銀歯のコンタクトが少し広い。細かいことを気にし過ぎでしょうか?
相談者:
うんにゃさん (55歳:男性)
投稿日時:2019-03-05 09:52:30
昨年10月に「下顎D6Fの銀歯ブリッジ、蝋付けによる補修について」相談させて頂きました。
その当時、仮付け中だったD6Fの銀歯ブリッジで、Dと4番の歯の間がフロスが緩くて若干隙間が大きいため、融点の低い金属を流しかける方法で補修して頂く予定でした。
先生は、補修するべきかどうか「う〜ん」と迷われている感じでしたが、やや強引に頼んでお願いしました。
ただ、ブリッジの方でもいくらか噛んでいましたが、当時はまだD番が滲みる症状があったこともあって恐る恐る噛んでいたためか、物が挟まったことはありませんでした。
先生に無理矢理にお願いしたようで申し訳ない気持ちもありましたし、特に物が挟まることもないならば、銀歯とは組成の異なる金属の極薄被膜で補修するよりは、銀歯そのままの方が耐久性などの面で良いと思い、結局は、補修しないでそのまま接着してもらいました。
その後、D番の沁みる症状がほぼ無くなって遠慮なく噛めるようになったら、時々繊維質の物が挟まることがあります。
こういう状態ですと、歯間が虫歯になりやすくなる心配はあるのでしょうか。
また、せいぜいコンマ1〜2ミリといった隙間であっても、4番の歯が微妙に動いて噛み合わせなどに悪影響が出る心配はあるでしょうか。
歯間は、フロスがつっかえてパチンと入るようでないといけないのでしょうか。
細かいことを気にし過ぎでしょうか?
よろしくお願いいたします。
その当時、仮付け中だったD6Fの銀歯ブリッジで、Dと4番の歯の間がフロスが緩くて若干隙間が大きいため、融点の低い金属を流しかける方法で補修して頂く予定でした。
先生は、補修するべきかどうか「う〜ん」と迷われている感じでしたが、やや強引に頼んでお願いしました。
ただ、ブリッジの方でもいくらか噛んでいましたが、当時はまだD番が滲みる症状があったこともあって恐る恐る噛んでいたためか、物が挟まったことはありませんでした。
先生に無理矢理にお願いしたようで申し訳ない気持ちもありましたし、特に物が挟まることもないならば、銀歯とは組成の異なる金属の極薄被膜で補修するよりは、銀歯そのままの方が耐久性などの面で良いと思い、結局は、補修しないでそのまま接着してもらいました。
その後、D番の沁みる症状がほぼ無くなって遠慮なく噛めるようになったら、時々繊維質の物が挟まることがあります。
こういう状態ですと、歯間が虫歯になりやすくなる心配はあるのでしょうか。
また、せいぜいコンマ1〜2ミリといった隙間であっても、4番の歯が微妙に動いて噛み合わせなどに悪影響が出る心配はあるでしょうか。
歯間は、フロスがつっかえてパチンと入るようでないといけないのでしょうか。
細かいことを気にし過ぎでしょうか?
よろしくお願いいたします。
[過去のご相談]
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2019-03-05 10:32:28
4番の歯は、くだんの5番ブリッジのクラウンに接する部分は、歯自体が露出していますか。
露出しているようでしたら、応急処置的になるのですが、セパレーターという器具を懸けて、歯間部を広げたうえで、マトリックスバンドという隔壁をさらに装着し、歯にコンポジットレジンという材料を張り付けて、隙間を埋める方法があることは有ります。
マトリックスバンドは、凹凸があり、歯冠形態を再現しやすくなっている、専用のものがあります。
露出しているようでしたら、応急処置的になるのですが、セパレーターという器具を懸けて、歯間部を広げたうえで、マトリックスバンドという隔壁をさらに装着し、歯にコンポジットレジンという材料を張り付けて、隙間を埋める方法があることは有ります。
マトリックスバンドは、凹凸があり、歯冠形態を再現しやすくなっている、専用のものがあります。
回答2
メイクスマイル歯科(東京都文京区)の森田です。
回答日時:2019-03-05 10:54:35
うんにゃさん、こんにちは。
Dと4番の歯の間がフロスが緩くて若干隙間が大きいことが気になっていらっしゃるのですね。
>時々繊維質の物が挟まることがあります。
>こういう状態ですと、歯間が虫歯になりやすくなる心配はあるのでしょうか。
歯と歯の間に物が挟まるから、そこだけが虫歯になりやすくなるとは限りません。
物が長い間挟まっている状態を放置してしまうことで、虫歯になってしまいます。
物が挟まっていなくても歯垢が付着していれば虫歯になってしまいます。
食後に歯磨きをして歯垢も挟まったものも取ってあげれば問題ありません。
>歯間は、フロスがつっかえてパチンと入るようでないといけないのでしょうか。
フロスがある程度の抵抗があって抜ける状態であれば、問題ないと思います。
それぞれの歯も若干ですが動きますので、その動き方によってフロスの抜ける時の手応えは変化します。
>せいぜいコンマ1〜2ミリといった隙間であっても、4番の歯が微妙に動いて噛み合わせなどに悪影響が出る心配はあるでしょうか。
フロスが抜ける時に、きつくはないにしても抵抗があるような状態であれば、噛み合わせ等への影響は、ほどんどないと思います。
物が挟まる感じは、あまり気持ちのいいものではありません。
それが気になるのであれば、被せ物を取り換えるよりは、松山先生のご回答のような方法がよろしいのではないでしょうか。
参考になれば幸いです。
Dと4番の歯の間がフロスが緩くて若干隙間が大きいことが気になっていらっしゃるのですね。
>時々繊維質の物が挟まることがあります。
>こういう状態ですと、歯間が虫歯になりやすくなる心配はあるのでしょうか。
歯と歯の間に物が挟まるから、そこだけが虫歯になりやすくなるとは限りません。
物が長い間挟まっている状態を放置してしまうことで、虫歯になってしまいます。
物が挟まっていなくても歯垢が付着していれば虫歯になってしまいます。
食後に歯磨きをして歯垢も挟まったものも取ってあげれば問題ありません。
>歯間は、フロスがつっかえてパチンと入るようでないといけないのでしょうか。
フロスがある程度の抵抗があって抜ける状態であれば、問題ないと思います。
それぞれの歯も若干ですが動きますので、その動き方によってフロスの抜ける時の手応えは変化します。
>せいぜいコンマ1〜2ミリといった隙間であっても、4番の歯が微妙に動いて噛み合わせなどに悪影響が出る心配はあるでしょうか。
フロスが抜ける時に、きつくはないにしても抵抗があるような状態であれば、噛み合わせ等への影響は、ほどんどないと思います。
物が挟まる感じは、あまり気持ちのいいものではありません。
それが気になるのであれば、被せ物を取り換えるよりは、松山先生のご回答のような方法がよろしいのではないでしょうか。
参考になれば幸いです。
相談者からの返信
相談者:
うんにゃさん
返信日時:2019-03-05 12:17:31
松山先生
森田先生
ご回答頂き、ありがとうございました。
4とDの間は、フロスは抵抗なくスルッと入ります。
ただ、数か月経ちますが、歯が動いて歯間が詰まった感じはありません。
(ちなみに反対側の下4番が生まれつき欠損していて3と5の間が広く空いているのですが、2と3の間はフロスにしっかり抵抗があり詰まって生えていて動いておりません。)
4番は治療していない自分の歯のままですが、コンポジットレジンでの補修は前歯のすきっ歯を補修するのと同じ方法でしょうか。
どこでもできる方法ではないような気がいたしますし、できれば銀歯クラウンの方で補修できないかと思います。
銀歯クラウンの方で補修する場合は、ブリッジをやり直すしかないでしょうか。
DFが有髄歯ですので、撤去してやり直す時に歯を削ってしまったり、神経に刺激が加わったりして抜髄になってしまうのが怖いので、たまに物が挟まる程度ならば暫く現状のまま様子を見た方がいいかとも思っていますが。
そもそも私が歯科医院で指導を受けてフロスを使うようになってから、まだ3年も経っていません。
ですから、3年前までならば、歯間が少し広いとは気付かず、たまに挟まるなぁと思うだけで何も気にしないで過ごしていたと思います。
逆側の下4番が生まれつき欠損していることも、3年前まではそれすら気付いていないほどでしたから。
(抜歯してブリッジにした6番は、5番と連結して銀歯を被せてありましたが、銀歯の下で歯が割れてきて、随分前から銀歯の下から少しずつ割れて歯が出てきていました。
それで銀歯が僅かに押し上げられて動いて噛み合わせが強くなったためか、銀歯の咬合面が擦り減って穴が開いていましたし、7番との間がフロスがスカスカになっていましたが、そのこともかつては全く気にしていないほどでした。)
鏡を見ながらフロスや歯感ブラシを使っていると、僅かでも広かったり、ジャリジャリとなったりすると凄く気になって神経質になってしまいます。
くだんの4とDの間も、フロスがスルッと入るので心理的には凄く空いているように感じますが、パッと見は接しているように見えます(よく見れば接する度合いが甘く見えますが)。
鏡を見ながらフロスや歯感ブラシを使っていて、気になるところをネットで見たりしていると、歯医者さんに対する要求もどんどん厳しくなってしまう気がしています。
一方で、先生に遠慮して妥協してはいけないとも、今回のことで思いました。
融点の低い金属を流しかける方法で補修して頂くのを止めた時は、5番の歯の滲みる症状さえ治まってくれればと、そこにしか頭が行っていませんでしたので、妥当な判断ができず、妥協してしまったことが後悔されます。
患者は経験値が無いので、治療中のその場で後悔しない判断をするのは難しいと感じています。
後悔しるのは、いつも後になってからです…。
森田先生
ご回答頂き、ありがとうございました。
4とDの間は、フロスは抵抗なくスルッと入ります。
ただ、数か月経ちますが、歯が動いて歯間が詰まった感じはありません。
(ちなみに反対側の下4番が生まれつき欠損していて3と5の間が広く空いているのですが、2と3の間はフロスにしっかり抵抗があり詰まって生えていて動いておりません。)
4番は治療していない自分の歯のままですが、コンポジットレジンでの補修は前歯のすきっ歯を補修するのと同じ方法でしょうか。
どこでもできる方法ではないような気がいたしますし、できれば銀歯クラウンの方で補修できないかと思います。
銀歯クラウンの方で補修する場合は、ブリッジをやり直すしかないでしょうか。
DFが有髄歯ですので、撤去してやり直す時に歯を削ってしまったり、神経に刺激が加わったりして抜髄になってしまうのが怖いので、たまに物が挟まる程度ならば暫く現状のまま様子を見た方がいいかとも思っていますが。
そもそも私が歯科医院で指導を受けてフロスを使うようになってから、まだ3年も経っていません。
ですから、3年前までならば、歯間が少し広いとは気付かず、たまに挟まるなぁと思うだけで何も気にしないで過ごしていたと思います。
逆側の下4番が生まれつき欠損していることも、3年前まではそれすら気付いていないほどでしたから。
(抜歯してブリッジにした6番は、5番と連結して銀歯を被せてありましたが、銀歯の下で歯が割れてきて、随分前から銀歯の下から少しずつ割れて歯が出てきていました。
それで銀歯が僅かに押し上げられて動いて噛み合わせが強くなったためか、銀歯の咬合面が擦り減って穴が開いていましたし、7番との間がフロスがスカスカになっていましたが、そのこともかつては全く気にしていないほどでした。)
鏡を見ながらフロスや歯感ブラシを使っていると、僅かでも広かったり、ジャリジャリとなったりすると凄く気になって神経質になってしまいます。
くだんの4とDの間も、フロスがスルッと入るので心理的には凄く空いているように感じますが、パッと見は接しているように見えます(よく見れば接する度合いが甘く見えますが)。
鏡を見ながらフロスや歯感ブラシを使っていて、気になるところをネットで見たりしていると、歯医者さんに対する要求もどんどん厳しくなってしまう気がしています。
一方で、先生に遠慮して妥協してはいけないとも、今回のことで思いました。
融点の低い金属を流しかける方法で補修して頂くのを止めた時は、5番の歯の滲みる症状さえ治まってくれればと、そこにしか頭が行っていませんでしたので、妥当な判断ができず、妥協してしまったことが後悔されます。
患者は経験値が無いので、治療中のその場で後悔しない判断をするのは難しいと感じています。
後悔しるのは、いつも後になってからです…。
回答3
歯科医師の松山です。
回答日時:2019-03-05 12:57:17
相談者からの返信
相談者:
うんにゃさん
返信日時:2019-03-07 06:09:05
回答4
歯科医師の松山です。
回答日時:2019-03-07 09:14:45
相談者からの返信
相談者:
うんにゃさん
返信日時:2019-03-07 19:15:24
回答5
相談者からの返信
相談者:
うんにゃさん
返信日時:2019-03-07 22:33:18
松山先生
ご回答、ありがとうございました。
少しでも歯を削ってしまう、ダメージを与えてしまうのであれば、当面は止めておこうと思います。
ご回答、ありがとうございました。
少しでも歯を削ってしまう、ダメージを与えてしまうのであれば、当面は止めておこうと思います。
相談者からの返信
相談者:
うんにゃさん
返信日時:2019-03-11 13:24:52
コンポジットレジンでの補修が、歯を全く削らずに0.1〜0.3ミリ程度の隙間を補修できるのであれば魅力的です。
ただ、技術面・費用面で難しそうならば、当面は、出掛ける時はフロスを持ち歩くようにする、フロスが無い時は反対側の歯で噛んだり挟まりにくそうな物を食べたりして我慢する、そのようにして過ごそうと思います。
接着前に、遠慮せずに対策してもらうべきでしたが、そうしなかったのは失敗でした。元々は先生の削り過ぎが原因ですから、本当は先生の方から接着前にマストで補修すべきだと言って頂くべき案件だったと思いますが…。
過去の相談も参考にさせて頂きました。
2008年6月『歯と歯のコンタクトはそんなに重要なのですか?』
物の挟まりやすさは歯の形状の要因もある、コンタクトが開いていた方が隣接面カリエスのリスクが低くなる、といった話も載っていて興味深く読みました。
10年以上前の相談ですが、今よりおおらかな印象を受けました。
歯の治療の瑕疵はずっと残ってしまいがちですが、神経質になり過ぎないよう、できるだけ保険治療でまた噛めるようになっただけ以前より良くなったと考えるようしたいと思います。
ただ、技術面・費用面で難しそうならば、当面は、出掛ける時はフロスを持ち歩くようにする、フロスが無い時は反対側の歯で噛んだり挟まりにくそうな物を食べたりして我慢する、そのようにして過ごそうと思います。
接着前に、遠慮せずに対策してもらうべきでしたが、そうしなかったのは失敗でした。元々は先生の削り過ぎが原因ですから、本当は先生の方から接着前にマストで補修すべきだと言って頂くべき案件だったと思いますが…。
過去の相談も参考にさせて頂きました。
2008年6月『歯と歯のコンタクトはそんなに重要なのですか?』
物の挟まりやすさは歯の形状の要因もある、コンタクトが開いていた方が隣接面カリエスのリスクが低くなる、といった話も載っていて興味深く読みました。
10年以上前の相談ですが、今よりおおらかな印象を受けました。
歯の治療の瑕疵はずっと残ってしまいがちですが、神経質になり過ぎないよう、できるだけ保険治療でまた噛めるようになっただけ以前より良くなったと考えるようしたいと思います。
タイトル | 銀歯のコンタクトが少し広い。細かいことを気にし過ぎでしょうか? |
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質問者 | うんにゃさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 55歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
クラウン(被せ物)の隙間・適合 クラウン(被せ)の違和感・不快感 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。