ジルコニア本着前にマイクロと触診だけで虫歯が残っていないか判断
相談者:
kamaさん (39歳:女性)
投稿日時:2023-10-01 11:43:41
いつもお世話になっております。
先日仮付けにしていた左下456番ジルコニアブリッジを本着していただきたました。
本着前に歯の状態(4番6番生活歯)を見せていただくと真っ黒になった部分、茶色部分など所々残されており、虫歯が取り残されてないか確認してもらって大丈夫とのことでした。
マイクロスコープと触っただけで判断されていたのですが、よく考えたら虫歯の検知液やレントゲンをとれば確実に目に見えてわかったのでは?と思い不安になってきました。
もう本着してしまったのでどうしようもありませんが、今まで虫歯の取り残しで再治療になったことがあるので、今後内部で虫歯がすすんで神経をとることなるのかなと不安になっております。
それともどんな場合でも再治療は避けられないでしょうか?
ご意見いただけると幸いです
先日仮付けにしていた左下456番ジルコニアブリッジを本着していただきたました。
本着前に歯の状態(4番6番生活歯)を見せていただくと真っ黒になった部分、茶色部分など所々残されており、虫歯が取り残されてないか確認してもらって大丈夫とのことでした。
マイクロスコープと触っただけで判断されていたのですが、よく考えたら虫歯の検知液やレントゲンをとれば確実に目に見えてわかったのでは?と思い不安になってきました。
もう本着してしまったのでどうしようもありませんが、今まで虫歯の取り残しで再治療になったことがあるので、今後内部で虫歯がすすんで神経をとることなるのかなと不安になっております。
それともどんな場合でも再治療は避けられないでしょうか?
ご意見いただけると幸いです
[過去のご相談]
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2023-10-02 08:26:21
こんにちは。
黒や茶色に着色があれば染め出しても色が負けますから行ってもわからないでしょう。
また、レントゲンは見えない内部の虫歯の確認の為にするでしょうから、見えて触れているならば被曝させるメリットはないのでその段階では行わないでしょう。
〉マイクロスコープと触っただけで判断
それだけで大丈夫でしょう。
虫歯は歯髄側から生じるのではなく外側から(表面から)生じますから、形成面が一番歯の外側になりますから目視と触診が主になります。
う蝕検知液は着色が酷い部位では使っても判別困難です。
〉今まで虫歯の取り残しで再治療になったことがあるので、今後内部で虫歯がすすんで神経をとることなるのかなと不安になっております
形成面は普通新鮮面で健康な象牙質が新たに剥き出しになっています。
象牙質には細い象牙細管が沢山歯髄側に向かって走行しており、通常は象牙細管内液というもので満たされています。
細かい象牙細管の先の歯髄腔側では細胞が外部からの細菌侵入を防ぐ役割を担うように(象牙質を作った細胞)並んで壁になっていますが、形成時の外部刺激によるダメージで所々死んで防御は弱くなっているのが治療中です。
歯髄側には軽い炎症が生じて免疫細胞などにより侵入細菌は処理されてなんとか安定を保っています。
より多くのダメージが与えられると炎症が進み歯髄炎が酷くなり抜髄が必要になります。
歯科医は形成や麻酔というダメージを歯に与えながら歯髄へのダメージを最小限に抑えて、象牙細管を外側で新たに塞ぐ必要があります。
一種の外科再建ですから時間との闘いという側面もありますから、出来るだけ不用な処置は避けます。
ブリッジは統計的にはさほど長く持ちません。
10年、20年問題が生じなければラッキーと考えてください。
30年も問題が起きなければ素晴らしい治療を受けたと考えてください。
ジルコニアは硬い材料ですから噛み合わせの調和を維持する為に定期的にメンテナンスでよく見てもらうと良いでしょう。
欠損が生じるとそれを補って歯列の保全を行う為に前後の歯を犠牲にしなければならないのがブリッジ治療です。
とりあえず今回の治療で歯髄を温存出来たならば大変良かったと考えてください。
黒や茶色に着色があれば染め出しても色が負けますから行ってもわからないでしょう。
また、レントゲンは見えない内部の虫歯の確認の為にするでしょうから、見えて触れているならば被曝させるメリットはないのでその段階では行わないでしょう。
〉マイクロスコープと触っただけで判断
それだけで大丈夫でしょう。
虫歯は歯髄側から生じるのではなく外側から(表面から)生じますから、形成面が一番歯の外側になりますから目視と触診が主になります。
う蝕検知液は着色が酷い部位では使っても判別困難です。
〉今まで虫歯の取り残しで再治療になったことがあるので、今後内部で虫歯がすすんで神経をとることなるのかなと不安になっております
形成面は普通新鮮面で健康な象牙質が新たに剥き出しになっています。
象牙質には細い象牙細管が沢山歯髄側に向かって走行しており、通常は象牙細管内液というもので満たされています。
細かい象牙細管の先の歯髄腔側では細胞が外部からの細菌侵入を防ぐ役割を担うように(象牙質を作った細胞)並んで壁になっていますが、形成時の外部刺激によるダメージで所々死んで防御は弱くなっているのが治療中です。
歯髄側には軽い炎症が生じて免疫細胞などにより侵入細菌は処理されてなんとか安定を保っています。
より多くのダメージが与えられると炎症が進み歯髄炎が酷くなり抜髄が必要になります。
歯科医は形成や麻酔というダメージを歯に与えながら歯髄へのダメージを最小限に抑えて、象牙細管を外側で新たに塞ぐ必要があります。
一種の外科再建ですから時間との闘いという側面もありますから、出来るだけ不用な処置は避けます。
ブリッジは統計的にはさほど長く持ちません。
10年、20年問題が生じなければラッキーと考えてください。
30年も問題が起きなければ素晴らしい治療を受けたと考えてください。
ジルコニアは硬い材料ですから噛み合わせの調和を維持する為に定期的にメンテナンスでよく見てもらうと良いでしょう。
欠損が生じるとそれを補って歯列の保全を行う為に前後の歯を犠牲にしなければならないのがブリッジ治療です。
とりあえず今回の治療で歯髄を温存出来たならば大変良かったと考えてください。
相談者からの返信
相談者:
kamaさん
返信日時:2023-10-08 18:16:13
タイトル | ジルコニア本着前にマイクロと触診だけで虫歯が残っていないか判断 |
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質問者 | kamaさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 39歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯その他 ブリッジ治療法 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。