虫歯治療で象牙質が歯髄に近い場合の歯髄感染の可能性は?
相談者:
-ふみ-さん (46歳:男性)
投稿日時:2023-04-25 20:39:32
いつもお世話になります。
右上5歯に大きな虫歯ができ、治療はしましたが、不安点を残してしまったため質問しました。
カリエスを削っている振動で歯がジンジンするということは、歯髄は生きているということということで削り切り、歯髄を残すことができました。
象牙質が歯髄に近くなっていて、医師も
「この直下が歯髄かなー?」
というような場所まで削っているということでした。
虫歯菌がう蝕部(黒い部分)だけでなく、う蝕をしていない白い部分の象牙細管を通って、歯髄に侵入することがあるということが論文でも発表されているということを他院の医師から聞きました。
今回の治療では、歯髄までの残象牙質が薄かったということでその可能性があるかもしれません。
質問
1)虫歯菌が象牙細管を通って、歯髄に侵入する可能性はどの程度でしょうか?
2)象牙細管を通って、歯髄に侵入した場合、今度は歯髄側から象牙質がやられていって、削っている時に穴が開きやすくなるようなことはありませんか?
3)象牙細管を通って、先に歯髄の感染が始まっていたかどうか、今回のように全治療後に確認する目安として、どれ位の期間、どういう痛み等がなければ感染はしてなかったと思ってよいのでしょうか?
歯髄が感染していると、きっと進行は早く、早い段階で痛みが出てくると思うのですが。
残象牙質が厚く、歯髄まで距離があれば、この心配もそんなにしなくてもいいのでしょうが、今回は極めて薄い状態であったため不安になっています。
象牙質が見えていると、甘いものを食べた時に象牙細管の浸透圧の差で甘味痛が起こることから、それなら、虫歯菌も象牙細管を通るんじゃないかと思ったところがきっかけでした。
ご回答よろしくお願い申し上げます。
右上5歯に大きな虫歯ができ、治療はしましたが、不安点を残してしまったため質問しました。
カリエスを削っている振動で歯がジンジンするということは、歯髄は生きているということということで削り切り、歯髄を残すことができました。
象牙質が歯髄に近くなっていて、医師も
「この直下が歯髄かなー?」
というような場所まで削っているということでした。
虫歯菌がう蝕部(黒い部分)だけでなく、う蝕をしていない白い部分の象牙細管を通って、歯髄に侵入することがあるということが論文でも発表されているということを他院の医師から聞きました。
今回の治療では、歯髄までの残象牙質が薄かったということでその可能性があるかもしれません。
質問
1)虫歯菌が象牙細管を通って、歯髄に侵入する可能性はどの程度でしょうか?
2)象牙細管を通って、歯髄に侵入した場合、今度は歯髄側から象牙質がやられていって、削っている時に穴が開きやすくなるようなことはありませんか?
3)象牙細管を通って、先に歯髄の感染が始まっていたかどうか、今回のように全治療後に確認する目安として、どれ位の期間、どういう痛み等がなければ感染はしてなかったと思ってよいのでしょうか?
歯髄が感染していると、きっと進行は早く、早い段階で痛みが出てくると思うのですが。
残象牙質が厚く、歯髄まで距離があれば、この心配もそんなにしなくてもいいのでしょうが、今回は極めて薄い状態であったため不安になっています。
象牙質が見えていると、甘いものを食べた時に象牙細管の浸透圧の差で甘味痛が起こることから、それなら、虫歯菌も象牙細管を通るんじゃないかと思ったところがきっかけでした。
ご回答よろしくお願い申し上げます。
[過去のご相談]
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2023-04-26 12:37:01
こんにちは。
こちらでご相談される方の中にはネットから情報を得たり、普段しない心配をして歯科医から難しい話をたくさん仕入れてしまう方が時々おられます。
虫歯治療では、患者さんが心配したところでどうにかなるようなものでもなく、歯科医が頑張ってやったところでなんとかなるものでもない問題が多々ありますから、不要に過剰なご心配をされなくても良いのでは?と思いました。
虫歯治療で痛めば抜髄に進むしかなく、痛まなければそのままお使いいただけば良いだけだと思います。
〉@
どの程度かはわかりません。歯髄に進行する場合もありますね。
〉A
削っている時に穴が空いたら塞げます。
断髓もできます。
〉B
普通は歯髄側には象牙質様固形物が出来て細菌の侵入を防いでいますが、それがきちんとした構造の固形物ではない為虫歯治療の振動や噛み合わせの振動で剥離したりしているのではないでしょうか?
歯髄には免疫力がありますから退治してくれる数ならやり過ごせるでしょうが、やり過ごせなくなったら狭い歯髄ですから痛みでやり切れなくなったり失活したりします。
仕方がないので悪い状態から治す為に次の治療に移ります。
硬い組織内の軟組織反応は面倒ですし、実際に見て確かめる事も出来ません。生きたまま見る事はできませんからね。
こちらでご相談される方の中にはネットから情報を得たり、普段しない心配をして歯科医から難しい話をたくさん仕入れてしまう方が時々おられます。
虫歯治療では、患者さんが心配したところでどうにかなるようなものでもなく、歯科医が頑張ってやったところでなんとかなるものでもない問題が多々ありますから、不要に過剰なご心配をされなくても良いのでは?と思いました。
虫歯治療で痛めば抜髄に進むしかなく、痛まなければそのままお使いいただけば良いだけだと思います。
〉@
どの程度かはわかりません。歯髄に進行する場合もありますね。
〉A
削っている時に穴が空いたら塞げます。
断髓もできます。
〉B
普通は歯髄側には象牙質様固形物が出来て細菌の侵入を防いでいますが、それがきちんとした構造の固形物ではない為虫歯治療の振動や噛み合わせの振動で剥離したりしているのではないでしょうか?
歯髄には免疫力がありますから退治してくれる数ならやり過ごせるでしょうが、やり過ごせなくなったら狭い歯髄ですから痛みでやり切れなくなったり失活したりします。
仕方がないので悪い状態から治す為に次の治療に移ります。
硬い組織内の軟組織反応は面倒ですし、実際に見て確かめる事も出来ません。生きたまま見る事はできませんからね。
相談者からの返信
相談者:
-ふみ-さん
返信日時:2023-04-28 08:11:53
>船橋先生
いつもご回答ありがとうございます。
ほんと、細かい心配をしてもどうかなるものではありませんものね。まさに、私のことです。
歯髄にも毛細血管が通っていて、虫歯菌が侵入していたとしても軽ければ自然治癒するようですが、感染力の方が強いと、感染歯髄が壊死→腐敗→痛みとなっていきます。
恐らくですが、虫歯菌が侵入しているにも関わらず、半年・1年も何の痛みもなく、それ以降に突然その虫歯菌が猛威を振るって歯髄を壊死させていくということは考えにくいんじゃないかと訳です。
・半年経過して、何も痛みがなければ虫歯菌そのものが侵入してなかったか、侵入していたとしても自然治癒したと考えてもいけるのではないかと。
・逆に、虫歯菌の感染力が強ければ、半年もしないうちに痛みが出てくるのではないかと
思うのです。
その期間(判断ライン)はどの程度なのかなと思いまして。
そういう論文はないかもしれませんが…
いつもご回答ありがとうございます。
ほんと、細かい心配をしてもどうかなるものではありませんものね。まさに、私のことです。
歯髄にも毛細血管が通っていて、虫歯菌が侵入していたとしても軽ければ自然治癒するようですが、感染力の方が強いと、感染歯髄が壊死→腐敗→痛みとなっていきます。
恐らくですが、虫歯菌が侵入しているにも関わらず、半年・1年も何の痛みもなく、それ以降に突然その虫歯菌が猛威を振るって歯髄を壊死させていくということは考えにくいんじゃないかと訳です。
・半年経過して、何も痛みがなければ虫歯菌そのものが侵入してなかったか、侵入していたとしても自然治癒したと考えてもいけるのではないかと。
・逆に、虫歯菌の感染力が強ければ、半年もしないうちに痛みが出てくるのではないかと
思うのです。
その期間(判断ライン)はどの程度なのかなと思いまして。
そういう論文はないかもしれませんが…
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2023-04-28 16:51:23
タイトル | 虫歯治療で象牙質が歯髄に近い場合の歯髄感染の可能性は? |
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質問者 | -ふみ-さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 46歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯治療 虫歯その他 う蝕関連 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。