歯槽骨が吸収されている歯周ポケットはスケーリングで浅くなりますか?

相談者: sakusaku-10さん (30歳:男性)
投稿日時:2017-02-28 07:36:47
全体のスケーリングを終え、2度目の歯周ポケット検査を終えました。
全体的に4〜5mm程度の箇所が多く、1度目の検査と結果は同じでした。

2度目のスケーリングは、さらに深い箇所を掃除できる電動スケーラーを用いて、2度目のスケーリングを行うそうです。

しかし、5mmと言われた箇所には見た目には全く炎症もなく痛みもありません。
これはスケーリングを行ったところで改善するものでしょうか。

ネットで調べたところ、歯槽骨が減っている箇所は、歯周ポケットが浅くなることはないという書き込みをみかけました。
歯槽骨という支えがなくなり、皮膚だけが残っている状態という意味らしいです。
確かにレントゲン検査では、全体的な歯槽骨の減りもありました。

そうであれば、再度スケーリングを行う意味はあるんでしょうか?

お願いいたします。
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-02-28 08:13:47
ご相談ありがとうございます。

>5mmと言われた箇所には見た目には全く炎症もなく痛みもありません。

それだけ深ければ健康とは言いがたく、また、見た目で炎症がわからないことは充分ありえます。

痛みについては、もともと歯周病とは痛くなく悪化していく病気のことですから、痛みがないことが病気が治った証明にはなりません。


>これはスケーリングを行ったところで改善するものでしょうか。

治療方法はいろいろありますが、検査結果で原因がわかれば、原因除去療法をすることが原則です。
現状の分析と、効果的な対処と、これからの見通しをお尋ねになると良いでしょう。


>確かにレントゲン検査では、全体的な歯槽骨の減りもありました。

それは病的な可能性が高いと言えます。
その対応について相談しましょう。

お口の中を、見た目にはわからないはずです。
そのために検査が必要です。

レントゲン検査をした結果、歯槽骨の減りが、目で見えるようになったのですから。
検査とは別名で可視化とも言います。


>そうであれば、再度スケーリングを行う意味はあるんでしょうか?

治療方法は、初めに決めてから患者さんに当てはめる一定の方法もあり、あるいは、お一人ずつの状態を診断してお一人ずつにあった治療方法を選択する方法もあります。

ご自身の病態はどうなのか、それにふさわしい治療法はなんなのか、また治療には必ず伴うデメリットやリスクはなんなのか、よく説明を受けましょう。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-02-28 09:21:28
適切なスケーリング(デブライドメント)が行われれば、歯周ポケットが浅くなる可能性はありますね。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2017-02-28 10:59:57
こんにちは。

スケーリングをしたが歯周ポケットが変わらなかったということですね、ポケットとは磨き残したプラーク歯肉炎症が起きそれが続くと少しづつ広がりポケットが病的に深くなったものです。

したがって磨き残したプラークを落とさない限り治ることはありません、スケーリングしてプラークを落としたところでプラークは再び付着してきます、歯磨きをしてご自分で落とせることが必要です。

>5mmと言われた箇所には見た目には全く炎症もなく痛みもありません。
>これはスケーリングを行ったところで改善するものでしょうか。

歯周病は基本的には痛みを伴わないのでそれをもって炎症がないとは言い切れません、炎症についてはポケット底部付近から出血するかどうかが決め手になります。

>ネットで調べたところ、歯槽骨が減っている箇所は、歯周ポケットが浅くなることはないという書き込みをみかけました。

そういう症例もないわけではありませんが、通常磨けるようになったところからポケットはそれなりに浅くなってきます。

>歯槽骨という支えがなくなり、皮膚だけが残っている状態という意味らしいです。

そういう状態なら、歯はブラブラになっていてご自身でももう持たないと感じるでしょう。

>そうであれば、再度スケーリングを行う意味はあるんでしょうか?

一時的な改善ならするかもしれませんが、個人的には意味はないと考えています、歯石は歯周病が良くなって歯肉から出てきてから除去するほうが簡単ですし痛みもありません。

歯周ポケットが歯磨きで改善した症例 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=163

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2017-02-28 11:39:54
歯周病学会の提言を受けたうえで、厚生労働省保険適応における歯周病治療の進め方を規定しております。

学会もしくは厚労省のものでリンクできるか検索してみましたが、見やすいものはありませんでした…。(手元に印刷物はあるのですが…)
自前のHPで申し訳ありませんが、ガイドラインで示されている流れについてリンクさせていただきます。
http://nakadashika.web.fc2.com/perio.html


まず5mmのポケットというと治療の必要は「あり」で、治療後の反応や長期的な予後をみる必要はすくなくともあります。

そして治療法は、まず第一段階で「浅い歯石を広範囲に」除去し、一回検査(再評価)を挟んで、「深い歯石を最低6回にわけて」除去します。


5mmのポケットは「深い」部類に入りますので、まだ奥の歯石が取れていない可能性が高いです。

だから、初回のスケーリングで改善していないのは理にかなっています。

なぜ広範囲に浅い歯石を第一段階目で除去するかというと、第二段階目以降での作業を減らし、おおまかに歯肉炎症を改善し、二段階目以降での出血や麻酔の奏功といった面で有利になるようにするためです。


前述しましたが、二段階目で「深い」歯石をとる場合は、必要に応じて麻酔を使用します。

それでも歯石が取り切れない場合もあります。それは3度目の検査(再評価)で改善してこないのでわかります。
その場合は手術へ…ですが、ちょっと話が脱線するので今回は割愛します。


もし2回目の「深い」歯石取りSRPといいます)で歯石を除去できたなら、1か月から数カ月ほどかかって、「歯肉が退縮する」ことで歯周ポケットが減少し、治癒となります。
(骨が「増えて」なおる現象は多少おこりますが、わずかです)

歯肉が退縮するのは、歯周病治療ではある程度仕方のない後遺症です。

しかし、5mmの歯周ポケットがあるとその奥底までは歯ブラシが届いておらず、まったく清掃できない状態がつづきますので、病状が進行する可能性が高いと言われております。
これが4mm以下になると歯ブラシで「影響」することができる範囲になりますので、セルフケアで十分に経過観察可能な範囲になってきます。

4mm、5mmが検査で多いとなると、放っておくと10年後くらいにつらくなってくると思います。
ここでしっかりした治療が受けられれば、大きな違いがでるところです。
しっかり取り組むことをおすすめいたします。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: sakusaku-10さん
返信日時:2017-02-28 14:56:44
回答ありがとうございます。

歯槽骨の支えがなくとも、歯周ポケットは改善してくるのですね(歯茎が上がることで歯周ポケットが浅くなるという意味でしょうか)。

また、痛みのない炎症もあるということは知りませんでした。
いわれる通りに治療を受けてみようと思います。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2017-02-28 15:30:44
歯槽骨の支えがなくとも、歯周ポケットは改善してくるのですね

例えば砂に杭を立てたようなものなので無理でしょう、でもポケットが4〜5mm程度とのことなので骨は残っているのではないでしょうか。

>(歯茎が上がることで歯周ポケットが浅くなるという意味でしょうか)。

歯茎の下に骨の支えがなければポケットが浅くなることはありません。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2017-02-28 15:38:03
歯茎の下に骨の支えがなくても、ポケットが浅くなることはあると思います。(個人的意見/山田先生すみません)

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: sakusaku-10さん
返信日時:2017-02-28 15:57:39
>>山田先生、回答ありがとうございます

歯槽骨がないとポケットが浅くなることはないとのことですね。
となると、基本的に歯槽骨は自然回復しないといいますから、スケーリングによって歯周ポケットは回復しないということになります。
そうなると、スケーリングを行う意味が分からなくなりますが、何のために行うものでしょうか。


>>藤森先生、回答ありがとうございます。

それは歯茎が下がった分だけ浅くなるということでしょうか?
歯茎が下がらないまま、ポケットだけ浅くなるものでしょうか。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2017-02-28 16:43:13
前回の私の回答で書きました通り、歯肉が退縮して(下がって)ポケットが浅くなります。

骨の造成はわずかに起こりますが、あまり期待しておりません。

ポケットが浅くなることの利点、深いままでいることの欠点、歯肉が退縮するマイナス面(後遺症)を受け入れても治療する妥当性がある根拠も、既に書きました。


ご参考にしていただけると幸いです。

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2017-02-28 17:19:06
>何のために行うものでしょうか。

スケーリング歯周病が治ると勘違いしているのではないでしょうか。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: sakusaku-10さん
返信日時:2017-02-28 17:19:46
>>中田先生、回答ありがとうございます。

ポケットが浅くなることが、治るということでしたか。

もともと歯槽骨の吸収が少ない場所に関しては、歯肉の退縮がないままに、歯周ポケットが浅くなることもあるんでしょうか。

5mmにもなっていると、多少なりとも歯槽骨の吸収はありそうですが。
回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2017-02-28 17:52:00
もちろん、歯槽骨の吸収が少ない部位は、もともと歯周ポケットもあまりないので、大幅な変化がない可能性は高いです。

しかし、歯周ポケットが、歯槽骨の吸収がなく歯肉が腫れあがって深いポケットになっているのか、歯槽骨が吸収していて深いポケットになっているのかは、同じ4ミリ、5ミリという結果でも、治療方針・治癒後の状態も若干変わってきます。

これはアタッチメントレベルを測定していれば情報共有できるのですが、日常診療で測定することは稀ですので、主治医のほうがよく説明できると思います。


歯周病治療には歯科医師スケーリングを行うのと、おなじくらい患者さん自身のブラッシングが重要になります。
よく車の両輪に例えます。どちらがうまくいかなくても、前に進みません。

セルフケアで健康を維持できる状態を整える。(成功しているかは再検査で確認する)

歯肉退縮という後遺症はあるが、治療してポケットの減少を図る

歯肉の奥深くの歯石を除去する必要があるので、歯科医師が「上手に」スケーリング・ルートプレーニングする必要がある。(歯石は歯科医師(部分的に衛生士)にしか除去できない)

セルフケアが十分でなければ、一度除去しても歯石がどんどんつくので、患者さんのブラッシング習慣の改善を図る。


ブラッシングの重要性は山田先生が繰り返し述べられておりますので、ご確認ください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: sakusaku-10さん
返信日時:2017-03-01 07:49:07
>>中田先生、回答ありがとうございます。

見た目上はそれほど歯肉の退縮がないにも関わらず、ポケットの深い箇所があります。
必ずしも、治療の結果、歯肉の退縮が起こるわけでないことに安心しました。



タイトル 歯槽骨が吸収されている歯周ポケットはスケーリングで浅くなりますか?
質問者 sakusaku-10さん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯周病(歯槽膿漏)治療
スケーリング(歯石取り)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

Total total
今日 今日
昨日 昨日