというような理解度の方の場合)使用する機会はあるように思います。

念の為ですが、40年近く経っていて問題が生じていないならば使用されたことについてのご心配は不要でしょう。


根管治療は根管自体が複雑な形態なので難しい面が多々あります。
それぞれ個性が強いのが根の内部ですから、できるだけ安全なお薬を使用して綺麗な仕事をしてもらったほうがよいのですが、治療の時期を逃すと難易度が上がります。

使用する薬剤が強力であればラバーダムは必須とされていますが、ラバーダムをしてもらった記憶がありますか?

治療費を抑えられた保険治療では望めないことは割と多くあるように思いますから、根管治療は自費で受けられておくほうがよい場合は多いように思います。

(FCもぺリオドンも現在も使用されている歯科医院はありますので的が外れているかもしれません。)

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: うんにゃさん
返信日時:2018-09-10 18:37:24
細見先生
早速ご回答頂き、ありがとうございました。


感染が起こる機会を少なくするために治療時間は短い方が良い。
一方で、先まできっちり詰めるためには時間を掛けて丁寧に根管形成した方が良い。
相反する要素があるということですね。

そうなると、時間をたっぷりかけて抜髄して下さる歯医者さんと、手早くやって頂ける歯医者さんと、どっちが良いかと迷ってしまいます。

患者としましては、予後に大きな差が無いのであれば、昔みたいに手短に終わる治療の方が負担が少なくて楽ではありますが…。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: うんにゃさん
返信日時:2018-09-11 23:31:52
ふなちゃん先生
ご回答頂き、ありがとうございました。

昔に抜髄した歯は、1本は、まだ小学生でしたが、神経を殺す薬を詰め(帰宅後、2時間位酷い痛みがありました)、翌日に処置して終わりでした。他の2本は麻酔です。

2年前に抜髄の歯は、麻酔が効かなくてペリオドンを使いました。
1週間後から何回か通ってガリガリする治療を受けました。


ラバーダムをしてもらったことはありません。
ただ、最近は、歯科医院のホームページを見ていると、自費保険にかかわらずラバーダムを使って下さる歯科医院も少しずつ増えているような気がします。
(このサイトの影響もあるのでしょうか…)
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: うんにゃさん
返信日時:2018-09-17 19:02:55
感染のリスクを減らすためには、治療時間は短い方が良いということでしょうか。

たとえば根の先に破折したリーマーが残ってしまい撤去が困難な場合は、感染していなければそのまま残した方が良いということですが、そうなると根の先端まで根管充填材を詰められないように思います。

それでも良いというのでしたら、根管が細くなっている人なども、手短な治療で上の方だけ詰めて終わりでも良いようにも思えてきます。


歯医者さんのホームページなど見ていますと、今は、時間を掛けて丁寧に根管形成して根管充填材をいかに先端まで綺麗に詰めるか、レントゲン写真でいかに綺麗な仕上がりになっているかの競争になっているように感じます。

しかし、抜髄の場合は、仕上がりの綺麗さよりも、むしろ手早い治療で感染リスクを下げた方が良いということでしょうか。
手早い治療の方が患者や歯医者さんの負担も減り、オーバートリートメントのリスクも減るような気もしますし。

逆に、ラバーダム無しで何回にも分けて長い治療をするのは最も良くないということになるのでしょうか。
迷ってしまいます…。



タイトル 抜髄した歯のレントゲン画像と予後の関係
質問者 うんにゃさん
地域 非公開
年齢 56歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
レントゲン写真
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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